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その後
訃報を伝えておいた方が思う知人/友人と連絡を取る。 午後10時過ぎに昨日今日と連絡が取れなかった友人とやっと電話がつながった。聞けば、ちょうどうちの息子と同じくらいのお子さんがいて電話をいたずらするので、お子さんが起きている時間は電話線を抜いているのだそうだ。 この友人と話をするのも久しぶりだ。彼の結婚式に出席して以来かな?(もちろん)お互いの子供のこととか、それぞれの仕事のこととかを話すが、やはり話は尽きない。 大学を卒業したばかりの頃は同期の連中で集まって温泉などに行っていたのだが、仕事が忙しくなったり家庭を持ったりすると、どうしても疎遠になってしまう。昨年末、年賀状を書きながら(というかプリントアウトしながら)、久しぶりに会うのもいいんじゃないかと思っていた矢先だ。やはり会いたいな。
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訃報(N.Y.さんに寄せて)
大学時代の先輩が亡くなったという連絡が仕事中に入ってきた。 学部の専攻の先輩であったし、吹奏楽団の先輩でもあった。 この先輩の部屋は文字通りの「溜まり場」になっていて、必ず誰かがいた。 ひどい時には家主がいなくて他の人がたむろっていることもあった。 私もほとんど毎週のように入り浸って麻雀をやったり、お風呂を借りたりしていた。 今、思い返しても六畳の部屋のどこに何があったのかをかなり明確に思い出すことができる。 遊びに行ったときに「豆を挽いたらコーヒーを淹れてやるぞ」と言われて、手回しのコーヒーミルで豆を挽いたことを覚えている。 母が私のアパートをたずねて来る時、近くのバス停に迎えに行くためにこの先輩から車を借りようとしたことがある。午後1時を過ぎたのにまだ寝ていて、寝ぼけながら「ん …..」と言って車の鍵のある場所を指差したことを覚えている。 この訃報を受け取った後、妻に電話をして、大学時代に先輩も私も行きつけだった食堂のおじさんとおばさんに連絡を取ってもらった。 妻も学生時代はこの店でバイトをしていたのである。 電話をするということは、この先輩が亡くなったことを自分の言葉にして伝えなければいけない。涙が出そうになった。 私は知人が亡くなると、彼(あるいは彼女)の中に存在する私の断片が彼(あるいは彼女)と一緒に遠いところへ行ってしまったような気になる。 そのために強い喪失感に苛まれるのだが、願わくば彼(あるいは彼女)がいつまでも私の断片を抱き続けていてくれることを願う。私が彼(あるいは彼女)の断片をいつまでも抱き続けていきたいと願っているように。 たくさんの楽しい思い出をありがとうございました。 このような思い出を持っているのは私だけではなく大勢いるはずです。 先輩の部屋にはたくさんのジャズのCDがあった。 当時、ほとんどジャズを聞いたことがなかった私はどんなCDがあったのかほとんど覚えていないのだが、今思い返すとこのCDがあったことははっきり覚えている。 《いつか王子様が(Someday My Prince Will Come)》が収録されている小曽根真の「スプリング・イズ・ヒア」。今日はこれを聞く。 合掌。
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デジタル8ビデオ
ということで、ソニーのデジタル8ビデオを購入してしまった。 うちの 8mm ビデオでは追従できないくらいトラッキングがずれてしまったビデオも何とか再生してくれる。派手にトラッキングがずれているものは、画面の上下にノイズ縞が現われたり、音声が歪んだりしてしまうが、まあ再生できないよりはまし。しょうがないか。これで何とか 8mm ビデオ→DVD のメディア変換はできそうだ。 赤色の再現に違和感があるのは 8mm ビデオ特有のものなのかなあ?以前から使っている 8mm ビデオでもこういう傾向はあったような気がする。 それから長時間モードの再生はあまり得意ではないらしい。たまたま1993年のボストン・ポップス・オーケストラの日本公演を録画してあったので、そのテープのダビングを試みたのだが、何回試しても途中で再生できなくなっている。 ちなみにこの演奏会は、ジョン・ウィリアムズが常任指揮者を退任するため、このコンビでの最後の日本公演で、しかもアメリカでもやられたことがなかったオール・ジョン・ウィリアムズ・プログラムである。 皇太子と雅子さんのご成婚を祝して書かれた金管と打楽器のための《雅の鐘》の初演も収録されている。何とか無事にダビングしたいものだ。
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満一歳
