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ベネルクス旅行記(その5)

最終日。昨夜からの体調不良は少しは良くなったかな?

チェックアウト時間ギリギリまでホテルで休み、それから中央駅のコインロッカーにスーツケースを預けてコンセルトヘボウに向かう。

コンセルトヘボウは、その名の通りロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の本拠地。ここでは毎週水曜日の12時30分から30分程度のランチタイムコンサートが催されている。もちろん無料。入場するために多くの人たちが雨の中で列を作っている。

場内はこんな感じ。

この日の夜にはイヴァン・フィッシャーの指揮によるラヴェルの《ボレロ》を含む演奏会が予定されていたので、ゲネプロ代わりに《ボレロ》を演奏してもらえるといいなあ、と思っていたのだが、予想通り(期待通り)ラヴェルの《亡き王女のためのパヴァーヌ》と《ボレロ》が演奏された。

やはりゲネプロ的な意味合いがあるのか、かなり大胆に曲に色をつけていたように思える。例えば《パヴァーヌ》。3回繰り返される主部はかなりすっきりした表情だったのだが、それらにはさまれる2つのエピソードは多少テンポを速めて主部とはかなり対照的に演奏されていた。それから《ボレロ》。それぞれのソロ奏者はかなりアーティキュレーションを強調していた。とはいえ、全体の盛り上がりは旋律ではなく伴奏が支配する感じ。特にティンパニはほとんどやりたい放題という感じであった。それでも暴走しないのがこのオケの特色なのか?

最近の評価ではウィーンフィルやベルリンフィルに勝るとも劣らない評価を受けているこのオケをぜひ実演で聞いてみたかった。まず、第一の印象はアンサンブルがしっかりしているということ。それぞれの奏者が自律していながら全体がうまく調和しているように聞こえる。だからどこかのパートが突出してしまうわけでもなく全体のバランスがとてもよい。あと、これはホールのせいなのかも知れないが、ドイツのオケ(例えばシュターツカペレ・ドレスデンやバンベルク交響楽団を例に挙げようか)に比べると音色がきらびやかに聞こえる。

個人的に体調が悪くなると涙腺が弱くなってしまうのだが(そういえば昔、医学部の先輩に「『病は気から』じゃない。『気は病から』だ。」と言われたことがある。)、《ボレロ》で初めて第1ヴァイオリンが旋律を弾き始めるところで、その美しさに涙してしまった。

 

ベネルクス旅行記(その3)

ベネルクス旅行3日目は月曜日。月曜日はブリュッセルの主要な美術館などが閉館してしまうので、この日は近くの街への日帰り旅行を考えていた。結局、手近なところでアントワープへ行ってみることにした。ブリュッセルからは近郊鉃道で40分ほどである。

ちなみにアントワープ駅自体も美しい造形で有名である。

アントワープといえば「フランダースの犬」に登場するノートルダム大聖堂がある。

ここにはもともとルーベンスの絵画が多数展示されているのだが、ちょうどルーベンスとその周辺の画家たちの作品が集められて展示されていた。

 

ベネルクス旅行記(その1)

現地の学校のスケジュールに合わせて、ハンブルク日本人学校も10/10〜10/14に秋休みになる。

お子さんがいる社員はこの秋休みに合わせて短めのバケーションを取ることもある。ということで私も短い休みを取ることにした。これから冬になると遠出はおっくうになるし、とはいえ今年度の有休は今年度中に(できれば12月までに、最悪でも来年3月までに)取得しないといけないので、ということで。

当初予定していた、行きたい優先度の高い国、例えばイタリア、イギリス、フランス、スペインあたりは行くことができたので、今回は近場のベネルクス三国を駆け足で周遊することにした。

まず、ハンブルクからルクセンブルクまで飛行機で飛び、それから陸路でブリュッセル(ベルギー)、アムステルダム(オランダ)と移動し、最後にアムステルダムから空路ハンブルクに帰ってくる、というルートである。ブリュッセルからアムステルダムへの移動には、鉄ちゃんである息子念願の高速鉄道「タリス(Thalys)」に乗ることにした。

