サーバーお引っ越し

今まで www.musicabella.jpblog.musicabella.jp は同じサーバー上で運用していたのだが、かなり負荷が高くなってきたようなので、原因を切り分けるためにブログの方を別のサーバーに引っ越すことにした。

ブログは WordPress を使っているので、まずはデータベースの引っ越し。SQL のインポートには制限があるので WordPress 関連のデータベースを一気に移すことはできない。BigDump という、大きな SQL データを移動するためのツールも見つけたのだが、私の場合はうまくできなかったので、ちまちまデータベースをテーブルごとに分けて移動した。

WordPress 本体はサーバーのプロバイダーが提供している「サーバー間移動ツール」というやつで、そのまま移動することができたのだが、いざ運用を始めてみると各記事へのリンクが通っていないようで 404 エラーが出る。いろいろ悩んだのだが、こちらの記事を参考にさせていただいた。要は、WordPress のパーマリンク設定をいったんデフォルトにして、再度今までの設定に戻せばいいらしい。

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月曜日の夜、歯が痛くて突然目が覚めた。鎮痛剤でしのいでいたのが一向によくなる気配がない、というか食事をする時には丸裸の神経に直接刺激を受けるような感覚で、ほとんど涙目になってしまう。人生でいまだかつて体験したことのない歯の痛みである。たまりかねて歯医者に行った。

案の定、はるか昔に治療した歯の神経にダメージがあったらしい。それにしても何にも兆候がなくて突然来るものだ。神経を抜いて、とりあえず痛みは収まっている。

息子には「ちゃんと磨かないと虫歯になってあとで困るぞ」と言って、しっかり歯磨きをさせるようにしているのだが、最近の私の行動にはまったく説得力がなくなっているなあ …

1/20の徒然

今週は先週に引き続き息子のサッカーの試合。

10時20分にいつもの集合場所であるDIYセンターの駐車場に集合し、Halstenbek から北に 20km ほど行ったところにあるバームシュテット(Barmstedt)の体育館へ行く。

全部で5チームが集まり、総当たりの4試合が行われた。

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息子は基本的に途中出場。試合の動向の様子を見て投入されることが多い。

この年代のチームではフィールドプレーヤーが5人なので、基本的に 2 – 1 – 2 のシステムになっている。息子は中盤の「1」のポジションに入ることが多い。

まず1試合目は 2-0 でリードしている状況でフィールドに入った。ゴール前にいたらこぼれ球が来たので、ちょっと遠目からのシュートであったが、打ったら見事ゴールが決まった。久しぶりのゴールである。チームメイトだけでなく、試合終了後に親御さんたちも息子に対して「いいゴールだった」「いいプレイだった」と声をかけてくれるのがうれしい。

2試合目ではゴール前に攻め込んでいったフォワードのシュートがキーパーに弾かれ、息子の前に転がって来た。その球をフォワードに返すような形になり、そのフォワードがもう一度蹴り込んでゴール。いわゆるアシストである。

3試合目は1点先制されて苦しかったのだが、何とか1点入れて同点にしたところで投入される。コーナーキックをねじ込むような形で2点目を入れる。これは何とかカメラに収めることができた。

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4試合目は3-0になったところでディフェンダーとして交替した。

ということでチームは4戦して4勝。力が拮抗しているチームもあったのだが、トータルでは得点10、失点2くらいだったかな?かなり安定していた。

息子も上に書いたように2ゴール1アシスト。かなりいい働きをしていたと思う。攻撃でも守備でもポジショニングがいい。攻撃の時には、ゴールへ向かっていくストライカーとのポジショニングを考え、空いているスペースにポジションを取っている。その結果、こぼれ球を拾うことができたり、ストライカーが囲まれた時にいい位置でパスが出てきたりする。まあ、妻が前から言っていたように今日フォワードをやっている子とはプレイの相性がいいようなのだが。それから、守備に回った時にはちゃんと相手選手をマークして、その選手がボールをもらいにくいようにしている。

課題は、まず諦めないということ。ボールを持っている相手に対してもう少ししつこく粘ってボールを取りにいった方がいいと思う。私と遊んでいる時にはもっとガツガツやっているのでそれがゲームでも出れば全然問題ないのだが。それから積極的にドリブルをするということ。どちらかというとワンタッチでプレイを済ませようとする傾向が強いので(もちろん、それはそれでいいこともあるのだが)、中盤でボールをもらって、なおかつ周りが空いている時はもう少しドリブルで持ち上がって自分で展開できるといいのだが。

