Category: 吹奏楽

  • トランペット飲み会

    積志ウィンドアンサンブルのトランペットパートの新人歓迎会。 ここ数年は指揮ばっかりでトランペットは全く吹いていないのであるが、一応トランペットパートに籍を置かせていただいているので声をかけていただいた。 コンスタントに人員が増えているので、人口増加率はうちのバンドでいちばん高いのではないかな?というか、しばらく宴会をやっていなかったような気がするので今回歓迎されるのは何人なんだろう(笑)? 参加者は11名(だったかな?)。もうちょっとがんばればヤナーチェクの《ソコール・ファンファーレ》(《シンフォニエッタ》の第1楽章)が出来るじゃん、とか思った。 しかし、4時に起きてブラジル戦を見て、会社で仕事して、その後の宴会というのはなかなか辛い。一次会で帰らせていただきました。

  • 体操教室/武満徹/今日の積志ウィンドアンサンブル

    午前中、近くの保育園(まだ通園しているわけではない)の体操教室に参加。 開始時間の午前10時はそろそろ眠くなるので機嫌が悪い。少しぐずり気味で全然人のいうことを聞かない。勝手にステージの上に上って太鼓を叩き始めたり、引き戸の扉を開けようとしたり。 体操をする以前に、勝手に走り回る息子を押さえるために必要以上に疲れた … ***** その後、先日注文しておいた楽譜を取りに行く。 SJ1159 武満徹 シグナルズフロムヘヴン 武満徹さんの金管アンサンブル曲である。最近出版されたのに気付かなかった。 《シグナルズ・フロム・ヘヴン》は《デイ・シグナル》と《ナイト・シグナル》からなっており、どちらも2群に分かれたブラス・アンサンブルが短いモチーフをアンティフォナルに演奏する作品である。(副題は「2つのアンティフォナル・ファンファーレ」) 私は《デイ・シグナル》だけ演奏したことがある。この楽譜には各パートが別々のタイミングで楽器のベルを高く持ち上げる(bell in air)という指定がある。11本の金管楽器がそれぞれにベルをかざす動作は見た目にもかなり印象的なのではないかと思う。 武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブル Vol.13 前にも書いたが、以前は非常に先駆的な役割を担っていたこのシリーズも、海外の新譜CDがほぼリアルタイムで簡単に手に入る時代になってしまったために、あまりインパクトがなくなってしまった。 逆に、すでに廃盤になっている過去の作品(貴重な録音)をまとめて出したりする方が市場のニーズには合っているのではないかと思う。(いかがでしょう?ソニーさん) ***** 夜、吹奏楽団の合奏。《ロシアン・ダンス組曲》(ケース・フラク)。第3楽章のアッチェレランドのタイミングを変えてみる。まだ多少不安定だが棒にはついてきてもらっているので何とかなるだろう。第4楽章「トレパーク」は前回の通し練習での課題が克服され、かなり前ノリになってきた。

  • 自分の指揮姿

    前回の通し練習で録画した自分の指揮姿を見る。 毎度感じることであるが、「完全に手を抜いて振っている瞬間」の方が見た目に美しい。念のため言っておくと「手を抜いて振っている」というのは演奏 者の流れに委ねているのであって、「何にも考えていない」という意味ではないので ….. 時として「振り過ぎる」と自然に流れている音楽を妨げることもあるのだ。 余分な力が入っていることは自覚しているのだが、演奏者をドライブしていこうとして無理矢理流れを作るとかえって棒が曖昧になるような気がする。 「振り過ぎない勇気」が必要だ。 ***** 指揮者の佐藤功太郎さん死去。 活動はあまり存じていなかったのだが、フォンテックからリリースされている矢代秋雄の《交響曲》のCDがあった。合掌。

  • 今日の積志ウィンドアンサンブル(第2回通し練習)

