ドイツ入国 87 日目にして、やっとビザが発給されました。ビザなしでドイツに滞在できるのは 90 日までなので、一旦国外退去して再入国か?と本気で心配していたので、これでほっとしました。
人事担当の女性によると、入国管理担当の人がものすごい勘違いをしていたらしく、それを説明するのに(あるいは誤解を解くのに?)時間と労力がかかってしまったとのことでした。
ドイツ入国 87 日目にして、やっとビザが発給されました。ビザなしでドイツに滞在できるのは 90 日までなので、一旦国外退去して再入国か?と本気で心配していたので、これでほっとしました。
人事担当の女性によると、入国管理担当の人がものすごい勘違いをしていたらしく、それを説明するのに(あるいは誤解を解くのに?)時間と労力がかかってしまったとのことでした。
そういうわけで、ビートルズファンにとって運命の日がやって来ました。もちろん、今日の通勤 BGM は《Revolution No.9》(笑)。
もちろん、ステレオボックスとモノボックスを購入しました。前にも書きましたが価格優先で amazon.com から。早々に「発送したよーん」というメールは届いたのですが、届くのはいつになることやら …..
この期に、ビートルズ・ナンバーのベスト 3 をブログに書いてみようか ….. と思いましたが、なかなか決まらないので断念しました。最初の2曲はすぐに浮かぶのですが。ちなみに私は「ジョンな人」なので、第1位は文句なしに《Strawberry Fields Forever》、第2位もここ数年は《Tomorrow Never Knows》が君臨しています。第3位となるとあまりに選択肢というか候補が多過ぎてまったく絞り切れません。
ちょっと《Strawberry Fields Forever》の話を。一昔前はこの曲の最後でジョンが「I burried Paul.(私はポールを埋葬した)」とつぶやいていて、それがポール・マッカートニー死亡説の根拠となっていたりしました。アクトテイクの発掘が進んだ今では、それが「I burrued Paul.」ではなく「Cranberry Sauce(クランベリー・ソース)」だったということがわかっているのですが、上記の説がまことしやかに言われていた頃には、この曲のアウトロ(いったんフェードアウトしたあとでギターが踏切のような音を奏でるところ)を聞くのが怖かったことを覚えています。
で、キーの違う2つのテイクを無理やりつないだとかも面白いのですが、私が特に好きなのが最後のバースです。
Always, no, sometimes, think its me
But, you know, I know when its a dream
I think, er, no, I mean, er, yes, but its all wrong
That is, I think I disagree
私の英語力では全体を正しく訳せそうにないのですが、最初の「いつも、いや、時々、それは僕自身だと思うんだ」とか、3行目「僕はこう思うんだ、いや違うな、僕が言いたいことはこういうことで、ううん、あ、そうだ、結局それは間違っているんだよ」といった、つぶやきみたいなものをそのまま歌詞にのせて、しかもそれが曲の持つ世界観に違和感なく調和していることにある日突然気付いてしまって、それ以来、この曲は私のベスト・ビートルズ・ソングになっているのです。
あ、ちなみにジョンの《夢の夢(#9 Dream)》もぜひ今日聞きましょう … って日本はもう9月10日ですね …
昨日に引き続き、日本から来ている技術者のサポート。とはいっても、今日は朝9時から会議があったので「自力で来て下さい」ということに。昨日ほど大規模なデモはなかったので、打ち合わせに参加して、社員食堂での昼食に付き合って、まとめの打ち合わせ(と今後のアクションの確認)をやって、おしまい。
夕食は(個人的にはほとんど行きつけの)「Asia Lam」へ。出張者の彼も海外勤務を希望しているようで、少しでも役に立てばということでいろいろ質問に答えました。自分で答えていてしみじみ感じてしまったのですが、赴任したばかりの頃は、とにかく出会うこと全てが新鮮だったのですが、3ヶ月も経つとすっかりドイツでの生活に慣れてしまっているなあ、と思います。もちろん楽しいことばかりではないですが、なかなかできない体験をさせてもらっているという意味では有意義ですよ、という話をしました。
最後は例によって(?)「ラクリッツ」の話題に(知らない人はググってみてください)。先輩駐在員の話によると高級なラクリッツはおいしいのだとか。本当かなあ?まあ、私は自分で買ってみようとは思いませんが(笑)。
今日と明日、日本からエンジニアが出張してきて打ち合わせを持ちます。私が海外出張に行った時にもいろいろな土地で現地駐在員のお世話になったのですが、今回は初めて海外駐在員として出張者のサポートをすることになりました。
