月別アーカイブ: 2011年11月

日本版とは違うのだよ、日本版とは

「ケロロ軍曹」のおかげで、日に日に(私と息子の)ガンダム熱が高まっている今日この頃。

日本に帰った時には「ガンプラ」を買ってみようという話をしていて、当然息子はまずガンダムを作りたいと言っていた。私としてはそんなに重要な要素ではないのだが、息子にとってはコアファイターがちゃんと分離/合体することが重要らしい。Gファイターを検索してウェブで見せたときにも狂喜乱舞していた。

ということで、日本に帰ったら劇場版3部作のDVDでも買ってみるか、と考えてウェブをつらつら眺めていたのだが、けっこうなお値段がする。どうしようかなあ?と思って amazon.de を見ていたら、3枚で20ユーロ(約2000円)で売られていたので、つい買ってしまった。

 

おそらく、アフレコの差し替えが行われた、いわゆる「特別版」だと思うのだが、細かいことは気にしない。

そういえば、劇場版第2作「哀・戦士編」が公開されたのは私が中学生だった頃で、友人数人と見に行った。第1作を見ないままに第2作を見ることに釈然としなかった私は、映画館の前で「やっぱ、俺『エレファント・マン』見るわ」ということで、一人でデヴィッド・リンチ監督の「エレファント・マン」を見に行った記憶がある。わがままというか、いけすかないというか、ゴーイング・マイ・ウェイというか … な奴だったんだなあ。

まあ、実際、個人的にはリアルタイムではあまり盛り上がっていなかった。(友人は学校の階段で「アムロ、いきま~す」とかやっていたが。)

個人的にはまったのは高校三年生の時にテレビで再放送されたあたり。毎日夕方から再放送されていた。受験間近ということで部活もすでに引退していたので、家に帰ってきて、「ガンダム」を見て、ちょっと仮眠して、夕食を取って、それから勉強を始めるというのが日課だった。さすがにこういうピリピリした時期には友人と「ガンダム」の話題を共有することもなかったと思う。

大学に入って、久しぶりに「ガンダム」シリーズが再開するということで、同じ研究室の友人が大騒ぎしていた。今までこれは「Zガンダム」だと思っていたのだが、ちょっと調べてみたらタイミング的には「ZZ」の方が正しいようだ。まあ、この時期にはすっかり興味はなくなっていたが。

… というわけで、私はファーストガンダム以外ほとんど知らないし、興味がない。

さっそく、家族で第1作から見始めた。

地球とスペースコロニーの関係、ジオン公国と連邦軍の関係などを小学一年生の息子に理解させるのはけっこう大変。さらにニュータイプという概念、シャア(キャスバル兄さん)とセイラ(アルテイシア)の関係、ダイクン家とザビ家の関係なども加わったら、もうわけがわからなくなるだろうな。また、「スーパー戦隊シリーズ」などに比べてリアルな戦闘シーンは「ちょっと怖い」とも言っていた。

絵は最近のモノに比べるとはるかに稚拙だが、やはりストーリーには引き込まれる。最初はそれほど興味がなかった妻も「早く続きを見たい」と言っているし。

 

秋NASその後

昨日インストールしたNASの設定の続き。

無線LAN経由でNASが見えなかった件は、どうやらモデム兼ルーターのDHCPがちゃんと動いていなかった模様。(正確に言うとモデムの設定変更がちゃんと反映されていなかった模様。)モデムの電源を入れ直したら問題なくMacBookから見えた。

… と書くと簡単に解決したように見えるが、ああでもないこうでもないと試行錯誤して結構時間がかかってしまった。

とりあえずNAS上に置いた音楽ファイルをWiFi経由で再生できるところまでは確認したが、本格的なデータ移行はこれから。

 

