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5/5 の徒然
日本人学校の父親懇親会に参加。集合後、レクリエーションとしてのソフトボールがあり、その後の体育館に場所を移しての懇親会があった。正直どちらが主目的かわからない(笑)。 通常は6月の後半に開催されるハンブルク日本人会のソフトボール大会なのだが、今年はグラウンドの補修予定があるとかで例年より一ヶ月早い5/20(日)に開催されるので、参加者はかなり体を作って参加しているのではないか、という説もある。私はというと「まさかキリスト昇天節の連休にソフトボール大会はないだろう」と思って、早々に旅行を手配してしまっていた(昨年は出足が遅くてフライトを確保するのに難儀したので)。 肩こりは慢性的だし、今日は右腰も痛いし(これも半ば慢性化しているなあ …)体調は万全ではなかったのだが、体を動かした方が少しは改善するのではないかと思い、少しがんばってみた。 最近、息子の自転車の練習に合わせて軽いランニングを始めたのだが、かなり体力が落ちている(というか体力は増えていないのに体重は増えている状況)のがわかる。塁に出るのはいいのだが走ると疲れる。外野の守備位置まで行って帰って来るのが疲れる … ということで常に肩で息をしているような状況だった。一応は持久的な運動ができたのかなあ。すでに特に右半身がギシギシなので明日起きた時の状況がちょっと怖い。 ***** 夜は、以前見始めていたモーツァルトの歌劇《魔笛》の続き、第2幕から見る。 [tmkm-amazon]B000JMJRWG[/tmkm-amazon] ほとんど20世紀に書かれたオペラしか見たことがない私にとっては、いろいろな配役の組み合わせで歌われるアリア、わかりやすい筋書き、などのエンタテインメント性が新しい発見だった。「(本当は違うのかも知れないけれど)本来オペラとはこういうものなのだなあ」という印象。 主役の二人(タミーノとパミーナ)よりはザラストロ、夜の女王、パパゲーノといった脇を固める配役たちが素晴らしかったように思える。有名な「夜の女王のアリア」は音だけは何度も聞いたことがあったのだが、映像で見たのは初めてかも知れない。
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ビョーク/魔笛
1ヶ月ほど前に予約注文していたビョークのリミックスCD(シングル)が到着。 [tmkm-amazon]B007RKFXKS[/tmkm-amazon] 発売後もしばらく送られて来なかったので、そろそろ問い合わせようかな、と思っていたところだった。 “Remix Series I” ということなので、続々と発売される。トータルでは8枚になる予定で、Matthew Harbert や Alva Noto もリミキサーとして名前が挙がっている。そして “I” を待っている間に “II” のプリオーダーも始まっている。実は送料がCD本体の2倍くらいかかっているので、何枚かまとめて買った方がお得なのではないか?ということに気付いた。でもなあ、特殊ジャケットの初回限定版が欲しいので、あまり傍観していると売り切れるリスクもあるんだよなあ … 予想通り、オリジナルの「Biophilia」の収録曲はスタティックなものが多かったので、リミックスでは少しリズムが強調されている。オリジナルに比べるととっつきやすい。 ***** せっかく買った「モーツァルトオペラ全集」のDVDを見てみることにした。選んだのは《魔笛》。 [tmkm-amazon]B000ICL3Q0[/tmkm-amazon] 実は、プラハで《ドン・ジョバンニ》の人形劇を見て来たので、ちょっと前に家族で本物を見直そうと思ったのだが、この全集に含まれている《ドン・ジョバンニ》は子供に見せるのが憚られるような演出なのであった … で、《魔笛》。「のだめカンタービレ」で仕入れた程度には内容を知っている(笑)。以前 DVD ブックで買ったやつ(イヴァン・フィッシャー指揮のパリ国立歌劇場)にはあまりのめり込めなかったのだが、このザルツブルク音楽祭で上演されたムーティ/ウィーンフィルの舞台は面白かった。かなりカラフル(どぎついと言っていい)な舞台装置と、それぞれのキャラクターがわかりやすく個性化されているからかな? とりあえずは DVD 一枚分の第1幕のみ。
