ドイツに暮らし始めて今日で丸一年となりました。正直、あっという間に過ぎ去ってしまった感じです。振り返るといろいろなことが思い出されるのですが、その総量は一年という長さの歳月に比べるとかなり少ないように思います。もっと経ってから振り返るともっと細かいことが思い出されるのでしょうか?あまりにもたくさんの新しい経験があり過ぎて、まだ十分に記憶が堆積していないのかも知れません。
この一年で変わったことといえば …
- 体重が増えた … まあ、これに尽きますね。体調が悪い日をのぞいてほぼ毎日ビールかワインを嗜み、家族が来る前は週の半分くらい夕飯を外食で済ませていたわけで、当たり前と言えば当たり前なのですが。
- クラシック音楽を聞く機会が増えた … 日本の音楽に関する情報は必然的に少なくなってしまうわけでありますし、独りで暮らしている間に心置きなく演奏会に通おうと思っていたわけで、これも予想された展開です。ハンブルクでの演奏会の(いくぶん保守的な)傾向もあってか、今までの自分の守備範囲よりは嗜好が時代的に遡っています。ベートーヴェンとかブラームスとか。もちろん、現代音楽も日本にいる時に比べるとずっと実演を聞く機会は多くなっていますが。ということでCDの購入枚数もいくらか減っています。
- ドイツ語は … 全然ダメです … 今までは外食や買い物で必要にかられてドイツ語で会話せざるを得ない状況があったのですが、家族が来てからは外食もしなくなったし、買い物は妻任せだし、ドイツ語を話す機会はかなり減ってしまいました。耳(ヒアリング)は多少慣れてきた気がするのですが、それでも断片的にしか聞き取れていません …
- 仕事は … まだ試行錯誤中です。
これからの一年は地理的な見聞を広めたいです。ドイツ国内も特に南の方は全然訪ねていないし(ドイツに来ようとしている知人に全然アドバイスできません …)、こちらにいる間にヨーロッパの各国へ行ってみたいと思っています。