まず、朝はホテルまで迎えに行って会社まで連れて行き、午後からの打ち合わせ兼デモンストレーションのための準備をサポートします。午後からは何件かの打ち合わせに出席して説明を受けたのですが、今までほとんど関わっていなかった業務なので非常に勉強になりました、というか久しぶりに長い講義を聞いたような感じで疲れました。
夕食は日本食レストラン「あかり」へ。JEVER のアルコールフライと、海老フライカレー(ここのカレーは本当にうまい)、牛タン、シメサバを食べました。複数で行くと、こういうサイドディッシュを頼むことができるのでいいですね。牛タンなんて何ヶ月ぶりに食べたんだろう?出張者さんは一所懸命食べ物をデジカメに収めていました(そういえば昼食の社員食堂の食事も撮っていたなあ)が、私は車の中に iPhone を忘れてしまったので撮れませんでした。まあ、また食べに行くと思いますが。
無事(あ、実はあまり無事じゃないか …)ホテルへ送り届けて今日のミッションは終了。
アパートへ帰ったら演奏会チケットの振込案内メールが届いていました。昨日のハンブルク・フィルの演奏会へ行った時にライスハレでもらってきたパンフレットにあった外タレ(ハンブルク以外の演奏者)の演奏会が魅力的だったので予約したのでした。
Dienstag, 13. Oktober 2009, 19:30 Uhr
Deutsches Symphonie-Orchester Berlin
Ingo Metzmacher, Dirigent
David Fray, Klavier
Ligeti: Lontano
Beethoven: 3. Klavierkonzert op. 37 c-Moll
Bartók: Konzert für Orchester Sz. 116
2005年までハンブルク・フィルの音楽監督を務めていたインゴ・メッツマッハーとベルリン・ドイツ交響楽団の組み合わせ。「20世紀音楽なんか怖くない」シリーズ、カール・アマデウス・ハルトマンの交響曲全集、アンサンブル・モデルンとの録音などで興味を持っていたので、ぜひ聞いてみたかった指揮者です。バルトークの「オケコン」が生で聴けるということでこれも楽しみです。
Mittwoch, 16. Dezember 2009, 19:30 Uhr
Bamberger Symphoniker
Jonathan Nott, Dirigent
Vadim Repin, Violine
Beethoven: Violinkonzert D-Dur op. 61
Schostakowitsch: 10. Sinfonie e-Moll op. 93
ジョナサン・ノット指揮のバンベルク交響楽団。ノットはベルリンフィルとのコンビでリゲティの管弦楽作品を録音しています。こちらはショスタコーヴィチの《交響曲第10番》を聞きたかったので。
Dienstag, 26. Januar 2010, 19:30 Uhr
Mnozil Brass
“Magic Moments”
Virtuose Blasmusik und großes Komödiantentum
いろいろ評判を聞くムノツィル・ブラス。面白そうなので行ってみることにしました。
マゼール指揮のウィーンフィルも来るのですが(ちなみにブルックナーの《交響曲第3番》です)、他のオケの倍のチケット価格なのでちょっと検討中です。
いよいよ今日からハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の 2009/2010 シーズンが開幕です。定期公演は全10回、毎月1回のペースで来年の6月まで行われます。各演奏会の演奏予定曲目は以前のブログを参照して下さい。定期公演以外にも特別演奏会がいくつか予定されています。大晦日にあるジルヴェスターや、今年は「黄金の20世紀」というテーマで行われたシーズン最後の演奏会(ちなみに来年は「フランス万歳(Vive la France)」というテーマでフランス音楽を集めるようです)などがあります。
定期公演の各回の演目は、日曜日の昼間の公演と翌日の月曜日の公演の2回開催されます。私は毎回月曜日の公演の定期会員になっているのですが、明日は会社の用事が入ったため、明日の分の席を今日の席に振り替えてもらいました。実は今日の方がいい席なのですが(苦笑)。
ちょっと早めにアパートを出て、会場のライスハレ近くに車を停めようと考えていたのですが、寝過ごしたり、支度に手間取ったりして結局出発したのは午前10時頃(開演は11時)。さらに運の悪いことに、通り道である中央駅周辺で交通規制があって大幅な回り道を強いられました。そんなギリギリに駐車スペースが簡単に見つかるはずもなく、結局3ブロックほど離れたところに停めました。そんなわけで会場に着いたのは10時57分頃、プログラムを買う暇もなく席に着きました。席は「バルコニー席1列目の右11番」。最前列の外側から11番目です。番号は12番まで(つまり左右から12席ずつなので横は24席あります)なので、ほとんどステージ真っ正面ですね。
