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80枚+(約)20枚=(約)100枚
そういうわけで意外と早くグールドの80枚組が到着。(DHLに支払う料金は想定外だったなあ …)ノイズが混入しているということを聞いたのでさっそく37枚目を聞いてみるが、たぶん大丈夫そうである。 それから、某ショップからの吹奏楽CD(確か)20枚。一日で入手したCDの枚数としてはおそらく史上最高である。
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(ひさびさの)細野補完計画
ぼんやりとした不安を感じていたのであるが、テイチクから再発される細野晴臣さん関連のアルバムのうち、モナド・レーベルからリリースされていた4枚の発売中止が決まったそうである。 http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=21205 以前からタワーレコードが「限定販売」という触れ込みで宣伝していたので「上記との関係は?」と思っていたのであるが、どうやらこの4タイトルはタワーレコードでしか買えないようだ。
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NAXOS の《サーカス・マキシマス》(本当に出そう)
(われながらしつこい気もするが、ずっとウォッチしてきた意地もあるので、無事リリースされるのを見届けてやろうじゃないの) ということで、コリリアーノの交響曲第3番《サーカス・マキシマス》がNAXOSのカタログに載ったようです … が、いつリリースされるんだ、これ? http://www.naxos.com/catalogue/item.asp?item_code=8.559601 ちなみに演奏はジェリー・ジャンキン指揮のテキサス大学ウィンドアンサンブル、カップリングは作曲者本人の吹奏楽編曲による《ガゼボ舞曲集》らしい。 で、こちらにあるクラウス・ハイマン(NAXOSの創業者)へのインタビューによると、NAXOSはこの《サーカス・マキシマス》をブルーレイのマルチチャンネルオーディオで発売する計画もあるらしい。 http://www.stereophile.com/news/111308naxos/ ハイマン氏が言っているように、確かにサラウンドオーディオにはうってつけのソースである。以前のブログに書いたように、ステージとは別にサクソフォンカルテットやトランペットの別働隊や小規模なマーチングバンドが配置されるのである。 個人的にはその前にDVD オーディオでリリースしていただけるとありがたいのだが …
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やっぱりグールド
夜中にウェブをつらつらみていると、物欲に苛まれる。 ふと、グレン・グールドの80枚組が目に留まった。CBS(当時はコロンビアかな?)からリリースされていたグールドのLPをオリジナルフォーマットのまま紙ジャケ化したものである。 以前は踏みとどまったというか、買おうとも思わなかったのであるが、円高の影響で海外から買うとかなり安くなるようだ。 Complete Original Jacket Collection [Box Set] [Limited Edition] [United Kingdom] ちなみに国内の大規模なCDショップの有名どころでは概ね30000円前後、試しに amazon.com で調べてみたら送料を含めても20000円くらいで買える。ということで、ついポチッ。 ただ、入荷が一ヵ月後とのことだったのでちょっと心配になる。(国によらず)amazon で「一ヵ月後」とか言われて「結局品切れで入手できませんでした」と言われたことが何回もあるので、他国の amazon サイトを探してみることにする。 で、お隣のカナダのサイトで「在庫あり」を見つけることができた。アメリカとほとんど変わらない価格(確か100円程度しか変わらなかった)で買うことができそうなので、アメリカ(amazon.com)での注文をキャンセルして、こちらで注文し直す。 ま、年2枚ペースで聞けば40年で聞き終わるから(笑)、一生の楽しみにしましょうかね。 (後日談その1) ヨーロッパのサイトを全く調べなかったのが片手落ちだった。最初に「在庫あり」を確認したところで注文してしまったし、国内で買うより10000円程度安いので満足してしまったし。今のところイギリスのアマゾン(amazon.co.uk)から買うのがもっとも安そうだ。在庫もあったし送料込みで17000円前後だった。