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初出社
6時起床。やはり時差ボケで1時間~1時間半おきくらいで目が覚めてしまう。 ということで初出社。現地駐在員に迎えに来てもらって一緒に出社する。 午前中はいきなり2時間(の予定だったが延びて2時間半)のミーティング。 午後からは上司に連れられて各職場への顔見せと挨拶。さすがに一度に50~60人に紹介されても覚えきれないなあ。 夕飯は現地駐在員と一緒にRahlstedt駅近くのベトナム料理店へ。シーフードカレーを注文する。なかなか美味。話題のほとんどが仕事に関するものだったのだが、同じ事象に対して、日本の本社なのか、ドイツの子会社なのか、という立場によってとらえ方が全く違うのが興味深い。そういう考え方に染まっていくと本社からは「魂を売った」とか言われてしまうかも知れないが(苦笑)。 これは会社の窓から見える風景。ちなみに午後7時頃です。まだまだ明るいです。噂には聞いていましたが、午後10時を過ぎてやっと夕方らしくなります。 今日の出費 社員食堂での昼食 €5.50 夕食はおごってもらいました。
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初日
午前5時40分起床。新幹線→名鉄ミュースカイと乗り継いで中部国際空港へ行く。 土曜日に会社で会った後輩くんたちが会社関係で最後に会った人たちになると思っていたのだが、新幹線ホームで出張に向かう元上司とばったり。フェイントだなあ。 つつがなくセントレアへ到着。やはり荷物が重い(ビジネスクラスの上限30kgに対して34.7kgだった)のでこのままでは超過料金が発生する、3kgくらいだったらまけてあげるのでもうちょっと減らしてね、と言われる。何冊か本を入れておいたので、これを出してみるが、意外に重量は減らない上に持ち歩くには体積が大き過ぎる。やはりノートPCか。会社のものと私物のノートPCを2台持ち歩くのは嫌だったし、スーツケースがこれだけ重いので放り投げられることはないだろうという期待もあって、私物の方はリスク承知でスーツケースの中に入れておいたのだが、これを取り出すのが手っ取り早かった。 先日「ブログが殺風景」だと言われたので、新装開店記念にいつもより多めに画像を載せてみよう(笑)。 私は知る人ぞ知る機内食マニアで、飛行機に乗った時は必ず全てのディッシュを撮影しています。 昼食 ワインは白を2種。”2007 Riesling Qualitätswein trocken, Weingut Zumstein, Deutschland” と “2007 Donaugärten Grüner Veltliner Federspiel, Domäne Wachau, Österreich”。リースリンクはかなりフルーティで食事に合いそうになかったので、最初の一杯だけにして、あとはオーストリアの方を飲んでいた。 オードブル:スズキの燻製、ズッキーニ、ベビーコーン、エシャロット、ハーブマヨネーズ、チャービル、イタリアン・パセリ メインディッシュ:車海老のフライ ペペロナータ添え、ズッキーニ、サフランポテト、ブロッコリー デザート:チーズ盛り合わせ(クールドブルー、カマンベール、グリュイエール)、フルーツ盛り合わせ、チョコレート 夕食(というか現地時間的には昼食) オードブル:プロシュートハム、メロン、胡桃、マヨネーズ メインディッシュ:鶏肉のタプナード詰め、タイムソース、カントリーポテト、インゲン豆 デザート:チョコレートスフレ ワイルドチェリー添え 乗り換えのフランクフルトはかなりの雨だったが、午後6時頃に到着したハンブルクは曇りでかなり快適、というかシャツ一枚で外を歩いていると肌寒く感じるくらい。 現在ハンブルクと日本の時差は7時間なので、ハンブルクの夕方は日本の夜中に当たる。体が慣れないうちに、この時間にあまりヘビーなものを食べない方がいいと思ったので、ハンブルク空港内にあるテイクアウトの寿司屋さんで巻寿司セットを買ってホテルで食べた。 で、とりあえずの住居はこんなホテルです。 今日の出費 寿司 €11 タクシー(ハンブルク空港→ホテル)€30 水 €1.90(うち€0.25はペットボトルのデポジット)