息子が満一歳の誕生日を迎えることができた。 午前中は頼んでおいた「バースデイ・フルートタルト」を取りに行く。息子にはまだ生クリームはあまり与えたくないし、親の我々にとっても生ケーキは負担が大きい(なんせ今年の目標は「身も心もダイエット」)ので、タルトにしたわけなのである。 午後からは近くの写真屋で記念写真。私が数十年前に着た着物を今度は息子が着て撮影する。 写真を撮っている時はしかめっ面でなかなか笑顔が作れなかったのだが、撮影が終わるとごきげんになってそこら中を歩き回ったり、お姉さんの撮影風景を見学したりしてご満悦。 夜は所属する吹奏楽団の新年会。なんか暴走してしまった気がするなあ。 ここでも何人の方から息子の誕生日についての言葉をいただく。ありがとうございました。 新年会へ行く前にふと買ってしまったCDたち。 audio sponge(1) 来月、Human Audio Sponge(Sketch Show + 坂本龍一 = YMO)の DVD がリリースされるわけだが、ちょっと調べていたらこのコンピレーションに Human Audio Sponge 名義の作品が収録されていることに気付いた。 ブラボー、マエストロ!アンコール! フレデリック・フェネルの一周忌にあたる 12/7 にリリースされたアンコール集。意外にヴァラエティに富んでいる。
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仕事始め
仕事始めになると、とたんにネタがなくなるなあ ….. アルディッティ弦楽四重奏団によるシェーンベルク弦楽四重奏曲集を聞きながら立花隆さんの「天皇と東大」を読み始める。これは以前読んだ「東大生はバカになったか (文春文庫)」の連載が発展したものらしい。まだまだ先は長い。
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相変わらずDVD化
時間を見つけてちまちまとビデオテープをDVDに焼いている。 いろいろ悩んだり調べたりした結果、なるべく長く保存しておきたいモノは DVD-RAM に、消えてしまってもしょうがないかなと思えるものは DVD-R に焼いておくことにした。半永久とか言わなくてもいいから、せめて私が死ぬまでに移し替えが必要なことにはならないで欲しいのだが ….. 無理かな? VHS の方はそれほど問題なくダビングできているのだが、8mm ビデオの方は録画した時期によってトラッキングが不安定なことが気になる。 トラッキング調整できない 8mm の宿命なのだが、テープの途中で明らかにトラッキングがずれてきてしまうのは何とかならないのか。 重要なテープに限ってちゃんと再生できないのが歯がゆい。 例えば、YMO のロサンゼルスからの衛星生中継(フジテレビで放送)とか、東京ドームでの再生コンサート(NHKで放送。BSと総合では内容が違っていた)とか、教授の「OPERA」(テレビ朝日放送。VHSではリリースされているが未DVD化)とか。 ちょっと調べてみると、デジタル 8 方式のビデオでアナログ 8mm ビデオテープを再生すると比較的綺麗に再生してくれるということと、ソニーがまだデジタル 8 のビデオウォークマンを販売していることがわかった。 これはちょっと惹かれるなあ ….. ———- そんなこんなで「題名のない音楽会」を何本か録画したテープを発見。 最初に収録されているのは「坂本龍一 その音楽世界」(1993年6月27日放送分)。 教授がこの番組に出演するのは「作曲家 坂本龍一について」(1984年8月26日放送分)に次いでこれが2回目である。初めての出演のときはピアノ曲《分散・境界・砂》(演奏は高橋アキさん)や、芸大の卒業作品であ る《反復と旋》、当時はまだタイトルがなかった《Replica》(「音楽図鑑」所収)のオーケストラ・バージョンなどが演奏された。この回は話題の中心が映画音楽だったせい か《戦メリ》《ラスト・エンペラー》《シェルタリング・スカイ》、それからバルセロナ五輪の開会式のために作曲された《El Mar Mediterrani》(番組では《バルセロナ・オリンピックス》と表記)が演奏された。 それから「譚盾 その音楽世界」(1997年1月19日放送分)。 そして最後に収録されていたのは「黛敏郎を悼む」(1997年4月13日放送分)。 それまでの「題名のない音楽会」の名場面集といった構成で、岩城宏之さん、永六輔さん、番組プロデューサーの藤田敏雄さんが、そこに現われる黛さんを茶化しながら在りし日を振り返る。追悼番組にしては和んだ雰囲気である。 中でも、美空ひばりさんに歌わせたという「トスカ」の《歌に生き、恋に生き》は、この曲を選んだという黛さんのアイデアといい、それを独自の世界で表現した美空さんといい、まさに名場面である。 また、番組中一本もCMを流さず、最後に黛さんに対する追悼のテロップを流した出光もすごい。いろいろな意味で豊かな番組だったんだと思う。