最初に国内のHMVが提示していた価格(ちなみにその後ディストリビューター側が値上げしたために、HMV側が一方的に予約を強制キャンセルして物議を醸した)よりも安いのではないかな。 (後日談その2) 内容はほとんどチェックせずに注文したのだが、なんとグールドとは全く関係ない、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団によるシェーンベルクの《主題と変奏 作品43b》が収録されているらしい。これが初CD化とのこと。この作品は、シェーンベルクが吹奏楽編成のために書いた《主題と変奏 作品43a》の管弦楽編曲なのである。(他にもこの作品はCD化されていたっけ?なんか持っていたような気もするなあ …..)グールドが弾いたシェーンベルクの室内楽作品とのカップリングで収録されているわけである。LP 時代は、ロバート・クラフトの監修によるシェーンベルク全集にも含まれていた。 その昔、この全集を作曲家の伊藤康英さんからお借りしたことがある。私が所属していた吹奏楽団の指揮をされていて、その年のコンクールの自由曲として《主題と変奏》を取り上げたのである。実際のところ、他のシェーンベルク作品を聞いたところで《主題と変奏》を理解する助けになるわけでもないのだが、まあ、なかなか聞く機会のなかったシェーンベルクの作品をまとめて聞けるというだけでも貴重だった。特に管弦楽とナレーションと男声合唱のための《ワルシャワからの生き残り》などは本で(誰の本だったっけ?岩波新書だったはず)壮絶な曲だということを読んでいたので、聞いてみたかったし。 で、この何枚かのLPをせっせとカセットテープ(時代を感じるなあ)に落として聞いていたのであるが、件の《主題と変奏 作品43b》は再生中に後輩が間違えて録音ボタンを押してしまい、曲の途中に妙なノイズが挿入されてしまったのである。
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教訓:待てば出る(キング再び)
キングから出ていた東京佼成ウィンドオーケストラのCD8枚が再発される。新録1枚のおまけ付き。新録(いちばん上のヤツ)はどうでもいいが、過去にリリースされていたシリーズは地味に貴重である。何枚か持っているが買い逃していたタイトルがあるので買っておきたい。値段も安くなっているし。 たしか内容はこんな感じです。細かいところ間違っていたらごめんなさい。 グレイテスト ヒッツ イン ウィンドオーケストラ~絶対盛り上がるメドレー大集合!!~/北原幸男、東京佼成ウィンドオーケストラ 最近、やたらとこういうCDばっかり出ていますが、誰が買っているんだろう?曲目はこんな感じ。 1. クイーン・メドレー(ボーン・トゥ・ラヴ・ユー~ウィー・アー・ザ・チャンピオン~ウィ・ウィル・ロック・ユー~ボヘミアン・ラプソディ) 2. アイドル年鑑(U.F.O.(ピンクレディ)~赤いスウィートピー(松田聖子)~LOVEマシーン(モーニング娘)~Boys & Girls(浜崎あゆみ)~60s70s80sより WHAT A FEELING(安室奈美恵) 3. ファンク・メドレー(宇宙のファンタジー~ホット・スタッフ~ハッスル~ダンシング・クイーン) 4. 宮崎アニメ・メドレー(「となりのトトロ」テーマ~サンポ~「天空の城ラピュタ」君をのせて~「風の谷のナウシカ」風の伝説~「千と千尋の神隠し」いつも何度でも~「崖の上のポニョ」) 5. フィギア・スケート・クラシック(トゥーランドットより~月の光) 6. J.ウィリアムス・メドレー(ジョーズ~レイダーズ~未知との遭遇~スターウォーズ) 7. ホラー映画特集(シャイニング~サイコ~ポルターガイスト~トワイライト・ゾーン) ロデオ~コープランド名曲集/中村ユリ、東京佼成ウィンドオーケストラ 《ビリー・ザ・キッド》と小長谷宗一編曲による《ロデオ》全曲 シバの女王ベルギス~近 現代名曲集/中村ユリ、東京佼成ウィンドオーケストラ 《ベルキス》はなぜか抜粋。《エスタンシア》全曲収録の方が貴重。 ガイーヌ~ロシア音楽名曲集/中村ユリ、東京佼成ウィンドオーケストラ 《イーゴリ公》《道化師》《ガイーヌ》。《ガイーヌ》は懐かしい稲垣卓三編曲。 パリの喜び~フランス バレエ名曲集/中村ユリ、東京佼成ウィンドオーケストラ 《パリの喜び》《コッペリア》《シルヴィア》《ル・シッド》。 ウィリアム テル~序曲集/中村ユリ、東京佼成ウィンドオーケストラ ロメオとジュリエット、キージェ中尉/金洪才、東京佼成ウィンドオーケストラ 惑星/フレデリック フェネル、東京佼成ウィンドオーケストラ フェネルによる《惑星》全曲。 白鳥の湖/フレデリック フェネル、東京佼成ウィンドオーケストラ CD1枚全部《白鳥の湖》。 アパラチアの春~アメリカの現代音楽/中村ユリ、東京佼成ウィンドオーケストラ コープランドの《アパラチアの春》《劇場のための音楽》、ヴィラ=ロボス(アメリカか?)の《ブラジル風バッハ第1番》。
