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実は以前発売されていた特典ディスク付きの5枚組と勘違いして購入してしまった。これは「パートI」から「パートIII」までの本編のみが収録された4枚組のボックスセット。
映画館で「パートIII」を見てけっこう気に入ってしまい、その後レーザーディスクで前作を見てみようと思った。ところが私が購入したレーザーディスクは特別編集版で、「パートI」と「パートII」の全てのエピソードを時代順に並べ替えたものであった。
なので、私は「パートI」と「パートII」で起こる全てのエピソードは知っている(はず …..)のだが、実は映画としての「パートI」と「パートII」はまだ見たことがないのである。
「パートII」から16年を経て制作された「パートIII」は、前2作に比べると完結編を飾るべきスケール感に欠けていたと思う。しかし、マーロン・ブランド扮する初代ゴッドファーザーのようなカリスマ性を持った人間がピラミッドの頂点に君臨するというヒエラルキーが現実的問題として難しくなってきていたという時代的背景があったのではないかと思う。それはマフィアの世界だけでなく政治やビジネスにおいてもそうであろう。
事実、マーロン・ブランドは「幸せな老後」とも呼ぶべき真っ当な形で人生を終わったし、2代目のアル・パチーノは孤独の中で風に吹かれる落ち葉のように生涯を終えた。そしてファミリーを継いだのは血のつながらないアンディ・ガルシアである。実はこんな企業けっこうあったりしません?
ロームミュージックファンデーションSPレコード復刻CD集
近代日本音楽ファンを狂喜させた前作(http://www.rohm.co.jp/rmf/mf_cd-j.html)は残念なことに非売品であったのだが、今回は念願かなって一般発売されることになった。
喜び勇んでさっそく購入したのであるが、残念ながら非売品だった前作の方が明らかにインパクトが強い。今後もこのシリーズは発売されるそうなので、ぜひ前回のものをそのまま一般発売して欲しい。何せ山田一雄(当時は山田和雄)指揮の《交響譚詩》(伊福部昭:ひょっとして初演?)や歌舞伎座で行われた皇紀2600奉祝演奏会の実況録音が収録されているのである。この演奏会のために日本政府はリヒャルト・シュトラウス(ドイツ)、イベール(フランス)、ブリテン(イギリス)、ピツェッティ(イタリア)、ヴェレシュ(ハンガリー)に作品を委嘱した。(アメリカは対日関係の悪化を理由にこの依頼を拒否、ブリテンの作品《シンフォニア・ダ・レクイエム》は皇室の行事にふさわしくないとの理由で日本政府から拒否された。)
ちなみに購入はこちら(http://www.onsei.co.jp/rohm/index.htm)から。