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ロシアのクリスマス音楽
息子が体調を崩したので会社を休んで一日中子守り。 Holiday Traditions(アメリカ空軍交響楽団) 久しぶりに海外オークションで入手。 いつの間にか空軍モノがデジパックというか簡易パッケージになっている。 この CD にはリードの《ロシアのクリスマス音楽》の管弦楽編曲が収録されている。 ライナーノートによると、リードの助言のもと、クラーク・マカリスターが編曲したものらしい。 率直に言って、この手のニッチなレパートリーはちゃんとしたオーケストラによる音源は出てきにくいと思われるので、こういう音源はありがたい。 スコアを見ながら聞いてみると、もともと管弦楽を念頭において原曲(吹奏楽版)を作曲したのかと思うくらい相性がよい。 頻繁に登場するクラリネットセクションによる聖歌のコラールはそのまま弦楽セクションに移しても問題なさそうだし、最後の部分(イングリッシュホルンのソ ロが終わってトロンボーンのコラールが始まるところ)はニ長調(Bb 管でシャープ 4 つ)という吹奏楽ではなかなか扱いにくい調だし。 吹奏楽に慣れた耳だと、最終部分は金管セクションによるマッシヴな響き(命を削るようなフォルティシモ(笑))が欲しいところであるが、管弦楽編曲になると弦楽(+木管高音群)の響きが主体になり、金管は添え物的な役割に回ってしまう。 そのあたりがちょっと残念か。 追記: ちょっと探してみたところ、アメリカの iTMS で見つけました。「US Air Force Band」の演奏になっていますが管弦楽版でした。「Season of Hope Vol.2」というアルバムです。iTMS だとアルバム単位でしか買えないみたいですし、このアルバムは Altissimo! からリリースされているので普通に購入できると思います。URL はこちら↓ http://altissimodistribution.com/
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ディスカウント再び
さすがに無用に散財しているような気がするなあ ….. 「20% OFF!」に引かれてワゴンを漁るからいかんのだなあ ….. 18シングルズ (初回限定盤)(DVD付) 一昨年リリースされた U2 のシングルズ。「ベスト」とは銘打っていないものの、やっぱり「焔」とか「ヨシュア・トリー」とかが U2 のこれまでの活動の中心になっているのだ。特に前半なんて最初に出たベスト「1980 – 1990」を聞いているような錯覚に陥る。 で、付録の DVD を見てみた。 ヴァーティゴ・ライヴ・ツアーのミラノ公演のハイライトである。 1時間くらいの長さに短縮されているのだが、私としてはちょうどよい長さである。 コンパクトになっているためかどうかわからないが、一気に見終わってしまった。 で、かなり感動してしまった。 まず、お客さんのノリが違う。 サッカースタジアムでやっているからアリーナ席も含めて10万人近くいるのではないかな。 ボノに合わせて手を振ったり、歌を歌ったりするとそれだけで圧倒される。 ボノも近くで見ると「年とったなあ」という感じなのであるが、それほど絶叫するでもなく、それほどパワフルに動き回るでもなく、自然にロックンロールしているのが見ていて心地よい。 客席にいる女の子をステージにあげて抱きしめながら歌う《All I Want is You》とか、じわじわ盛り上げるラストの《With or Without You》とかは涙が出そうになる。 (4人が退場してからも《With or Without You》のコーラスを止めない観客もよい。) LIVE in Tokyo まあ 20% OFF なら買っておいてもいいかなと(最近こればっかり …..)。 私は今回の「ミカエラ・バンド」がリアルタイムで最初に聞いたミカバンドなので過去へのノスタルジーはあまり持っていないのであるが、《黒船》とか で幕を開けて、盛り上がってきたところでカエラが登場して「ナルキッソス」からの曲を歌い、最後は新旧取り混ぜての波状攻撃という構成はなかなか楽しめ る。 ボーナスディスクは微妙。 ペット・サウンズ40thアニヴァーサリー・エディション(DVD付) モノ・ミックスとステレオ・ミックスの 2 in 1 CD […]
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2007年最後のCD/DVD購入
というわけで、今日も買い物に出たついでに近くの HMV へ。 特定のCDとDVDをあわせて3点買うと25%OFFという、やけくそのようなセールをやっていたので、何とかピックアップする(無理やり買うな)。 Sensuous 実はかなり気に入っているアルバム。 やっぱり気に入っているアルバムは買っておかないと。 細野晴臣トリビュートアルバム-Tribute to Haruomi Hosono- 前にも書いたように、安易にトリビュートに走る昨今の音楽界については否定的なのであるが、やっぱり面子は魅力的ですな。25% OFF なら手元に置いておいてもいいかなと。 そういや、アナログ盤が出るのはもうじきだっけ? ポリス インサイド・アウト (JAPAN EDITION) [DVD] まあ、25% OFF なら見ておきたいかなと …..
