Category: CD/DVD

  • デヴィッド・ボウイ/ペイル・ファウンテンズ

    ロウ(紙ジャケット仕様) デヴィッド・ボウイの紙ジャケがぞろぞろリリースされている。とりあえず、「ジギー・スターダスト」とこれを買ってみた。 ブライアン・イーノを迎えてのベルリン録音。耽美的だとか沈鬱とかという評をよく見かけるのだが、個人的にはそちらよりも歪んだシンセ音がそれまでのボウイのスタイルに絡んでいる(レコードでいうところの)A 面の猥雑さの方が印象に残った。そのへんの猥雑さがイーノのソロアルバムである「ヒア・カムズ・ザ・ウォーム・ジェッツ」あたりに通じる。 「ボウイの音って今聞くと古臭いのでは?」という危惧があったのだが、全然そういうことはなかった。意外とヘヴィーローテーションしている。 私にとってのボウイのモスト・フェイヴァリット《アッシェズ・トゥ・アッシェズ》が収録されている「スケアリー・モンスターズ」は来月発売。 パシフィック・ストリート ネオアコの代表的名作が紙ジャケでリリース ….. ということで買ってみた。 このきな臭いジャケットは何なのだろう?出てくる音が全く想像できない。

  • 沖縄日記その4

    息子、暑くて夜中じゅう動きまくりの蹴りまくりで、父母とも2時間おきくらいに目覚める。 母、6時過ぎにしたくして温泉へ。朝は案外混んでいるがまったり過ごす。 8時前に息子を起こす。まだ眠いらしい。 支度して朝食ビュッフェへ。 昨夜、死ぬほど食べて後悔したはずなのに、またついつい手が伸びる。 息子は少し控えめらしい。 食後、砂浜で少し遊ぶ。 父が息子に海を触らせようとするが「こわい」と言って逃げる。 砂遊び道具を振り回して遊ぶ。 10時過ぎ、父と息子で温泉へ。 その間に母パッキング。 11時のチェックアウトに間に合うように急ぐ。 11時、荷物を取りに来てもらったときに息子はベルキャプテンのお姉さんとおしゃべり。 自分のピギーバッグを持ってはしゃぐ。 11時30分過ぎ、車の乗ると息子すぐに寝る。 「沖縄こどもの国」へ行く途中で、嘉手納の「道の駅」に寄り、父母交代で休憩&買い物をする。 12時20分ごろ、息子がいったん起きるもののすぐ寝たので、「こどもの国」へ行く。 13時、「こどもの国」着。 息子を起こして中に入る。ずっと抱っこモード。 列車の乗り物を発見してそれに反応したので、親子3人で乗る。 お腹もなかなか空かないので園内を歩いて回る。 オオアリクイがとても活動的でびっくり。 マンドリルも初めて近くで見る。 園内は工事中が多く、無造作に動物たちが置いてある感じがするが、うらぶれていて面白い。 息子はやる気がなく、キリンやダチョウなどを見つけて走るくらいであまりのらないらしい。 14時30分出発、A&W を目指す。 沖縄発祥の日本発のファストフードと言われる「A&W」、母は念願のルートビアを注文できて満足。 16時30分ごろ、那覇のホテル着。 17時ごろモノレールに乗りに行く。 息子も最初は興奮するものの、途中で飽きたので、奥武山公園の手前で折り返す。 寒くなってきたので、いったんホテルに戻って上着を取り、18時30分ごろ夕飯へ向かう。 国際通りから少し入った「花笠食堂」へ。 昔ながらの食堂で、韓国のオモニを彷彿とさせるおばちゃんが働いている。 父はビールとラフテー、沖縄そばなどのセット、母はグルクンの塩焼き定食を注文する。 息子は、沖縄そばを「ちゅるるん」することにこだわるが、他のものはあまり食べず。 19時45分、買い物へ。父は高良レコード店へ。 母と息子はブラブラし、息子用のアロハシャツを買う。 国際通りを歩いて帰る。 お茶を買って部屋へ戻り、シャワーをして22時ころ寝る。 珍しく、息子がいちばん早く寝る。 (父付記) リゾートから那覇市内のビジネスホテルへ。少しずつ現実に引き戻されている気がするなあ。ぜひ行きたかった国際通り沿いの「高良レコード店」へ。沖縄音楽専門店と思いきや、普通の CD/DVD ショップである。 まずは、限定盤の売れ残りを探す。おお(小さくガッツポーズ)、ポリスの「シンクロニシティ」とブラインド・フェイスの「スーパー・ジャイアンツ」があるではないか! それからタウン誌で見かけた古謝美佐子さんの CD を買おうと思っていたのだが、ない。 古謝美佐子さんは「オキナワチャンズ」の一員として、教授の「NEO GEO」や「BEAUTY」のレコーディング/ツアーに参加、その後ネーネーズを経てソロ活動を行っている。 店員さんに聞いたら倉庫を探して持ってきてくれた。 天架ける橋 全然知らなかったのだが、「童神」という子守唄が NHK […]

