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課題曲
(コンクールには出場しないのでどうでもいいといえばどうでもいいのであるが …..) 遅ればせながら課題曲のフルスコアと参考演奏 CD を買った。 去年のも一緒に …..
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センバツ2008
第80回選抜高等学校野球大会の入場行進曲「蕾」を収録したCD。 今年は80回記念ということで、過去に人気のあった行進曲5曲もあわせて収録されている。 第64回大会「どんなときも。」 第66回大会「負けないで」 第73回大会「TSUNAMI」 第74回大会「明日があるさ」 第76回大会「世界にひとつだけの花」
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ミシガン大学5枚
マイケル・ドアティのティンパニ協奏曲《レイズ・ザ・ルーフ》の CD を買おうと思って探したところ、とりあえずは Equilibrium というレーベルからリリースされているミシガン大学の演奏しかないらしいことがわかった。amazon からも買えるようだが、時間もかかりそうだし、たぶん直接購入した方が安いと思ったので、直接このレーベルに問い合わせてみることにした。 (そういや、この曲って NAPP さんの吹奏楽番組で放送されたんだっけ?毎週録音はしているのだが聞いていない …..) 他にもミシガン大学の演奏団体(吹奏楽のみにあらず)が録音した面白いレパートリーがあったので何枚か注文したところ、送料をサービスしてくれるとのこと。結果的にかなり安くついた。ラッキー。 Michael Daugherty: Raise the Roof これはドアティの作品のみを収録したアルバム。 金管楽器と打楽器のための《アスクレピオス》、ティンパニ協奏曲《レイズ・ザ・ルーフ》、《ストコフスキーの鐘》、クラリネット協奏曲《ブルックリン・ブリッジ》、《ナイアガラの滝》が収録されている。 これらの作品は全て単独あるいは合同でミシガン大学が委嘱して作られた。 演奏/録音ともに申し分ない。 やはり私は分離のよいシャープな音像が好きだなあ。 《ナイアガラの滝》は今まで聞いた録音の中でもベストかも。 強烈なリズム感が心地よい。 相当に高い技術を持っていないとここまでのノリは出せないかも知れない。 ドアティの名言「Wind Ensemble can Rock’n’Roll!」(吹奏楽だってロックンロールできるぜ!)を思い出す。 Brooklyn Bridge 表題曲の《ブルックリン・ブリッジ》はおそらく上記と同じ演奏(というか、こちらの方が先にリリースされているのだが …..)。 ブライト・シェンの《ライ(愛の歌)》とかスーザン・ボッティの《コスモシス》とかは作曲者も作品も初めて名前を聞く。 その他はグレインジャーの《リンカンシャーの花束》、シューマンの《チェスター》といったベーシックレパートリーである。 Collaborations これがその前の年(2004年)に制作された CD。 エヴァン・チェンバーズの《ポルカ・ネーション》(聞いたことないなあ … と思ってウェブ検索したら NAPP さんの掲示板でかなり前に話題になっていた …)、モーテン・ラウリゼンの《オ・マグヌム・ミステリウム(おお、大いなる神秘)》、エリック・イウェイゼンのテューバ協奏曲、マイケル・コルグラ スの《アーバン・レクイエム》、ショスタコーヴィチの《前奏曲変ホ短調》《民族舞曲》。 Sounds, Shapes, and Symbols 表題作はレスリー・バセットの作品。その他スコット・リンドロスの《スピン・サイクル》、ショスタコーヴィチ「が」編曲した《スカルラッティの2つの小 品》、パーシケッティの《ディヴェルティメント》、ロバート・ラッセル・ベネットの《古いアメリカ舞曲による組曲》、チャイコフスキーの《軽業師の踊 り》。 Bassett: Concerto for Alto […]