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帰省
怒涛の年末。 やはり最終出勤日の翌日に帰省するのは無謀である。 朝5時30分起きで年賀状を印刷し、印刷の待ち時間を利用して荷造りをする。 そんな中で届いた一品。 Visionaire 53: Sound amazon.com で早期予約したものの「初回入荷できなかったので遅れるよ〜ん」というメールを受け取った。 そのまま品切れとかで入手できなくなるのではないかと思い心配していたのだが、無事配送された。 当然、開封すらしている暇なし …..
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病気かな?
タワーレコードで楽しくお買い物 ….. のはずだったのだが、最近「踏みとどまること」が多くなって、衝動買いができなくなっている ….. 病気だろうか? 坂本美雨ちゃんのニューアルバムも何となく見送ってしまったし、ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズの40年ぶり(!) のニューアルバムも何となく見送ってしまった。 ということで、買ったのは雑誌とか本とかだけ。 サディスティック・ミカ・バンドオフィシャル・ブック・ボックスセット ミカ・バンドのオフィシャルブックボックスということで買ったのだが、これって幸宏さんの(というかオフィス・インテンツィオの)ウェブページで売っていたヤツに未発表録音 CD をつけたもの? (後日付記)インテンツィオで売ってたもの(ライブ・パンプ)に未発表写真、映画での3人のインタビューの完全収録、それと対談なんかを新規で追加して収録したもののようです。
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教授のサントラなどなど
教授が手がけた2枚のサントラ。 トニー滝谷 SILK 教授が手がけた2枚のサントラ。 「トニー滝谷」は村上春樹原作。映画はかなり前に公開されて、DVD も発売されているのだが、間をおいてサントラとして CD がリリースされた。こちらはピアノ・ソロ。 「シルク」は来年公開されるフランソワ・ジラール監督作品。 こちらは比較的小さい編成のオケ。 まとめて買うと非売品の特典 DVD がついてくるということなので、あわてて買う。 坂本龍一「SILK」「トニー滝谷」特典DVD付きサントラ二枚組パック DVD には「シルク」のサントラのレコーディング・セッションの様子が収録されている。 教授がスタジオとモニター室を行ったり来たりしながら、オーケストラの指揮をしたり、監督と議論したりしている様子が映されている。 オケへの指示の仕方など、なかなか面白い。 あとはジラールと教授への簡単なインタビュー。全体では15分ほどである。悪くない。 ***** ツイン・ピークスも相変わらず見続けている。今日は第27章。 「早く次を見たい」と思わせる力はセカンド・シーズンの方が強いのではないかな。 当初は1日おきに2話ずつ見る計画だったのだが、仕事が一段落着いた今週は毎日見ている。 「ダイアン、この三連休には見終わる予定だ。」 (そういや、セカンド・シーズンではあまりダイアンが登場しないなあ …..) ***** ツイン・ピークス視聴後、ふと、足元にあった(汗)フランク・ザッパの「Does Humor Belong in Music?」を聞いてみる。 Does Humor Belong in Music? 1980年代のライヴらしい。各地の公演で録音した素材をうまく編集して、ほぼノンストップで聞かせる構成になっている。 過去のレパートリーの再演が多いが、それぞれのミュージシャンやバンドアンサンブルとしてのうまさがよくわかる。 古い時期の先鋭的なアルバムに隠れてあまり評価されていないのだと思うが(事実、私もあまり聴く気がしなくて放置していた …..)、聴いてみたらとても楽しかった。
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ローム第3弾
ロームミュージックファンデーションによるSPレコード復刻CD集。発売元の日本音声保存のページでは紹介されていなかったのだが、第3弾が発売されていた。 ローム ミュージックファンデーション SPレコード復刻CD集 日本SP名盤復刻選集III(日本語版) 個人的には1940年12月14日に歌舞伎座で行われた、皇紀2600年祝賀演奏会での録音が収録されているのがうれしい。これらは非売品だった最初の5枚組にしか収録されていなかった。ここでは各国の作曲家に委嘱された4つの作品が演奏されている。 ジャック・イベール(フランス)/祝典序曲 シャーンドル・ヴェレッシュ(ハンガリー)/交響曲 イルデブランド・ピツェッティ(イタリア)/交響曲 イ調 リヒャルト・シュトラウス(ドイツ)/祝典音楽 有名な話だが、イギリスのベンジャミン・ブリテンから送られた《シンフォニア・ダ・レクイエム》は演奏されていない。 このシリーズ、次回の第4弾で終わるそうだが、さてヤマカズさんが振った伊福部昭の《交響譚詩》は収録されるのか?