ということで初日はルクセンブルクまで。ルフトハンザ系列のルクスエアで飛ぶことになっていたのだが、なんとボンバルディアのプロペラ機。我々も通常の空路でのプロペラ機は初めての体験だったが(ちなみにスカイダイビングをした時に小さいプロペラ機には乗ったことがあった)、息子はもっと興奮している。

9時のフライトでお昼前にはルクセンブルクに到着。

 

バルセロナ日記(その4) ガウディさんパート2+ソシオ祭り

そして、今回の旅行のもう一つのメインイベントであるサグラダ・ファミリア教会の訪問。

入場券を買うための列に並ぶ手間が省けること、それから多少割引があるということでウェブ上であらかじめチケットを購入していった。ちなみにオンライン購入に際してはクレジットカードが受け付けられないという話をよく聞く。私もまずドイツで作ったクレジットカードで決済しようとしてもダメ、日本で作ったカードでもダメだったが、表示言語をスペイン語にしたら決済できた。全てのケースがこれで解決されるわけではないと思うが、参考情報ということで。

塔に登るエレベーターのチケットは別途入場時に買うことになる。購入した時点でエレベーターに乗ることができる時間帯が指定されるので、その時間帯にエレベーター乗り場に行けば上まで行ける。

一時期「サグラダ・ファミリアを見てから死にたい」とかなり本気で思っていたことがある。(今回見てしまったので「ピラミッドを見てから死にたい」に変更します(笑)。)未だに建設中で、しかも私が生きている間はその完成した姿を見ることができないだろう、という壮大なスケールに惹かれたのだろう。もっとも最近の見通しではガウディの生誕100周年にあたる2026年には完成予定らしいが。

しかし、想像以上に素晴らしい。午前9時とはいえ強烈なバルセロナの日差しを受けて大聖堂全体が乳白色に染まる。幾何学的でありながら同時に有機的でもある造形がさまざまな表情を形作る。荘厳でありながらポップでもある。

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その後、ホテルで休むという妻と息子と別れて、独りでカタルーニャ音楽堂へ向かう。ガウディとほぼ同時期に活躍した建築家であるリュイス・ドメネク・イ・ムンタネーによって設計されたコンサートホールである。同時代的にはあまりにも先進的過ぎたガウディよりもドメネクの方が評価されていたらしい。この建物も世界遺産に登録されている。ガイドツアーに参加したがホール内部は撮影禁止だったので外観だけ。

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その後、ホテルで休んでいた家族と合流して、カンプ・ノウで開催されている「フェスタ・バルサ」へ行く。うちでは「ソシオ祭り」と呼んでいたのだが、カンプ・ノウの一画に特設会場を作り、FCバルセロナの運営主体である「ソシオ」のメンバーとその同伴者のみが参加できるイベントである。

まず、入場するとさっそくメッシのレプリカを着ていた息子が、英語ができる係員の人に「サッカーやりたいか?」と声をかけられる。「(係員)この子は何語がわかるの?英語?スペイン語?」「(私)日本語しか無理だと思う」「(係員)ううん … まあいいや、どこの国でもサッカーはサッカーだもんな」という会話のあと、ミニサッカーの会場へ連れて行かれる。2対2でミニゲームをやるようだ。息子もがんばっていたのだが、接触プレイの際に相手の体が鼻に当たって大泣き、で、ジ・エンド(笑)。

昨年バルサが取った16のタイトルのカップがテントの中に置かれていて、自由に記念撮影をすることができる。

また、会場内のアトラクションとして熱気球があったので、これに乗せてもらう。係員の人にカメラを渡すと空に浮かんだ気球を撮影してくれる。

 