秋NAS

今までデータのバックアップ(特に大事なのは撮りためた画像であったり、長年にわたってメンテナンスし続けている吹奏楽コンクールのデータだったり)は思いついた時に別のハードディスクにコピーしたりしていたのだが、それでは万全とは言えないし、もうちょっと洗練されたバックアップ体制を作りたいと思っていた。

また、iTunes の音楽データなどはそもそも現在使っている MacBook に入りきらないことがわかっていたので最初から外部ハードディスクを使っているのだが、これもノートパソコンのポータビリティを犠牲にしているような気がするし、いくつもUSBハードディスクをくっつけるとデスクトップまわりが静岡弁でいうところの「ぶしょったい」状態になるので何とかしたいと思っていた。

というわけで、こんなハードディスク高騰のタイミングではあるが、NAS を買ってみた。ネットでいろいろ調べていたら定評がある Synology の 2 ベイタイプの NAS である。2TB のハードディスクを RAID で使おうという目論見である。「なんで同じモノが2ついるの?」という息子の質問には「リダンダンシーを確保するため」と言って煙に巻く(笑)。

Synology DiskStation DS211j NAS サーバー

まあ、最初からうまく運用できるとは思っていなかったが、いろいろなハードルがあった。

まず、ハードディスクを準備して電源を入れると STATUS という LED がオレンジ色で点滅する。互換性が保証されていないハードディスクを「まあ大丈夫だろう」くらいの気持ちで使っているので認識されなかったどうしよう(=2TB*2のハードディスクが宙に浮く)と思ったのであるが、DSM という管理ソフトウェアがインストールされていない状態では正しい挙動らしい。

それから、これは予想されたことではあるが WiFi 経由ではうまく NAS が認識されないようだ。ちなみにうちは前に住んでいた方の配線をそのまま使っているので電話やモデムは寝室にある。さすがに息子が寝付いた後に枕元でゴソゴソやるわけにもいかないので、余っていたモデム兼ルーターを使ってとりあえず Mac と NAS を有線でつないだらうまく NAS が認識されて DSM をインストールすることができた。ただ、当然現在使っているモデム(というかネットワーク構成)に組み込んだ時にはうまく認識されない。ここは何とかしないと。とはいえ、とりあえずネットワーク上の NAS に Mac からアクセスできる環境ができたのでいろいろ試してみる。

まずは iTunes や iPhoto を NAS に置きたいのであるが、調べてみるといろいろやっかいな問題がありそうなことがわかった。運用の仕方はちょっと考えてみないと。

 

 

シューマン再び+サッカースクール

聞いた曲メモ。

最近なぜかわからないがシューマンの交響曲にはまっている。以前のエントリーではサヴァリッシュ/ドレスデン・シュターツカペレの演奏はピンとこなかったと書いたのだが、名盤と言われているのでちょっと聞いてみようかと思った。

ちなみにEMIはインターナショナル版のnaxos music libraryでは聞けるのであるが、日本版では聞けないようだ。

ううん、いいじゃないですか(笑)。1972年録音ということなので今から40年前。アゴーギクがわざとらしかったり、クライマックスの音色が荒くなったりと演奏様式が多少古臭い気もするが、これは個人的な好みによるものかも知れない。そもそも200年前に書かれた作品の演奏様式を今の尺度で考えても仕方がないし、古い録音の方が多少なりともシューマンの時代の演奏様式に近い可能性もあるのかな?とも思う。

まあ、いずれにせよ、ダウスゴーのような小さな編成のすっきりしたサウンドで大まかな構成を把握してからこの演奏を聴くと、大編成でありながら細部まで神経が行き届いていることがわかる。

またまた交響曲第1番《春》の第3楽章を例にとるが、ちょっとためたアウフタクト、すみずみまで意図が感じられる最初の主題のフレージングなど、それだけで感心してしまう。

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息子のサッカースクールのお母さん同士のメールで「ハンブルガーSVのサッカースクールが来年ハルステンベックに来るわよ!」みたいな情報が送られてきた。2012年7月23日〜27日の5日間、毎日9:30〜15:30までハンブルガーSVのトレーナーの指導でみっちり鍛えられるらしい。

