飛行機の中であまり寝られなかったので、ホテルでは意外とぐっすり寝ることができた。 6:30 起床。
シャワーを浴びて、本社からのメールをチェックした後、朝食へ。 しかし、このホテルの朝食はうまい。 戦略としては、チーズ、ハム、サラミのコールドプレート、オムレツ、ハッシュポテト、ベーコン(もちろん超クリスピー)などのホットプレート(って言うのか?)、パン、フルーツプレートという感じである。
*****
で …..
仕事が終わった後、NDR (北ドイツ放送交響楽団)の演奏会を聞きに行く。
開演の1時間前から売れ残っているチケットを会場窓口で売っている。 カードが使えないということなので、今後の現金を心配して、いわゆるA席クラス(S席の次)の席を買う。34 ユーロ。 下手側のバルコニー席の前から2列目。指揮者からステージの上手側(低音側ですな)しか見えない。 ううん、ちょっと残念。S席クラスは 41 ユーロだったのでそっちを買えばよかったか。 (まあ、また来る機会はあるでしょう。) でも、この席に座ったおかげでアジア系のかわいい女の子とお話ができたのでよかったといえばよかった(笑)。
- アントニン・ドヴォルザーク/チェロ協奏曲
- バッハの無伴奏チェロ組曲のどれか(アンコール)
- ドミトリ・ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
チェロのアリサ・ワイラースタインはロシアの若手チェリスト。 ウェブで検索したところ、豪快な演奏をするという評判が多かったが、このコンチェルトはとても柔和な感じがした。
ショスタコーヴィチ。金管も木管も弦も鳴らしまくる。 ホールはオペラハウス型なのだが、かなり小さい。キャパは1000人足らずだろう。 ステージも天井は高いのだが、幅はかなり狭い。ステージからの音でホール全体が響くような感じである。 いわゆる「オーケストラ」から想像される音色よりはかなり硬質である。
そういや、バルシャイがショスタコーヴィチの交響曲全集を録音したのは NDR だったっけ?と思ったら、WDR(ケルンにある西ドイツ放送交響楽団)だった。まあ、硬質な音色という意味では似たような雰囲気である。
全体的にはソロが走り気味で伴奏と縦の線が揃わなくなることがあるが、決めるべきところは決まるのでそれでいいのだろう。 (そういや、昔ヴィオラ弾きの友人が「吹奏楽は縦の線を合わせることに固執しすぎていないか?」と言っていたなあ …..)
午後8時開演で終演は午後10時過ぎ。日本ではあまり考えられない時間帯である。 来るときは仕事先からそのままタクシーで来たので、帰りは地下鉄で帰ろうと思ったのだが、駅がどこにあるのかよくわからない。かなり雨が降ってきたので迷 うのも嫌だなあと思って人の波について行こうとしたのだが、けっこう人の波は分散していろいろな方向に帰って行っている。(そりゃ、地下鉄で来る人ばかり とは限らないものなあ。)運よく、歩きかけた方向に駅を発見できたのでよかったよかった。 帰りの地下鉄ではヴァイオリンやチェロを持っていた人を見かけたのだが、ひょっとして演奏者が終演後すぐにそのままコートを羽織って帰っているのだろう か?
ホテルに着いたのは午後10時半過ぎ。本社へのレポートを書いていたりしたらすっかり遅くなってしまった。 さすがにこの時間からヘビーな夕食を取る気にはならなかったので、夕食はパス。