Category: 日記

  • 楽譜が届いた(その2)

    カレル・フサ/この地球を神と崇める 海外のオークションで見つけたもので、かなり安く落札できた。 《プラハのための音楽1968》もかなり抽象的な音楽であるが、この楽譜を見ると《プラハ》はまだわかりやすいんだな、と思う。

  • マエストロ追悼

    フレデリック・フェネルが亡くなったらしい。享年90歳。→ http://www.dws.org/ffennell.htm そんなに先のことではないだろうと思っていたが、やはりその日が来てしまうとショックである。 詳細はあとで。ひとまずご冥福をお祈りしたい。 (12月10日追加) フェネルの娘さんのメッセージが人づてに転送されてきました。ひとまずここに転載しておきます。とりあえず簡単な訳をつけておきますが、いかにもフェネルらしい最期だったように思い、ちょっとうれしくなりました。(誤訳があったのでちょっと直しました。) ———- (原文) I’ve managed to reach some of you by phone, others not, and I did not want to leave this as a voice message. I want you, and the greater music community to know that my father died peacefully in his sleep early this morning, Tuesday, December 7, […]

  • 新宿TOWERで買ったもの

    東京出張。 早く終わったら初台に寄って「明和電機 ナンセンス=マシーンズ展」を見たいと考えていたのだが、さすがにそんなに都合よく物事は運ばない。(再来週の出張時にはがんばろう) 結局(いつものように)タワーレコード新宿店に寄って終わりである。 Live at Tonic 1999 [DVD] [Import] 久しぶりにジョン・ゾーンの名前を見たなあ ….. 以前はショートカットでいかにもニューヨークの先端アーティストという風貌だったのだが、このDVDでは髪の毛を伸ばしていて、眼鏡を外した假屋崎省吾といった感じである。 そのジョン・ゾーンが率いる「マサダ」のライヴDVD。輸入盤だがオール・リージョン。 かなりこじんまりとしたライブハウスでの録画のようで、メンバーもかなりリラックスしているようだ。 いわゆるフリー・ジャズはあまり好きではないのだが、ジョン・ゾーンがやっている音楽はけっこう好きである。この「マサダ」はジョン・ゾーンの音楽 の中でも「真っ当」な方になるだろう。(「ペインキラー」とか「ネイキッド・シティ」はかなり覚悟が要ると思う …..)。トランペット、アルトサックス(これを担当しているのがジョン・ゾーン)、ベース、ドラムという編成でのユダヤの伝統音楽に基づいたインプ ロヴィゼーション。音階がどことなく中東風である。 CD の「マサダ」は普通のジャズ8割フリー・ミュージック2割くらいの割合なので比較的聞きやすいが、このライブではフリー・ミュージックの割合が3割〜4割くらいになっているように思える。 R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」 [DVD] いまさらながらにクライバー追悼。 クライバーの「ばらの騎士」はウィーン国立歌劇場版とバイエルン国立歌劇場の2タイトルがあるのだが、 やはりウィーン・フィルの音でリヒャルト・シュトラウスを聞いてみたい。 バイエルンよりウィーンの方が現時点では入手が難しそう。(amazon ではバイエルンは見つかるがウィーンは見つからなかった) ということで、ウィーン国立歌劇場版を買ってみることにした。 クラシックのDVDは画質が悪いので心配していたのであるが、まあこのくらいだったら許せるな。そういう意味でも収録が新しいウィーンの方がよかったのかも。