現在のサッカースクールは週に一回2時間なので何とかやっていけているのだが、こんなに長期間に集中してやって大丈夫だろうか?とか、ドイツ語の説明を聞いたり初対面の子供たちとコミュニケーションできるのだろうか?とか、そもそも来年のその時期にドイツにいるのだろうか?とか、いろいろな不安がよぎるのだが、息子は純粋に「やってみたい」と言っていたので、やらせてみることにする。

同じサッカースクールの子供たちもかなり参加するようなので、彼らに助けてもらえればなと。

 

11/20の徒然

例によって、ケロロ軍曹を見るために一家揃って8時に起床。

今回は第73話 「冬樹198X・僕たちの夏休み であります」(2005年8月26日放送)。なんか毎週「ケロロ軍曹」の感想を書くのも気恥ずかしいのであるが、これもイイハナシダナー。いわゆるタイムスリップものである。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」しかり、ケン・グリムウッドの小説「リプレイ」しかり、タイムスリップものには切ない別れがつきものである。空間だけでなく時間までも隔ててしまうという意味で、よりいっそう切ないのかなとも思う。

しかし、小道具として登場した、時間を早送りしたり巻き戻したりする「人生が二度あれば銃」のネーミングは秀逸(笑)。

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先週に引き続き、息子の自転車の練習。散歩も兼ねて家族で近所を一回りする。どこかで見たように、補助輪を外すためのステップとして「補助輪つき」→「補助輪とペダルを外す」というフェイズに入った。地面を蹴って進む時にクランクに足をぶつけて「痛い痛い」と言っていたが、助走をつけて、二輪でバランスを取って進む、という乗り方が予想以上にちゃんとできている。

「お父さん、足が痛いからちゃんとペダルをつけて。」「最初はお父さんに持ってもらえば大丈夫だよ。」と言っていたので、来週はいよいよ最終形(補助輪なしでペダルをつける)でやってみるか。雪が降り出すのと自転車に乗れるのはどちらが早いかな?

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昨日から作っている「Metallbaukasten」はお昼ごろにやっと完成。だいぶ勝手がわかってきたようで一人でもどんどん作り進められるようになったが、個別に作った部分部分を最後に組み合わせるのは、重いし、とても狭いところにネジを通さなければいけないし、で私がやった。

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私は私で相変わらずバンドジャーナル誌の自由曲集計資料作り。MySQL も理解が深まってきたので、去年までは手作業でやっていた集計を吹奏楽コンクールデータベース上でできるように少々プログラミング。単純作業はプログラムに任せて、確認作業に時間を取るようにする。

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しばらく経つと、息子の「遊んで」攻撃が始まったのだが、ちょうどいいタイミングでガブリエルから電話がかかってきて息子と遊びたいとのこと。

例によってレゴやサッカーで遊びが、最近はレゴのホームページにあるゲームで遊びたいらしい。ドイツ語のページの遊び方はガブリエルが解説してくれるからいい。

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ブンデスリーガ。今節のHSVは日曜日の午後5時30分からホームでホッフェンハイムとの対戦である。最近は私がHSVサポーターであることが社内に浸透してきているので、「今週末はアレーナに行くの?」みたいなことを聞かれる。さすがにドイツ対オランダ戦を見に行ったばかりなので、今週の試合はパスしてウェブでテキスト観戦。

ガブリエルの解説によると、今回のHSVは調子がよさそうとのこと。ペトリッチ不在の状況でもっとがんばってほしい(=地力はある)プレーヤーである、フォワードのゲレーロ、ミッドフィルダーの元ドイツ代表ヤンゼンが1点ずつ取って2-0で快勝。ついに今シーズン初めて降格圏(16位~18位)から脱出して14位までジャンプアップした。

 

