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今日の積志ウィンドアンサンブル
今日は所属する吹奏楽団の練習日なのだが、私の担当の曲ではないのでお休みさせていただく。その後、拙宅で各パートのトレーナーで集まって会議。定期演奏会後の準備を進めなくてはならない。 定期演奏会が終わった秋は一応シーズンオフということで、練習の出席人数が減ったり、何となくモチベーションが下がったりしていたのだが、ここ数年で依頼演奏の数が増えている。今年も年末まで月2回くらいの割合で演奏機会がある。 9/25(日) 市民バンドフェスティバル 10/8(土) 団員の知人の結婚披露宴での演奏 11/3(祝) 積志ふれあいコンサート。浜松市・積志地区の小学校、中学校、高等学校とのジョイントコンサート 11/12(土) 団員の結婚披露宴での演奏 11/20(日) 積志公民館まつりでの演奏 12/上 積志公民館こども講座での演奏 列挙してみるとすごいな … 年末までには来年の定期演奏会の選曲準備もしないといけないし …
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ブラスト
浜松公演 8/31(水) 昼の部を見に行く。 浜松では 8/30 の夜と 8/31 の昼夜の計3回公演があったのだが、子供を預けやすい時間帯ということで昼の部を見に行ったのであった。 (偶然、ホール内で似たような事情の友人複数名に会った。) 基本的には DVD で発売されている演目と大きくは変わっていないのだが、やはり目の前で演奏しているということと、観客の反応があるということで楽しめる。昼の部なので、やはり学生さんが多く、前日の夜の部よりもノリはよかったそうである。(浜松での全公演を聞きに行く予定の友人談) こういう「エンタテインメント(演奏者と聴衆が一緒に楽しむ)」と「コンサート(音を聞く)」の中間のような位置付けの演奏会において、身の処し方に困るのが日本人なのかなあ?演奏者から発信されるものを単に受け取るだけじゃなくて、聴衆も演奏者からもたらされる「笑い」や「驚き」や「感動」をもっと素直に(あるいは多少オーバーに)表現してもいいと思うし、それによって演奏者も聴衆ものってくれば言うことなしなのではないかと思う。 来年からはいよいよ新シリーズの「ブラストII」が始まるらしい。また浜松に来てくれますよね?
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まったりと大掃除
夏休みなのだが、なかなか遠出ができないので毎日少しずつまったりと大掃除をしている。CDは前の日記でも紹介したようにフラッシュ・ディスク・ラ ンチなどを使えば省スペース化が可能なのであるが、紙類(書籍とかスクラップとか)はやはり物理的に処分しないと空間が空かないのである。 そんなわけで、今後読む可能性がほとんどない本や、今後読みたくなっても文庫を買うくらいで済ませられる本を持って「BOOK OFF」へ。まあ価格的にはこんなもんかな。 で、店内をうろうろしていて見つけた本。 バンドミュージック・インデックス552 1988年に出版された(らしい)。秋山紀夫さんが吹奏楽曲についての簡単な紹介を書いている本。一時期かなり本気で探していたのであるが、すでに絶版で手に入れることができなかった。思いがけず見つかってうれしい。価格もかなり安かったし、しかも夏休み期間中のセールとかでさらに安くなっていた。 最近、ミュージックエイトからも秋山さんが書かれた「吹奏楽集プログラム・ノート/秋山紀夫が選んだ689曲」という本が出ているが、こちらは増補版のような感じなのだろうか? 買う前に内容をチェックすべくパラパラとページをめくっていたら、最終ページに某有名吹奏楽団のメンバーの名前が書かれていた(笑)。その方の所有物だったらしい。
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今日の積志ウィンドアンサンブル
昼間は近くの夏祭りでの演奏。 準備のための時間がなかなか作れなかったので、《サンダーバード》《オレンジレンジ・メドレー》《ムーン・リバー》《時代劇絵巻》《マツケンサンバII》と今年用意しているレパートリーからの選曲。 参加できる人数が少なかったが、なかなかいい演奏ができたと思う。もちろん課題はたくさんあるのだが、今までうるさく指摘してきたことが少しずつ改善されてきているのは収穫である。野外でまわりに反響するものがないと、音が散ってしまうのはしょうがないけど。 そのあと、ほとんど「引き続き」という形で定期演奏会のための合奏練習。先日、汐澤先生にご指導いただいてから初めて《リンカンシャーの花束》を通したのであるが、演奏者以上に指揮をしている自分が迷っているのが分かってしまった。 いかんなあ。ちょっと仕切り直ししないと。