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買い初め(高橋幸宏/砂原良徳/外山雄三/広瀬量平)
お買い物。中古レコード市をのぞく。 CROSSOVER 電気グルーヴ在籍中(1995年)に発表されたファースト・ソロ・アルバム。以前聞いたときにとても気に入っていた。今回はわりと安い値段で売られているのを見つけたので買っておくことにした。ジャケットにも表現されているように、ちょっと昔のアメリカの過剰なゴージャスさが全編から伝わってくる。1曲目の《MFRFM (Music for Robot for Music)》7曲目の《Muddy Water》がお気に入り。 A Sigh Of Ghost CONSIPIO に移籍後の第1弾ミニアルバムらしい。これも安かったので ….. 以下の2枚はデンオンの「シリーズ・現代日本の音楽・1500」というシリーズのLP。 広瀬量平の音楽 室内楽曲集。インド仏教から取られたタイトルの曲ばかりである。 外山雄三/バレエ音楽《幽玄》、ヴァイオリン協奏曲
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教授DVD化計画
物置にあるビデオテープのDVD化計画。 VHSのテープを処分した方が物置のスペースに余裕ができるのだが、ある時期のものはほとんど 8mm ビデオに録画しているので、こちらはハードウェアがやばくなる前にDVDにダビングしておかないといけない。 HEART BEAT TOUR 1992 タイトル通り、教授のアルバム「HEART BEAT」のリリースにあわせて行なわれたツアーの映像。パッケージソフト化されておらず、WOWOW だけで放送されたものである。 圧巻は富家哲(サトシ・トミイエ)との連弾による《Tong Poo》。 かなりのアップテンポで、途中で左右の立ち位置を入れ替えたり、鍵盤を肘打ちしたりとアグレッシヴな演奏。 ここでもクレジットにgrokさんのお名前を発見。 (あけましておめでとうございます。また一緒にお仕事したいですね。) “f” PLAYING THE ORCHESTRA 1997 こちらは佐渡裕さん率いるオーケストラとの共演。 当時はあまり面白くなかった気がするのだが、見直してみるとなかなか面白い。 「普通でないもの」を求め過ぎていたのかも知れない。
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あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします。 浜松は風も弱く陽射しも暖かい。年賀状の追加分の投函や近くの神社へのお参りのために散歩する。なんたって今年の目標は「身も心もダイエット」ですから。 散歩から帰ってきたところ、BSフジでラトル/ベルリン・フィルの昨年の来日公演が放送されていた。リヒャルト・シュトラウスの《英雄の生涯》の途中から見たのであるが、ベルリン・フィルならではの芳醇な響きがなかなかよかった。全部見てみたいな。再放送しないかな。 今年のCD聞き初めは年末に買ったマイルス・デイヴィスの「セラー・ドア・セッション」の disc 5。このディスクの《ホワット・アイ・セイ》が「ライヴ・イヴル」にも収録されている。リマスタリングされているせいか、演奏がかなりすっきりしているような気がする。「ライヴ・イヴル」はもうちょっと音像がぐちゃっと固まっていたような気がするのだが ….. 今度比較して聞いてみよう。 明日、NHK-FMで放送される「坂本龍一ニューイヤースペシャル」を聞くためにチューナーにアンテナをセットする。去年も同じようなプログラムをやっていたそうなのだが、全然気がつかなかった。
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今年のクリスマスカード
思いっきり時期を外してしまったけど、まあいいや。 今年は珍しくクリスマス・カードなんぞを送ってみた。ロンドンへ行ったときに見つけたロバート・サブダのカードがあまりにも素晴らしかったために買ってしまったのだ。まあ、買ったのはトランスファーのフランクフルトで、サブダ自身はニューヨークに住んでいるんだけど … ちなみにホームページはこちら。 なんて言えばいいのだろう、紙を使ったアーティストである。ポップアップする本(いわゆる「飛び出す絵本」)やポストカードなどをいろいろ作成している。 ホームページでいろいろ紹介されているので見ていただきたいのだが、折り畳まれている状態からページを開いて立体的な造形(これがまた細かいんだ)ができあがるのは本当に心奪われる。 (今、息子に買ってあげるとあっという間に解体されると思われるので、もう少し様子を見ようと思っているしだいである。)