ジャズトランペット奏者のタイガー大越さんのレクチャー&コンサートを聴きに行く。
前半が受講者を対象にしたクリニック、後半がミニコンサートのはずだったが、リラックスした(というかルーズというか)進行でかなり適当だったような気もする(笑)。
受講者であるトランペット奏者もかなりの腕前だったし、あまり専門的なことを指導されても聞いている方がついていけないと困るなあ、と思っていたの であるが、さすがふだんから教える立場におられる人だけあって、かなり型破りながらも非常に収穫の多いレクチャーだったと思う。
まずはフレージング。「Am – Dm – E – Am (実音じゃなくてトランペットでの)」という4つのコードがそれぞれ2小節ずつ、合計8小節のコード進行を用意する。それぞれの小節の構成音のみを使って フレーズを作るという練習である。つまり最初の2小節では(ラ−ド−ミ)、以下(レ−ファ−ラ)、(ミ−ソ#−シ)、(ラ−ド−ミ)という音だけを使って フレーズにしてみる。アドリブの練習としては単純ながら効果的な練習なのではないか。
それから呼吸法。
4拍吸って4拍吐く 8拍吸って8拍吐く 1拍吸って7拍吐く 1拍吸って1拍吐く 自分の手の甲を吸い付けるようなイメージで吸う などいろいろなパターンの呼吸法を実際にやってみた。常々、所属しているバンドが間然すべき問題の一つがブレスコントロールだと感じていたので今度試してみよう。