  • 香月泰男展

    2004年11月5日の日記でも宣言していたように、静岡県立美術館へ「香月泰男展」を見に行く。 立花隆さんが著書「シベリア鎮魂歌 香月泰男の世界」の中で再三述べているように、シベリア・シリーズは印刷物と実物を比べると光の加減やサイズの違いなどで受ける印象が全く異なる。特に香月泰男さんの作品は絵具が厚く塗られていることが多いため、絵画といっても立体的な造形になっていることが多いのである。 絶筆となった「渚(ナホトカ)」は香月さんが亡くなった日にイーゼルに置かれていたという作品。シベリア抑留から解放されて日本に戻る直前の様子を描写している。無数に書かれた人間の姿は無念にもシベリアで亡くなって日本に帰れなかった同僚の魂を連れ帰ろうとする香月さんの意思だそうである。実物で見ていちばん胸を打たれた作品である。「雪」は抑留地で見たという樹木にかかる雪を描写した作品。こちらは柔らかい雪の描写が美しい。シベリア・シリーズは全体的に黒や土色を主体とした陰鬱な色使いの作品が多いので、この作品の白が引き立っている。 シベリア・シリーズ全作以外にも作品は展示されていた。戦地から送られたスケッチ入りの葉書や、台所にあるものを題材としたものなど、こちらは非常にほのぼのとした作風のものが多い。 あとは静岡県立美術館の名物らしいロダンの「地獄の門」を見に行った。前にもどこかで見たことがある気がしていたのだが、上野の国立西洋美術館にあるらしい。パリのオルセー美術館にもあるらしいのだがこちらは気が付かなかった。2階にあるロダン館の入り口を入ると、正面にこの「地獄の門」を見下ろすような配置になっている。浜松市のこじんまりとした美術館と比べると空間を贅沢に使っていてうらやましい。

  • アヴァンギャルド・アコースティックのスピーカー

    リスニング・ルームのスピーカー配置を変更しようと思い立った。 サラウンド用のリア・スピーカーの位置が悪くて DVD の音声がいまいち気に入らなかったのである。 ケーブルの引き回しに問題があるので新しくスピーカー・ケーブルを買いに行った。 ケーブル自体は問題なく買えた(少々予算よりも高くついたのであるが)が、ふと目に留まったスピーカーがあったので試聴させてもらうことにした。 ティアックが輸入販売しているドイツのアヴァンギャルド・アコースティックの「DUO」というスピーカー・システムである。(写真はこちら) 直径70cmくらいの馬鹿でかいホーンが目立つ斬新なデザインである。(気になるお値段は280万円なり) 応答のよさと低音の空気感がいい感じ。かなり分離がよいのでフルオーケストラなどよりは室内楽やジャズくらいの編成の方が向いているように思う。リ ファレンスとしてドヴォルザークの交響曲第9番(指揮者/演奏者不明)を聞かせてもらったのだが、各楽器がはっきり聞こえる反面、全体としてのまとまりが なくなってしまう気がする。その後に聞かせていただいたジャズ・トリオの方が合っている。 最高級モデル(気になるお値段は1800万円なり)を使ったジャズ喫茶が近々浜松にオープンするらしいのでぜひ行ってみたい。 自宅のもっと貧相な(涙)オーディオ・システムはリア・スピーカーの位置を移動してだいぶサラウンド感がよくなった。ビョークの「ヴェスパタイン」 (DVD オーディオ盤)を聞いて幸せになる。この DVD は内容もいいし、マルチチャンネルオーディオのリファレンスにももってこいである。  

