リンカンシャーの花束

年内の演奏予定行事も全て終了し、ぼちぼち来年のための準備に入る。

限られた時間内で借りることのできた楽譜の音出しをしてみようということで《リンカンシャーの花束》の合奏。やはり3楽章と5楽章の変拍子は初見では無理だと思い、「1」→「2」→「4」→「6」→「5」→「3」の順に通してみることに。

特に3楽章などはもっとてこずるかと思っていたのだが(そりゃ、かなりてこずったけど)、一応全ての楽章を音にすることができたのは素直に感動。1時間弱の合奏時間、しかも初見でこれだけできたのはすごい。

しかし3楽章、5楽章は予想以上に疲れる。演奏者に音楽の流れを委ねられる部分がほとんどない。変拍子を正しく振ったり、5楽章の例の無拍子の部分のキューを出したりするのはもちろんなのだが、ほぼ毎小節何らかのキューを出さないと、きっと音楽が止まってしまうだろう。

この曲、演奏会で取り上げるにはちょっと地味(演奏が難しいわりに報われない)かなと思っていたのであるが、ラトル/バーミンガム響の演奏を聞いて少し考えが変わった。吹奏楽の演奏とは違い、それぞれの奏者がソリストであるかのように鳴らしまくっている。こういう演奏ができるといいのだが。

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