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肘が抜けた
昨晩、ふと気がつくと息子が左手をかばって右手ばかりを使っていた。バンザイはできたので肩は外れていないようだし、息子に聞くと手の甲あたりが痛いと言う。信憑性はさておき、どこかにぶつけたのだと思い、とりあえず「冷えピタシート」を貼って寝かせた。 次の日になっても状況が変わらないので、妻に医者に連れて行ってもらうことにした。お医者さんが触診していると「ああ、肘が外れているねえ」ということらしい。こりこりいじっていたら「あ、はまった」ということで無事完治。そのあとはいつものように暴走機関車と化していたらしい。 幼児は筋肉も発達していないし、骨もまだ柔らかいので、わりと関節がはずれやすいのだそうだ。そういえば昨晩は日本ハムの優勝決定の瞬間あたりで豪快に階段に激突したのでその時かも。 一晩だけ「しおらしかった」息子でした。
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運動会
息子がビジター(正式に入園しているわけではない)でお邪魔している保育園の運動会。 当然、子供が単独で参加できる競技はないので、親と一緒に参加するわけだ。ほとんどの競技はお母さんと子供が一緒に参加するわけなのでお父さんの出番は少ない。ということで「お父さんがんばれ」という、お父さんが単独で参加する競技があった。 「綱引き」。やっぱり綱引きはまずいっすよ。洒落にならん。 例えば単純な「かけっこ」とかなら、自分のペースに合わせて「適度に手を抜く」ことをができるのであるが、綱引きは団体競技であり、しかも双方の力が拮抗していることが前提なのである。 「適度に手を抜く」ことが難しいし、やはり相手には負けたくない。必然的に完全にガチンコ勝負になってしまうのである。 しかもしかも、簡単に勝負がついてしまえばいいのだが、今回は本当に拮抗していて、かなり押し込まれた状況から大逆転という展開になったので非常に長時間にわたる試合になってしまった。 この運動会でいちばん疲れたのがお父さんであることは間違いない。
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イタリアデビュー
午前中は家族で中瀬緑地センター(だっけ?)へ。 旧浜北市にあるちょっとした公園。 ヤマハ発動機の工場のすぐ北側に位置していて、「知る人ぞ知る」という感じでひっそり存在している。 実際、大ざっぱな地図しか持っていかなかった我々は大いに迷った。 わりと広い芝生があって、遊具があって、(行かなかったけど)入浴施設もついて、(上記のような理由で)あまり人もいないという、のんびり遊べる施設であった。 昼食は帰る途中で行きつけのイタリアンレストラン「エッセ」へ。 行きつけと言っても息子が生まれてからは初めて行くことになる。 そろそろ人様に迷惑かけずに外食できそうになってきたので、少しずつ練習しているのである。 イタリア料理に使われるような食材はいくつか家で食べさせてみていたので、ボロネーゼのミートソースとか、ピッツァのモッツァレラチーズとかは全然問題ない。 試しに生ハムとゴルゴンゾーラチーズを食べさせてみたところ、一瞬ものすごく嫌な顔をしたのだが(そりゃそうだ)、結局飲み込んで「おいしい」と来たもんだ。 今度は夕飯で来よう(そうすればワイン飲めるし)。 夕方からは会社の同期の友人の結婚式二次会。 さすがにこの年になって来ると同期の結婚というのも数年に一度のイベントになってくる。(今後も可能性がないわけではない …..) この日のためにロンドン、中国、北海道からかけつけた友人たちもいる。 相変わらず、お下劣な下ネタで関係者以外を引かせたり、ギャグが思い切り滑って関係者以外を凍りつかせたり、二次会の二次会に行って席に着いたとたん爆睡したり、20年近く経った今でも全然変わっていないんだなあ、と思う。 あと20年経って定年祝いとかで集まっても同じようなことをやっているんだろうか? やってみたいなあ。
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待ってる、一緒に歌うとき
