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BSデジタル
地上波デジタルは無事アンテナを立てずに見られるようになった。 今日はBSアンテナを立てに電気屋さんがやって来た。1時間くらいかかって無事BSも見られるようになった。 前にも書いたようにハイビジョンでぼんやり風景を見ているとけっこう幸せになる。BSデジタルで放送されている番組の中で、自然や海外の都市を紹介したりする番組が多いような気がするのは、私のように感じる人が多いからなのかな? 今まではケーブルテレビ経由でWOWOWを見ていた(もちろんアナログ)のであるが、ちょっと悩んで全面的にデジタルに移行することにした。カスタマーセンターに電話をしたらあっという間に移行されて、番組も見られるようになった。 ふうん、全ての番組をハイビジョン画質で放送しているわけじゃないのね …リーガ・エスパニョーラが違うのはわかるが、映画も525iのものがある。まあ、今までのケーブルテレビ経由の放送よりは全然画質はよいし、チャンネルも3つになったわけだから、よしとしよう。
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イーストマン/ハンスバーガーの名盤
ついにこんな盤が CD 化されるのか! [[amazon2][B004Q84XR8]] ハンスバーガー/イーストマン・ウィンド・アンサンブルのコンビがドイツ・グラモフォンに残した貴重な録音が初 CD 化。 なかでもジョン・ウィリアムズの《シンフォニエッタ》は貴重な音源。ジョン・ウィリアムズも吹奏楽オリジナル作品、しかもかなりシリアスな作風なモノを書いていたのである。 (後日付記:今では普通に手に入りますが、当時はタワーレコードの独自企画での発売でした。2012/8/30)
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アルフレッド・リード死去
夕食を終えてメールを開いてみると、アルフレッド・リードが亡くなったというメールが飛び込んで来た。 http://www.api-inc.co.jp/ つい先週、定期演奏会で《春の猟犬》を指揮したばかりである。 リードの音楽はどんな編成でどのように演奏してもとりあえずは「鳴ってくれる」。私の所属する吹奏楽団のように、なかなかまとまった練習時間が確保できないバンドでは重宝していたレパートリーで、ほぼ毎年取り上げていた。 「とりあえず鳴ってくれる」というのは裏を返せば個性を出しにくいということでもあるのだが、そこが指揮者として克服すべき課題だと思う。 また、リードがバッハを編曲したシリーズも個人的にはかなり気に入っていて、何回かプログラムに載せたこともある。 率直に言って1990年以降の作品についてはちょっと乱造気味の感じがしてあまり評価していないのだが、近作の《十二夜》や《アーデンの森のロザリンド》あたりからは以前の作風が感じられていた。この路線でまた傑作を書いてくれることを期待していたのだが残念である。 《アルメニアン・ダンス》《ハムレット》《オセロ》などの代表作は今後も演奏されていくのだろうが、自分の中では、いくつかの交響曲で示されたもう少し純音楽的な面にも光を当てていきたいと思う。 Viva Musica! Farewell to the Music Maker.
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のだめ最新刊
[rakuten]surugaya-a-too:13468715[/rakuten] ということで最新刊。 あまり順風満帆じゃつまんないなあ ….. と思っていたところ、なかなか面白そうな試練がいくつか登場。 真面目な話、今回の定期演奏会を指揮するに当たって、このコミックから得た教訓がたくさんあった。今後の千秋の動向にも参考になる点があるといいな。 なお、今回のしおりは留年太郎でした。(前回の CD ブックは千秋) そういえば、こんな本も買ったのでした。 [rakuten]surugaya-a-too-plus:10300572[/rakuten] 初めて読んだのは雑誌「ダ・ヴィンチ」2005年9月号の付録「別ダ」だった。で、この間の定期演奏会で、このエッセイが好きな団員(女性/既婚)に、 「トニーの理屈っぽさって、○○ちゃん(彼女のダンナ)に通じるものがあるよね?」 と話を振ってみたところ、 「でしょう?そうなんですよ。」 と、力強く同意されてしまった。 ということで、もう少し読んでみたくて一冊買ってみることにした次第。 国籍が違うということはおそらくあまり重要ではなくて、ある男女が一緒に生活するということは多かれ少なかれ思想や慣習や主義主張のぶつかり合いであって、それが楽しかったり喧嘩の原因になったり ….. ということなのだ。
