定期演奏会の録音

やっと今年の定期演奏会の録音を聞くことができた。

いまだにマスターテープは DAT で録音しているので、その再生環境を見つけるのが大変なのである。会社で使っていない DAT プレーヤーを見つけ出して、ちょっとお借りして、仕事で開発中の機器の評価という名目(笑)で PC に取り込んだ。

例年とマイクの取り方が違うのかなあ?

我々がホームグラウンドとしている「はまホール」はあまり分離がよくないので、ステージ上の音がまとまって柔らかく聞こえてくるはずなのである。 ところが、今回の録音はかなり分離がよい印象で、それぞれの楽器の音がはっきり鳴っている。 どちらかというと、ふだんはパワー不足の上手側(主に中低音域の楽器)が比較的大きめに鳴っていて、ふだんはパワフルなクラリネットが小さめに聞こえる。 ホールノイズやホールトーンも例年の録音より多めに拾っているような気がする。

分離がよいということは「あら」が目立ってしまうということなのであるが、かなり演奏者もがんばっていて演奏上の「あら」はあまり目立たない。全般的には本番で振りながら考えていた印象よりも遥かにいい出来に聞こえる。

よくよく聞くと部分的には音楽的な掘り下げ不足を感じるところもあるのだが、まあ限られた時間内での優先度を考えるとこうなってしまうのかな。

ということで、これからレベルを合わせたり音質を調整したりという「お色直し」をしたあとで CD 化するわけだが、CD 1 枚に収まり切らない可能性もなきにしもあらず。

どうしましょ …

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