ちょっと前に比べると、息子だけでなくいろいろな子供たちのプレイに個性が出てきているように思う。自分が与えられているポジションがどういうプレイを期待されているかがだんだんわかってきて、そのための能力が伸びてきているのかも知れない。

上にも書いた 2 – 1 – 2 のシステムがしっかりできていて、なおかつチーム全体として「今は守るべきなのか」「今は攻めるべきなのか」という意思があるのがわかる。まだまだ強くなりそうなのが楽しみである。

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帰宅後、昨日に引き続き「バック・トゥ・ザ・フューチャー・パート3」を見る。これはパート1やパート2と比べてもややこしさがないのでリラックスして楽しむことができる。最後の最後で蒸気機関車を模したタイムマシンが出てきたのは、鉄ちゃんの息子にとっては予想外の驚きだったようだが、よく見たあとでは「かっこ悪い」と言っていた。

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ドイツブンデスリーガは、この週末から年明けの後半戦が始まった。わが HSV は清武を擁する格下のニュルンベルクとアウェイで対戦した。映画を見ている間に試合が終わったようなので結果を見たら 1 – 1 で引き分け。勝ち切れないなあ … 今節はわりと近い順位のチームが潰し合いをしたおかげで(あ、HSV もその中の一つですが)全般的な状況はあまり変わらない。まだヨーロッパリーグ出場枠は射程圏内である。あわよくば(奇跡が起これば)チャンピオンズリーグも可能か … という感じ。

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ちょっと昔のミュージックマガジンを見ていたら、シガー・ロスとダーティー・プロジェクターズの「傑作」と言われているアルバムを聴きたくなったので、iTunes Store で買ってみることにした。明日以降会社へ行く時に聞いてみることにする。

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1/19の徒然

先週はデュッセルドルフへ出かけていたので、久しぶりにまったり過ごす。

息子の日課の学習が終わるのを待って、お昼頃に買い出しに出かける。スーパーマーケット「EDEKA」と「トイザらス」が入っている Eidelstedt のショッピングモールへ。

まず、最近息子と地下室でやっている「二人野球」のためのバットを探す。ドイツに野球用品は売っているのか?とちょっと不安になったのだが、おもちゃのプラスチックバットが売られていた。今まではジュースのペットボトルをバット代わりにしていたので、それに比べればはるかにましである。

食材の買い出しをしている時にアメリカ産牛肉が売られているのを発見。ドイツ産はほとんど脂身がなくて火を通すと固くなってしまうので、アメリカ産ならばもう少し期待できるだろう、ということで買ってみた。この時点で夕食はステーキに決まる。

その後、ワインのストックが切れていたので、いつものワインショップへ。そういえば、最近ボルドー兄ちゃんを見かけないんだけど辞めてしまったのかなあ?

ということでメモ代わりに今日買ったワインを。

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左からイタリアの Gavi、ドイツの Rheingau のリースリンクという少々辛口の白ワインを。その次は前に飲んでおいしかったポルトガルワインをステーキに合わせるためにまた買ってみた。いちばん右は息子向けのブドウジュース(Traubensalt)。

その後、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を見る。

実は、年末にドイツの温泉地ヴィースバーデンのホテルでダラダラしている時にテレビで3部作が放送されていた。パート1の終了直前から見始め(それまでジャクージに行っていた)、パート2を全部見て、パート3の途中まで見た(レストランのディナーの予約があったので)。

私も妻も3部作はすでに見ているので大まかな流れは知っているのだが、息子がちゃんと見たのはパート2だけということになる。一応なんとかついていったようなのだが、はっきりいってパート2だけを見てストーリー展開を完全に把握するのは大人でも難しいだろう。というわけで、パート2を反芻して説明しながらパート1から見直すことにした。

以前は肩のこらない映画として楽しんでいたのだが、あらためて見るとタイムトラベルものは切ない。相手が全く別の世界(時空と言った方がいいのか?)に存在していることを確信していても、会おうと思っても会えないのである。主人公であるマーティが(タイムスリップした)1955年から1985年の「未来へ帰る(Back to the future)」際に、ドクと抱き合って「30年後にまた会おう」と言う。これだけでウルウルしてしまう。

お誕生会

息子と同じく1月生まれの同級生と合同で、お誕生会が企画された。前にも書いたが、ドイツでは主賓がこういうパーティーを企画して他の人を招待するのである。日本人学校での同級生の他、もう一人の主賓の近所のお友達も招待されて合計15人くらい集まった。