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LENNONYC
そういえば見るのを中断したままだったなあ、と思い再開することにした。 [tmkm-amazon]B005FI5UZW[/tmkm-amazon] どうでもいい話だが、パッケージの中にメディアはなく、テレビの下に積まれた別のDVDのパッケージの中にあった。このまま棚に片づけたりすると何年も見つからないという事態に陥ってしまうのだな(経験あり)。 原題は「LENNONYC」。タイトル通りジョン・レノンがニューヨークに移住した1971年8月から、そこで生涯を終えた1980年までを追いかけたドキュメンタリーである。私はジョンのドキュメンタリーというと映画「イマジン」くらいしか見たことがない(と思う)。《イマジン》という曲に代表される、平和主義者的な側面だけにスポットを当てることに違和感を感じているので、その手のドキュメンタリーは避けているのかも知れない。 この映画では、ジョンがニューヨークに渡ってから比較的ラディカルな政治活動に関わっていたりだとか、ヨーコさんと別居してロサンゼルスで奔放(というか自堕落というか)な生活を送っていたとか、上記の映画「イマジン」を補完するような形で見ることができる。というわけでかなりストライクゾーンが狭い映画のような気がするので、そのあたりに興味がなかったり、最低限の予備知識がなかったりすると楽しめないかも知れない。 構成は「イマジン」と同じような感じで、関係の深かった人たちの証言と当時の映像を織り交ぜて進行していく。ただ、本人やヨーコさんの証言は少なく、バックミュージシャンなどの証言の方が多いので迫力に欠ける。映像についてももうちょっと演奏しているものが多いとよかったのだが。 ジョンが死んだ夜、アパートの前で夜通し歌われていた《平和を我らに》が「うるさくて困った」というヨーコさんの告白には苦笑。また、ヨーコさんとプロデューサーのジャック・ダグラスがスタジオに閉じこもってセッションテープを聞き倒した、というエピソードもいい。 ***** そういや、ジョージ・ハリソンのやつも買ったんだった。見ないと。 [tmkm-amazon]B005O88C2Q[/tmkm-amazon]
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4/14の徒然
3月下旬から出張やら旅行やらが続いていたので、自宅でゆっくりとした休日を過ごすのは3週間ぶり。 まず、やらなければいけないのは衛星放送を受信するためのアンテナの復旧である。学校の春休みに入った直後、時間と体力を持て余していた息子が庭でサッカーをやっていたところ、蹴ったボールが衛星アンテナのLNBを直撃してLNBをアームに取り付けるプラスチックを破壊してしまった。それ以来、うちでは衛星放送(日本語放送のJSTVを含む)を見られなくなっていた。 金属製のそれっぽいジョイントを買ってきてはあったのだが、アームの直径をちゃんと計っておかなかったのでアームの直径がジョイントの接続部分に対して太過ぎ、うまくはまらなかった。ジョイントのネジを少し長いものに変えれば何とか固定できそうだったので、電気屋ではなくDIYショップに行ってネジを買ってきた。なんか非常に不安定なのだがとりあえず衛星放送を無事に見られるようになった。とりあえずこのまま様子を見ることにする。 ***** 最近発売されたマドンナのオリジナルアルバム11枚組ボックスが3000円前後(こちらの価格では29.99ユーロあたりが最安値)で売られていて心が動く。妻からは「どーせ、全部聞かないんでしょ?」と言われたので逡巡していたのだが、以前発売されていたベスト盤が6.99ユーロで売られていたので、これで溜飲を下げることにする。 [tmkm-amazon]B002HNA95E[/tmkm-amazon] ***** そして、夕方からは北ドイツ最大の移動遊園地「ハンブルガー・ドーム」に出かける。