11/19の徒然

前日、息子や風邪気味の妻と同じタイミングで寝たので、朝5時くらいに目が覚める。明け方は先週ほど寒くない。

ちょこっと「バンドジャーナル」誌の原稿のための資料整理をしてから二度寝して、気がついたら妻も息子も先に起きていた。息子は一所懸命起こしたというのだが全然記憶にない。

息子は昨日妻が買って来た「Metallbaukasten」というおもちゃを作りたくてしょうがないらしいのだが、子供部屋のレゴの散らかり具合がすごいことになっている(先週から私や友達らを含めて3人とレゴ遊びをしたまま放置されている)ので、まずはそれを片付けさせた。ちなみに「Metallbaukasten」は直訳すると「金属工作」。小さな金属やプラスチックの部品をネジで組み合わせて工作するもので、まあレゴの進化形ともいえる。私も子供の頃に作った記憶があるのだが、日本では何という商品名だったっけ?ちょっと思い出せない。

妻の手伝いで息子が部屋を片付けている間、私はちょっと買い物に出かけた。まず、とりあえず応急処置という形で大型のPCディスプレイを買いに。AppleのLEDシネマディスプレイが表示されなくなってしばらく経つ(USBハブとしては使われている)。修理に出すのもハードルが高いし、かといってこのままでは原稿書きに支障をきたす。ウェブ開発環境(吹奏楽コンクールデータベースのローカル版)はMacにあるが、資料をまとめるために使っている秀丸エディターやExcelはWindows上にある。MacBookの小さなディスプレイでこれらのウィンドウを入れ替えて使うのは極めて効率が悪い。ということで、電気屋 MediaMarkt に行っていちばん安いLCDディスプレイを買って来た。

日本でも発売されているようだが、acer の23.6 inchモニター。149ユーロでこの画質だったら全然問題ない。

追加で DVI-D ケーブルや USB ハブも買う必要があったのは仕方ないが、デスクトップまわりがいきなり雑然となってしまった。今まで Mac 本体の電源もディスプレイから供給されていたしハブも必要なかったので、例えば電源だけでも2つ余分になる。それから DVI-D も MacBook に接続するためには馬鹿でかい変換コネクターを使わないといけないので、これもスマートではない。

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その後、ワインが切れていたのでワインショップへ。Halstenbek は田舎なのだが、ワインの品揃えの素晴らしいショップがあるのだ。(ちなみに EDEKA の向かいです、近くに住んでいるみなさん。)

英語で話しかけてくれたお兄さんがボルドー出身ということで、ほとんどお薦めにしたがって購入してみた。

あ、ちなみにドイツではボジョレー・ヌーヴォーの話題はほとんどない。私ももともと興味がないので構わないが。

ボルドーに敬意を表して(笑)、赤はオー・メドックを2本。1本はスーパーな年だった2005年のものなので飲み頃は少し先だがデキャンティングすれば今でも十分楽しめると言われた。2009年の方は早飲み用。それから比較的軽いらしいキアンティを。

白は比較的辛口のドイツワインを2本。シャーレス(Schales)はいろいろな品種のワインを出していて我が家のお気に入りである。今日はソヴィニオン・ブランを。もう1本はリースリンクを。それから、これも早飲み用でイタリアのピノ・グリージョを。

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そして、息子と「Metallbaukasten」を。さすがに集中力を必要とするらしく、レゴほど長く続かない。頭の休憩として途中でレゴ遊びをはさみ(笑)、そのあと取りかかる。最初はネジ締めなどで難儀していたようだが、だんだんコツがわかってきたようだ。

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夕食はパスタ。妻曰く、白ワインに合わせるために作ったブロッコリーとホタテのリングイネ・アーリオオーリオ(e poco peperoncino?)。当然、ピノ・グリージョを合わせる。

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夕食後、息子が《マカレナ》を聞きたいと言う。日本人学校のAG(アーゲー。まあ放課後の課外授業のようなものか)で「ヒップホップ」をやっているらしいのだが、要はいろいろなダンスを習っているらしい。《マカレナ》をはじめ、イスラエル民謡である《マイム・マイム》、ロシア民謡である《タタロチカ》などを YouTube で探して盛り上がる。しかし、なんでさんざん酔っぱらったあとで《マカレナ》を踊らないといけないのだ?

