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吹奏楽コンクールのDVDなどなど
某ショップの改装在庫処分セール。在庫 DVD が全品半額ということなので開店時間を狙って行き、物色する。 第52回全日本吹奏楽コンクールライヴDVD Japan’s Best for 2004 (中学校編) 第52回全日本吹奏楽コンクールライヴDVD Japan’s Best for 2004 (高校編) 第52回全日本吹奏楽コンクールライヴDVD Japan’s Best for 2004 (大学職場一般編) 大学・職場・一般編は邦人作品が多く収められているし(本当に多くなりましたね、最近)、高校編ではバルトークのオケコンの終楽章が収められているというし、2枚買うんだったら中学編も買っておかなきゃ … ということで、悩んだ末に結局全部買ってしまった。 下手にこねくり回した解釈よりもストレートな演奏の方が楽しめるという意味で、大阪市立市岡中学校吹奏楽部の《呪文と踊り》(チャンス)は面白かった。 埼玉県立伊奈学園総合高等学校吹奏楽部の《管弦楽のための協奏曲》の終曲(バルトーク)は確かに超絶技巧を披露するにはもってこいの曲なのだろうが、編曲すると「ただそれだけ」という感じになってしまう。原曲の持つきらびやかさが薄れてしまってうまくアピールできなかったのではないかという気がする。 土気シビックウィンドオーケストラは、そのゴージャスな音色が他の団体とは一線を画しているように思う。どうしてもこじんまりした感じやチマチマした感じが拭えない編曲作品よりも、シンプルにソノリティをアピールすることができるオリジナル作品の方がこの団体には向いているのだろう。 ライブ2004 [DVD] 須川展也さんと東京佼成ウィンドオーケストラのライヴ盤。買おうかどうしようか迷っていたところ、この半額セールになったので自信を持って買ったしだい。うちの団員によると須川ファンでなくても楽しめるとのこと。 モントルー・ザ・ムービー 91/92 [DVD] 1991年と1992年のモントルー・ジャズ・フェスティバルを収録したDVD。 1991年には亡くなる直前のマイルス・デイヴィスが出演しており、クインシー・ジョーンズが指揮するビッグ・バンドを従えて、「マイルス・アヘッド」などの再演を行った。 1992年には、その亡くなったマイルスを追悼するトリビュートバンドが出演している。いわゆる「黄金のクインテット」のメンバーであるウェイン・ショーター(サックス)、ハービー・ハンコック(ピアノ)、ロン・カーター(ベース)、トニー・ウィリアムス(ドラムス)に、トランペットのウォレス・ルーニーを加えたもの。このメンバーは同じ年に来日しており、読売ランドや万博公園で行われたジャズ・フェスティバルに出演した。(私は東京も大阪も見に行きました。) レイ・チャールズやデヴィッド・サンボーンも登場するらしい。 JリーグオフィシャルDVD ジュビロ磐田2003シーズンレビュー 第38回天皇杯カップ・ウィナーズへの軌跡 ジュビロ磐田の2003年シーズンのハイライト。およそ1年前、最後に天皇杯を制してとりあえずタイトルを確保したものの、昨シーズンはついにタイトルなし … 今年こそ頼みますよ。 … こんなんも買ったんだった … ルグラン・ジャズ ちょっと前にわりとブレークしていた《キャラヴァンの到着》の作曲者であるミシェル・ルグランが豪華ミュージシャンを集めて作ったアレンジ作品集。 当時のマイルス・デイヴィスとその周辺のミュージシャン(例えばコルトレーンとかビル・エヴァンスとか)が参加しているセッションが興味深い。これより先にレギュラー・クインテットで発表されている《ラウンド・ミッドナイト》(同名アルバム収録)も違う編成で録音されているのだが、ヴィブラフォン、フルート、ハープなどが加わった少しゴージャスなアレンジになっている。 あと、ニューサウンズ・イン・ブラスの《チュニジアの夜》(真島俊夫編曲)はこのアルバムに収録されているアレンジが元ネタ。もともとのアフロ・キューバンではなく、疾走感あふれるテンポ設定になっている。 ELEPHANTISM DVD BOOK「ELEPHANTISM」のサントラ盤。買いそびれていたのだが安かったので …
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ゲストとしてのマイルス
