息子が通う保育園の「生活発表会」。いわゆる「お遊戯会」というやつかな?劇とか演奏とかを披露する会である。孫に「見に来てください」と言われるとさすがに折れるらしく(笑)、祖父母が片道4時間半かけてやってきた。
昨年は演目を一つ披露するだけだったのだが、今年からは歌(「はらぺこあおむし」とか「なべなべそこぬけ」とか)、楽器演奏(「ミッキー・マウス・マーチ」)、劇(「三匹のこぶた」)など、いきなり盛りだくさんになっている。
担任の先生が毎日の様子を伝えてくれる日報ではかなり前から練習の様子が書き込まれており、なおかつ、かなり前から「泣き」が入っていたので(笑)、本番はどうなることかと思って不安だったのだが、まあ想定内の出来だった。うちの息子は気が小さいくせにかなりお調子者なので、「お調子者」キャラが勝ってしまうと暴走してしまうおそれがあったのだが、さすがに大勢のお客さんを前にすると「小心者」キャラが勝つようだ。リーダーシップが取れる子にうまくリードしてもらって無難にこなしていた。
指導してくれている先生方は当日はてんぱっていて(笑)感傷的に振り返る余裕なんかないだろうし、小さな子供たちに「連帯感」などという概念が芽生えているはずもない。でも、前年よりも何らかの統制がとれ始めて、バラバラだった歌が少しでもまとまって聞こえてくると、そこには感動があるのである。ましてや、「この園での最後の生活発表会になります。」などと言われた日には、やっぱり泣けてしまうのではないだろうか。
… と、まだステージ上から親を探してきょろきょろしている息子を見ながら思った。
(お母さんは見つけたようだけど、お父さんは見つからなかったようだ。悪いね、お父さんは去年床に座りっぱなしで腰を痛めたので、今年は後ろでイスに座って見ていたのだ。)