1年に3回、春と夏と冬に開催されるのだが、それぞれに1回ずつ行き、息子はゴーカートのアトラクションを楽しみ、我々はパンとザウアークラウトが添えられたポークステーキ(美味!)とビールを堪能する、というのが恒例になっている。 夏のドームはいつまでも(午後9時過ぎまで)明るいし、冬のドームはかなり冷え込むし、ドームの華やかなイルミネーションを楽しむには春のドームがいちばん適しているのかも知れない。我々は9時過ぎくらいに退散したのだが、地下鉄(Uバーン)の駅では入れ違いに多くの人たちがドームに押し寄せていた。
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ケーゲルのカルミナ・ブラーナ
エアフルトでカフェの食事待ちを利用して買ったCDを聞いてみた。 ヘルベルト・ケーゲルが指揮するオルフの《カルミナ・ブラーナ》。 [tmkm-amazon]B000069JN5[/tmkm-amazon] 上記の amazon のリンクは Berlin Classics から出ているもののようだが、私が買ったのは東ドイツにあったレーベル ETERNA の録音を、ドイツの「Der Spiegel」という出版社(ちなみに本社はハンブルクにあります)が復刻したものらしい。ケーゲルは私の知る限り1959年と1974年に《カルミナ》を録音しているが、これは1959年の録音である。概ね、その古さを感じさせない瑞々しい録音である。 なんとなくケーゲルは「食わず嫌い」なところがあった。コラムなどで「凄絶」とか「緊迫」みたいな評が多かったからかも知れない。ただ、大学の先輩がケーゲルの新ウィーン楽派の作品集を絶賛していたし、確かにそこで聞かせてもらったヴェーベルンの《パッサカリア》は素晴らしかったという記憶がある。また、「究極の暗さ」ということで評価の高い(?)《アルビノーニのアダージョ》も怖いもの見たさ(聞きたさ)で聞いてみたいと思っているのだが、いまだに果たせていない。 で、この《カルミナ》であるが、音楽の作りは端正と言っていい。スプラッタ映画を見に行って意外にあっさりしていたので拍子抜けしたような感覚である。ただ、全般にバランスが高音に寄っているので、特に女声合唱や弦楽器の高音域がヒステリックに聞こえるのかも知れない。 あと、これは断言できないし、現在のレコーディングでも行われていて私が気付かないだけかも知れないが、曲の途中でかなり楽器間あるいは伴奏と合唱間のバランスを操作しているような気がする。まあ、そんなに不自然ではないので気をつけて聞かなければ気にはならないのであるが、今まで埋もれていた楽器が突然聞こえてきたりとか、音像全体のボリューム感が変わったりしたりする。 独唱がいまいち不安定なのが気になるが、合唱はうまい。基本的にはラテン語で歌っていると思うのだが、ドイツ語訛りが結構きつい。これも別に気にはならないが … オケもよくはないがよくがんばっている、という印象。 《カルミナ・ブラーナ》というとオイゲン・ヨッフム/ベルリン・ドイツ・オペラが名盤として知られているが、ちょっと優等生過ぎるかなという気もする。このケーゲルの演奏の少しデフォルメされた抑揚(デュナーミクやアゴーギク)が、私がこの曲に求めるある種の「破天荒さ」に合っているように思える。何度も繰り返されるオスティナートがだんだん強くなっていったり早くなっていったりすることには必然性があるわけで、ケーゲルの演奏を聴いていると「ううん、そうだよな、そうだよな」と思う瞬間が少なくない。最後のクライマックスとも言える “Ave formosissima” はかなり感動してしまった。
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サウンド・オブ・ミュージック