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いままでの ぼく サヨナラ
もう二度と会えないことが悲しいから泣くのではない。 「別離」とは、自覚的に過去を振り返る行為なのである。 そこには、美しい足跡がたくさん残っている。 なぜなら、人は美しい足跡しか覚えていないからだ。 そして、「別離」とは、もう二度とそこに立ち戻れないことを再確認する行為なのである。 だから、僕は新しい足で歩いてみようと思う。 あなたたちがいたからこそ、僕はここまで歩いてくることができた。 あなたたちなしで、僕はどこまで歩けるのだろう。 まだ遅くはない、それを試してみたいと思う。 本当にありがとうございました。
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引っ越し蕎麦
当日ハンドキャリーする荷物以外は万全。ただ、持って行くスーツケースは一回しか使ったことがない超特大サイズ、以前ラスベガスで馬鹿買いした時に、買った荷物がどうがんばっても持って行ったスーツケースに入り切らなかったので、現地で買ったものなのである。よほどのことがない限り、このスーツケースに収まらないはずはない、というくらい余裕なのであるが、2階でパッキングしているこのスーツケースを1階に下ろせるのか?というのが問題かも。 昼食は月曜日に定休で行けなかった「うさぎ庵」への再チャレンジ。引っ越し蕎麦ということで。11時30分開店ということだったのでそのくらいの時間に着くように行ったのだが、ギリギリで待ち時間なしで座ることができた。もうちょっと遅かったらしばらく外で待たなければ行けなかった。念願の「うさぎぶっかけ」を食べることができて大満足。そういえば、息子が生まれてからは初めて来たかも。 本当はもう行かない予定だったのだが、もう一度ヘアカットへ。微妙に伸びて収拾がつかなくなってきたので。ドイツへ行くと髪の毛を切る場所も新しく探さないといけないので、なるべくその探す時間をたくさん取りたくて短めにしてみた。フフフ、みなさん見れなくて残念ですねえ(笑)。
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息子と過ごす一日
妻が仕事だったので、日中を息子と二人だけで過ごす、とはいっても、かなりのハードスケジュール。 午前中は、以前同じ職場で働いていて、先月急逝された方のお別れ会。離日の準備等で出席できるかどうかわからなかったのだが、前日までにほぼ片がついたので出席することにした。息子を連れて行かざるを得なかったのはしょうがない。 案の定というか、以前の職場で一緒に仕事をしていて、今は疎遠になっている方々と久しぶりにお会いすることができた。そういった方々にも出向の挨拶をすることができたので、よかった、よかった。 そんな中で、「戻って来られる頃には、もう私はいないんだねえ。」と、定年まであと2年の方に言われた。海外赴任の数年なんて、自分の中ではそんなに長い時間ではないと思っていたのだが、そう言われると、その数年間に変わることもいろいろあるのだ、とあらためて実感。浦島太郎みたいな感覚になるのだろうか。 ギリギリまで多くの方と話し込んだあと、息子のレッスンへ。息子のレッスンに付き添うのは1ヶ月ぶりだったのだが一応成長しているのだなあ。以前は、先生に呼ばれてもみんなの前に出て行くことを嫌がっていたのだが、最近では挙手して自分から率先して前に出て行っているようだし。 この期に及んで買ったもの。 トゥゲザー・スルー・ライフ(デラックス・エディション)(DVD付) ブルーノート大事典 1500番台編 その後、息子に職場を見せておこうと思い、会社へ。休日出勤している後輩に会う。ひょっとして、社員で会うのは彼らが最後か? 家に帰って来て、普段ならお昼寝をする時間なのだが、全然眠くないらしい。私だけウトウトしていたところ、宅急便が届いたということで息子に起こされる。 しょうがないので、映画「カーズ」を見る。しかし、好きだなあ。この映画を見るのは何回目だろう? ちょうど見終わったところで妻から電話がかかって来たので迎えに行く。案の定、息子は迎えに行く途中の車内であっという間に寝てしまった。
