そして、今回の旅行のもう一つのメインイベントであるサグラダ・ファミリア教会の訪問。
入場券を買うための列に並ぶ手間が省けること、それから多少割引があるということでウェブ上であらかじめチケットを購入していった。ちなみにオンライン購入に際してはクレジットカードが受け付けられないという話をよく聞く。私もまずドイツで作ったクレジットカードで決済しようとしてもダメ、日本で作ったカードでもダメだったが、表示言語をスペイン語にしたら決済できた。全てのケースがこれで解決されるわけではないと思うが、参考情報ということで。
塔に登るエレベーターのチケットは別途入場時に買うことになる。購入した時点でエレベーターに乗ることができる時間帯が指定されるので、その時間帯にエレベーター乗り場に行けば上まで行ける。
一時期「サグラダ・ファミリアを見てから死にたい」とかなり本気で思っていたことがある。(今回見てしまったので「ピラミッドを見てから死にたい」に変更します(笑)。)未だに建設中で、しかも私が生きている間はその完成した姿を見ることができないだろう、という壮大なスケールに惹かれたのだろう。もっとも最近の見通しではガウディの生誕100周年にあたる2026年には完成予定らしいが。
しかし、想像以上に素晴らしい。午前9時とはいえ強烈なバルセロナの日差しを受けて大聖堂全体が乳白色に染まる。幾何学的でありながら同時に有機的でもある造形がさまざまな表情を形作る。荘厳でありながらポップでもある。
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その後、ホテルで休むという妻と息子と別れて、独りでカタルーニャ音楽堂へ向かう。ガウディとほぼ同時期に活躍した建築家であるリュイス・ドメネク・イ・ムンタネーによって設計されたコンサートホールである。同時代的にはあまりにも先進的過ぎたガウディよりもドメネクの方が評価されていたらしい。この建物も世界遺産に登録されている。ガイドツアーに参加したがホール内部は撮影禁止だったので外観だけ。
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その後、ホテルで休んでいた家族と合流して、カンプ・ノウで開催されている「フェスタ・バルサ」へ行く。うちでは「ソシオ祭り」と呼んでいたのだが、カンプ・ノウの一画に特設会場を作り、FCバルセロナの運営主体である「ソシオ」のメンバーとその同伴者のみが参加できるイベントである。
まず、入場するとさっそくメッシのレプリカを着ていた息子が、英語ができる係員の人に「サッカーやりたいか?」と声をかけられる。「(係員)この子は何語がわかるの?英語?スペイン語?」「(私)日本語しか無理だと思う」「(係員)ううん … まあいいや、どこの国でもサッカーはサッカーだもんな」という会話のあと、ミニサッカーの会場へ連れて行かれる。2対2でミニゲームをやるようだ。息子もがんばっていたのだが、接触プレイの際に相手の体が鼻に当たって大泣き、で、ジ・エンド(笑)。
昨年バルサが取った16のタイトルのカップがテントの中に置かれていて、自由に記念撮影をすることができる。
また、会場内のアトラクションとして熱気球があったので、これに乗せてもらう。係員の人にカメラを渡すと空に浮かんだ気球を撮影してくれる。