まず午前中は息子のサッカーの試合。
我々が住んでいる地区はハンブルク市内ではなく、わずかに外れたところなので、息子が所属するチームもハンブルク市のチームではないのだが、今年はハンブルクのリーグに属しているようだ。
(ちなみに昨年は、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州のリーグに属していて、全6チーム中2位という成績だった。)
息子の所属するサッカーチームでは実力が均等になるように2チームが編成されていて、それぞれ内部のコードネームでは「チーム・バルセロナ」「チーム・チェルシー」と呼ばれている。息子はチーム・バルセロナに所属しているのだが、先週の試合で 2-7 の大敗を喫してしまった。
今週の試合はどちらのチームが行うのか未定だったのだが、急きょ再びチーム・バルセロナが招集された。少しチーム・チェルシーからの助っ人を入れて格下のチームに確実に勝ち、嫌な雰囲気を払拭するのが目的だったのではないかと推測される。
最近のパターンでは息子は交替要員で、前半はフォワード、後半はディフェンダーで使われることが多い。(このチームではポジションは多少流動的である。)
前半は、相性のいい選手もいたので比較的いいパスが来てシュートまで持っていったのであるが、得点につなげることはできなかった。後半の守備ではもう少し当たりを強くしてもいいのではないかなあ?練習ではいい動きをするのだが、試合ではよく知らない相手だと気圧されてしまって本来の動きができないようだ。
結局、2点先制して楽勝と思いきや→相手に2点返されてやばい雰囲気→その直後に1点返して逃げ切り … というパターンで辛くも 3-2 で勝つことができた。前半は緊迫したいい試合だったのだが、後半はチーム・バルセロナのディフェンスのバランスが悪く相手に攻め込まれた、という感じだった。
午後からは移動遊園地ハンブルガー・ドームへ。ドームは春、夏、冬と開催されているので次の夏のドームには我々はハンブルクにいない。今回の春のドームも明日で終了なので、家族でドームに来るのはこれが最後の機会になると思われる。
いつものようにシュマルツクーヘン(揚げ菓子)を買い、息子が好きなゴーカートに乗り(チケットをまとめて買うと安いので前回まとめ買いしておいた。電車に乗る直前に自宅に忘れたことに気付いて取りに行ったのだが)、今回初めてのチャレンジのトリックハウス(何て言うんだろう?床が動いたり、鏡の部屋があったりするアトラクションです)に入ったり、そして最後は毎回通っているポークステーキの店で夕食をとった。
息子も今回が最後ということは認識しているので、名残惜しそうに「今度来れるのはいつだろうね?」と言っている。
今回、帰任するに際して、私の次の業務も幸いにして今の赴任先(出向先)とのつながりが大きそうなので、こちらで知り合った仲間たちにはいつでも合えそうな気がしている。
しかし、息子や妻がこちらで作った友人関係を断ち切らなければいけないことを考えると、本当に心が痛む。いつか、息子が「本当にハンブルクに来たい(帰って来たい)」と強く思うのであれば絶対に連れて来てあげたいと思う。