そういえば「あの曲」が《コロブチカ》だと曲名だということを初めて知った。

その後 amazon.co.jp でがっつり書籍を注文。国外への送料は従量制になっているオンラインショップが多いのだが、amazon は一点当たり固定の手数料(300円)が追加されるだけなので、単行本を注文する際にはかなり有利 … な気がする。

 

Dirty Projectors + Bjork

今日届いた、ダーティー・プロジェクターズとビョークのコラボレーションEP。

Mount Wittenberg Orca

もともとはダウンロード販売のみのリリースだったが、今回初めてCDとしてリリースされたらしい。

国際海洋保護区を設けるためのプロジェクトへのチャリティというお題目、それからこのジャケット写真のイメージから、勝手にかなりアンビエントな雰囲気を想像していたのだが、まあ面子からしてもそうなるわけはなかったのであって …

1曲目の「ぐにゃり」としたコーラスワークは???だったのだが、それ以降はいつものビョークよりはかなりポップである。ダーティー・プロジェクターズはちゃんと聞いたことがなかったのだが、彼らの作風に引っ張られているのだろうか?特徴的な女声のコーラスワークや、シンプルな(いかにもエクスペリメンタルなバンド風な)サウンドは、あまりビョークっぽくない。

とはいえ、お互いが持つこの「ぶっ飛び具合」は、確かに呼応するところがあるのだろうなあ、と思う。(ビョークはダーティー・プロジェクターズのファンであることを公言している。)

 

 

親善試合:ドイツ対オランダ

ハンブルク Imtech Arena へドイツ対オランダの親善試合を見に行く。

ドイツサッカー協会のホームページに告知されたのはかなり前だったと記憶しているのだが、いつになっても「tbd(詳細後日)」の但し書きが消えなかったので本当に開催されるかどうか、けっこう気をもんだ。

試合開始は20:45だし、今週はシベリアからの寒波が吹き込んでいるとかでかなり気温が下がっているし(今日の予想最高気温は5℃)、必要以上に着込んででかけた。

アリーナの最寄駅 Stellingen に着くと、いつもよりも警官の数が多いし、いつもよりも大声で叫んでいるサポーターが多い。やはり、ハンブルガーSVのサポーターは紳士的というかおとなしいのだなあ。

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ドイツ代表は数日前に行われたウクライナ戦では3バックを試したもののうまくいかなかったようで、この試合では4バックに戻してきた。ただし、いつもの4-5-1(あるいは4-2-3-1)ではなく、ミッドフィルダーをフラットに置く4-4-2という形である。

ディフェンダーは右からボアテンク、メルテザッカー、バートシュトゥーバー、アオゴ。その前の列にはボランチを置かず、とりあえずミュラー、ケディラ、クロース、ポドルスキーが並び、その前はクローゼとエズィル(しかし、Özilは日本語表記しにくいなあ)と布陣。まあ、このフォーメーションだと特にエズィルがトップでなくてもいいわけで、2列目のいろいろな人が前に入って行って攻撃の形を作る。これはこれで攻撃のバリエーションができて非常に面白かった。

特にエジィル、ミュラー、クローゼのコンビネーションはすごい。そろそろフォワードはクローゼではなくマリオ・ゴメスかなあ、とも思っていたのであるが、クローゼの活躍(一応1ゴール2アシストになるのかな?)を見るとまだまだやれそうだ。逆にクローゼに代わって1トップを任せられる選手がいないからこのようなフォーメーションに変更したのかな?とも思う。