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今日の練習
定期演奏会まであと1ヶ月というのに依頼演奏の練習。 うちのバンドは、いわゆる「ポップス」が苦手なのであるが、その根本原因は「音の形の曖昧さ」にあることがわかった。例えば息のスピードが遅くて音の立ち上がりが悪いとか、息が真っ直ぐ入っていないから音の最後が失速してしまうとか、ということである。これは別にポップスに限った話ではないなあ。 私は吹奏楽から離れていた時期にビッグバンドやロックバンドのホーンセクションとしてトランペットを吹かせてもらったことがあって、その時期に「ポップス的な吹き方」を体で覚えることができたのだが、こればっかりはやったことがない人に伝授するのはなかなか難しい。 ということで、練習の中では「音の形」についてかなりしつこく確認した。それが克服できれば、全体的に前ノリになってみんなが気持ちよく演奏できる … という相乗効果が出てくると思うのだが … どうですかね? 練習ではいい感じになったので、来週の本番ではそれを忘れずに楽しく演奏しましょう。
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バンドクリニック(第二日目)
朝、「題名のない音楽会」を見ていたら突然「砂の嵐」が … おそらくケーブルテレビの送り出し側の不具合と思われる。何とか録画したものを団員から借りられそうなので助かったが … 何だかなあ。 というわけで、前日に引き続き汐澤安彦先生によるバンドクリニックの第二日目。録画して勉強したいと思い、急きょビデオ用の三脚を買ってクリニックに臨む。 今日はグレインジャーの《リンカンシャーの花束》を見ていただく。 休憩中にも「よく仕上がっているようなので、重箱の隅をつつくようで申し訳ありませんが …」とおっしゃっていたが(社交辞令だとしてもなかなかうれしい)、フレージングのちょっとしたコツとか、各パートのダイナミクスの処理などによって、音楽がとても立体的になる。 特に第1〜3楽章ではそういう多層的な音楽が展開されるので、ちょっとしたアタックの処理などで浮き出てくる旋律が変わるのがすごい。何度か感動してしまった。 基本的には昨日の感想と同じなのだが、うちのバンドの演奏者がここまで演奏できるということがわかってしまった今、問題は指揮者の力なのである。
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バンドクリニック(第一日目)
ここ数年恒例になっている浜松市主催のバンドクリニック。今年も汐澤安彦先生においでいただき、定期演奏会で取り上げる曲をご指導いただく。 今日は第一日目で、私の担当分では《春の猟犬》(アルフレッド・リード)を見ていただいた。 汐澤先生に指導いただいたことを確認するという意味で、一通り見ていただいたあとに私の指揮で通すことにしたのであるが … はっきり言って、シュトレーゼマン先生にダメ出しをくらった千秋の心境である(笑)。(「誰が千秋やねん」という突っ込みは置いといて …) もちろん汐澤先生がダメ出しをしたわけではないのだが、同じ演奏者を指揮して、こうも出てくる音が違うのかと思う。 一応、《春の猟犬》の中間部はよくできているというコメントをいただいたのであるが、汐澤先生が細かいフレーズを調整していくと何度も「はっ」とするような瞬間がある。 当たり前ではあるが、その直後に私が振ってもそんな音が出ないのである。 細部にまで自分が思い描くイメージを持つこと、そして、それを正しく演奏者に伝えるバトンテクニックを持つことの必要性をあらためて痛感した。 明日は《リンカンシャーの花束》(グレインジャー)。楽しみでもあり、怖くもあり。さて、どうなることやら。
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題名のない音楽会21
「題名のない音楽会21」に佐渡裕とシエナ・ウィンド・オーケストラが出演していたので見てみる。 伊奈学園をモデルバンドにして《アルメニアン・ダンス・パートI》を指導していたのだが、「作戦」と称して細かいメリハリを教えていくところが面白かった。やはり自分が持っているイメージの伝え方がうまい。 言葉の端々から佐渡さんの音楽観が垣間見られるのであるが、そういったところからも私はこの人が作る音楽に共感できる。「真剣になってもいいが深刻になってはいけない」は名言。 来週もこの番組にはシエナが出演する。番組のホームページには来週の演奏曲目も紹介されている。「あの曲」で番組を締めるのが誰のアイデアかわからないが、涙が出るくらいうれしいですね。 そうそう。コンクールで指揮をして審査員室に殴りこんだというエピソードはこの本にも書かれています。 僕はいかにして指揮者になったのか