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収穫
期せずして、CD を何枚かゲットすることができた。 私が欲しいもののいくつかは、きっと「かしくん」が漁った後だったと思うのだが、ピンポイントで欲しいものが残っていたのでラッキーである。 アメリカン・グラフィティ ― オリジナル・サウンドトラック 映画「アメリカン・グラフィティ」のサウンドトラック。 アメリカン・オールディーズが全編に使われた映画のサントラで、その音楽の権利関係をクリアするのに時間がかかってなかなかビデオが発売(レンタル)されなかったのを覚えている。 実はけっこうオールディーズは好きだし、プロム(高校卒業後のパーティ)の一夜のいろいろなエピソードを描いたこの映画はオールタイムベスト 5 に入るくらい好きな作品である。 キューピッド&サイケ85 スクリッティ・ポリッティの「キューピッド&サイケ’85」。 発売された当時、大学の先輩(キーボーディストの堀越昭宏さん)が絶賛していたように記憶している。 当時は聞く音楽がクラシックに偏っていて、リアルタイムのポップミュージックには疎かった私にはピンとこなかった。 今聞いてみると、いかにも1980年代なエレクトロニックポップで、ファンクやレゲエなどをうまく消化しているという印象。 収録されている《パーフェクト・ウェイ》は晩年のマイルス・デイヴィスもカバーしたナンバーで、マイルスのアルバム「TUTU」に収録されている。 《パーフェクト・ウェイ》は「TUTU」に収録されているナンバーよりずっとファンキーで、晩年のマイルスはこういう音楽をやりたかったのかな、とも思う。 坂本龍一さんの「リスキー」。 これも1980年代後半のエレクトロ・ファンクといった趣のアルバム「NEO GEO」からのシングルカット。おまけでイギー・ポップと共演した《リスキー》の PV が収録されている。 (CD-VIDEO フォーマットというところが貴重か?) 「肉体派」教授の傑作である「メディアバーンライブ」と、ワールドミュージックが見事に昇華された「BEAUTY」の間にはさまれた「NEO GEO」は教授のアルバムの中では評価的に地味なのかなあ。 などなど。
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ヤマハ吹奏楽団委嘱作品アーカイヴス
ええと、このたび「ヤマハ吹奏楽団委嘱作品アーカイヴス」の企画制作に携わらせていただくことになりました。 これは、ヤマハ吹奏楽団からの委嘱によって作曲された吹奏楽作品を、後世に伝えるべくまとまった形にしておこうという動きから発案されました。 1970年の《ヤマハ・コンチェルト》(ヴァーツラフ・ネリベル)から、1999年の《アルプスの少女》(田村文生)までの35作品を CD 8 枚に収録する予定です。 音源は基本的に初演時の録音を採用します。 《メトセラ》(田中賢)、《かわいい女》(田村文生)などは現在流通している版は初演後に改訂されていますので、初演の録音は貴重な資料となるでしょう。 また、別冊の解説書には初演に寄せた作曲者自身のコメントを掲載するとともに、現代日本音楽に関してもっとも信頼のおける評論家である片山杜秀氏による詳細な解説も掲載します。 ボーナス CD の内容は検討中ですが、ヤマハ吹奏楽団と作曲家のコラボレーションから生まれた貴重なレパートリーを収録する予定です。 林光の編曲によるムソルグスキーの組曲《展覧会の絵》、田中賢が師である尹伊桑の管楽アンサンブル作品を編曲した《無窮動(ムグン・ドン)》、池辺晋一郎 の吹奏楽作品《アマデウスのピアノが聞こえる》、武満徹の《ガーデン・レイン》《デイ・シグナル》《ナイト・シグナル》などを収録予定です。 また、このアーカイヴスのために書き下ろされた新作も収録される予定です。 この CD は頒布という形を取るため、一般の CD ショップでは販売されません。 また事前予約による完全限定生産となります。 申し込み方法は後日このホームページでお知らせする予定ですので、チェックして下さい。 ….. まあ、エイプリルフールということで …..
