久しぶりに堀越昭宏さんのホームページを訪れたら、かなり様変わりしていてびっくり。この方はキーボーディストなのだが、実は私のトランペットの大先輩である。シンプルに「かっこいい音楽とは何か?」という考え方について、私は堀越さんから多くのものを教わったと思っている。
常々考えていることであるが、私は「吹奏楽に携わっている」という以前に「音楽に携わっていたい」と思っている。だから、吹奏楽という狭い世界でのみ通用する「どこかの国のマスゲームのようなポップスの振り付け」だとか「誰も聞いたことがなさそうな管弦楽曲を演奏してしまう」という行為に違和感を感じているのである。堀越さんの日記を読んでいて目から鱗が落ちた。プロのみならずアマチュアでも、聴衆の前で演奏するからには絶対に考えておかなければならないことなのではないだろうか。
もちろん音楽なんだから、エモーションが全てに優先することは言うまでもないが、
聞く人に伝えるための技術というのは絶対に存在するし、必要なのだ。