I won’t be disappointed (坂本龍一ライブ@ZEPP名古屋)

というわけで、久しぶりに教授のツアーに行った。

最前列しかも教授のほぼ真正面という席である。 もう二度とこんないい席で見ることはないんじゃないだろうか。

セットリストはいろいろなブログに書かれているので省略。 アンコールではちゃんと《東風》までやってもらえた。

「CHASM」に収録されている曲以外はかなりオールドファンを意識した選曲なのか?

オールドファンは、オープニングの《BEHIND THE MASK》でプロフェット5とVP-330を弾く教授に涙し、比較的オリジナルに近い《RIOT IN LAGOS》に涙し、ウィンターライブを思わせる映像のもとで演奏される《HAPPY END》に涙し、そして、まさかこんな曲で終わらないだろうという《THE END OF EUROPE》で涙し、そのあとのアンコールでデヴィッド・シルヴィアンのヴォーカル(さすがに本人は来ていなかった)でスティーヴ・ジャンセンがドラム を叩く《WORLD CITIZEN》でも涙するのである。

《戦メリ》や《HAPPY END》では、教授が弾くピアノのバックでオリジナルの旋律がうっすらと重ねられている。これらの曲を初めて聞いたときのことを思い出して、(一時期は懐疑的なこともあったが)ずっと教授のファンでいてよかったと思った。

何よりも教授が本当にうれしそうな顔でピアノを弾いているのを見ることができたし、(癒し系やゆるみ系だけでない)ノイズぐりぐりの攻撃的な音楽をやってくれたのもうれしかった。

やっぱり、ずっとついて行くことにしよう。


そうそう、昼食を取りながら「今日の一曲目は何だろうね?」という話をしていたのであるが、私の頭の中ではずっと《RAIN》が鳴っていた。期待通 りに演奏してもらえたわけだが、これはかなり原曲とアレンジが変わっていた。もっとも原曲(「ラスト・エンペラー」のサントラ)はオーケストラなのでアレ ンジせざるを得ないわけだが、ソリッドなエイトビートもなかなかよい。

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