そういえば、こんなCDも買ったんだった。 Special Guest is…Miles マイルス・デイヴィスは、そのキャリアではほとんどリーダーとしてアルバムを作り続け、ゲストとして他のミュージシャンのレコーディングに参加することは少なかった。 ところが晩年(具体的な1980年代の後半)には、かなり積極的に他のミュージシャンのレコーディングにゲストとして参加していた。この CD はそういったマイルス・デイヴィスがゲストとして参加した曲目を集めたものである。 まあ、その頃はオリジナルアルバムにしてもバックはほとんど他のミュージシャンに任せていて自分はトランペットを吹くことに専念していたという感じ(例えば「TUTU」なんかはマーカス・ミラーが作ったバックトラックの上で吹いているというカラオケ状態)なので、耳当たりとしてはそんなに変わらない。曲の雰囲気もしっとりとしたバラードか、エレクトリックな味付けのファンク・ミュージックか、といったところである。 レーベルを超えて TOTO との共演曲が入っているとかうれしい部分もあるが、映画「ホット・スポット」のサントラが半分以上を占めているとか、スクリッティ・ポリッティとの共演や「サン・シティ」が入っていないとか個人的には少々不満。
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ライブ帝国プラスチックス
風邪で寝ていたらこんなのが届いていた。 ライブ帝国 PLASTICS [DVD] 個人的にはもっとも「テクノ・ポップ」という言葉が似合っていたと思うバンド、プラスチックスの映像を集めたDVD。最近、店頭で見なくなったのであわてて購入した。 宇崎竜堂が司会をしていた TVK の番組「ファイティング’80s」の映像である。やはりトシ(中西俊夫)のパンキッシュなヴォーカルはかっこいい。POLYSICS のある部分はこのバンドからの影響大だと思う。 シングル《GOOD》のB面に収録されていた《PATE》は唯一のオリジナルアルバム未収録曲。現在聞けるのはこの DVD だけかも。他の作品としっくり来なかったからアルバムへの収録が見送られたらしいが、確かに比較的ゆったりしたビートが多かった「ORIGATO PLASTICO」には合わないのかも。しかし、このスピード感はライヴならでは。(ちなみに《GOOD》のシングルヴァージョンも「ORIGATO PLASTICO」収録のものとは別ヴァージョン。私はシングルヴァージョンの方がソリッドで好き。) キーボードをやっていた佐久間正英(http://www.masahidesakuma.net/)は、実は GLAY や BOOWY のプロデュースもやっている。
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空港のための音楽
Ambient 1: Music for Airports アンビエント・ミュージックのルーツともいえる作品。以前から持っていたのであるが、リマスタリング/紙ジャケで再発売となったので買い直した。年末に購入していたのであるが、やっと聞くことができた。 こういう静謐な音楽は、やはり音がいいと「のめり込める」。以前のCDではここまでまったりと浸れなかったような気がしている。 1曲目のミニマルなフレーズを繰り返すピアノはロバート・ワイアットが参加しているとのこと。最初にこのアルバムを聞いた頃はロバート・ワイアットの音楽なんて全然知らなかったのであるが、カンタベリーを通ってから聞き直すと「さもありなん」という気になる。
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出生届などなど
なんか子供関係のことばっかり書いているなあ ….. 今日は休暇をもらって出生届を出しに行く。 私の勤務先では産前産後に特別休暇がもらえるのであるが、これが一日単位で申請しなければいけない。出生届の処理なんて半日もあれば十分終わるのだが、まあ、もらえる休みはもらっておけということで、一日休んでいろいろと用事を済ませる。 自動車のタイヤ交換。ほとんど限界まで(というか限界を超えて)履き尽くしていたのであるが「危険だから早く変えろ」という各方面からのお達しにより、やっと交換した。通勤手段が変わったので週に一回くらいしか乗らないし、子供ができたという事でそろそろ2シーターなんかに乗っていられない気もしたので安く済ませようと思っていたのであるが、それなりに気合の入ったサイズのタイヤなのでそれなりの値段がしてしまった。 しかし、帰りの道は快適(笑)。今まで本当に無理をして履き続けていたことを実感した。こういう気分になるとまだ乗っていたい気もする。 今年の全日本吹奏楽コンクールのフルスコアとCDもやっと注文できた。