月別アーカイブ: 2011年3月

シューベルト/MARIA/Perfume

今日届いたもの

シューベルト交響曲全集

ジョナサン・ノット指揮バンベルク交響楽団によるシューベルトの交響曲全集。

このコンビは以前実演を聞いた時にもかなり気に入りました。先日の演奏会でシューベルトの《未完成》を聞いて、もうちょっとちゃんと聞いてみたいと思い、最近リリースされたこの全集(とりあえず全部!)を買ってみようと思ったのです。

この全集はいままで4枚のSACDでリリースされていたシューベルトの交響曲全曲に加えて、現代の作曲家がシューベルトの作品を素材に作った作品を集めた2枚の作品集「ダイアログ」と「エピローグ」をまとめた6枚組です。

ベリオ、ヘンツェ、ツェンダー、リームなどの作品が収録されています。意外(といっては何ですが)と後世の作曲家に影響を与えているんですね。そういえばベルリオーズも《魔王》を管弦楽編曲していますし、ウェーベルンも《ドイツ舞曲》を編曲していたりします。(ウェーベルンの編曲は本人が指揮した音源がCD化されています。)

で、とりあえず《未完成》から聞いてみました。遅。冒頭の16分音符の刻みの細かいパルスが明確に聞こえます。ダイナミクスも(譜面通りなんだろうけど)かなり極端。

MARIA/朝比奈マリア

デビュー直後のYMOが「YMO名義」で参加した1979年リリースのアルバム。ちなみに「YMO」として参加したレコーディングはそんなに多くありません。近田春夫「天然の美」とかシーナ&ロケッツ「真空パック」とか。

このアルバムはソニーの「オーダーメイドファクトリー」での通販限定販売。

結成10周年、 メジャーデビュー5周年記念! Perfume LIVE @東京ドーム 「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」【初回限定盤】 [DVD]

年末に帰省した時に見たNHKでのドキュメンタリーが面白かったので。いつも「足の洗いどころ」を考えているのですが、やはり買っちゃいますねえ …


父母来独

息子の入学式に出席するために日本から私の両親がやってきました。

すでに報じられている通り、ルフトハンザの成田発着便は混乱していて、一時は大阪に変更か?みたいな話もあったのですが、結局、成田発→韓国のインチョン経由でミュンヘン入りということになりました。

ミュンヘンへの到着が遅れていたため、ミュンヘン→ハンブルクの乗り継ぎ便に間に合わないかも知れない、という連絡があったのですが、何とか当初想定していた乗り継ぎ便に間に合って、21:30くらいに無事到着。

各チェックポイント(チェックインとかセキュリティエリアとか出国手続きとか)でやるべきことをまとめた「旅のしおり」を作って、念のため乗り継ぎに際してガイドサービスを頼んで、で何とかハンブルクにたどりついてもらいました。

親善試合:ドイツ対オーストラリア

そういうわけで、EURO2012予選の対カザフスタン戦から中二日で親善試合のオーストラリア戦。ミュラー、ポドルスキ、シュヴァインシュタイガーを残して他のメンバーは総取っ替えという布陣になりました。

ゴメスの1トップ、2列目は左が定位置のポドルスキ、ミュラーがセンター(いつもはエズィルのポジション)で、シュールレが右、ボランチはベンダーとシュヴァインシュタイガー、ディフェンダーは左からシュメルツァー、フンメルス、フリードリヒ、トレシュ、ゴールキーパーがヴィーゼ。

当然といえば当然ですが連携がうまくいかない。シュールレがかなり積極的に走り回っていたのが目立ったくらいで、それ以外はミスばかりという感じでした。

オーストラリアもそれほどよかったとは思えないのですが、結局2-1でオーストラリアの勝利。

Songs for Japan

今日からサマータイムでの出勤。

サマータイムになると日没時間が遅くなるわけで、何となく会社から帰り辛くなる今日この頃。

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iTMSで東日本大震災復興チャリティのために作られたコンピレーション「Songs for Japan」をさっそく購入しました。

http://itunes.apple.com/jp/album/songs-for-japan/id428415201

名前を聞いたことがあってもちゃんと聞いたことがなかったアーティスト、例えば Red Hot Chili Peppers であったり、Beyonceであったり、Foo Fighters であったり … をあらためて聞くことができました。意外に印象に残ったのが、The Black Eyed Peas の《One Tribe》、それから最後に置かれた Norah Jones の《Sunrise》が厳かな余韻を残します。全然関係ないけどジム・ジャームッシュの映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」のエンディングに似た雰囲気を感じました。

それからクイーンの《手を取り合って》も話題になっているようで。

演奏会その45: 北ドイツ放送交響楽団特別コンサート

前のブログでもお知らせした北ドイツ放送交響楽団の日本救援チャリティコンサートへ行って来ました。

よくよくスケジュールを確認したら、この日は定期演奏会のマチネがあったので、おそらく午後1時くらいに終演、その後あらためて午後3時から同じ会場(ライスハレ)でチャリティコンサートが行われたわけです。

Konzert für Japan

Datum: 27.03.2011, 15:00 Uhr
Laeiszhalle

NDR Sinfonieorchester

Alan Gilbert, Dirigent
Lisa Batiashvili, Solo-Violine

Streichsextett:
Motomi Ishikawa, Violine
Sono Tokuda, Violine
Jan Larsen, Viola
Aline Saniter, Viola
Christopher Franzius, Violoncello
Yuri Christiansen, Violoncello