たまには親バカ日記。 最近、ケータイ(機種変更で通話ができなくなったやつ)がお気に入りの息子。 保存してある着メロを再生しながら踊っている。 今日、初めて「オンガク」という単語を口にした。
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浜松市動物園
息子を連れて浜松市動物園へ。 全然期待していなかったのだが意外に楽しめた。 「ゴールデンライオンタマリン」という猿は日本国内ではこの動物園でしか見られないのだそうだ。この他にも小さな猿ばかりを集めたスペースがあって、どれも愛らしい。「ピグミーマーモセット」という名前は記憶にあったのだが、これは世界でもっとも小さい猿の種類なのだそうだ。 夏休みに行った豊橋総合動植物公園では動物も我々も暑さでバテバテだったので、息子もほとんど動物を見ていなかったのであるが、今回は多少余裕があって(でも暑かった)いろいろ見たり触ったりすることができた。 息子はヒツジやヤギと触れ合うことができて興奮したせいか大暴走。 転んで額に擦り傷を作りましたとさ。 ただ、敷地内のアップダウンが激しい。 ベビーカーで入場して、途中で息子がぐずってベビーカーに乗らなくなってしまう ….. というシチュエーションではかなり辛い(笑)。
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豊橋へ
豊橋市美術博物館で開催されている「造形集団 海洋堂の軌跡 〜サブカルチャーと現代〜」を見に行く。 食玩があれだけ密度高く展示されているのは圧巻。 私がいちばん心動かされたのは仮面ライダーやロボット刑事Kやアクマイザー3などに代表される、いわゆる東映特撮ヒーローもの、息子がいちばん心動かされたのはゴジラでした。 (しかし、ゴジラが作品ごとに少しずつ造形が違うのは知っていたのだが「初ゴジ」「逆ゴジ」「総ゴジ」「ビオゴジ」などは一般的な呼び方なのでしょうか?そりゃ、私もわかるが …..) この美術館は公園の中にあるので木陰で草上の昼食。 ううん、久しぶりに光合成している気分だ。 その後、通り道で動植物公園なるものを見つけたので行ってみることにした。 さすがにこの炎天下で歩き回るのは親子ともども辛い。 まずは元気なうちに象を見に行く。 前回、天王寺動物園へ行ったときにはちゃんと見れなかったからなあ ….. その後はペンギンやシロクマがいる屋内の展示スペースへ避難。 屋根があるわ、冷房が効いているわ、で大勢の人が休んでいる。 息子も息を吹き返したようで、ペンギンの水槽の前で妙にハイになっている。 他にも植物園や博物館も併設されているので、屋外でも過ごしやすい時期に来れば丸一日楽しめそうな施設である。 以上。
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グールドのゴルトベルク(1955年版)などなど
息子が「手足口病」なる病気にかかってしまった。 この病気は手足に口ができてしまう恐ろしい病気 ….. のわけがなくて、手や足や口の中に発疹ができてしまう病気らしい。(というわりにはいちばん発疹ができているのはお尻のまわりだったりするのだが。) 昨日は少し熱があったのでぐったりしていたのだが、今日は「病気だ」と言っても誰にも信じてもらえないくらい元気で食欲もあった。 お医者さんによると体がウィルスと戦っている時は人間もハイになるらしいのだが ….. 本当かなあ? 夕方からの合奏で使用する楽譜を引き取りにヤマハミュージック浜松店へ。 暑かったので「涼しくなる音楽を」ということで車のBGMは「スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト」。誰もが聞いたことがある(はずの)気だるい女声ヴォーカルで歌われる《イパネマの娘》が収録されているのはこのCDである。 ゲッツ/ジルベルト というわけで本日買ったCD。 1955年のゴールドベルク変奏曲~伝説の誕生 (やはり Goldberg は「ゴールドベルク」ではなく「ゴルトベルク」と読むべきだと思うので、そういう表記にしています。) グレン・グールドの最初の《ゴルトベルク変奏曲》の録音・発売50周年を記念した豪華版。