  • 私と二人の聖人

    ジョン&ヨーコの各種アルバムが紙ジャケで再発。 ジョン&ヨーコの初期3部作、すなわち「トゥー・ヴァージンズ」「ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ」「ウェディング・アルバム」は、私がジョン・レ ノンを聞き始めた時期には聞きたくても聞けないシロモノだった。思えば「廃盤」(=買いたくても買えない)という概念を初めて知ったのもこの頃だったと思 う。 まあ、そこまでして聞くべきアルバムかと言われると答えに窮する内容ではあるのだが、「普通は聞けない」と言われると「何としてでも聞きたい」とい う性格なので、初期3部作を探す旅はこうして始まったのである。中でも日本発売すらされなかった「トゥー・ヴァージンズ」はお目にかかることもできないの ではないかというレアさだった。 ところが、意外とあっけなく輸入レコード屋で見つけることができた。3800円で購入したその盤は、いわゆるカウンターフィット、正規盤をコピーし て作成された模造品だった。当時中学生だった私はそんなことは知らず、「何か盤が厚いなあ」とか「新品なのに何かプチプチいうなあ」とか「何かレーベルの 印刷がボケているなあ」とか漠然とした疑問を感じていたのであった。 他にも某ファンクラブで購入した正規盤みたいだけどひたすら怪しい CD とか、完璧な海賊盤 CD (確かガレージセールで半額で買った)も持っている。やっと正規盤 LP を買えたのはカウンターフィット盤の LP を手にしてから 15 年後のシアトルの中古レコード屋であった。状態はかなり悪かった(二人の全裸ジャケを覆う袋がほとんど破れていた)が $100 という破格の値段だった。 「ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ」は大学時代に西武ライオンズ優勝セールで叩き売られていたカセットテープを買った。(これいくらだったかなあ?1000円くらいだったかな?)その後、某コレクターから正規日本語盤を譲ってもらった。 「ウェディング・アルバム」はどこで買ったか忘れてしまったが、8 トラックテープ(って知ってます?)版を買った。 これらのアルバムが全て正規盤で買えてしまう世の中はやはり便利なのだろう。 こうしてコレクターは重箱の隅へ隅へと進んでいくのである。

  • 栗コーダー

    イオン浜松志都呂店で行なわれた栗コーダーカルテットのインストアライブを見に行く。 (浜浜とはお互いを認識。もんすたMINIも行ってたよね?) 30分ほどの短い時間だったが、ポピュラーな曲を中心の演奏。 ピタゴラスイッチのテーマはもちろん演奏されたが、「テレビのジョンが登場するときの音楽」(分かる人には分かる)が個人的にはヒット。 息子はテューバに喜んでいた。 以前から買おうと思っていた10周年記念ライブの DVD を購入してサインをいただく。 帰りに寄ったヴィレッジヴァンガードでレコスケくんの貯金箱を発見、衝動買い。

  • 市立川口

    川口市立川口高等学校吹奏楽部のコンクール演奏を集めた CD が出るそうな。 響華II (ちゃんと調べれば分かるのだが …..) 内容は以前自主制作で発売されていた 4 枚組 CD「響華」の最初の 2 枚だと思う。 あとの 2 枚は定期演奏会の演奏とか OB 吹奏楽団の演奏だったと記憶しているので、一般吹奏楽ファンは今回の内容で十分満足するはずだ。

  • ダンサー・イン・ザ・ダーク

    ダンサー・イン・ザ・ダーク [DVD] 頭がカタルシスを欲していたので見ることにした。 半額で売られていたのをしばらく前に買ったまま見ていなかった DVD である。 ビョークが演じる主人公セルマはチェコからアメリカへの移民。 小さな工場で働きながら女手一つで息子を育て、アマチュア・ミュージカルが唯一の楽しみ。 遺伝的な病で徐々に視力をなくしていくが、同じ病を抱えている息子に手術を受けさせるためになけなしのお金を蓄えている。 ある日、そんな風にして蓄えたお金を盗まれたことから人を殺してしまい ….. といったあたりがあらすじである。 このあらすじは以前から知っていたので、かなり暗い映画であることは覚悟していたのだが、これらのこと自体はそれほど暗くは描かれていないし、そういう「他人の不幸」によって泣かせる映画では決してないのだ。 この映画で激しく心を揺さぶられたのは2点。 「なぜ、同じ病に冒されることを知っていながら子供を産んだのか?」という問いに対して「赤ちゃんをこの手で抱きたかったから。」と答えたセルマ。彼女は、彼女に降りかかる全ての不幸を受け入れなければ、このシンプルで根元的な願いを叶えることができなかったのだ。 それから「ミュージカルは最後の曲で終わってしまうから、最後から2曲目で席を立つの。そうすれば永遠でしょ。」と言ったセルマが最後に歌う《最後から2番目の歌》。 ミュージカルには哀しい場面はないと言うけれど、独房で歌われる《マイ・フェイヴァリット・シング(私のお気に入り)》(セルマが所属するアマチュア・ミュージカルが練習しているのは「サウンド・オブ・ミュージック」)は哀し過ぎる。