トニ・クロースは一時期パッとしなかったのだが、ここ最近は調子がいいようでよく使われている。エジィルやミュラーが能力を発揮するエリアよりもちょっとゴールから離れたエリアでいい仕事をする。そうなるとフォワード/ミッドフィルダーでポジションが危ういのはポドルスキーかなあ?このあたりのポジションにはゲッツェ、(今日は残念ながらベンチにもいなかったが)シュールレ、ロイスなど若手がどんどん力をつけている。所属チーム(1FCケルン)も低迷しているので(それでもHSVより上ですが …)移籍した方がいいのかも。

また、このフォーメーションだと最終ラインはちょっと不安(ラームはいなかったけど怪我だっけ?)。今日のオランダくらいのレベルなら問題なく対応できるだろうけど、もっとスピードのある攻撃だと簡単に振り切られてしまうだろう。

一時、「オランダを応援しようかなあ …」と思ったこともあるのだが、知っている選手(ロッベンとかファンペルシーとかファンデルファールトとか)がのきなみ欠場。スターティングメンバーで知っているのは、フンテラールとスナイデルとファンボメルとマタイセンくらいだった … スナイデルはさすがにいろいろなところに顔を出してボールを支配して攻撃パターンを作ろうとするが、なかなかつながらずにドイツに断ち切られてしまう。

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結局、3-0でドイツの圧勝。ほとんど一方的な試合だった。

昼食時に「試合を見に行く」と言ったら「このカードはいざこざが多いので気をつけた方がいいよ」とアドバイスされたのだが、この内容ならオレンジ・サポーターも黙ってしまうだろう。

しかし、寒い中で応援して、自宅に帰り着いたのは午後11時30分過ぎ。さすがに疲れた。

来月見に行く予定の「ジダン、ロナウド・フレンズ対HSVオールスターズ」の時は、同じような時間帯でもっと寒いんだろうなあ。この試合はほとんどジダンを見に行くのが目的だったのだが、それに加えてフィーゴ、ネドヴェド、イエロ、それに加えて名レフェリーのピエルルイジ・コッリーナも参加するそうで、非常に楽しみ。

 

 

11/13の徒然

(「ケロロ軍曹」を見るため(笑))午前8時起床。今シーズン初めて霜が降りた。庭の芝生やリビングルームから見える裏の家(=ガブリエル家)の屋根などが真白である。そろそろ、妻が乗っている車のタイヤを冬タイヤに交換しないと。

ちなみに今日放送されたのは、オリジナル放映日2005年8月12日の第71話「極悪!迷惑!宇宙宿題忘れ王伝説 であります」。

(ちょいネタバレ)地球侵略ノルマの提出が間近(でも何もやっていない)なので、何とか取り繕おうとして地球の資源(水とかゴミとか)をちょっと拝借して、提出するための「ミニ地球」を作ってしまおうという話。ケロロにしてはけっこうきれいな話だし、ファンタジーとしてもよくできていると思った。イイハナシダナー。

毎週日曜日の日課である日本との Skype のあと、パンの買い出しを兼ねて、またもや息子の自転車の練習に付き合う。

ドイツのお店は基本的に日曜日は開いていないのだが、パン屋だけは例外のようで朝早くから営業している。

その後、妻の車のタイヤ交換を行う。今年の春に冬タイヤから夏タイヤに交換した時には息子も興味を持って見ていたのだが、今日は図画工作の宿題というか下準備の作業があるということで「ごめんね。ひとりでやってね。」と言われた。寒いし、もはや興味ないっつーことですか。

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さて、午後からは何をしようか、と思っていたところ、ガブリエルから電話がかかってきて、息子は一緒に遊ぶことになった。レゴやらサッカーやらオンラインのゲームやらを二人でやっている。ガブリエルが辛抱強く話を聞いてくれているという側面もあるのだが、息子のバーバル・コミュニケーションもかなり達者になってきていて、正直、私よりもよっぽど上手にドイツ語でコミュニケーションしている。