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最終出社日
そして、本社への最終出社日。 何となく朝から YMO の《Perspective》が頭の中をぐるぐる回っている。日常がだんだん非日常に変わりつつあることを実感する。 午前中に机のまわりの片付けが終わり(よく終わったもんだ)、午後から主要な方たちへの挨拶回りを行う。
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引っ越し、そして送別会その4
今日は引っ越し荷物を業者へ引き渡す日。会社を休んで準備をする。 まず、息子を保育園に送ったついでに会社に寄って、まだ少々残っている私物を引き取る。 それから旅行代理店に寄って、離日のための国内移動(浜松→中部国際空港)のチケットを引き取る。 その後はパッキングの仕上げを行う。おそらくいちばん面倒くさいのは、保険をかけるためのそれぞれの段ボール箱の評価額の試算である。このあたりは業者の方でやってくれるというので一安心。とりあえず、必要なものを大まかに段ボール箱に詰めたら意外に時間が余った。 なんか、個人的に引っ越しというと「牛丼」というイメージがある。(アパートから今の家に引っ越した時も忙しかったので昼食を牛丼で済ませたりしていたし)ということで、昼食は牛丼を。 2時という約束だったが、1時45分頃に引っ越し業者が来る。さすがに手際がよい。私が1ヶ月かけてやったことを30分くらいで片付けてしまった。例の保険リストは、業者がパッキングしながら作成したリストに金額を書き込むだけで済んだ。 夕方からは会社の送別会第2弾。同期の友人たち、仕事でお世話になった方(≒いろいろ迷惑かけた方々)、これからもっとお世話になる方、何の因果か私の「後輩」になってしまった方、社内での大学の後輩、いろいろな方々に集まっていただいた。 いろいろプレゼントも頂戴した。ある意味、どのアイテムもサプライズなんですけど(笑)。 いつの間にか情報流出していた、うちの家族写真とYMOの諸アルバムのコラージュ YMO印のふんどし(なぜ、ふんどし(笑)?) 坂本龍一さんの「ウラBTTB」のゴールドディスク(もちろん本物よ) へたにしんみりせずに「これからもお互いがんばろうな」的に送り出されたような気がする。期待もあるけどプレッシャーもあるなあ。 本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
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お持ち帰り
ロンドン駐在から帰ってきたばかりの職場の後輩に聞いてみる。 「ねえねえ、ロンドンに行く時さあ、会社の書類って置いてった?」 「あ、だいたい家に持って帰りましたよ。」 そうか、家に持って帰ればいいのか(笑)。これでだいたい見通しが立ってきたなあ。ということで、一学期終業式の小学生状態でやたら荷物を持って帰る。 今日届いたばかりの、これから使うPCにインストールするソフトウェア類とか、職場の方からいただいたIH対応の魚焼き網とか(送別会でそういう話をしたのをすっかり忘れていた。ありがとうございます。)、予想外の荷物もあったのでだいぶ増えてしまったが。
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何となく1日足りないような気がするなあ