会場はボーリング場。ここに申し込むと、レーンの予約と一緒に軽食なども用意してくれるらしい。それから手作りのケーキも持って行った。

多くの参加者はやったことがあったらしいが、息子にとってボーリングは初めての経験だった。子供向けということでレーン脇の溝(あれ、専門用語でなんと言うのでしょう?)を塞いでくれ、ガーターが出ないようになっている。

そういえば、年末の旅行中にホテルの部屋でぼーっとテレビを見ていたら Eurosport というスポーツ専門チャンネルでボーリングをやっていたので、簡単なルール説明とか戦略(1番ピンと2番ピンの間を狙えばいい)などを教えたのであった。

そのかいもあってか、100そこそこのスコアを出せたようでご満悦であった。

また、参加してくれたお友達からもたくさんプレゼントをもらって、こちらもご満悦だったようだ。

同じ主賓のお友達にあげるプレゼントを忘れていた、というオチはあるが …

デュッセルドルフ日記その1

今日は会社をお休み。

まず午前中は息子の授業参観のために日本人学校へ出かける。

前回見たのは算数だけだったが、今日は算数とドイツ語の授業を見学。というか、見学ではお父さんも参加させられていて、ドイツ語の歌を、しかもカノンで歌わされたり、児童たちのゲームに混じったりした。妻から「ドイツ語の授業は参加させられる」という話を聞いていたので(見学する父兄が減ったのはそのせい?)回答できなかったりすると親の沽券に関わるなあ、と思ってあせっていたのだが、まあ無事に切り抜けられた。

その後いったん帰宅し、午後2時に授業が終わる息子を迎えに行って、大急ぎでデュッセルドルフ行きの電車に乗る。今日のメインイベントのためにデュッセルドルフに移動するのである。

今日のメインイベントは、KUNSTSAMMLUNG NORDRHEIN-WESTFALEN K20 GRABBEPLATZ というデュッセルドルフの美術館で行われる「3-D CONCERTS 1 2 3 4 5 6 7 8」というクラフトワークのコンサートである。2011 年のミュンヘンから始まった 3D コンサート、2012 年のニューヨークから始まった8日間で8枚のオリジナルアルバムを再現する、という趣向をクラフトワークのお膝元であるデュッセルドルフで行う。私が行ったのは初日となる「アウトバーン」のコンサートである。

(当初はアウトバーンに乗って「アウトバーン」を聞きに行く、ということを考えていたのだが、さすがに車で行くとしんどいし、渋滞などがあって間に合わないリスクもあるので電車で行くことにした。)

コンサートは午後8時から。午後6時30分にデュッセルドルフに到着してすぐに妻や息子と別れて(ハンブルクではなかなか食べられないラーメンを食べに行ったらしい)会場へ向かう。

さてコンサート。「オリジナルアルバムを再現する」と聞いた時に「40分程度で終わったら嫌だな」と思っていたのだが、出がけにホームページを確認したら他の作品も演奏することがわかったのでちょっと安心。上にも書いたが、会場は美術館のオープンスペースのような場所でもちろんオールスタンディング。年齢層はかなり幅広い。10歳くらいの子供を連れて来ている人もいたようだ。

セットリストはこんな感じ。順番は多少間違っているかも。

  • Die Roboter (The Mix バージョン)
  • Autobahn
  • Kometenmelodie 1
  • Kometenmelodie 2
  • Mitternacht
  • Morgenspaziergang (ここまでがアルバム「アウトバーン」)
  • Radioaktivität (いわゆる “NO NUKES” バージョン。「日本でも 放射能 今すぐ やめろ」が歌われている)
  • Trans Europa Express
  • Die Mensch-Maschine
  • Spacelab
  • Das Modell
  • Neonlicht
  • Nummern – Computerwelt
  • Computerliebe
  • Planet of Visions
  • It’s More Fun to Compute
  • Tour de France (ええと、どのバージョンだろう?)
  • Vitamin
  • Musique Non-Stop

最初に《ロボット》、最後に《ミュージック・ノン・ストップ》が置かれた以外は、ほぼ年代順。ほぼ2時間、壮大なレトロスペクティブである。

クラフトワークのライブを生で見るのは初めてだったのだが大満足。ほとんど動きがないライブであるが、映し出される映像の中にちょっとした茶目っ気があったり《ミュージック・ノン・ストップ》でメンバーが一人ずつ退場していく時におじぎをして手を振ったりと、意外にエンターテインメント性に富んでいることを改めて認識した。

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Mac 復旧

デジカメのバックアップとか実家との連絡用に年末年始の旅行に Mac を持って行ったのであるが、帰って来てから NAS との接続の調子が悪い。NAS 上のファイルの読み書きに異常に時間がかかるのである。試しに1MB弱のデータをサーバーに書き込もうとしても1分くらいかかる。