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レ・フレール
息子が風邪をひいたようなので、基本的には家でダラダラ。 この機に、ハードディスクに取り貯めた番組の中から保存しておきたいものを DVD-R に落とす。 昨年の「東京 JAZZ 2007」での、小曽根真さん率いる No Name Horses の演奏とか、年末に BS デジタルで放送された小曽根さんの特集とかをまとめる。 で、東京 JAZZ にレ・フレールの演奏が収録されていた。 兄弟(レ・フレールはフランス語で兄弟という意味らしい。まんまやんけ。)によるピアノ・デュオで、いわゆる「キャトルマン・スタイル」の連弾を行う。 店頭で CD を見かけたことはあったのだが、最近流行りの「お気楽クロスオーヴァー」のような先入観があって、そんなに興味がわかなかった。 《Boogie Back to YOKOSUKA》という曲が演奏されたのだが、これがかっこいい。 コラールっぽい前奏から、一転軽快なブギになる。 普通の連弾って、二人の演奏者の手があまり交差しないと思っていたのであるが、このデュオはほとんど交差しっぱなしである。お互いの左手が基本的な伴奏パターンを演奏し、お互いの右手がアドリブや掛け合いをする。 その後、独りで外出(「おつかい」ともいう)してお買い物。 真昼間、しかも日曜日の「イオンお客様感謝デー」がこんなに混んでいるとは思わなかった。 で、買ったもの。 ミュージックマガジン2008年4月号。特集は電気グルーヴ。 村上春樹さん訳の「ティファニーで朝食を」。映画しか見たことない人はぜひ原作を。私は絶対原作の方が面白いと思う。 幻冬舎新書「カラヤン帝国興亡史」 柴田元幸さんの「翻訳教室」。「東大文学部翻訳演習完全収録」だそうで。
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あいのてさん(ノイバウテン/大滝詠一/ザ・バンド/ラヴェル/教授)
「ままのて音楽会~ママさんがおくる手作り音楽会~」を見に行く。 浜松市内の、いわゆる「ママさん吹奏楽団」であるアザレア・ママズ・アンサンブルと、あいのてさんたちの共演である。 第1部はアザレアのメンバーによるアンサンブル、第2部があいのてさんによるステージ、最後にアザレアのメンバーとあいのてさんによる共演、という構成。 あいのてさんステージは、NHK 教育で放送されていた(そういえば放送終了からもう一年だ …..)「あいのて」のテーマから始まり、《イシ・テクノ》《ピンポン・マリンバ》《アラビアン・ストロー・ナイト》《カラダ・ディスコ》など番組で 使われた曲、それから各メンバーのソロによる即興などが演奏された。 息子は多少体調が悪かったので、途中から集中力が切れてしまっていたが、まあ一応最後まで人様の迷惑にならずに聞き通すことができた。 CD付 音楽ってどうやるの ミュージシャンが作った音楽の教科書 終演後、各メンバーによるグッズ販売。 野村誠さん(赤のあいのてさん)と片岡祐介さん(黄色のあいのてさん、ちなみに浜松在住)が書いた「音楽ってどうやるの」という本を買った。 今回のコンサート前にメンバーのブログを見ていてところ、発売されたばかりだということだったので、ぜひ欲しかったのである。 お二人にサイン(とセルフ・ポートレート)を書いていただく。 簡単かつそれっぽく音楽のスタイルを取り入れた即興演奏をやる具体的な方法が書かれている。 「なんちゃって雅楽」「なんちゃってアイリッシュ」「なんちゃって伊福部昭」「なんちゃってシェーンベルク」「インスタント・メシアン」とか。 最近、いろいろな音楽に対して閉塞感を感じていて、野村誠さんのアプローチに興味を持っている。 楽譜がなくても、楽譜が読めなくても、音楽はできるのである。 こういった集団即興も音楽の根源的な「ある部分」を具現化しているのだと思う。 そこに楽譜(=一緒に音楽をやる他者との厳密な約束ごと)という要素が入ってきた時に、音楽はどう変わるべきなのだろうか?というのは演奏者としてきちんと考えてみたい。 というわけで、今日買ったもの。 コラプス アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン(未だにこのグループ名、覚えられないなあ …..)のファーストアルバムが紙ジャケ化されたので。 たぶん50%くらいは気に入るんじゃないかなあ、と思って買ったらだいたいそんな感じ。絶叫系のヴォーカルは好きじゃないんだけど、インダストリアルなビートは好き、みたいな。 ナイアガラ・カレンダー 30th Anniversary Edition 大滝詠一さんのソロについては完全に後追い(かろうじて「A LONG VACATION」「EACH TIME」がリアルタイム体験)なのだが、30周年記念リリースされた「NIAGARA MOON」にしびれてしまったので、以後追いかけているのである。タワーではすごろくのおまけつき。 Music From Big Pink (Remaster) (紙ジャケ) ボブ・ディランのバックバンドも務めていたザ・バンドのファーストアルバム。 ちなみにジャケットの絵もディランによるもの。まあ、名盤ということなので。 ラヴェル:ピアノ協奏曲 これもアルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲同様、「のだめカンタービレ」第20巻に登場した音楽。 恥ずかしながら CD も持っておらず、今までちゃんと聴いたこともなかったので、この機に買っておこうかと。 買うなら「両手」も「左手」も入っている盤が欲しかったし(ラヴェルのピアノ協奏曲はこの2曲のみ)、録音が古過ぎるという問題があることもわかっていたのだが、まあ名盤と言われるクリュイタンスとフランソワのものを。 意外に「両手」の第2楽章がロマンチックで印象に残る。 (そんなにラヴェルっぽくはないのだが …..) koko で、教授の新作。 いい意味で裏切って欲しいなあ。 […]