午前中、依頼をいただいたCDの曲目解説を片付ける。まだ情報解禁になっていないので、近いうちにお知らせします。 午後は例によってガブリエルが遊びに来る。息子の部屋でレゴをやって、ちょっとサッカーをやって、おやつを食べて、少しオンラインゲームで遊ぶというパターン。これまた例によって「HSV は nicht gut だった」とか「誰それがよくなかった」とかいろいろ教えてくれる。うちはすっかり試合内容をレビューすることすら止めているので … 夕食は妻がいろいろと揚げ物を作ったので、シャルドネを合わせる。幸せ。 息子はすでに春休みモードに突入しているので、少し夜更かしをしてもよい、というお許しを出した。途中まで見て放ってあった「サウンド・オブ・ミュージック」を見ることにする。 [tmkm-amazon]B004NYB4BI[/tmkm-amazon] こんな手段でどうにかドイツで買ったブルーレイプレーヤーで日本のBDを見られるようになったのだが、ここに来て問題が発覚した。以前、前の日本で買ってきたリージョンフリーのプレーヤーでは確かに「日本語吹き替え+歌だけ原語バージョン」とか「日本語吹き替え+歌も日本語バージョン」とかを選択できたのだが、今回はメニューは英語だし、オーディオは「英語」と「タイ語」(なぜタイ語?)といくつかのオーディオコメンタリーしか選択できなくなっている。字幕も中国語や韓国語はあるが日本語はない。再生前に「このファームウェアは古いかも知れないからアップデートした方がいいかもね」というメッセージが出た(どうやらプレーヤーが出しているのではなくてメディア側が出しているように思える)ような気がするので、それが原因かも知れない。カントリーコードにしたがってメニューやらを切り替える仕組みがあるんだろうか?カントリーコードは「日本」にしているんだけどな? しょうがないので英語音声+英語字幕で見た。ところどころ息子にストーリーを要約してやるが、何のこっちゃわかんないだろうなあ。ミュージカル映画でまだよかった。 3時間という長さを感じずに一気に見ることができた。予想以上に素晴らしい映画。40数年の人生で見るチャンスがなかったのは悔やまれるが、これだけの鮮明な画質(確かにこのレストアは素晴らしい)で初めて映画に触れることができたことや、何よりも息子と一緒に素直に感動できたことはよかった。 映画の中で歌われている歌は全て聞いたことがあったし(吹奏楽版《サウンド・オブ・ミュージック・メドレー》は何度も指揮しているので)、その歌が登場するタイミングも絶妙である。ストーリーは本当に骨格だけを残し(息子は「え?これで終わり?」と言っていた)、多くの時間を歌に費やしたことが成功なのだろう。
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チェリビダッケをちょびっとだけ
そういうわけで、買ってしまったチェリビダッケをちょこちょこと聴いてみた。 まずはリムスキー=コルサコフの交響組曲《シェエラザード》。第1楽章は確かに遅めのテンポだが、たゆたうようなメロディの細かい音符を適切に聞かせるにはこのくらいのテンポが必然なのだろうという気がする。個人的には賛成。だが、第2楽章の冒頭のファゴット・ソロの遅さはかなり驚く。好意的に解釈すれば「いつ終わるとも知れない寝物語を極限まで引き延ばされた時間の中で表現する」みたいなことが言えるのだろうけど、これはちょっとついていけない。第4楽章も基本的な納得できる解釈である。無駄に高揚しないのがいい。 それからラヴェルの《ボレロ》。これもラヴェルは遅めのテンポを好んでいたらしいので、こういうテンポ感もありなのだろう。ちょっとリズムが重厚過ぎる気もするが。 全般的にはオケが指揮者のいうことを聞いて、細かいところまでお互いを聞き合っているなあ、という気がする。時々、勢い「だけ」の演奏や、バランスが悪かったりアインザッツが合っていない演奏を聴いてげんなりすることがあるのだが、これはその対局にあると言えるのではないだろうか。ライヴでこれだけの整然とした演奏をするだから、スタジオ録音にしたら息が詰まりそうな気がする。 あまり、チェリビダッケっぽくないところから手をつけてしまった気がするので、今度はドイツものでも聴いてみることにしますかね。
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さらに衝動買い