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小澤ロシアン・ナイト
昨夜、何気なく録画しておいた小澤征爾/ベルリン・フィルによる1993年のヴァルトビューネを見る。(スカイ・A sports+ってクラシックも放送しているのね。)ベルリン・フィル恒例の夏の野外コンサートである。ちなみに以下のような形でDVDでも発売されている。 ヴァルトビューネ1993 ロシアン・ナイト プログラムはこんな感じ。(あれ?amazon からのコピペだが放送されたものと微妙に順番が違うような …) 1. 序曲「ロシアの復活祭」(リムスキー=コルサコフ) 2. バレエ組曲「くるみ割り人形」(チャイコフスキー) 3. 祝典序曲「1812年」(チャイコフスキー) 4. 「弦楽セレナード」~ワルツ(チャイコフスキー) 5. 歌劇「イーゴリ公」~ダッタン人の踊り(ボロディン) 6. バレエ音楽「火の鳥」~カスチュイ王の狂暴な踊り(ストラヴィンスキー) 7. バレエ音楽「火の鳥」~子守歌(ストラヴィンスキー) 8. バレエ音楽「火の鳥」~終曲(ストラヴィンスキー) 9. バレエ音楽「ガイーヌ」~剣の舞(ハチャトゥリャン) 10. ラデツキー行進曲(J.シュトラウス1世) 11. ベルリンの風(リンケ) メイン・プログラムは全てロシアの作曲家によるもの。小澤とロシアものの相性はどうなのだろう?と思って見ていたが、派手に盛り上がる盛り上がる。派手に終わる曲が多いのでなおさらなのだと思うが、ピクニック・コンサートらしく大らかに鳴らしている。お客さんのノリもよい。流し見してすぐに消そうかと思っていたが、何回も見たくなりそうなので取っておくことにする。 しかし、小澤若いなあ。
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今日買ったもの(電クラ2/リゲティ)
そういうわけで買ってしまいました。 電クラ 2 買うとき、レジのお姉さんに「これ、息子さんが聞くんですか?」と言われた。さすがに私が聞くとは思わなかったらしい。 芸風は1作目と大きくは変わらない。今度は《山手線上のアリア》ではなく《中央線上のメリークリスマス》(声に出して読んでみよう)である(笑)。《ラプソディ・イン・ブルー・トレイン》は電車の走るリズムに乗せてガーシュウィンのソレが演奏されるのだが、このノリがかっこいい。 公式サイトを見てみたら、12月末に静岡で開催される「クリスマス・トレイン博」に出演するとのこと。行きたいなあ。 リゲティ/オペラ「グラン・マカブル」 これも、前から買おうと思っていて、なかなか買う機会がなかったリゲティ唯一のオペラ。 来年日本初演されるそうで、mixi のリゲティ・コミュで紹介されていた YouTube のアナ・コムシの怪演が凄かったので、ちゃんと聞いてみようと思ったしだい。歌詞が英語だったのがちょっと意外。 MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2008年 12月号 [雑誌] で、これも。サンレコも表紙だったし。最近「旬」ですなあ。CAPSULEの新譜も聞いてみないと。
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タッド・ウィンド・シンフォニー
そういうわけで、タッド・ウィンド・シンフォニーのCD5枚が届いた。 一度に全部聞ける時間はないので、まずはジェイガーの《吹奏楽のための交響曲(第1番)》と、ヴァン=デル=ローストの《カンタベリー・コラール》を聞いてみる。 こちらがジェイガーが収録されているVol.4。全般的に遅めのテンポ設定である。特に第1楽章のアレグロ、第4楽章全般のテンポはもう少し速めの方がいいように思う。アゴーギクも強調されていて(特に第3楽章)、ちょっともっさりしている。第4楽章の最後はやはりアンサンブルが難しい(ちょっと破綻している)。個人的には大阪市音楽団の演奏の方が好きだが、まあ貴重な録音である。 こちらが《カンタベリー・コラール》が収録されているVol.5。これはかなり好きな演奏。今まで聞いた演奏の中のベストかも知れない。ただ綺麗におとなしくまとめるだけでなく、鳴らすところは気持ちよく鳴らしている。冒頭のメロディがトロンボーンで再現されるところはかなり勇壮。この演奏もテンポは比較的遅めであるが、その中で充実した響きが得られているのは素晴らしい。 で、例のチャイムであるが、やはり鐘ではなくチャイムのようだった。UNLVウィンドオーケストラが使っている鐘の方が幽玄な雰囲気はある。チャイムはクライマックスだけでなく最後の静かな部分にも追加されているのかな?