    日曜日の午後を使っての通し練習。 汐澤先生の下振りである《バラの謝肉祭》《アルメニアン・ダンス・パートI》は、テンポこそ違っていたが、全体のテンポ感を合わせるという課題は一応クリア。《アルメ》の変拍子でリズムが少し重くなっているが、汐澤先生の合奏で何とかなるだろう。 《ロシアン・ダンス組曲》(ケース・フラク)。問題は第3楽章か。演奏者から頻繁に出てくるアッチェレランドがしっくりこないとの指摘あり。確かに、テンポ変化があまりついていないのだが全ての演奏者がちゃんとついてこれるかどうかが不安。あと何回かの合奏で何とかなるか … 《吹奏楽のための交響曲》(ジェイガー)。第1楽章/第2楽章はOK。第1楽章は自分でも楽章全体の動きが頭に入ってきた。テンポの変化とか変拍子とかがあって全貌が把握しにくかったのだが、問題なく暗譜できている。(最近このくらい長い楽章を暗譜できたことなかったからなあ …..)昨日と今日の合奏でバンドを揺るぎなくドライブすることが出来たと思っているので、このままで行きたい。 第3楽章はもう少しスムースにアゴーギクがつけられるといいなあ。全体のテンポ設定と起伏はこれでいい。 第4楽章はもう少し。この楽章は曲の 3/4 くらいがアレグロなのでその間のスピード感は常に失いたくないのだが、曲想が変わったり編成が小さくなったりすると切り替えがうまくいかずにテンポが不安定になってしまう。最後の最後で転調してさらにスピードアップするところももう少し練り上げて納得感のある作りにしたい。 まあ、何とか間に合うでしょう。 演奏者にとっての最大の課題は、次の曲に向けていかに早く確実にイメージを切り替えられるかだろう。案の定、前回の合奏から時間が経っている曲については、かなり忘れている部分が多いようだ。指揮者が振り始めてもなかなか思い出せずに浮ついてしまい、バンド全体としての音楽が固まる前に曲が終わってしまったような印象を受ける。本番でそうなったら、もうやり直しはきかないんですよ、みなさん。

  • 今日の積志ウィンドアンサンブル

    ワインを飲みながらワールドカップを見る幸せ。 うちの演奏会案内が無事「バンドジャーナル」誌に載っていたのだが ….. 重要な曲が「その他」になってしまっているなあ ….. 汐澤先生の指揮でリードの《アルメニアン・ダンス・パートI》やりますよ。なかなか生で聞くことができないジェイガーの《吹奏楽のための交響曲(第1番)》やりますよ。 ….. というわけで、今日はそのジェイガーの交響曲の合奏。 演奏会1ヶ月前になると譜読みとか指回しはだいたい終わっているはず(というか、ここから後の急激な進歩は見込めない)ので、ここからは全体の意識合わせ と集中力の練習になる。常に本番並みに集中力を持って合奏に臨むことが重要になるのである。多少のテンポ感のずれや縦の線のずれはこれで解決できる。 個人的には、かなりうまい具合にメンタル面をコントロールできていたので、非常に集中できた合奏だった。 演奏者がついてきてくれるかどうか心配だったのだが、これもよかった。 ジェイガーの《交響曲》は、前回の通し練習でわりとうまくいった。これで安心したりすると、あとでとんでもないしっぺ返しが来たりする場合があるの で、実は「不安がないこと」が不安だったのである。今日の合奏でも通し練習並みの演奏ができたので、わりとムラなく仕上がっているのではないかな? ….. とか言って、安心しているとまたとんでもないしっぺ返しが来てしまうかも知れないが ….. 明日は第2回通し練習。 骨格はここで決めてしまいたい。