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SENSURROUND
SENSURROUND [DVD] 先日購入したコーネリアスの DVD 「SENSURROUND」を見る。 いままでサラウンド系のオーディオソースというと、ビョークの「ヴェスパタイン」を愛聴していたのだが、この「SENSURROUND」は映像との 相乗効果もあってどっぷりひたることができる。映像も音楽と同期しており、どちらが主でどちらが従ということではなく不可分の存在になっているのであ る。(このあたりはサウンド&レコーディングマガジンのインタビュー記事にあった通り) このアルバム(CD 版の「SENSUOUS」)で一番のお気に入りトラックである《GUM》の映像は見ていてあまり楽しくなかったのでこのトラックのみに関しては正直いまいちだったのであるが、総じて繰り返し試聴に耐える面白さがある。 アルバムもかなり水準の高い作品だと思っていたのであるが、この DVD を見るとその凄さがより一層分かるというか。 閑話休題。 以前から DVD を見るときに映像が横方向にぶれることがあった。 例えば「戦艦ポチョムキン」の時はそのぶれが目立たなかったのか気にならなかったのか ….. 「その手の映像」(例えば、今回のコーネリアスとか、ちょっと前の Human Audio Sponge とか)を見るときだけ気になっていたのである。 「今はやりのビデオエフェクトなのかなあ …..」と思って漠然と見ていたのであるが、よくよく調べてみると DVD プレーヤーが怪しそうな感じである。….. と思い返してみると、以前から DTS のデコード時に音が途切れることがあったのだ。これは結構心臓に悪い。 というわけで、新しい DVD プレーヤーを物色中。 とりあえず DVD がそこそこの画質で見ることができて、SACD と DVD オーディオを再生できて、できればフリーリージョン化できるとうれしいなあ ….. と思っているのだが、やはり某Y社のがいいのか?
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ブーレーズ/コーネリアス
そういや届いたもの。 タワーレコードのヘリテージシリーズから発売される予定だった「日本の電子音楽」が、権利関係がクリアになっていなかったとかで発売中止の連絡が。ついでに頼んだ方だけが届いたのでありました。 Le Domaine Musical Vol. 2/ Boulez,Pierre ドメーヌ・ミュジカル時代のブーレーズの業績を集めた CD。Vol.1 は現代作品ばかり(ドビュッシーとかもあったけど)だったが、こちらはストラヴィンスキーと新ウィーン楽派3人の作品のみ。こちらの方がいくらかとっつきやすいかも。 で、コーネリアス関係の DVD 2 枚。 2 枚同時購入すると非売品 DVD をくれるというので、おまけに弱い私はタワーから購入するのでありました。クランプス・レーベルの「Nova Musicha」シリーズを模したジャケットデザインがなかなか素敵。 SENSURROUND [DVD] アルバム「SENSUOUS」の PV 集といったところか。DTS サラウンドミックスあり。 from Nakameguro to Everywhere tour ’02-’04 [DVD] こちらは「SENSUOUS」のワールドツアーのやつかと思って買ったら「POINT」のやつだった。 アルバム聞いていないからなあ …..
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ポチョムキンを見る
ちょっと時間にゆとりができたので、先日買った「戦艦ポチョムキン」の DVD を見る。 (どうでもいい話ではあるが、この休みに大阪に行って来た。梅田の紀伊国屋書店では紀伊国屋書店が制作した DVD が 20% OFF で売られていて、当然この「戦艦ポチョムキン」もあった。ちょっと悔しい …..) 前回見た時はあまり面白いとは思わなかったし、ほとんど印象に残らなかったのであるが、今回はわりと面白く見ることができた。やはり、この映画はストーリーというよりも技巧を見る映画なのだ。それから、音楽が少なからず映画に対する印象に与している。 例えば、寄港しているポチョムキンにオデッサの人々が集まる場面のシーケンスとか、あまりにも有名なオデッサの階段での虐殺場面(階段を転がり落ち る乳母車)のシーケンスとか、確かにモンタージュ技法の祖であるという意味では画期的なのだが、現代の感覚で見るといささか冗長であるようにも思える。も ともと映像に合わせて作られたエドムント・マイゼルの音楽があると、こういうシーケンスも必然的な繰り返しに思えてくるのである。音楽に合わせて映像が作られているようにも思える。このあたりは、今まで決定版とみなされていたショスタコーヴィチの音楽伴奏版だと全く違う印象になるのではないかな。