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ジェイガーの交響曲
「Band Power」に、タッド・ウィンド・シンフォニーが演奏するジェイガーの《吹奏楽のための交響曲(第1番)》が収録されたCDが再入荷したとのこと。発売した時に買い損ねたら品切れになってしまい、ずっと悔しい思いをしていたのである。 好きな言葉は「とりあえず全部」なので、今まで出ている5枚をまとめて買ってみた。しかし、どう考えても今月は買い過ぎだな。怖くて購入枚数数えていないけど。(… と妻に言ったら「あなたの口から買い過ぎという言葉が出るとは思わなかった」と言われた。いいんです、もうじきボーナスだから。) ジェイガーの《交響曲》は、今所属しているバンドで初めて乗った演奏会のメインだった。当時はまだオーボエがいなかったのでトランペットでオーボエソロを吹いた。また、一昨年の定期演奏会ではメインとして指揮をした。第1楽章と第2楽章(特に第1楽章)からは、ショスタコーヴィチの交響曲第5番(余談だが私は「革命」という副題で呼ぶのが大嫌い)の影がみてとれる。この、ほの暗いセンチメンタリズムはいかにもジェイガーらしくて好きである。鈴木孝佳さんの音楽作りも好きなので、どのような演奏になっているか楽しみである。 このシリーズの第5集に収録されているヴァン=デル=ローストの《カンタベリー・コラール》にはチャイムが追加されているらしいが、UNLV(ネヴァダ大学ラスヴェガス校)のバンドの演奏(CDはこちら)でも同じようなことをやっている。前者が本当に「チャイム」かどうかは未確認だが、後者は「鐘」の音である。おそらく別に録音したものを再生していると思われる。(前者は未確認だが後者は)クライマックスのコラールに重ねられているのだが、確かに効果的な使い方である。 さあて、いつ聞くかな …
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今日買ったもの(電クラ/りんご/コリリアーノ)
ええと、「届いたもの」ではなくて「買ったもの」です。 私がCDを物色しているうちに、息子がどこかの棚から見つけてみて「これ、ききたい」と言った。「クラオタ」かつ「鉄ちゃん」というニッチなニッチなマーケット向けの作品か? クラシック作品(例えば、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタであったり《G線上のアリア》であったり、ベートーヴェンのピアノソナタ《月光》であったり、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲であったり)のフォーマットの中に鉄道に関連する楽曲(例えば《恋の片道切符》であったり《銀河鉄道999》であったり、駅の発着メロディであったり、新幹線の中で流れるチャイム音であったり)をはさみ込むという趣向。 おそらく元ネタを知らないと笑えないのであろうが、我が家ではそこそこ楽しめた。ピアノで弾いた大阪地下鉄御堂筋線の発着メロディで大爆笑している一家というのもどうよ(笑)?音楽だけだと息子も反応しないだろうと思ったが(案の定、無伴奏ヴァイオリンソナタは「つまんない」と言った)、適度に駅アナウンスなどの効果音が挿入されているので楽しめたようだ。 《G線上のアリア》ならぬ《山手線上のアリア》は、《G線上のアリア》の上に山手線上の各駅のメロディがうまく乗っかっている。ボーナストラックでは、そこにゲーム「電車でGo!」シリーズの車掌役でおなじみ(らしい)立川真司さんによるアナウンスが入っている。各駅のメロディがフラッシュバックされる構成が絶妙で、なんか感動してしまった。 ちなみに、息子はこの「電クラ」と一緒に、ちゃんと続編の「電クラ 2」も持って来ていた。買おうかどうしようか思案中。 国内アーティストによるビートルズ・カバー集。発売されるたびに買おうかどうしようか悩んでいたのだが、「赤盤」「青盤」「白盤」がボックス化されて、価格も安くなったし、ボーナスディスクもついたし、ということで買ってみた。ちなみにビートルズのように赤盤が前期、青盤が後期、というわけではなく、赤盤が女性、青盤が男性によるカバーである。白盤はビートルズ解散以降のソロ作品のカバー。 というわけで、ジョン・コリリアーノによる《ボブ・ディランによる7つの詩》が収録されているCD。当たり前であるが、詩が使われている以外にボブ・ディランとの接点は見出せない。コリリアーノの作品として聞かなければいけないのであるが、そんなに聞いているわけではないしなあ …