  • ヤマハ吹奏楽団第41回定期演奏会

    逃避逃避 ….. 2006年6月4日(日) PM6:00 アクトシティ浜松大ホール 第1部 ジェームズ・スウェアリンジェン/ディープ・リヴァー アルフレッド・リード/アルメニアン・ダンス・パートI カール・マリア・フォン・ウェーバー/クラリネットのためのコンチェルティーノ 第2部 樽屋雅徳/ヘスペリデスの黄金の林檎 八木澤教司/神秘の花 清水大輔/すべての答え 第3部 レナード・バーンスタイン/キャンディード序曲 レナード・バーンスタイン/キャンディード組曲 アンコール ジャコモ・プッチーニ/歌劇《トゥーランドット》より「誰も寝てはならぬ」 アルフレッド・リード/《第1組曲》より「ギャロップ」 よく言えば「多彩」、悪く言えば「ごった煮」なプログラム。 第1部はクラリネット独奏に赤坂達三さんとフィーチャー、第2部は数年ぶりに複数の委嘱作品のお披露目、第3部は歌手を交えての歌劇《キャンディード》組曲。 冒頭は意外なほど鳴らない。特にトロンボーンとトランペットの列。 八木澤作品あたりからやっと輝いてきたが、和音が打楽器に頭打ちにされる「ぐしゃー感」は最後まで拭えなかった。 お目当ては、浜松では3月から7月まで毎月のように取り上げられている《アルメニアン・ダンス・パートI》。(ちなみにうちの団が7月にやりま す。)「普通に演奏するとこうなるよなあ」という感じの演奏。汐澤先生の指揮で演奏すると、もう普通の演奏では物足りなくなってしまうのかも ….. 第2部は想像通りの雰囲気。 やはり予想していた通り、個人的には清水大輔さんの作品が気に入った。 私のまわりでは第1部や第2部で帰った人もいたが、第3部もなかなか面白かった。ちょっと地味かなと思われる「組曲」(クレア・グランドマン編曲だと思う)も、歌が入ると色彩感が豊かになる。進行役のセリフが聞き取りにくかったのは PA のせいだろう。 アンコールはテナー・ソロによる「誰も寝てはならぬ」。 まさか、こういう演奏会で生で聞けるとは思わなかったのでうれしい誤算。 で、最後に苦言。 今回作品を委嘱されたお三方の作品にケチをつけるつもりは毛頭ないが、やはりヤマハ吹奏楽団はこういった作曲家に作品を委嘱してはいけないと思う。 他の社会人バンドがやっていることの後塵を拝してはいけないと思う。それは30年以上連綿と背負ってきた「使命」の放棄である。その「使命」の重みを考えているんだろうか?

  • 下振りは難しい

    所属する吹奏楽団の合奏。 汐澤先生に客演指揮をお願いする《バラの謝肉祭》(オリヴァドーティ)と《アルメニアン・ダンス・パートI》(アルフレッド・リード)を振る。 前回来ていただいた時の指摘内容の確認と、そのときにいただいた宿題の片づけが主な目的である。 やはり他人の解釈やテンポで振るのは難しい。 下振りの役割は、大まかなテンポ設定を真似て、そのテンポで演奏者が心地よく演奏できることを確認することなのかなあ、と思ったりもした。 でも、やっぱり私が意図しないところで汐澤先生と根本的に違う部分も出てくるらしい。例えば、汐澤先生がインテンポでいっている部分において、私がインテンポだと思って振っていても微妙に遅くなっていたりするらしい。 … んんん、難しい。 《ロシアン・ダンス組曲》。ちょっと表現の掘りを深くしようと思うとテンポが不安定になるなあ。最後の曲はアルメニアン・ダンスと同じように勢いで熱狂的に持っていきたい。 指揮者をやって20年近くになるが、初めて「指揮棒で左手の手の平を突き刺す」ということをやってしまった。怖いっすねえ。痛いっすねえ …

  • 今日届いたCDたち

    ううん、聞く時間がないよう … 田村文生編曲作品集「TRANSFORM」 スタジオ・シンフォニカが制作した田村文生さんによる吹奏楽編曲作品集。 チラシは以下の URL で。 http://www.sinfonica.co.jp/con_produce/pdf/200604_flyer_transform_web.pdf ご注文は以下の URL で。 http://www.sinfonica.co.jp/ 私はまだ《バッハナール》(原曲はJ.S.バッハの《聖アン》)や《海の微風 春の再来》(同じくドビュッシーの弦楽四重奏曲の第4楽章)あたりしか聞いたことがないのであるが、単なるトランスクリプションに留まらない様々なアイデアがちりばめられている。 特にヤマハ吹奏楽団の定期演奏会で《バッハナール》を初めて聞いたときなんか本当にぶったまげた。 演奏はわたけんさん率いる北海道教育大学函館校吹奏楽団。 ***** それから、今回もライナーノートを書かせていただくことになっている某CDのラフミックスのCDも送っていただき、今日到着した。 実はいろいろな原稿の締め切りが立て込んでいてけっこう大変だったりするのである … ***** あと、マトモスのCDの件でコメントをくれた “かしくん” からマシュー・ハーバートの「Plat du Jour」(日本語にすると「今日の一皿」?)を聞かせてもらう。 マトモスのように現実音をサンプリングしているのだが、かなり明確な意図を持って素材を選んでいる。このアルバムもタイトルから何となく想像がつくようにジャンク・フードの危険性を訴える意図をもって人間の口に入るいろいろなモノを素材にしているらしい。 ご丁寧にアルバムの意図を説明したウェブページも用意してある。ちゃんと日本語で書かれているのでご心配なく。 仕事中に聞き流していたのだが、5曲目《CELEBRITY》でデヴィッドだの、ヴィクトリアだの、ビヨンセだのが歌われているのを聞いておかしくなってきた。やはり怒りにはウィットが必要である。 閑話休題。マイケル・ムーアの「ボウリング・フォー・コロンバイン」が面白くて「華氏911」がそれほど面白くなかったのはこのウィットの差なのではないか。 マシュー・ハーバートはビッグバンドも録音しているらしい。どんなんだろう?