私の所属している吹奏楽団はコンクールに出場していないので不要といえば不要なのであるが、たしなみとして一応毎年買うことにしている。 近くのCDショップに行ったら在庫処分のCDが一枚333円。一生懸命探して以下のCDをゲット。 Pagan Poetry, Pt. 1 Hidden Place, Pt. 1 Hidden Place, Pt. 2 いずれもビョークの4枚目のアルバム「ヴェスパタイン」からのシングルカット。ちなみに「ヴェスパタイン」とは歌劇《シチリア島の夕べの祈り》などの「夕べの祈り」という意味です。 VENETIAN SPELLS: GREAT BRITISH MUSIC FOR WIND BAND VOL. 5 エレビーの《ヴェネチアの魅惑》、スパークの《ダンス・ムーヴメント》などが収録されている。
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今日買ったもの
CBL [ CD BABY LOVE ] 坂本龍一監修によるお母さんと赤ちゃんのための音楽集。ドビュッシーの《夢》、サティの《ジムノペディ》、フォーレの組曲《ドリー》からの《子守歌》など、曲目から見るとクラシックのそれっぽい音楽を集めたオムニバス盤だと思っていた。まあ、我が子の誕生記念にこういうのもいいかな(というか、そういう理由付けがないとたぶん買わない)と思い買ってみたのだが ….. 実際には半野喜弘を中心とする hoon によるかなり斬新なアレンジがされている。「音響派」とか「エレクトロニカ」と言われるジャンルに属することになろうか、メロディが聞こえず、ほとんど原形をとどめないようなアレンジもある。 本当に赤ちゃんが気に入るかどうかはわからないが、企画盤にしては内容は面白い。 Once You’ve been in Love 以前も小曽根真のピアノとのデュオアルバムも出していた伊藤君子。このアルバムは小曽根真がプロデュースするビッグバンドとの共演。
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買い初め
近くの書店をのぞいたところ、新品CD(デッドストックか?)の半額処分セールをやっていた。 gut gut 坂本龍一が率いていた gut レーベルのアーティストによるコンピレーション。 他に中谷美紀、ゲイシャガールズ、アート・リンゼイなどの作品が収録されている。 坂本作品《愛してる、愛してない》は別リミックス、《1919》《Asadoya Yunta》は他アルバム未収録のライブ・バージョン。 そういえば、佐藤琢磨が出てくるホンダのCMでかかっている坂本美雨の《ネバー・エンディング・ストーリー》がなかなかよい。 そういえば、いよいよYMOメンバーのソロアルバムも紙ジャケ化再発売が始まるらしい。 ソニーからは以下の6タイトル。 MHCL 509 : HARRY HOSONO & THE YELLOW MAGIC BAND – PARAISO (HARAISO) MHCL 510 : HARUOMI HOSONO – PHILHARMONY MHCL 511 : RYUICHI SAKAMOTO & THE KAKUTOUGI SESSION – SUMMER NERVES MHCL 512 : RYUICHI SAKAMOTO – B-2 UNIT MHCL 513 : […]
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見初め聞き初め
今年もよろしくお願いいたします。 フーズ・ネクスト+7 なぜか今年の聞き初めはザ・フーの「フーズ・ネクスト」。リスニング・ルームで他の作業をしながら聞いていたのであまり細かい印象は残っていない。1曲目 の《ババ・オライリー》の冒頭のシーケンスがU2のギタリストであるエッジのプレイに影響を与えたと読んだことがあるが、なるほどそういう感じはある。 ゴッドファーザー [DVD] 時間的に余裕のある正月にしか見れない映画を見ることにした。 前にも書いたように、パート1とパート2を年代順に編集した「特別編集版」しか見たことがなかったのである。 初代ゴッドファーザーであるビト・コルレオーネ役のマーロン・ブランドの存在感も素晴らしいが、二代目のマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ) が名実ともにゴッドファーザー(名付け親)となる場面、すなわちバッハの宗教曲(詳細不明。《パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582》らしい。)にのって神聖な洗礼の場面と殺戮の場面がモンタージュされるところがたまらなく好きである。 ちなみに、ここで洗礼を受けている赤ちゃんは当時生まれたばかりのソフィア・コッポラ(監督フランシス・フォード・コッポラの娘)だそうである。