バルセロナ日記(その3) タラゴナ+カンプ・ノウ

バルセロナ3日目。

この日は近郊への日帰り旅行ということで、バルセロナの少し南にあるタラゴナという町へ出かけた。

我々の旅行(国内外問わず)の目的の一つに「ご当地の特急列車に乗る」というのがある。タラゴナもほとんど AVE (スペインの高速鉄道)に乗るために目的地に選んだ。多くの場合、特急列車の切符は旅行前に予約していくのだが、今回はなんせ急な計画だったので乗車前に駅で切符を買った。言葉の問題など、もっとハードルが高いかと思ったら意外にすんなり買えた。

我々は一駅しか乗らない(所要時間30分ちょっと)のだが、マドリードまで行く列車なので日本人も多く見かける。

妻が事前に調べてくれたのであるが、AVE はタラゴナの街中までは乗りいれておらず、近郊のカンプ・タラゴナという駅に停車する。上越新幹線に例えると本庄早稲田とか上毛高原といった特急電車を停車させること自体が目的になっているような駅で周りには何もない。ここからバスに乗って市街地まで行く。

なかなか勝手がわからなかったので主要な観光スポットを回る周遊バスに乗ってみることにした。7ユーロで一日乗り放題。乗車/降車は自由にできる。とはいえ、午後2時から4時ごろ、つまりシエスタの時間帯には周遊バスも止まってしまうのがスペインらしい。

この周遊バスで一回りしたら、ほとんどの観光スポットは見られてしまう。ローマ遺跡が多く残っている(世界遺産にもなっている)ということだったので、もう少し静かな、あるいは鄙びた街を想像していたのであるが、ほとんどビーチリゾートである。

カンプ・タラゴナ駅へ戻るのも面倒くさいので、帰りは市街地にあるタラゴナ駅からローカル列車で帰る。ちなみに切符代は AVE の5分の1。当然、電車の中では爆睡。バルセロナもいたるところで鉄道工事が行われているので、終点のサンツ駅までは行けず、その手前の駅で降ろされる。まあ地下鉄が接続しているから特に問題はないが。

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元気があるので、カンプ・ノウの見学ツアー「Camp Nou Experience」へ。ツアーとはいっても時間が決まっているわけではなく、受付で各国語対応のオーディオガイドをもらって各自順路にしたがって進んでいく。

ここでもソシオは入場無料。息子の会員証を見せると「おお、お前がソシオメンバーなんだ。」みたいなことを言われる。

アウェイ側のロッカールームやプレスルームを見ることができる。プレスルームでは希望者が昨年のUEFAチャンピオンズリーグのトロフィーを持った姿を撮影してくれる(もちろん、出口で販売しているのだが)。しかし、由緒あるトロフィーをべたべた一般人に触らせていいのか?我々ももちろん撮影してもらったけど。ちなみにホーム側のロッカールームはバルサの選手の私物が置いてあるとかで入れない。そういえばロッカールームにガンダムのフィギュアを置いていたジュビロ磐田の選手がいたっけ(笑)。

そしてグランドへ。当然芝には入れない。グランドへ向かう通路には選手が神の祈るための教会もある。

その後、観客スタンドのいちばん高いところにあるプレス席へ。息子は嬉々として登っていくが、この高さはやはりこたえる。

最後にFCバルセロナに関するいろいろなものが展示されているミュージアムへ。トロフィーは多過ぎて何が何だかわからない(笑)。もちろん、ミュージアム内ではなくてスタジアム内のいたるところに置かれているのだが。

ミュージアムに展示されているらしい「キャプテン翼」は見逃してしまったのだが、FCバルセロナ創立75周年に際してカタルーニャ地方出身のジョアン・ミロが作成したポスターがあった。

バルセロナ日記(その2) ガウディさんパート1+モンジュイック

バルセロナでの2日目。

前日のクラシコ観戦で2日目の午前中はグダグダになることが予想されたので、十分に睡眠を取ってから遅めに行動を開始しようと思っていたのだが、意外に家族全員すっきりと起きることができた。(多少のグダグダはいつものことだが(笑))