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バンドクリニックのCD/DVD
5月に参加したジャパン・バンド・クリニックで注文したCDとDVDが届く。そういえば、ブログでの報告は尻切れトンボになってしまっているなあ … CD はコンサートを中心に6枚購入。基本的には鑑賞というよりも記録という意味合いが強いので、そんなに聞き返すこともないと思うのであるが、ヴァン=デル=ローストが名古屋芸術大学ウィンドオーケストラを指揮した自作自演コンサートや、普段はなかなか耳にすることが出来ないバレンシア市吹奏楽団のコンサートなどはなかなか貴重である。 DVD は、そのバレンシア市吹奏楽団のコンサートのものだけを購入。アメリカのバンドの開放的な響きとは異なり、しっとりとした感じの芳醇なサウンドがよい。新旧取り混ぜたスペインのレパートリーを中心としたプログラムが楽しめた。 会場のアクトシティ浜松中ホールは室内楽向きなので残響が多く、吹奏楽で吹き過ぎるとたちまち飽和してしまうのであるが、このコンサートでは全くそんなことを感じなかった。無理せずに楽器本来のサウンドを鳴らしているのだろう。 吹奏楽の演奏会というと、うるさくサウンドで聴衆を圧倒しがちなので(だから私は「吹奏楽」=「迫力がある」というステレオタイプな見方は嫌い)、こういう艶やかなサウンドのアンサンブルを聴けるとほっとする。 ラファエル・タレンスの《シカニア》は最近のオリジナルらしいが重厚なサウンドがなかなか面白い。第1部の最後に演奏されたヒメネスの《ルイス・アロンソの結婚》もすばらしかった。 … あ、そうだ。このクリニックの模様は今月号の「バンドジャーナル」で紹介されていますが、「指揮法講座」に参加した私の後ろ頭も載っています(笑)。
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久しぶりに吹奏楽のCDを何枚か
[tmkm-amazon]B0007WFXSU[/tmkm-amazon] アルフレッド・リードが作曲したシェークスピアにまつわる吹奏楽作品を集めたCD。《「ハムレット」への音楽》や《オセロ》などの有名どころはもちろん、近作で比較的評価の高い《十二夜》や《アーデンの森のロザリンド》なども収録されている。 例によって、リード自らの指揮なのでテンポ設定には賛成できない。必要以上にテンポが遅いので、縦の線がばらついたり緊張感がなくなったりしている。もっとも、《オセロ》の第5楽章(そう、派手な第4楽章で終わるわけではないのですよ)などのもともとテンポが遅い部分についてはかなり充実した音楽が聞ける。 あと、トランペットのトップの音色がきつく突出しているので、それが全体のサウンドのバランスを崩しているように思える。このあたりはちょっと残念。 ミッドウェスト 2004(神奈川大学吹奏楽部) 昨年のミッドウェスト・クリニックに出演した神奈川大学吹奏楽部の演奏を収録した DVD。 同内容の CD も出ているのでどちらがいいのかはちょっと迷うところだが、ミッドウェスト・クリニックの雰囲気を味わえるという意味で DVD を見てみるのもいいだろう。司会者がいろいろ紹介しているのもわかるし、ミッドウェストのコンサートがいかに音楽に向かない会場で行われているのかもわかる(笑)。ちなみにシカゴのヒルトン・ホテルの宴会場に即席のステージと反響板をあつらえて行われている。 個人的には《三つのジャポニスム》(真島俊夫)を映像で見ることができたのが収穫。 空中都市「マチュピチュ」〜隠された太陽神殿の謎/川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団 近年の若手吹奏楽作曲家の中では比較的気に入っている八木澤教司。リベルテの委嘱作品である「マチュピチュ」は、氏お得意のシンフォニックなコラールに、ちょっと不思議な旋法のメロディなども組み合わされていて面白い。演奏難易度はかなり高そう。 リベルテのシャープな音色も私は好きなので演奏は申し分ない。必要以上に鳴らさないから聞いていて疲れないのかも知れない。 プログラム的にも、最近話題の《ミス・サイゴン》とかドアティの《ストコフスキーの鐘》とかチャイコフスキーの《花のワルツ》とかも収録されていてバランスが取れている。