いつも息子がガブ家でいろいろご馳走になっているので(パスタとかピザとか)、今日は我が家でガブリエルと一緒に夕食を取ることにした。オムライスとポテトサラダとローゼンコール(いわゆる芽キャベツ)。

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私はといえば昔のハードディスクの整理。そろそろちゃんとしたNASを導入して、データのバックアップ体制を整えたいと思っているところである。

それから、以前は Parallels Desktop で Mac 上に Windows を立ち上げて作業することがあったのだが、何かのタイミングで Windows のブートデバイスが Mac OS から認識されなくなっていた。今さらながらにちょっと調べたら、Mac OS 上で NTFS の読み書きができるようにするソフトウェアが有効になっていると、これが認識されないらしい。ディセーブルにしたらあっさり認識された。

これでバンドジャーナル誌の原稿執筆がはかどるかな?検索/分類などのプログラムは Mac 上で動いているのだが、テキスト処理(テキストの加工は秀丸エディターがいちばん慣れている)や Excel でのデータ集計などは Win 上でやっているので、これらの OS 上で同時に作業できた方がありがたい。

 

11/12の徒然(魔女の宅急便)

昨日は家族で疲れがたまっていたので、親善試合「ウクライナ対ドイツ」はテレビ観戦しなかった。試験的に導入した3バックシステムが崩壊して、3-3の引き分けだったとか。

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午前中は、息子の自転車の練習に付き合って、散歩というかジョギングというか、を行う。

最近、息子は自転車熱があがってきていて、がんばって練習をしている。親の方も少しテコ入れして、補助輪を早く外せるようにちょっとがんばってみようかな、と思ったわけである。

今までは、補助輪もペダルもない、いわゆる「バランス感覚を養う」ための小さな自転車で練習していたのだが、そろそろ「補助輪のついた自転車」→「そこから補助輪を外す」というステップに移ろうかな、と思ったところである。そろそろ、ハンブルクは寒くなって雪も降ってきそうなので、そうなる前に何とか目星をつけておきたいなあ、ということで。

前に小さい自転車で練習していたので、通常走行時にはほとんど補助輪に頼ることなく走行できている。あとは停止時(ブレーキが固いと言っていた)や開始時(地面を蹴って勢いをつけてこぎ出す、ということがまだできていない)あたりが課題か。しばらくしたら補助輪とペダルを外してみたいと思っている。

というわけで、息子の自転車にあわせて近所を一回りするといい運動になる。

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午後、DVDを見たいという息子のリクエストにより「魔女の宅急便」を見る。

ピクサー関係のDVDはなかなか風邪が治らない息子の同級生の暇つぶしのためにすべて貸し出したということだったし、この「魔女の宅急便」はSATURNという電化ショップで安売りされている時に買ったまままだ見ていなかったのである。

感想。個人的には、ちょっと中途半端な感がぬぐえない「トトロ」や、ストーリーが穴だらけの「ポニョ」よりはよっぽど楽しめた。妻によると、「魔女の宅急便」は別に原作があるからストーリーがしっかりしているのでは?ということだったが。

もちろん、細かい設定などで「こんなんでいいんかいな?」と思わせるところもあるが、ファンタジーとしてのバランスは保たれているのではないかと思う。(昔、「作品が予定調和だ」と批評された某漫画家が言っていた「予定調和ではないフィクションがあったら教えてくれ」という発言が個人的には好きだ。)

原作の方も明らかに続きがあるのだろうから読んでみたい気もする。

ちなみに、この映画の舞台となったのは(というか舞台のモデルになったのは)スウェーデンのゴットランド島。ストックホルムの南、バルト海に浮かぶ島である。映画の後で息子にこの話をしたら、案の定「ゴットランド島、行ってみたい。」と言っていた。

また、Wikipedia でゴットランド島を調べていたら、アンドレイ・タルコフスキーがこの地で映画「サクリファイス」を撮影したことを知った。ううん、やはり行ってみたい …