バルセロナといえばガウディ、ということで今日はガウディゆかりの地をたずねることにしていた。まずは比較的近いところに建てられているカサ・ミラとカサ・バトリョから。

その後、(例のごとく)息子が「ケーブルカーに乗りたい」と駄々をこね始めたので、地下鉄→ケーブルカー→ゴンドラを乗り継いでモンジュイック城へ。

バルセロナ日記(その1) エル・クラシコ

そういうわけで、スーペルコパ第2戦のエル・クラシコを観戦するためにバルセロナへ。

もともとは日本人学校が秋休みになる10月あたりにスペインへ旅行しようと考えていたのだが、夏休み中にいわゆる「クラシコ」がバルセロナで開催されることがわかった。つまり昨シーズンのリーグ戦の勝者であるFCバルセロナと、カップ戦の勝者であるレアル・マドリーが、ホーム・アンド・アウェイでスーペルコパ(スペイン版のゼロックス・スーパー・カップといったところか)で対戦する。

リーガ・エスパニョーラの公式戦としてのクラシコは日程的に見に行けそうにないし、そもそもチケットが入手できるかどうかもわからない。今回のスーペルコパの試合は、息子がソシオなのでチケットの優先販売でかなりいい席が買えそうだし、またソシオ本人だけであるがチケット価格も割引になる。

クラシコを見るには絶好の機会だと思い、急きょ休暇を取得してバルセロナへ4泊5日で出かけることにした。

そもそも、どうしてこういう日程が組まれたのか非常に疑問なのであるが、8/16(火)と8/17(水)にはUEFAチャンピオンズリーグの予選が開催される。UEFA 主催の試合が行われている時に公式戦を行うことができないらしいので、このスーペルコパ第2戦はなんと午後11時に試合が開始される。普通に試合が終わっても終了時刻は午前1時である。

午後6時くらいにホテルにチェックインして、とにかく息子はできるだけ寝かせることにした。ちなみに試合終了後の治安や安全のことを考えて、予約したホテルは会場であるFCバルセロナのホームスタジアム、カンプ・ノウから徒歩圏内。午後8時頃から鳴りものや応援の声が鳴り響いてなかなか寝付けない。息子が途中で起きなかったのはありがたかったが。

午後10時過ぎにカンプ・ノウ入り。クラシコだからお客さんのテンションが高いのか、スペインのサッカー観戦マナー(?)がそもそも激しいのかわからないが、試合前のウォーミングアップの段階から相手チームの選手がピッチに姿を現わすと激しいブーイングが浴びせられる。ちなみにドイツと違ってスタジアム内ではアルコール飲料は売られていない。

まあ、試合はいろいろなところでレポートされているので細かく書かないが、まずはメッシのスルーパスからイニエスタが抜け出してのシュートで1-0。エズィルのフリーキックからのこぼれ球をクリスティアーノ・ロナウドが押し込んで(というかセルヒオ・ラモスが押し込んだ球にちょっと触っただけという気もするが)1-1の同点。シャビのコーナーキック→ピケの見事なヒールパスからメッシが押し込んで2-1。カカ(そういえばレアルにいたんだ …)のコーナーキックのこぼれ球(シャビに当たった球がレアルの選手の前に転がってしまった)からベンゼマが入れてまたまた2-2の同点。このまま終わってしまったら延長(=さらに終了時刻が遅くなってしまう)という終了間際にイニエスタ→セスク→メッシと途中出場のアドリアーノのワンツーからメッシが入れて3-2。

メッシの2得点(と1アシスト)はさすがという感じだったし、個人的に好きな選手であるイニエスタの華麗な技も見られたし、最終的にバルサは勝ったし、で大満足の試合内容だった。マルセロによるセスクへの悪質なタックルは何だかな … だったが。

そのセスクであるが、月曜日(つまりスーペルコパ第1戦の翌日)にバルセロナ入団が発表されたばかりだったが、この日はすでにベンチ入り。まあ、ほとんどの選手とはスペイン代表で一緒にプレイしているから連携なども特に問題はないのだろう。ビブス姿でアップを始めた時に場内からどよめきが起こり、ユニフォームに着替えて途中出場する時にまた大きなどよめきが起きた。こういう瞬間に立ち会えたこともうれしい。