1. Philharmonisches Konzert
Johannes Brahms – Konzert für Violine und Orchester D-Dur op. 77
Felix Mendelssohn Bartholdy – Ein Sommernachtstraum op. 61. Schauspielmusik nach Shakespeare
Sonntag 6. September 2009, 11:00 Uhr
Dirigentin: Simone Young
Violine: Midori
Sopran: Trine W. Lund
Mezzosopran: Ann-Beth Solvang
Solist: Gustav Peter Wöhler
Chor: Vocalconsort Berlin
実は来週のベルリンフィル公演の予習にかまけていて、今日の演目は全く念頭にありませんでした …
Midori(五嶋みどりさん、両親の離婚を機にファミリーネームを外したそうです)独奏によるブラームスの《ヴァイオリン協奏曲》と、メンデルスゾーンの《夏の夜の夢》。演奏会に出かける直前に気付いたのですが、二人ともここハンブルクで生まれた作曲家です。
五嶋みどりさんというと「神童」というイメージが強いのですが、もう立派な大人です(当たり前か)。足を踏ん張り、上体を少し前に倒して演奏する姿は、かなりエモーショナルです。特に第1楽章の重厚な音楽とは相性がよかったように思います。最初の方はオケのピッチが不揃いだったのがちょっと気になりましたが。
休憩中はロビーに出てきて、気さくにサインや会話などに応じていました。
後半はメンデルスゾーンの《夏の夜の夢》。《真夏の夜の夢》は誤訳だそうで、最近は《夏の夜の夢》という訳が主流なのだそうです。シェークスピアの戯曲のための音楽ですが、まず序曲が書かれ(メンデルスゾーン17歳の時)、その17年後に序曲の素材を用いて劇付随音楽としての12曲が書かれたのだそうです。今日の演奏会でも序曲のあとに劇付随音楽が演奏されました。オーケストラの他にソプラノ、メゾソプラノ、女声合唱が加わりますが、ナレーションによって劇のストーリーが語られ、その合間(時にナレーションにかぶさって)曲が進行するような構成です。当然ナレーションはドイツ語で、時おり笑いを誘いながら進行していきます。当然聞き取れません(涙)。かろうじて “Tod ich bin.” とか “Tod er ist.” くらいはわかりましたが …
プログラムには子供用の解説も挟み込まれていたので、子供も楽しめるような構成だったようですが、ドイツ語もストーリーも知らない日本人にはちょっときつい内容でした …
11時から始まった演奏会は1時45分くらいに終了。昼食は結局前回も行った独日センター近くのカリーブルスト専門店「EDEL CURRY」でとりました。ここはカリーブルストもフライドポテトもシンプルであっさりしていて気に入っています。
土曜日は洗濯や食料の買い出しに行くのが日課なのですが、今日は朝から雨。自転車もしばらく乗っていないので乗ってあげないとなあ、と思いつつも、天候が安定するのを待ちながら、部屋の掃除をしたり、全日本吹奏楽コンクールの更新準備のためにプログラムをいじったりしていました。
(なんか先週と同じパターンだなあ …)
結局、雲がどんよりしたまま降ったりやんだりを繰り返していたので、仕方がなく車で外出。先週も行った Wandsbek 駅近くのカールシュタットへ行きました。
今週も先週と同じようにシーフードを適当に料理してみようと思い、鮭とホタテの貝柱を買ってみました。どちらもオリーヴオイルでソテーしてみました。ノルウェー産の鮭はかなりいけますが、ホタテは日本のより大きめだったので味も大味でいまいちでした。あとはお惣菜として買って来たキューリのサラダやジャガイモのサラダを付け合わせに白ワインを。
酔っぱらった状態で(おそらく9時前くらいに)寝込んでしまい、11時頃に目が覚めたらそのあと寝付けなくなってしまい、つらつら youtube を見ていたら午前3時くらいになってしまいました。明日は午前中から演奏会なのですが大丈夫なんだろうか …
「強化週間」は来週に持ち越されそうですが、とりあえず無事に一週間が終わりました。
昨日は、比較的よく行く「Asia Lam」に久しぶりに行ったので、同じくよく行く近所のお店「Conrad’s」にも顔を出しておいた方がいいと思い、夕食は「Conrad’s」でとりました。
(カメラ代わりの iPhone と間違えて iPod を持って行ってしまったので、画像はありません …)