1955年版の録音にいくつかのアウトテイクを収録して、豪華ブックレットをつけたもの ….. なのだが、なかなか微妙な内容。 おそらく1955年版のオリジナル・バージョンは2002年にリリースされたメモリアル・エディションと同じリマスターだし、いくつかのアウトテイクもこのメモリアル・エディションに収録されているものと同じもの。しかもメモリアル・エディションではテイクごとにトラック分割されていた各変奏も、今 回はまとめて1トラックになっている。そのため、このアウトテイクの白眉であろうアメリカ国歌とイギリス国歌のクオドリべット(第30変奏の説明で弾いて いる)が聞きにくくなっている。 快速に飛ばす1955年版も面白いのだが、後半のクライマックスである第28変奏以降の前向きな演奏が 1981年版に慣れた耳にはどうしても物足りなく感じてしまう。 曲が終わったときに空中に放り出されたまま着地できないような気分になってしまうのである。で、最後に深遠なところに導いてくれる1981年版をやはり聞 き直してしまうのである。 価格差を考えると、1955年版も(今のところCDではもっとも音がいい)1981年版も一緒に収録されているメモリアル・エディションを買った方がいいのではないかと。 バッハ:ゴールドベルク変奏曲-メモリアル・エディション- ***** 夜は(定期演奏会が終わったばかりにも関わらず)吹奏楽団の練習。 再来週の土曜日に予定されている夏祭りへの依頼演奏の練習である。 本番は私が振るわけではないのであるが、本番を振る副指揮者の予定が合わなかったので私が代振りをすることになった。 参加人数がかなり少なく、編成も偏っているのであるが、とりあえずは何とかなりそうかな?(分厚く書かれているミュージックエイトはこういう時に重宝する) 前にも書いたのだが、いわゆるポップスを演奏する上で重要なのは音の形。 バンド全体で音の形を合わせないと輪郭がぼやけてしまうのである。 頭を切り替えましょう。
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体操教室/武満徹/今日の積志ウィンドアンサンブル
午前中、近くの保育園(まだ通園しているわけではない)の体操教室に参加。 開始時間の午前10時はそろそろ眠くなるので機嫌が悪い。少しぐずり気味で全然人のいうことを聞かない。勝手にステージの上に上って太鼓を叩き始めたり、引き戸の扉を開けようとしたり。 体操をする以前に、勝手に走り回る息子を押さえるために必要以上に疲れた … ***** その後、先日注文しておいた楽譜を取りに行く。 SJ1159 武満徹 シグナルズフロムヘヴン 武満徹さんの金管アンサンブル曲である。最近出版されたのに気付かなかった。 《シグナルズ・フロム・ヘヴン》は《デイ・シグナル》と《ナイト・シグナル》からなっており、どちらも2群に分かれたブラス・アンサンブルが短いモチーフをアンティフォナルに演奏する作品である。(副題は「2つのアンティフォナル・ファンファーレ」) 私は《デイ・シグナル》だけ演奏したことがある。この楽譜には各パートが別々のタイミングで楽器のベルを高く持ち上げる(bell in air)という指定がある。11本の金管楽器がそれぞれにベルをかざす動作は見た目にもかなり印象的なのではないかと思う。 武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブル Vol.13 前にも書いたが、以前は非常に先駆的な役割を担っていたこのシリーズも、海外の新譜CDがほぼリアルタイムで簡単に手に入る時代になってしまったために、あまりインパクトがなくなってしまった。 逆に、すでに廃盤になっている過去の作品(貴重な録音)をまとめて出したりする方が市場のニーズには合っているのではないかと思う。(いかがでしょう?ソニーさん) ***** 夜、吹奏楽団の合奏。《ロシアン・ダンス組曲》(ケース・フラク)。第3楽章のアッチェレランドのタイミングを変えてみる。まだ多少不安定だが棒にはついてきてもらっているので何とかなるだろう。第4楽章「トレパーク」は前回の通し練習での課題が克服され、かなり前ノリになってきた。