妻に頼まれて、会社からの帰りに電化ショップによる。 お使いはDVD-Rメディアとプリンター用紙。年度末ということで学校の先生や同級生たちに配布するものを準備しているうちにこれらが切れてしまったとのことだった。 これらは問題なく購入できたのであるが、レジの前にDVDとBDのワゴンセールが。悲しい性ゆえ、こういうのを見ると一通りチェックしないと気が済まないのである … BDをつらつら眺めていると、意外に日本語字幕やモノによっては日本語吹き替えが収録されているものがある。欧州と日本では地域リージョンが違うので、欧州版に日本語が含まれていてもお互いのビジネスには影響を与えないという判断なのだろうか?例えば、見つけたところでは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作とか、「アポロ13」とか(これはあらためて高画質で見直してみたいなあ)、「レイ」とか。 というわけで、買ってみたのが「MAMMA MIA」。 [tmkm-amazon]B004V33XHO[/tmkm-amazon] ごぞんじ、ABBAのヒットソングをフィーチャーしたミュージカルの映画化版である。 一昨年のハンブルク日本人学校の学芸文化発表会(いわゆる文化祭ですなあ)で上級生が歌った《Thank you for the music》を、息子がえらく気に入ってしまったのである。幸運なことに、うちの iTunes にはABBAの全アルバムが入っているので(これも、その昔、紙ジャケボックスセットと衝動買いしたのだった)、かなりの頻度でABBAを聞いているのである。 メリル・ストリープがミュージカル映画に出る、というのも違和感ありまくりなのであるが、まあ見てみることにしよう。
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ウルトラQ第2弾
また久しぶりに amazon.co.jp にどさっと発注。一部が先に届いた。毎回約20%の関税は重いなあ。 [tmkm-amazon]B004UK7VFI[/tmkm-amazon] やっと入手したウルトラQのブルーレイボックスの第2弾(後半)。何はともあれ第19話「2020年の挑戦」から見る。ケムール人が登場する回である。例によってストーリーの細かいところに突っ込みどころはあるが、全般的には今見てもやっぱり怖い。それから、やはり左右非対称の顔が特徴的なケムール人の造形が見事である。ウルトラシリーズでいくつもの素晴らしいデザインを残した成田亨の仕事。 それから第20話「海底原人ラゴン」。こちらはカラーライズによってラゴンの色彩が生きている。
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ヤナーチェク/歌劇《利口な女狐の物語》
「祝・ブルーレイプレーヤー新規購入」ということで。一枚だけ遅れて到着したヤナーチェクの歌劇《利口な女狐の物語》のBDである。 [tmkm-amazon]B001U1L9O4[/tmkm-amazon] チェコで人気があった、新聞に連載されていた絵物語をオペラ化したものらしい。人間と動物(あるいは昆虫など)が登場する。当然、それらの間に言葉での会話はなく、人間は人間同士、動物は動物同士で話をする。しかし、その間には確かにコミュニケーションが存在しているのである。かみ合うようでかみ合わず、微妙に交錯する関係が面白い。 舞台美術は、さすがフランスという感じ。半ば擬人化された動物たちが色鮮やかなコスチュームをまとい、ひまわり畑の中でストーリーが展開する。 原作は第2幕の主人公の女狐ビストロウシュカと雄狐が結婚するところでハッピーエンド、なのだが、ヤナーチェクが言いたかったことは、書き足した第3幕にある輪廻というか生命の再生らしい。 結局、ビストロウシュカは行商人に悪さをして撃ち殺されてしまう。 ラストシーンでは冒頭と同じく、森番がひまわり畑の前に寝そべっているシーンが再現されるのであるが、冒頭で登場したビストロウシュカに代わって、ここでは死んだビストロウシュカと瓜二つの子ぎつねが登場して幕となる。こういうフラッシュバックは何とも言えないやるせない気持ちになる。