今日は Christi Himmelfahrt(キリストの昇天)という祭日です。文字通り、復活したキリストが昇天したことを記念する祭日で、復活祭から39日目にあたります。復活祭は毎年移動する祭日なのですが毎年日曜日になるように設定されています。そのため、この「キリストの昇天」も毎年時期は動くものの木曜日になります。
そして、翌金曜日はカレンダー上は平日なので、私の勤務先は(おそらく他の企業も)出勤日にはなっているのですが、学校が木曜日から日曜日まで4連休になるため、多くの人が金曜日も休暇を撮ります。そういうわけで、私も休暇を取得して4連休にしました。
例によって、祭日はお店も閉まっているので買い出しなどもできません。日帰りで行けるところへ小旅行することにしました。
向かった先はリューベック。ハンブルクの50kmほど北に位置する街で、私も赴任後最初の休日に訪れた場所です。街並み自体が世界遺産に登録されている美しい街なのですが、妻や息子はマルツィパン(マジパン)で有名なニーダーエッガーのカフェで飲食することの方に興味があるようです。
ホルステン門近くの無料駐車場に車を停めて、バッハがそのオルガンの音を愛したと言われる聖マリエン教会、そのすぐそばにある市庁舎広場(ニーダーエッガーもこの近くにあります)、塔の上から街を見下ろすことができる聖ペトリ教会、そして街のシンボルともいえるホルステン門、という経路でまわりました。まあ5歳の息子にはこのくらいが限界のようです。
以前、ニーダーエッガーを訪れた時には市庁舎広場にあるカフェに入ったのですが、今日は本店の2階にあるカフェに入りました。数多くのトルテがディスプレイされているスペースで好みのものを注文し、あとから持ってきてもらうというシステムです。その上の階にはニーダーエッガーの歴史を展示している部屋があり、そこではマジパン細工のデモンストレーションも行われています。息子はうさぎのマジパン細工を作ってもらいました。