  • 大貫妙子/リード

    ROMANTIQUE(紙ジャケット仕様) YMO が半分ほど全面協力した大貫妙子のセカンド・アルバム。(もう半分は加藤和彦)紙ジャケ/リマスタリングで再発されたので買ってみた。やはり当時売れていた《CARNAVAL》が出色の出来で、あとはかなり落ち着いた曲調のものが多い。《蜃気楼の街》は聞いたことあるぞ。なぜだろう? リード!リード!!リード!!! 率直に言うと期待外れ。(そういえば、早々に買った友人がそう言っていたような気もする。)録 音バランスが変なのが気になる。かなりオン気味に録音されていて、しかもデッドなので音の分離が良過ぎるのである。またバランス的にトランペットのトップ とアルトサックスが出過ぎているような気がする。トランペットがきついところで不安定になるので、これも聞いていて辛い。….. なのだが、tutti が多くてテンポがゆったりした曲の響きはなかなかよい。具体的には《シンフォニック・プレリュード》とか《アレルヤ・ラウダムス・テ》とか。ライブならではの解放感ではなく、ライブならではの先を見越した出し惜しみ感の方が強く感じられたのでありました。

  • お買い初め(ヤマハ吹奏楽団/昭和ウィンドシンフォニー)

    とりあえず今年のCD買い初め。 (CAFUA の新譜はちゃんと入荷しようよ。> 某ショップ) すべての答え ヤマハ吹奏楽団による過去3年間の委嘱作品集。いわゆる「長生四部作」の次の3年間である。 特に、オルガン協奏曲ともいえる《摩天》(菊池幸夫)は今後もそれほど演奏される機会はないと思われるので貴重な録音。以前の日記にも書いたのだが、圧倒的な実力を誇っていた頃のヤマハ吹奏楽団の委嘱作品に通じる硬派な作品である。 サンクチュアリーズ こちらは近年恒例となっているユージン・コーポロン指揮による昭和ウィンドシンフォニーの定期演奏会のライヴ(+リハーサルのセッション)盤。こういう企 画があるから日本とアメリカの新譜情報の時間差が少なくなってきているのだ。昨年から GIA に移った北テキサス・ウィンド・シンフォニーによる Wind Project シリーズにも収録されていたティケリの《サンクチュアリ》は、《アメリカン・エレジー》にも通じる抒情に満ちた作品。

  • 今年のベスト7

    おそらく今年はもう CD を買うことがないと思うので、思いつくまま今年のベスト7を選んでみた。ベスト5にしようとすると外せないモノばかりだし、かといってベスト10にするのは無理矢理突っ込んでいる感じになってしまうので中途半端な数になってしまった。(順不同です) BLUE MOON BLUE 軋轢 アウト・トゥ・ランチ ONJOプレイズ・エリック・ドルフィー・アウト・トゥ・ランチ 東京シャイネス(初回限定盤) [DVD] インヴェンションズ&ディメンションズ モダン・タイムズ(初回生産限定盤)(DVD付)

  • 2006年全日本吹奏楽コンクールのDVD

    Japan’s Best for 2006 コレクターズBOX [DVD] 今年の全日本吹奏楽コンクールは、特に大学・職場・一般の部で聞いてみたい演奏が多かった。まあ、でもせっかくなので全部門が収録されているボックスセットを買ってみた。 とりあえず、その大学・職場・一般の部だけ見てみる。特に聞きたかったのは大曲吹奏楽団の《ゴシック》(木下牧子)。委嘱作品での全国大会出場であ る。指揮者の小塚類さんというとアクの強い演奏をするという印象があるのだが、この演奏はそのアクの強さがプラスに作用して説得力のある演奏になったよう に思う。 創価学会関西の《科戸の鵲巣》(中橋愛生)も聞きたかった演奏。大編成にも関わらずものすごく透明感のあるソノリティ。 NTT西日本中国吹奏楽クラブは相変わらず少人数だが充実した演奏(ハチャトゥリアンの《ガイーヌ》)。ウィンドアンサンブル的な響きを志向して全国大会で安定した評価を得ている団体はここくらいではないだろうか。