日別アーカイブ: 2007 年 3 月 8 日

そういう性格なんです

すみません、人から CD を借りてもなかなか聞かないんです …..

すみません、人から本を借りてもなかなか読まないんです …..

(かといって、自分で買った CD をすぐ聞いたり、自分で買った本をすぐ読んだりするかというと …..)

以上、前振り。

1年ほど前、知人からかなり貴重な吹奏楽のレコードをたくさん借りた。 具体的にいうと、

  • ソニーの「武蔵野音楽大学ウインドアンサンブル」シリーズ
    • CD 時代になっても、ミッチェルの《スターフライト序曲》やラニングの《シンフォニア・フェスティーヴァ》などはこのシリーズの LP でしか聞けなかった。
    • シュワントナーの《…そして、どこにも山の姿はない》を初めて聞いたのはこのシリーズの第2集。
    • 渋いサリナックの《異教徒イベリア人の讃歌と舞曲》なども貴重な録音。
  • ソニーの「コンクール自由曲集」
  • キングの「オリジナル吹奏楽曲集」
    • 山田一雄が懐かしい名曲を振っている。
  • 東芝 EMI の「吹奏楽オリジナル名曲集」
    • 朝比奈隆によるジェイガーの《交響曲》やショスタコの《祝典序曲》、大栗裕による《小狂詩曲》の自作自演。

などである。 中学校の頃は、このへんのシリーズが音楽室にあって(おそらく吹奏楽部顧問の私物だったと思われる)選曲のために聞いていた思い出がある。今の耳で聞くと他愛もない曲が多いのだが、懐かしさはそのあたりを美化してくれる。

で、1年も経っているので当然のことながら、そろそろ催促が来る。 (そういう性格なので)当然のことながら、ほとんど聞いていない。

では、どうするか? 「早く返さないといけない」「いつ聞けるかわからない」、この相反する要件を満足するためには「いつでも聞けるようにコピーしておく」という手段を取る。

ということで、数日前から猿のようにレコードをファイルに落としている。 レコードプレーヤーからデジタル録音しようとすると、今の環境では DVD レコーダーしか近くにない。 結局、DVD レコーダーで DVD-RAM に録音 → PC に持ってきて AC-3 音声から WAV に切り出す → とりあえずアルバム単位で切り出す ….. という作業をやっている。

しかも、レコードプレーヤーがある部屋と、PC で作業する部屋は離れているので、PC で作業をしながら 20 数分おきにレコードをひっくり返しに(あるいは交換しに)部屋を移動している。

楽しくもあり、哀しくもあり …..

体がこの作業を覚えている間に自分のレコードライブラリーも一気にデジタル化しようか …..