  • 業務上お買い物

    仕事でサンフランシスコに来ているわけだが、今回のミッションの一つに「お買い物」がある。日本では購入できない品物をこちらアメリカで購入して帰らなければならない。決してヤバイものではないが説明しにくいものなので、とりあえず「楽器みたいなもの」ということで。 勤務先の現地法人が運転手兼案内役としてあてがってくれたスタッフと一緒に楽器店へ行った。とりあえずレニー・クラヴィッツあたりをイメージして以下の状況を想像してほしい(笑)。 アメリカではかなり大きい楽器店チェーンである「Guitar Center」のサンフランシスコ店へ行く。もともとのロケーションが少々物騒なところだったので、こじゃれた地区に移転したらしい。「楽器みたいなもの」は2つ必要だったのだが、この店には在庫が1つしかなく、別の店に行くことにした。 次に行く店はオークランドの近くのエル・セリート(スペイン語で小さな山という意味らしい)という街にある。 サンフランシスコのダウンタウンからエル・セリートへ行くにはベイブリッジを渡らなければいけない。有名なゴールデン・ゲート・ブリッジはサンフランシスコから北へ行く場合に使うが、このベイブリッジは東に向かう。この橋は5車線くらいのレーンが2層になっている。サンフランシスコから離れる時には下の層を走り、戻る時には上の層を走ることになる。このくらいの規模でもラッシュを解消することができず(実際、帰りは夕方のラッシュに遭遇してなかなか橋を渡れなかった)、隣にさらに大規模な橋を作っているのだそうである。 ちなみにこの橋は15年くらい前のサンフランシスコ大地震で一部が崩落してしまい、多くの車が落下してしまったそうである。みんなかなりスピードを出しているし、微妙なアップダウンがあって先が見えないのである。 車の中ではいろいろな話をしたのだが、突然アメリカ大統領選挙の話になった。「来週選挙があるのは知ってるよな?どう思う?」どう思うと聞かれても困るのであるが(笑)「よくわかんないけど個人的にブッシュは嫌いなのでケリーに勝って欲しい」と答えたら、「俺も同感だ。でも俺はまたブッシュが勝つと思う」と言っていた。「ブッシュは前回の選挙で不正をした。(フロリダで揉めた件か?)権力を維持するためにはまた似たようなことをやるだろう。」とのこと。こういう見方はアメリカでも多いのかな? エル・セリートはサンフランシスコ湾に面していて、かなり眺めもいいし、意図的に自然を残している(とレニー・クラヴィッツ氏が言っていた)大きな公園もある。いかにも「郊外」という感じのこじんまりとした家が並んでいて、とても住みやすそうである。 Guitar Center エル・セリート店に入る前に、レニー・クラヴィッツ氏に「さっき買ったレシートを用意しておけ」と言われた。同じ品物を買うので、高かったら値切ってくれるらしい(笑)。幸い、こちらの店の方が安かったので値切る必要はなかったのであるが。 そういえば、Guitar Center に限ったことなのか、ある程度高価な商品を扱う店はみんなそうなのかわからないが、おもしろいシステムがあった。おそらく万引き対策なのだろう、店の出口に関門があって、レシートと持っている品物が一致しないと(ちゃんとシリアルナンバーまで照合する)外に出られないのである。 ということで、無事品物をゲットしたのが午後6時近く。ちょうど日没の時間。帰り道ではベイブリッジの向こうにサンフランシスコのダウンタウンのシルエットが映り、その向こう側に太陽が沈んでいく。なかなか綺麗である。 宿泊先のホテルまで送ってもらってミッションは終了。買った品物はパッケージがオレンジ色なのでハロウィン(10月31日はハロウィンである)のプレゼントに見えなくもない(笑)。 Thank you JAGA and happy halloween!!

  • オーディオの今と昔

    依頼演奏のあと、NHK浜松支局で開催されていた「オーディオの今と昔」という展示会を見に行く。浜松オーディオクラブ主催で、持ち込まれた機材は全て会員の所有物だそうだ。(やっぱり会員じゃないかと思っていた知人談) SPレコード、LPレコード、CD、SACDなどをいろいろな高級機で聞くことができた。やっぱりLPレコードの音はいい。サッチモの《ホワット・ア・ワンダフル・ワールド》のオリジナル・バージョンを聞いたのだが、恥ずかしい話、私はこの演奏にヴィブラフォンが使われているのを今まで気がつかなかった。非常につつましくはあるが、ちゃんとヴィブラフォンの残響が味わえるのである。