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ゴールデンウィーク総括
久しぶりに帰宅。 出張と帰省が続いて10日くらい家を空けていたことになる。明日/明後日は吹奏楽団の練習が詰まっているので実質的なゴールデンウィークは終わり。というわけで簡単な総括を。 行ったところ 厄払い: ゴールデンウィーク中に中学校の同級生が集まって厄払いをするということになっていたのだが、残念ながらその日には実家にいないため一足先に厄払いを済ませた。これは中学校時代の恩師の家(神社)でやることになっていたので、近況報告や息子の顔見せを兼ねてお邪魔した。 地元のワイナリー「カーヴ・ドッチ」: 葡萄の木を契約しているので毎年1本ずつワインをもらえることになっているのだが、帰省していなかったので6本(つまり6年分)も溜まっていた。2001年のバッカス、2005年のシャルドネ、2002年のカベルネ・ソーヴィニヨンをそれぞれ2本ずつ贈ってもらうことにした。 まつり: ちょうど地元のお祭りとスケジュールが合った。息子を連れて坂の上にある神社に連れて行ったら、ちょうど神輿が帰って来るところだった。 飲み食いしたもの ワイン: 上記の「カーヴ・ドッチ」で2002年のミュラー・トゥルガウとスパークリング・ワインを買って実家で空ける。ミュラー・トゥルガウはシャルドネほど辛口じゃないのでいろいろな料理に合わせられる。スパークリング・ワインは以前も買ったことがある。以前のものはかなりフルーティだったのだが、今回のはかなりドライ。 魚: やはり日本海側は白身魚やイカがうまい。刺身/寿司おいしくいただいた。 新発見 ZAZEN BOYS: 偶然「トップランナー」で見かけたのだが、かなりかっこいい。 ***** で、帰って来た日に届いたCDとDVD。 威風堂々 知らんかったなあ。朝比奈隆さんが海上自衛隊を指揮した1970年代の録音のCD化。 77 Million Paintings By Brian Eno (2pc) (Dvdr) [Import] ブライアン・イーノのビデオ・インスタレーション。 Le Domaine Musical Vol. 1 / Pierre Boulez 「ドメーヌ・ミュジカル」時代のブーレーズの録音を集めたボックスの第1弾。4枚組。《ル・マルトー・サン・メートル(主なき槌)》の初演ボーナス CD がついているというので買ってみた。同時代の作曲家の作品が集められている Vol.1 よりは、ストラヴィンスキーや新ウィーン楽派の作品が集められている Vol.2 の方が聞きやすいのかな?
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息子とお留守番
妻が飲み会のため、早めに帰宅して息子と二人でお留守番。 息子をあやしながら NHK ハイビジョンで放送されていた「これがラスベガスだ 華麗なるショーのすべて」を見る。 シルク・ドゥ・ソレイユの演出家フランコ・ ドラゴーヌと、シルク・ドゥ・ソレイユをラスベガスに呼んだ「元」ホテル王スティーブ・ウィンなどを中心に、ラスベガスのエンタテインメントを紹介する番組だった。 何を隠そう、シルク・ドゥ・ソレイユのファンである。 前にラスベガスに行ったときはちゃんと「O」と「ミスティア」を見た … というか、ほとんどこれらを見に行ったようなものである。 ウィン氏が新しく開業したホテルのショーとして選ばれたのが、ドラゴーヌ氏が演出する「ル・レーヴ」(フランス語で夢)だそうである。 ちなみにウィン氏がかつて所有していたベラージオの美術館には同名のピカソの作品が展示されていたらしい。 円形のプールを使ったステージなどから「O」と似通っているのではないかと思うのだが、どうなのだろう? 近年、ストリップに面したホテルのアトラクションはシルク関係ばっかりという気もする。上記「O」「ミスティア」「ル・レーヴ」に加えて 「ZOOMANITY」「KA」などもある。食傷気味になりそうな気もするが、一回ラスベガスに行けばまとめて見られるという利点もある。ううん、次回行 けるのはいつだろう。 息子がいちばん興奮したのはルクソール・ホテルのスフィンクスでした。