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地上波デジタル
うちはケーブルテレビを契約しているのだが、地上波デジタルがパススルーで配信されているのを今日初めて知った。(BS は VHF に変換されているんだけどね …) ケーブルテレビのコンバーターに入っているアンテナ端子をテレビの地上波デジタルアンテナ端子につなぐと … あーら不思議、ちゃんと地上波デジタルが見られるではありませんか … 何で今まで気がつかなかったのかと愕然とすると同時に、やっと液晶テレビに買い換えた恩恵を得ることができてうれしくなった。 下手な番組を見るより、試験放送で流されている富士山や桜や浜名湖の様子を見ている方が癒される。 明後日は BS アンテナが立って BS デジタル(と相応の画質の BS アナログ)が見られるようになるはず …
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全日本吹奏楽コンクール課題曲
来年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲が決定したようですね。情報を書き込んで下さった方、ありがとうございます。 まあ、来年も課題曲を演奏する機会はきっとないと思うので、別にどうでもいいといえばどうでもいいのだが、木下牧子さんが久しぶりに吹奏楽曲を書いたのがちょっと気になる。 木下牧子さんの《序奏とアレグロ》といえば、初めて女性が書いた課題曲であるし、個人的に初めてコンクールの場で演奏した課題曲でもある。 私は 3rd Trumpet だったので「序奏」部分はほとんど休みだったのだが、冒頭で 1st Trumpet の先輩がミュートをつけていきなり変なソロを吹き始めたのにびっくりした覚えがあるし、5/8 とか 7/8 という拍子を見たのも初めてだったなあ ….. わりと無機的な旋律ばかりなのだが、しっかりとした構成感でコンパクトにまとまっている曲である。
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演奏会その後
一日お休みを取っていたので演奏会後の初出勤。 私からチケットを買って、演奏会に来てくれた人たちの感想を聞かせていただく。 実はアンコールの2曲目が終わったあとに演奏者を立たせようとしたら、演奏者から拍手(というか足ドンドンですね)をもらい、不覚にも「うるっ」ときてしまったのだった。人前で指揮をするのも、かれこれ10年以上になるが一度もそういう経験がなかったもので ….. 案の定、打ち上げの席でも「あの時、うるっと来てたでしょう?」と突っ込まれるし、社内の知人の間ではどんどん話が大きくなっていって、いきなり「演奏会で号泣したんだって(笑)?」と話しかけられもした。 受けを狙ったアンケート(というか、他の団員はきっと意味不明)ありがとう。残念ながらまだ読んでません。(打ち上げの席でかなりたくさん読んだ気だったのだが、まだ全部じゃなかったのね。)
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積志ウィンドアンサンブル第24回定期演奏会
第1部 上岡洋一/秋空に アルフレッド・リード/春の猟犬 保科洋/パストラーレ フランク・ティケリ/アメリカン・エレジー 第2部 小長谷宗一/子供の街 J.S.バッハ(パーシー・グレインジャー編曲)/おお汝、その罪深きを悔い改めよ パーシー・グレインジャー/リンカンシャーの花束 アンコール ボズ・スキャッグス/ウィー・アー・オール・アローン バリー・グレイ/サンダーバード というわけで、今年の積志ウィンドアンサンブルの定期演奏会が無事終了した。 《春の猟犬》がかなりいい雰囲気で演奏できたので、そのいい雰囲気が演奏会の最後まで持続していたのではないかと思う。全体の充実感という意味ではここ数年の演奏会の中でいちばんよかったかも知れない。 個人的には、必ずしも「練習の中で積み上げてきた音楽」ではなかった部分もあるのだが、ステージの上での「一回限りの演奏」を楽しむことができた。 今まで練習してきたものを機械的に再現するのではなく、その場その場で音楽が新しく生まれてくる ….. というような感覚を持った今回の演奏会であった。 毎年司会をお願いしている方が地元のFM局で番組を持っていて、前日に団長が出演して演奏会の紹介をした。その甲斐あってか、例年に比べて当日券が多く売れ、実際にラジオを聞いて来てくださったお客さんもいらっしゃったようだ。 今年は、例年以上に聞きに来ていただいたお客さんの拍手を暖かく感じることができた。ご来場いただきありがとうございました。 なお、9/25(日) の午後からアクトシティ大ホールで開催される「第3回浜松市民文化フェスティバル/吹奏楽フェスティバル」にも出演しますので、「残念ながら定期演奏会を聞き逃したぁーーーーーっ」という方は、こちらにお出かけください。 上岡洋一/秋空に ジョセフ・オリヴァドーティ/序曲「バラの謝肉祭」 フランク・ティケリ/アメリカン・エレジー を演奏する予定です。 出演順は(東海大会銀賞受賞の)浜松市立高校の次で(全国大会出場の)浜松交響吹奏楽団の前です。(ぉぃぉぃ ….) 出演順は浜松市立高校の前になりました。出演時間は午後2時30分前後になる予定です。