例えば、うちは iTunes に関するファイルを全て NAS 上に置いているので、まずファイルの読み出しが間に合わずに再生音がブツブツ切れる。曲間で別ファイルを読み込む際にも時間がかかるので数分待たされる。終了時にも NAS 上にライブラリーを保存しに行くので、尋常ではない時間がかかる。

当然、NAS への Time Machine バックアップも失敗する。

旅行から帰って来てからいろいろ調べていたのだが、結局原因が分からず症状も改善しない。

昨晩、ついにクリーンインストールを決心して、寝ている最中にインストールが行われるようにして寝た。

今朝起きて、まっさらになった Mac から NAS への接続を試みるが、やはり症状は変わらない。とりあえず私が出かけている間も妻が Mac を使いたいということだったので、Time Machine バックアップ(NAS ではなく外付け USB ドライブにやっておいた)のリストアを開始したところで会社に出かけた。

考えてみれば、Time Machine バックアップからリストアするのは初めてかも知れないなあ …

帰宅後、とりあえず昨日までの環境は無事に復元されていたのだが、なぜか NAS への接続問題が解決している。アクセスも全く問題ない。原因がよくわからないのが気持ち悪いが、連日連夜復旧にあたって疲れていたので、とりあえずよしとする。

そして、案の定ローカルでのウェブ開発環境(Apache + MySQL + cakePHP)がちゃんと動かない。今までは Mac 純正の apache などを使っていたのであるが、今回のようなリストアや OS のバージョンアップのたびに細かい設定をし直すのも大変だと思っていたところなので、この期に XAMPP を使った環境に切り替えることにした。やっぱり XAMPP の方が楽だ。

そして初仕事

そして今日から初仕事。ヨーロッパ諸国では 1/2 から平日モードなので、先週から仕事を始めている人もいるのだが、今週の半ばくらいまで休暇を取っている人も多いので、職場はまだ静かである。

こちらの会社のメールは常に iPhone でチェックできるので、休み中でも緊急の用件には対応できる(し、実際に対応した)。日本の会社にサーバーがあるメールはセキュリティが厳しいので出社しないと参照できないのである。

年末から年始までのメールをチェックしていたら、以前同じ部署で仕事をしていた方の訃報があった。以前から体調を崩しがちで入院が多かったのだが … 「仕事をそつなく美しく仕上げる」というやり方について、私はこの方から多くのことを学んだ。また、私がその前に属していて失敗した(と言っていいだろう)プロジェクトを、少なくともプラスマイナスゼロの完成度まで引き上げることができたのも、この方のおかげだと思う。ほとんど全人格を否定されるくらいに罵倒された人も多いと思うが(幸い、私はそんなに多くなかった)、その芸風も思い出される。もっといろいろなことを学びたかった。合掌。

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また、今日は息子の誕生日である。

いつからか、息子の誕生日には直接言えないメッセージをメールで送ることにしている。(最近は息子も対応して私や妻の誕生日、あるいはクリスマスやお正月などにメッセージを送ってくることもある。)以前は無邪気なメッセージを書いていたのだが、そろそろ内容をちゃんと考えないといかんなあ、と思い悩む。息子も日々大人になっているのだ。

そういうわけで、ガブリエルがプレゼントを持って遊びに来てくれた。(旅行から帰って来てから1日おきくらいに遊んでいるのではないか?)

 

そして帰国

オーロラ観測ツアーから帰って来たのが深夜1時過ぎ。それから最終パッキング(さすがにオーロラを見た厳重防寒装備のまま帰るわけにはいかない)をして寝たのが2時近く。

アイスランドからフランクフルトまでのフライトが7時30分なので5時にピックアップが来る。そのために4時30分に起床。大きな時差がある場所に来ているわけではないのにかなり時差ボケ状態である。

フランクフルトで乗り換えて夕刻にハンブルクに到着。

最近、旅行からの帰りはハンブルク空港内にある寿司屋でほっとしながら寿司を食べるのが恒例になっているような気がする。

 

そしてオーロラ

明日の早朝にアイスランドを発つので、いろいろな行動ができるのは今日が最終日となる。

まずは、ツーリストインフォメーションへ行ってオーロラ観測ツアーの再予約(ツアーに参加してオーロラを見られなかった場合にはもう一度無料で参加できる)を行い、明日の朝の空港へのシャトルバスの予約を行う。

アイスランドには鉃道がないので、バスが主要な移動手段になる。いろいろな観光ツアーに行くにしてもバスで行くことになるのだが、泊まっているホテル(我々の場合はアパートメントだが)まで小さなワゴンでピックアップにしに来てくれ、バスターミナルで大きなバスに乗り換えてツアーに出かけたり空港へ向かったりする。