息子はと言えば、さすがに途中は眠そうだったが、試合の後半から覚醒してきて、メッシが入れた3点目の場面では他のサポーターと一緒に「メーッシ!メーッシ!」の大コールを叫んでいた。

まあ、ほとんど一方的な試合だったので試合後も大きな混乱はなく、サポーターの集団に混じって無事ホテルまでたどり着くことができた。

 

夏休み2011

今年も一足お先に夏休みを取らせていただく。「一足お先に」とは言っても、会社の中ではすでに夏季休暇取得のピークは過ぎていて、ぼちぼち職場復帰が始まっている状況なのだが …

昨年は、スイスへ行く一週間前に氷河急行の脱線事故があったりしたのだが、今年も実はテロがあったばかりのオスロへ行く。どうなりますことやら …

第1日目:ハンブルクからストックホルムへ。

第2日目:ストックホルム(たぶんドロットニングホルム宮殿へ)

第3日目:ストックホルムからカールスタードへ。

第4日目:カールスタードからオスロへ。

第5日目:オスロ

第6日目:オスロからフロムへ(フィヨルド)

第7日目:フロムからベルゲンへ

第8日目:ベルゲン

第9日目:ベルゲンからハンブルクへ

女子ワールドカップ観戦記(ケルン編)

さて、一夜明けて日曜日。ドイツでは日曜日はほとんどのお店が閉まってしまうので、この日は買い物はできない。というわけで、いわゆる観光地に行こう、ということで息子の友人家族と一緒にケルン観光をすることにした。

ドイツに来た当初から漠然と「ケルンに行って大聖堂を見てみたい」と思っていたのであるが、2年経ってやっと見ることができる。(やっぱり基本的に腰が重いんだなあ …)

高さの点では以前訪れたことのあるウルム大聖堂の方が高いらしいのであるが、このケルン大聖堂の規模は圧巻である。その聖堂の大きさと比べて周辺の広場はそんなに広くないので、まさに「そそり立つ」という感じの威圧感がある。

そして、みんなで塔に登る(笑)。509段だそうで。体力ないし、高所恐怖症だし、で上からの写真はあまりありません(笑)。もっともかなり厳重に防護柵がはりめぐらされているので眺めはあまりよくない。

その後、チョコレート博物館へ。ケルン大聖堂からは「ショコエクスプレス」という、遊園地にあるような小さなバスで行くことができる。

スイスのチョコレートメーカー「リンツ(Lindt)」が運営しているようで、カカオがどうやって収穫されるかから始まって(カカオの木を実際に見られる温室もある!)、チョコレートの製造工程、広告など多岐に渡った展示が楽しめる。展示に感化されてカフェテラスではしこたま注文したが、これはちょっとやり過ぎだったなあ …

ケルン大聖堂に戻ってきたところで友人家族とは別れ、それぞれに帰途につく。

うちは例によってちょっと鉃道ウォッチング。ケルン大聖堂はケルン中央駅のすぐ近くにある。そして、ケルンからはオランダ、ベルギー方面へ高速列車「タリス(Thalis)」が発着しているのである。

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基本的にはアウトバーンを使ってハノーファー経由でハンブルクに向かう。

ところで、今使っているカーナビはアウトバーンに乗ると平均時速120kmで到着時間を推測するらしい。120km以下で走っていると到着予定時間がどんどん遅くなっていく(笑)。このルートは途中で何カ所か最高速度が無制限の区域があるので、その区間では150kmくらいで走っていても大きな車にはぶち抜かれる。しかし、このくらいの速度で走っていてもストレスを感じないのでドイツでは長距離ドライブがやりやすい。1車線が広いとか、カーブがゆるやかだとか、一般のドライバーが多い週末には大型車の通行が制限されている(許可がないとアウトバーンを走れないらしい)とか、いろいろな要因がありそうだ。

日本では浜松から東京(約250km)を走るのも躊躇していたのだが、1泊2日で1000kmを走ってしまうのもだんだん慣れてきているような気がする。