ドイツではビールが安いので(例えばベックスの 330ml の6本パックが3ユーロちょっとで買えます。1本あたり100円しません。)常に自宅の冷蔵庫の中にストックしてあるのですが、外で飲むビール(日本でいうところの生ビール)はやはりおいしいです。そういえば、外でビールを飲むのはとても久しぶりです。
ふだんは一杯だけなのですが、今日は珍しく Duckstein のドゥンケルと Erdinger のヴァイツェンを飲みました。メインディッシュで注文した、ここのハンブルガー・パンフィッシュの味付けが濃いせいもあるかも知れませんが。
うぅ、しんどい。週末に向かってだんだん疲れがたまってきます。9:00 まで寝ていて、それから会社に行きました。
電子メールとか、テレビ会議とか、一昔前と比べて海外と日本との間のコミュニケーション手段はすさまじく進歩していると思うのですが、やはりそこには精神的にも物理的にも歴然とした「距離」があるわけで、そういうのをまとめあげていくのは本当に難しいです。誰が悪いというわけではないのだけれど、なかなか伝えたいことが伝わらないもどかしさがあります。
まあ、今までブレークスルーしてきたことの応用編なのでしょうなあ。
夕食を作る気力もないし、ストックも尽きてきたので、久しぶりにベトナム料理のお店「Asia Lam」へ。店に入るなり、いつものおばさんに「久しぶりじゃん!(推測)」と言われて握手を求められてしまいました。(他のレストランなどでも常連さんはよくお店の人と握手しています)
そういえば、家族を連れてきた時は別のお姉さんだったので、おばさんに会うのは確かに久しぶりです。ブログをさかのぼってみたら最後に来たのは8/12だったようなので(こういう時に「食い倒れ日記」は便利(笑))、確かに3週間くらい来ていなかったんですね。
久しぶりに「ドイツ基準の量」の夕食を食べました。
帰宅後、12/12に行われるNDR(北ドイツ放送)交響楽団と小曽根真さんの演奏会のチケットが届いていました。こんな内容の演奏会です。
ヴァイルの《三文オペラ》組曲、バーンスタインの《プレリュード、フーガとリフ》、ドアティの《デッド・エルヴィス》はバスーン協奏曲だそうです。そして、ガーシュウィンの《ラプソディー・イン・ブルー》。
KA1
Sa, 12.12.2009 | 20 Uhr
Hamburg, Kampnagel (Jarrestr. 20)
John Axelrod Dirigent
Makoto Ozone Klavier
KURT WEILL / Suite aus der “Dreigroschenoper”
LEONARD BERNSTEIN / Prelude, Fugues and Riffs
MICHAEL DAUGHERTY / Dead Elvis
GEORGE GERSHWIN / Rhapsody in Blue
今週は、とある仕事の「強化週間」なので、午前中(本格的に仕事に取りかかる前)と夕方(一通り自分の仕事が済んだあと)に同じ面子で約1時間ずつの打ち合わせをしています。
先輩駐在員にも言われたのですが、とにかくドイツ人(かな?うちの社員だけかな?)は自分の意見を主張したがります。よく言えば積極的に打ち合わせに参加していると言えるのですが、悪く言うと話の流れを読まずに自分の意見を割り込ませるような場合もあったりします。けっこう疲れますが、まあ最初のうちはこうやって意見をぶつけあうことで議論の収拾をみるのかな?という日本人的発想で参加しています。収束しなかったら、またそこで考えないといけませんが(笑)。
夕食は前日から煮込んでおいたグヤーシュを。やっぱり脂身が少ない肉は硬くなってしまうなあ。煮込みが足りないのかなあ。
ええと、ネタがないので小ネタのストックから引っ張り出してきました。
今週、大学&会社の後輩がドイツに遊びに来ているそうで、事前にドイツに関する質問が来たので答えてあげました。ハンブルクに来れば何でもごちそうしてあげようと思っていたのですが、彼はフランクフルトを中心に滞在するそうで、さすがにハンブルクまで片道4時間かけて来られない、ということなので今回は見送りということになりました。
で、その際にアドバイスしたポイントを抜き出してみることにします。
ドイツでは、レストランでも売店でも、とにかく挨拶をすると愛想がよくなります。極端な言い方をすれば、挨拶する前は客として認識されていないくらいに思っていた方がいいです。スーパーマーケットでもレジで自分の順番になるとレジ係のおばさんやお姉さんに挨拶しています。
挨拶は、
・朝(午前中)なら「Morgen」(「Guten Morgen」はかなりかしこまった言い方です)
・日中は「Guten Tag」
・夜は「Abend」(これも「Guten Abend」はちょっと固いかも)
・「Hallo」もカジュアルで、一日中使える挨拶です。
さようならは「Auf wiedersehen」ですが、これも相当かしこまった言い方です。単に「Wiedersehen」もしくは「Tschuess(チュス)」です。