  • 楽器の中の聖と俗

    浜松市楽器博物館で開催された講座「シリーズ:楽器の中の聖と俗」を聞きに行く。すでに何年も行われている講座なのであるが、昨年受講した妻の勧めで今年行われる3回分を申し込んだ。講師の西岡信雄さん(大阪音楽大学)のお話がなかなか面白いらしい。 今回のテーマは「南太平洋のコーラス」。東はタヒチ島、西はパプア・ニューギニアやオーストラリアのアボリジニあたりまでに伝わるコーラスが音声やビデオで紹介された。 大きな特徴は二つ。まずは打楽器以外の楽器はほとんど使われない。せいぜい使われても竹で作った笛(瓶笛というかパンフルートがでかくなったやつというか)くらいである。ニュージーランドのラグビーチームで有名になったボディドラミングや、木の切れ端を地面に打ちつけることによってビートを得る。もう一つは、そういった基本的には音程を持たない伴奏形態であるにも関わらず、コーラスはちゃんとハモっているのである。これは西洋音楽が伝わる前から独自に形成されていったものなのだそうだ。フレーズの最後はちゃんとした長三和音で収束しているものの、その途中は西洋音楽の純正率や平均率に当てはまらない独自の音程感があるようだ。(今の我々の耳からするとかなり気持ち悪い) 西岡先生の語り口も「関西のおっちゃん風ツッコミ」がなかなか面白い。学術的なことをわかりやすく説明するのと同時に、各地の文化の裏側にある「フィールドワークしなければわからないようなこと」もさりげなく笑いを取りながら紹介している。 (今回の講義ではないのだが、北島三郎さんの《兄弟仁義》でハバネラのリズムが使われているという話を聞いたときに、私は目からうろこが落ちた(笑)。)

  • お買い物

    久しぶりに雑誌「本の雑誌」を買う。村上春樹さんのロングインタビューが掲載された号を発見したため。最新号ではなくバックナンバーだったので「アフター・ダーク」については言及されていない。 本秀康さんの作品集「ハロー・グッドバイ」。タイトルはもちろんビートルズ・ナンバーから取られている。これも新しく出版されたものだと思ったら、3〜4年前に出たもののようだ。本さんは雑誌「レコード・コレクターズ」で連載されていた「レコスケくん」の作者。最近でもお気に入りのアーティスト(例えばジョージ・ハリソンとか野村よっちゃんが率いていたザ・グッバイとか)が特集されるときには不定期に登場している。アーティストに対する愛や深い見識からのコメントが面白い。 「レコスケくん」の中でレコガールに「おじいちゃんのお葬式でも泣かなかった私がこの曲を聴いて泣いちゃった」と語らせたジェシ・エド・デイヴィス「ウルル」所収の《マイ・キャプテン》。このエピソードは本さんご本人のものらしい。 ***** 定期演奏会の打ち上げで「ドビュッシーやりてえ!」と叫んだような記憶がある。先日、突然ドビュッシーのピアノ曲《夢》の冒頭がかなり明確なイメージをもって意識の中に表れた。せっかくなので吹奏楽編曲してみようと思いピアノ譜を購入。 ***** NHKスペシャル「アシュケナージ 自由へのコンサート」を見る。 社会主義体制下で思想・表現を統制されていた作曲家や詩人の功績を再評価しようという試み。新しく知った事実はほとんどなかったが、自身がソ連からイギリスへ亡命した経験があるアシュケナージが語るという意味ではリアリティがある。エイゼンシュタインやプロコフィエフがまつわる「イワン雷帝」の話は面白かった。ショスタコーヴィチの《ベルリン陥落》《交響曲第13番「バビ・ヤール」》、プロコフィエフの《イワン雷帝 第1部》、シチェドリンの歌曲などが演奏される。 指揮者としてのアシュケナージはあまり好きではないのだが、今シーズンからデュトワの後を受けてNHK交響楽団の音楽監督となる彼がN響にどのような刺激を与えるのかは楽しみである。

  • 一夜明けて

    会社はお休み。ほとんど一日だらだらして英気を養う。