会社では、やっと先週末に届いた新しいPCの環境設定をする。ちなみに買ったのは白いポリカーボネートのMacBook(いわゆる「梅」というやつですな)。注文してから品物が届くまでの間に微妙に性能アップして悔しい思いをしていたのに、これだけ新製品がドカッと出てしまうと、悔しさも通り越してしまうなあ。 BootCampを入れたり(必ず1回目はインストールに失敗するのは私だけ?)、FireFox 入れたり、Thunderbird 入れたり、会社関係のソフトウェアをインストールしたり(これも毎回てこずる)、けっこう時間がかかる。ふと机の周りを見て、これを全部片付けるためにはもう1日出社する必要なのではないかという気がしている。どうしましょ? ***** 保険料が控除される(年末じゃないけど)いわゆる年末調整的な書類を作成する必要がある。それから私が契約している某保険会社(だけじゃないと思うけど)では、契約者が海外渡航する場合に「海外渡航通知書」なるものを提出する必要がある。すっかり忘れていたので書こうと思ったら、保険証書が見つからない。風呂に入ったあとで汗ダラダラになりながら探して、やっと見つかった。なぜ、うちには中身の入っていない保険証書入れがこんなにたくさんあるのだ? ***** 6月6日、小山清茂さん死去。95歳の大往生である。 一貫して日本の旋律を用いた音楽を作っていたので、一聴すると素朴な作風のように思われるのだが、西洋の機能和声を日本の旋法上に持ち込もうとしていたりして斬新なアイデアも持っていた方である。 小山さんの作品というと、1980年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲である吹奏楽のための《花祭り》を思い出す。もちろん演奏は群馬県立前橋商業高等学校吹奏楽部。この演奏の迷いのない世界観は完璧。
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転出届とか
とりあえず仕事関係はおおむね引継ぎが終わっているので、有休を取って個人関係の残務処理を。 まず税務署へ。(浜松市の政令指定都市移行にともなって税務署が移転していました ….. 知らなかった …..) 私はいわゆる「住宅ローン減税」の適用を受けているのだが、これは「減税」なので、非居住者(=海外在住)となって税金を払わない身になると、減税の恩恵を受けられなくなる。その後、日本に戻ってきた時に再度住宅ローン減税を適用するためには、転出時に「転任の命令等により居住しないこととなる旨の届出書」という書類を税務署に提出する必要がある。 おそらく、私の場合は海外赴任中にローン減税の期間が終わってしまうことになるので、この届出書が意味をなさない可能性が高いのだが、不測の事態で早めに帰ってきてしまう場合のことを考えて提出しておくことにした。 ウェブから届出書のPDFをダウンロードして必要事項を記入する。ちなみに、ウェブ上のありかは税務署に電話をかけて教えてもらったのだが、これ、教えてもらわないと絶対わからないというか、膨大な時間がかかると思います。時間が余っていて宝探しが好きな人は国税庁のホームページでチャレンジしてみよう。 で、これと「給与所得者の住宅借入金等特別控除申告書」(家を建てた後に確定申告をすると税務署から送られてきて、それ以降はこの書類を使えばいい)を税務署に持って行けば受理してもらえるはずだったのだが、海外に居住することの証明書、つまり会社の辞令のコピーが必要だということで、後日郵送することになった。 その後、市民サービスセンターへ行って転出届を提出する。転出届は実際に転出する日の2週間前から提出することができる。こちらは特に問題なく受理された。ちなみに印鑑登録は転出した日を以って無効になるので、実印が必要な作業(自家用車の名義変更とか)は前もってやっておく必要がある。転出届を提出した日以降でも実際の転出日以降は市民カードを使った印鑑証明の請求は可能なのであるが、もう請求する予定はないし、また市民カードを返却しに来るのも手間なので、転出届と一緒に返却した。 昼食は、おいしい蕎麦屋「うさぎ庵」の冷やしそばぶっかけを食べたかったのであるが、月曜日は定休日のようで残念。でも蕎麦を食べたかったので、近くのファストフード系の蕎麦屋で食べる。思いっきり期待値を下げたのである程度の妥協はしょうがないと思っていたのであるが、桜えびのてんぷら(「藪」のてんぷらをまねたような感じではあるが)はかなり美味。それなりに満足。 午後はひたすら引越しの準備。とりあえず衣類のパッキングが一通り終わる。まあ、何とかなるでしょう。 そのあと、息子を早めに保育園に迎えに行って医者に連れて行く。2時間もかかると思わなかったぜ。