その後はいろいろなお土産を物色。

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こちらは書店とCDショップが一緒になったようなお店。ここで見つけたCDたち。世界的にブレークしたビョークやシガー・ロスらのCDは世界中どこでも同じものが手に入ると思ったので、「アイスランドならでは」のちょっと気になるアーティストのCDを探してみた。

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かつて、教授のツアーメンバーとしてベースを弾いたこともあるスクーリ・スヴェリソン(Skuli Sverrisson)がサクソフォンプレーヤーのオスカル・グジョンソン(Oskar Gudjonsson)と組んだデュオ。スクーリはここではギターを弾いている。

“Early Birds” はエレクトロニカあるいはフォークトロニカ志向のバンドであるムーム(mum)のアルバム。最新アルバムなのだが「お蔵出し」的な過去の音源らしい。これを聞いてもこのバンドならではのサウンドは聞けないかも知れない。別のお店で彼らの代表作である「Finally We Are No One」を買う。これはアイスランドのみで流通している盤らしい。

 

 

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そのあと、自分たちに出す手紙を投函するために郵便局へ。イマジン・ピース・タワーに行った時に迷って買わなかった写真集が売られていたので買っておくことにした。

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さて、午後9時からいよいよ2回目のオーロラ観測ツアー。小雨が降っているが予報では徐々に雲が切れていくとのことなのでそれに期待することにする。観測地点についてからも時おり雨は降っていて、空も雲が晴れたりかかったりと安定しない。

が、何となく北の空に雲とは違う霞がかかっているように見え始めた。

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何枚か撮影して、撮影した画像を確認しながら、だんだんオーロラではないかという確信に変わってきた。

ちなみに、肉眼で見ても薄白く見えるだけで、写真で捉えたように緑色には見えない。また、画像の右側にあるオレンジ色の光はレイキャヴィク市内の灯りなので、これもオーロラの光ではない。

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あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

2012年12月はまったく更新できませんでしたが、年が改まったのを機会に粛々と更新していきたいと思いますのでお付き合い下さい。

さて、2013年はアイスランドのレイキャヴィクで迎えた。

アイスランドでは12月31日の午後から公共交通機関は全て(とはいっても鉃道はないので公共交通機関はバスのみなのであるが)止まり、1月1日も全て止まっている。レストランなども開いているところは限られている。というか、やはりほとんど閉まっていると考えた方がいい。

事前の調査でこういう状況なのはわかっていたので、持ってきた餅で作ったお雑煮や焼き餅を食べて、ほとんど日本にいる時と同じような状況で部屋に籠ることにした。

12月30日に参加したオーロラ観測ツアーでは残念ながらオーロラが見られなかったので、もう一度無料でツアーに参加できる。1月3日に帰る我々としては、チャンスは1日か2日。天気予報を見るとどちらの日も雨だし曇天率が高いし、オーロラ予測を見ても活動はあまり活発でなさそうなので、見られる可能性はかなり小さそうなのであるが、1月2日の深夜に向けて雨は止んで少しは雲も晴れそうなので、1月2日のツアーに参加することにした。

というわけで、今日は特に予定なし。家族3人でテレビを見たり、読書をしたりしてまったりと過ごす。

息子は Disney Channel ばかり見ている。「フィニアスとファーブ」や「トムとジェリー」が気に入ったようだ。

私が読んだ本。

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クラシック音楽、特に日本の現代音楽についての片山杜秀さんの語り口が好きなのでその著作をたくさん読んでいるのであるが、本業はこちらの著作のような政治思想史である。

第二次世界大戦における日本の戦い方というと、無謀な精神論が先行ことによって悲惨な結果がもたらされたという見方が一般的なのであるが、日清/日露戦争から第一次世界大戦を経て、なぜそのような考え方が大勢を占めることになってしまったのかをわかりやすく説明している本である。

要するに、日本のように「持たざる国」が、資源や人的リソースが豊富な「持てる国」と戦争をするにはどうすればいいのか?ある時点までは、一方では「電撃戦で戦えるような形でしか戦闘を行わない」、もう一方では「日本が持てる国になるまで戦争を行わない」という至極真っ当な論調が交わされていたのであるが、それがいつの間にか精神論にすり替わっていってしまったのである。

片山氏の語り口はクラシック評論における場合と同じで、豊富な伏線を交えながら上記のようなことを(バックグラウンドがほとんどない私にとっても)わかりやすく説明してくれる。