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サンディエゴ日記(その3)

今日はベロベロに酔っ払ったので日記は明日書こうと思ったら、夜中に目が覚めてしまった。 只今、午前3時30分。

今日はどこにも行きませんでした。

仕事で知り合ったドレッドヘアの Arif とホテルのバーで一杯やることに。 半年くらい前に初めて日本に行ったのだが、そこでコミュニケーションが取れなかったのが悔しかったので日本語学校に行き始めたらしい。 (確かに旅先で地元の人と話をするのは楽しいよね。) その日本語学校の先生が女性なので、いわゆる「お姉言葉」を習得しつつあることに悩んでいるそうである。 3ヶ月くらい後にまた日本で会うことになりそうなので、どのくらい日本語が上達しているか楽しみである(笑)。 (サンディエゴからはメキシコも近いので)マルガリータを奢ってもらう。ごちそうさま。空きっ腹で飲んだので回る回る。

友達を空港に送っていかなければいけないそうなので(あれ?今マティーニ飲んでたよな?)、そこで別れ、私は一人で夕食を食べることにした。

一昨日はメキシカン、昨日はホットドッグだった。今日はちゃんとしたシーフードを食べようと思いホテルのレストランに行く。

ところで、アメリカに来たときに絶対食べたいものが2つある。 まずはクリスピー・ベーコン。朝食とかによく出てくる、フォークで刺すと砕けてしまうくらいカリカリに焼いたベーコンである。 日本の朝食バイキングにもベーコンはあるのだが、なぜかカリカリにはならないのである。 それからクラムチャウダー。これも日本だと「濃い」やつに出会えない。「飲む」ではなく「食べる」という感覚でいただく濃厚なチャウダーが好きである。

あと、カリフォルニアだとシャルドネ(白)かカヴェルネ・ソヴィニヨン(赤)を試す。私のワイン人生はカリフォルニア・ワインからスタートしているので、これらのカリフォルニアの代表種に愛着があるのである。

というわけで、まずはシーフード・チャウダーと 2004 年のソノマのシャルドネ(ラベル失念)を頼む。 シーフード・チャウダーはアサリ/ハマグリだけでなく、ホタテや海老も入って実だくさん。 シャルドネはキリッと冷えていて意外にスパイシー。ううん、ベストマッチ。 料理とワインの相性がピッタリだと幸せになりますなあ。

メインは mediterranean bass の唐揚げ。全長約 30 cm のバスが 2 匹(!?)出てきた。これ全部食えってか? 隣に座っていた女の子 3 人組も唖然としていた。ううん、こういう時に気の利いたジョークでも言えればいいんだが(笑)。 ソースはアジアン・テイストのものが3種類。ナンプラー系とスイートチリソース系とパクチー系といったところか。 悪くない。スティームド・ライス(インディカ米)も付いてきて、ほとんど「魚の唐揚げ定食」である。 こういう料理だとシャルドネは合わないなあ。ジンファンデルあたりにしておいた方がよかったかなあ ….. と想像して楽しむ。

サンディエゴ日記(その2)

つつがなく初日の業務が終わる。

せっかくアメリカに来たのだから野球を見てみたいと思い、サンディエゴ・パドレスのホームであるペトコ・パークへ見に行く。 ちょうど今日からヒューストン・アストロズとの三連戦が始まったのである。

試合開始は午後7時5分。会場に到着したのは6時50分くらい。 だだっ広い駐車場の真ん中に忽然と野球場があるようなイメージを持っていたのだが、ビル街のど真ん中に違和感なくすっぽりと収まっているような佇まいである。1ブロック離れたら野球場があることに気づかないかも知れない。

最初に目についたショップでチケットを買おうと思ったのであるが、ペアしかないので一枚では売れないとのこと。 正規のチケットセンターに行ったほうがいいというアドバイスを受ける。

というわけでチケットセンターに並んだのであるが、試合が始まってからも長蛇の列。 とはいえ、係員のおばちゃんの指示でいわゆる「フォーク並び」が徹底されているし、大人数用の窓口と少人数用の窓口をちゃんと区別しているようで、意外に時間はかからない。こういうところを見ると、アメリカの合理性に感心する。

メジャーリーグといえばホットドッグ。 「Diego Dog」なるものがあったので注文しようとすると、サンプルを指差して「こんなんだけどいいの?」と言われる。 500 ml のペットボトル大のバンズを切り開いて、直径 1 cm くらいのソーセージをはさんで、野菜やらマスタードやらをのっけたものを想像していただきたい。食べるのに要した時間 30 分。夕飯はこれで済みました。

petcodiego_dog

ホットドッグ売りのおばちゃんと少し話をする。「日本から来たの?」「メジャーリーグ見るの初めてなの?」「ようこそ。楽しんでって。」「ここで日本が勝ったの知ってる?いい試合だったわよ。」 3月に開催されたワールドベースボールクラシックの準決勝と決勝が行われたのが、ここペトコ・パークらしい。 ここで王ジャパンが韓国とキューバをくだして世界一になったのだ。

試合は別にどっちが勝とうと関係ない(結局ヴィジターのアストロズが1対0で勝った)が、やはり雰囲気は楽しい。 ふだんはまったりしているのだが、見せ場になるとすかさず会場内のイルミネーションで「MAKE NOISE」「GET LOUD」という文字が出て、観客をあおる。攻守交替の時間もオーロラビジョンに観客の顔を写したり、チームのトリヴィアを流したりしている。隣に座った 女の子が妙にノリがよくて、踊りまくったり叫びまくったりしていた。

憧れの「7イニングス・ストレッチ」も体験することができて満足満足。