  • 汐澤先生合奏(その1)

    7/16 に行なわれる積志ウィンドアンサンブルの定期演奏会で客演指揮をお願いしている汐澤安彦先生との初めての合奏。 オリヴァドーティの《バラの謝肉祭》とアルフレッド・リードの《アルメニアン・ダンス・パートI》を見ていただく。 《バラの謝肉祭》は譜面通り演奏すると伴奏が厚くなってしまい、旋律がかなりがんばらないといけない事態になることがわかった。このへんは全体のバランスを考えてかなり大胆にダイナミクスの変更があった。 指揮者の立場からすると、譜面に書かれていることと相反することを指示するのは非常に勇気がいる。その根拠を明確にするスコアリーディングと、それを演奏者が納得できるように説明する術が必要なのだ。 先生に指導に来ていただくのは今年で三年目で、もう何回も先生の指揮で合奏する機会があった。(合奏前には「練習には何度もお邪魔していますが、本番で振らせていただくのは初めてです(笑)」という軽いツカミもあった。) 緊張しながら演奏している奏者よりも、私がいちばん勉強させていただいてるんじゃないかなあ、という気になる。 (「それをちゃんと普段の合奏に反映しろ」というツッコミも聞こえてきそうであるが …..) 「楽譜に忠実であることが音楽に忠実であるとは限らない」とか「(次の小節に早く突っ込んでしまうことを注意する際に)時間が熟さなければ動いてはいけない」とか、目からウロコがボロボロ落ちる勘所である。 コンクールでいい賞を取るための「バンド指導者」は他にもたくさんいるのだろうが、「音楽を演奏する楽しさ、面白さ」を教えていただけるという意味 で、汐澤先生に指導いただく機会が得られたことは本当にこのバンドのためになっていると思う。だから、25回の定期演奏会にあたって「汐澤先生を客演指揮 にお呼びしたい」という多くの団員の声があったのだ。 当たり前のことではあるが、先生の意図通りに演奏できれば聞きに来ていただくお客さんにも、そして演奏者自身にも感動があることは間違いない。(その場に演奏者として加われないのが、ちと残念ではあるが) がんばりましょう。

  • アメリカン・ウィンド・シンフォニー・オーケストラ

    和田薫さんがアメリカン・ウィンド・シンフォニー・オーケストラから委嘱されて作品を書いたそうだ。 アメリカン・ウィンド・シンフォニー・オーケストラはアメリカ国内でのツアーを中心として活動している管楽アンサンブルで、ほぼ4管編成のオーケストラの管楽器セクションと打楽器群からなる編成である。そのため、サクソフォンやユーフォニアムは含まれていない。 有名なところでは、黛敏郎さんの諸作品はこのオーケストラによって委嘱されているし、ペンデレツキの《ピッツバーグ序曲》、ロドリーゴの《管楽オーケストラのアダージョ》、ホヴァネスの《交響曲第4番》と中心とするいくつかの交響曲なども、このオーケストラのために書かれている。 なかなか個性的な活動をしているバンドなのであるが、日本ではあまり演奏を聞くことがないので話題にならないのかも知れない。私の知る限り、公にリリースされている CD は一枚だけだったはずだ。 そんなわけでウェブをつらつらと検索していたら、いつの間にか何枚かの CD がリリースされていることがわかった。以下のページで「American Wind Symphony Orchestra」で検索をかけると4枚見つかった。 http://www.buythiscd.com/shop/home.php Concerto Grosso for Woodwind Quintet and Orchestra (Robert Russell Bennett) Sinfonia (Ned Rorem) Cancion De Gesta (Leo Brouwer) Music For the Royal Fireworks (G.F. Handel) Armageddon (Henk Badings) Concerto for Percussion and Wind Orchestra (Toshiro Mayuzumi) Pittsburgh Overture (Krzysztof Penderecki) Morpheus (Jerzy […]