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フォルマント兄弟ピザを頼む
Computer Music Journal – Sound and Video Anthology 会社の図書館で見つけた DVD。 「Computer Music Journal」という少々お堅い雑誌に付録としてついているもので、日本におけるコンピューター音楽の状況を紹介するような内容になっている。監修しているのは国立音楽大学の莱孝之先生。 本当は昨年の芥川作曲賞を受賞した三輪眞弘さんの《村松ギヤ・エンジンによるボレロ》についての情報をウェブで探していたのであるが、こちらも引っかかったのである。 フォルマント兄弟とは、その三輪眞弘さんと佐近田展康さんによるユニット。 DVD には、この兄弟が2003年11月に行った《兄弟deピザ注文》というパフォーマンスが収録されている。 これは宅配ピザ屋に電話をかけ、人工音声によるコミュニケーションでピザを発注するという、史上初(!)の試みである。 もちろんライブなので、ピザ屋さんと人工音声のやり取りに対する観客の反応、無事注文を終えたあとの三輪さんのガッツポーズ、30分後、無事ピザが到着した際の拍手喝采、などが面白い。 以前、《SendMail》という三輪さんのパフォーマンスを見たことがある。 楽器が演奏する楽音をアルファベットに変換して電子メールを作成するというものである。ご丁寧にモデムをコントロールするためのATコマンド(って、もう 知っている人少ないんだろうなあ …..)も「演奏」してプロバイダに接続するところ(って、電話をかけてプロバイダに接続したことがある人も減っているんだろうなあ …..)から始めるのである。私が実演に接したのは曽我部清典さんのトランペットによるバージョン(確か version 3?)だったのだが、初演はサクソフォンだったらしい。この初演は CD 化されている。 どちらも、技術的な試みとユーモアと社会風刺が絶妙のバランスで成り立っている作品だと思う。
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YMOのコピーバンド
ライヴ パブリック・プッシー 「Yセツ王(ERO MAGIC ORCHESTRA)」は「OMY」と並ぶYMOコピーバンドの代表格である。 「OMY」がパロディという形でYMOをコピーしているのに対して、Yセツ王は直球勝負というかそのままYMOの演奏を再現する形でコピーしている。 というわけで、このアルバムは「PUBLIC PURESSURE 公的抑圧」を完全にコピーしたもの。 演奏面からいうと、《TONG POO》のオープニングのボソボソ声、《THE END OF ASIA》のアウトロ、《COMSIC SURFIN’》のイントロの MC、《BACK IN TOKIO》の雰囲気などかなり細かいところまで再現しようとしているし(このくらいしないとYMOファンは唸らない?)、ジャケットはもちろん、イン ナーにある海外プレスの引用や、第1回ワールドツアーにおけるメンバーの日程表などもパロっている。 なんでエロでなければならないのか(笑)、という必然性はさておき、こういうノリは嫌いではない。 当たり前ではあるが、YMOのオリジナルを完全にコピーすることは不可能であるから、Yセツ王の演奏には確実に「違い」がある。 その違いにがっかりするか、ニヤリとするかが、YMO に対する愛情の試金石ともいえるのではないだろうか。 オリジナルの「PUBLIC PRESSURE」が持っている、あまり広くないライブ会場でやっているという空気感もよく再現されていると思う。 リアルタイム世代として語らせてもらえば、この「PUBLIC PRESSURE」は、YMO が大ブレークする直前にリリースされたライブアルバムで、個人的にも初めて聞いたYMOのアルバムである。上記の空気感というのは、ブレークする前の、ま だほんの少しアンダーグラウンドというか非主流な雰囲気を漂わせていた YMO 自体にも通じる空気感であって、そういう空気感はリアルタイム世代でなければ感じることができなかったのではないか。 YMO に対する愛情の試金石とはそういうことでもある。 ボーナストラックは高橋幸宏のソロアルバム「音楽殺人」に収録されている《BIJIN-KYOSHI AT THE SWIMMING SCHOOL》を下敷きにしたオリジナル曲。それにプラスチックスやP-MODEL を隠し味に加えたような典型的なテクノポップ・サウンド。