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コーポロンの新譜
ユージン・コーポロンと北テキサス・ウィンド・シンフォニーによるシリーズが KLAVIER から GIA に移ったのが一昨年。 なかなか新譜が出ないなあと思ったら、やっと出たらしい。ミッドウェストに合わせたのか? http://www.giamusic.com/products/P-GIA_Windworks.cfm Urban Dreams (CD-743) カーター・ペン/スラローム(Carter Pann / Slalom) ダナ・ウィルソン/デイ・ドリーム(Dana Wilson / Day Dreams) Sunrise / Morning / Afternoon / Sunset シンディ・マクティ/フィニッシュ・ライン(Cindy McTee / Finish Line) マレイ・グロス/アーバン・ミス(都市伝説)(Murray Gross / Urban Myth) ゴードン・ジェイコブ/祝典のための音楽(Gordon Jacob / Music for a Festival Intrada / Overture / Round of Seven Parts / Air / Interlude […]
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ジョンの後半
ジョン・レノンの紙ジャケ第2弾。遅くなったが引き取ってきた。 LP 時代に購入したのはこのうち2枚。 亡くなる直前に発売された遺作「ダブル・ファンタジー」は中学時代の友人が持っていたので借りた。その後で、ジョンのそれまでの足跡を辿ろうと思って買った のが「ジョン・レノンの軌跡」だ。(たぶん)限定盤だったグリーンのカラーレコードを買った。いまだにベスト盤としてはいいバランスだと思う。 「心の壁、愛の橋」と「ロックン・ロール」は高校に入ってから友人が持っていたのを借りた。今回の「ロックン・ロール」は国内では確かコピー・コントロール CD でリリースされていたはず。無事普通の CD になった。 なので、ジョンのアルバムでリアルタイムで買ったのは「ミルク・アンド・ハニー」だけなのだ。これは雰囲気を味わいたくて輸入盤を買った。「ダブ ル・ファンタジー」がかなり端整な音作りだったのに対して、この「ミルク・アンド・ハニー」はまだかなりラフな段階の音源が使われている。歌い方もラフだ し、フェードアウトせずに何となくだらだらと終わっている曲もある。それだけにジョンの不在がより印象強くなっているように思える。 LP で言う B 面の後半に収録されている、ヨーコさんの「レット・ミー・カウント・ザ・ウェイズ」とジョンの「グロウ・オールド・ウィズ・ミー」はカセットテープで収録 された音源が使われている。「あなたを幾通り愛しているか数えさせて(Let me count the ways how I love you)」と歌うヨーコさんに対して「一緒に年を取ろう(Grow old with me)」と歌うジョン。ここが泣ける。
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バンジャの次はブレーンだ
ということで、また「あの」シリーズの解説を書かせていただくことになった。 「あの曲」の 1971 年版が収録されるそうで。 意外と最近もコンクールで演奏されているようだが、演奏されるのは改訂版なのではないかな? 私は 1971 年版の方が好きなので、楽しみである。