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今日買ったもの(アバ)
アバ・オリジナル・アルバム・BOX アバのオリジナル・アルバム8枚にボーナス・トラックを加えた紙ジャケボックスセット。 「収納ボックス」「帯」という紙ジャケ必須のアイテムが最初からついているのはいいのだが、ジャケットの出来はいまいち。一応、紙質はアルバムごとに変えられているのであるが。 最初に出会った洋楽がたぶんアバだったのではないかと思う。 小学校6年生か中学校1年生くらいのときだったと思うので、絶頂期のちょっとあとくらいからリアルタイムで聞いていたのだろう。 また、この頃ちょうど親からステレオを買ってもらい、本格的にFM放送のエアチェックを始めた頃であった。 なので、アバの主要曲はかなり知っているのではないかと思う。 《ダンシング・クイーン》《恋のウォータールー》《サンキュー・フォー・ザ・ミュージック》あたりはもちろん、《タイガー》とか《サマー・ナイト・シティ》とかも好きである。
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楽譜が届いた
何か最近とっても忙しいぞ ….. とりあえず、選曲検討用と興味のために購入した楽譜が到着した。 マイケル・ドアティ/ビザロ 吹奏楽というよりは管楽アンサンブルといった方がよいような編成。 木管は3管(ただしクラリネットは Eb + Bb + Bb Bass が一本ずつ)+アルトサックス、金管は 4-4-3-1 + ユーフォニアム。それに打楽器、ピアノ、エレキベースという編成である。 実はあまり音源がなく、私が持っているのは《メトロポリス・シンフォニー》(終楽章は単独で吹奏楽編曲されている《レッド・ケープ・タンゴ》という作品)とカップリングになっている ARGO 盤だけである。 Daugherty: Metropolis Symphony/Bizarro シンプルなリフがいろいろな楽器で繰り返されるという構成。 ジャズよりもロックに近い雰囲気である。 こういう作品こそ、大江戸ウィンドオーケストラあたりが演奏したら面白そうだ。 エリック・ウィテカー/スリープ ヘリオトロープ・ウィンド・シンフォニーのCD に収録されている。最初に合唱曲として作られ、後に吹奏楽編成に改作されたらしい。吹奏楽版のフルスコアの真ん中には合唱譜も書かれているので、吹奏楽 + 合唱という形態での演奏も可能なのかも知れない。やはりいい曲であった。 最終部分での二度下降進行の音形には予想通り「Sle-ep」という言葉があてはめられていた。上記 CD の中山鉄也さんの解説によると作曲者のウィテカーは「スリープ = 永眠」という意味合いを持たせているという。この音形はマーラーの《大地の歌》(ここでは「E-wig(永遠に)」という歌詞がつけられている)や《交響曲第9番》でも死を暗示する音形として使われている。やはりウィテカーは意識しているのであろう。 エリック・ウィテカー/クラウドバースト 創価グロリア吹奏楽団のCD に収録されている。聴衆をも演奏者にしてしまうという面白いアイデアの作品である。聴衆がランダムに行う「指パッチン」が雨音を模倣しているのである。作品としては上記の《スリープ》よりちょっと大味か。 パーシー・グレインジャー/マルボロ侯爵のファンファーレ 《リンカンシャーの花束》の第1曲の途中で割り込んでくるファンファーレが、この《マルボロ侯爵のファンファーレ》である。イーストマン・ウィンド・アンサンブルの前指揮者であるドナルド・ハンスバーガー校訂によるエディション。 ホルンのオフ・ステージのソロに始まり、金管主体でどんどん繰り返されるような構成になっている。なかなか面白い小品なのだが演奏者によってはプレッシャーがきついかも。 クルト・ヴァイル/小さな三文音楽 オペラ《三文オペラ》から作曲者自身が再構成した管楽アンサンブルのための組曲。 この組曲を編むことを進言したのがオットー・クレンペラーというのが面白い。 個人的には厳格で気難しいそうな印象のあるクレンペラーがこの作品を振っている情景を想像すると何となくおかしい。クレンペラーによる音源もあるらしいのだが、残念ながらまだ聞いたことがない。 皇帝円舞曲(巨匠クレンペラーの世界) 編成は以下のようになっている。 2 fl (picc.), 2 cl, alto sax, ten. […]