TORU TAKEMITSU Requiem für Streicher
JOHANNES BRAHMS Streichsextett Nr. 2  G-Dur op. 36
I: Allegro non troppo
GIYA KANCHELI V&V für Solo-Violine, Tonband und Streicher
FRANZ SCHUBERT Sinfonie Nr. 7 h-Moll D 759 “Unvollendete”

まず、武満徹の《弦楽のためのレクイエム》、日本人3名を含んだ弦楽六重奏によるブラームスの《弦楽六重奏曲第2番》の第1楽章、マチネでもソロを務めたヴァイオリンのリサ・バティアシュヴィリによるギヤ・カンチェリの《V&V》(ソロ・ヴァイオリン、テープ、弦楽のための)、そしてラストはシューベルトの交響曲第7番《未完成》というプログラムでした。

ちなみに《未完成》は第1楽章のロ短調から第2楽章のホ長調へ移調することを「未来への希望」としてとらえたい、ということからプログラムのメインになったようです。(余談ですが、指揮者のアラン・ギルバート本人の説明は英語で、それをドイツ語の通訳を介して聴衆に伝えられました。私的には英語でしゃべってもらって助かりましたが(笑)。)

昨日の反原発デモでも感じたし、今日のコンサートでも感じたのですが、参加者(演奏者と聴衆)に「日本を支援しなければ」という大きな、あるいは深刻な気負いはありません。しかし、そういう旗の下に集まることによって自分の意思を表明しているのだと思います。

まったくの余談ですが … この地において(「この地」というのがハンブルクを指すのか、ドイツを指すのか、ヨーロッパを指すのか、あるいは日本以外を指すのかはよくわかりませんが …)この「自分の意思を表明する」ということの大切さは、ふだんの仕事の中でも感じています。また、幼稚園でも「子供はこの地では自分を主張することの大切さを覚える。しかし、日本に帰った時にかの地で学んだ態度と、日本で必要とされる態度のギャップに悩む」とも聞かされました。

それはさておき、シューベルトの《未完成》をちゃんと聞いたのはおそらく初めてのような気がしますが、かなり面白かったです。最近、聞く音楽が古典派以前と現代音楽に二極化してきているので、こういう音楽も受け付けるようになって来たのかも。全般的には柔らかな流れを持った曲という印象があったのですが、この演奏はフレーズの節々が折り目正しくてちょっとイメージが変わりました。

以前から気になっていたノット/バンベルク響のペアによるシューベルトを聞いてみたくなりました … と自分で自分に言い訳(笑)。

3/26の徒然

日本からの食材の輸入が影響を受けていないか確認をするために、午前中は市の中心部にあるアジア食材店へ行きました。

このお店は韓国人のご夫妻が経営しているのですが、最近(特に息子が)顔を覚えられたようで、行くといろいろ声をかけられます。いつもはチュッパチャプスのようなキャンディをもらっているのですが、今回は何といちごポッキーをもらってしまいました。(そんなに物欲しそうな顔をしているのだろうか …)

日本でも報道されていたようですが、この日はドイツ中で反原発のデモがありました。日本のような事態にならないようにドイツ国内の原発を止めろ、というデモです。

確かに参加している人は多いのですが、全ての人がシリアスに主張を行っているわけではありません。ひとまず趣旨に賛同する人は行動を起こす(=デモの行列に参加する)ということなのかなあ、と感じました。

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帰宅後、息子は夜のドイツ代表の試合観戦に備えて昼寝。その昼寝中にガブリエルくんのお母さんがやって来て、彼が履けなくなった靴を息子のためにと持ってきてくれました。妻とガブリエルくんのお母さんがお互いに片言の英語でコミュニケーションをしているうちに息子が起き出してきて、靴のフィッティングなどもしていました。

で、「息子は今日のサッカー観戦に備えて昼寝をしていた」という話をしたら「うちのリビングのテレビは調子が悪くてZDFが入らないし、長男はサッカーを見せてくれないのよねえ」だそうで。うちで見てもらうのは構わないので、テレビ放送が始まる7時30分くらいにガブリエルくんに来てもらうことにしました。

さて、今日は再開したEURO2012予選のカザフスタン戦。前回はアウェイで3-0で勝ちましたが、今回はホーム。カイザースラウテルンでの試合です。この試合でも開始前に日本国旗が掲げられ、1分間の黙祷が行われました。

中2日でオーストラリアとの親善試合が行われるので、明らかに格下であるカザフスタンには主力を温存するのかと思ったら、先発はほぼベストメンバーでした。なかなか選手が定まらない左サイドバックにはHSVのアオゴが入ります。

前半は引いて守るカザフスタンが前に出てきたところをカウンター気味に崩して3-0(クローゼ、ミュラー、ミュラー)。後半は運動量が落ちて前半に比べるとカザフスタンに攻め込まれる場面が多かったのですが、危ないシーンはほとんどありません。終了間際に(珍しくフル出場した)クローゼが追加点を入れて4-0。もうちょっと点を取れそうな試合だったのですが …

さすがに午後8時試合開始で試合終了が午後10時近くになると息子もガブリエルくんも運動量が落ち静かになります(笑)。裏庭を通ってガブリエルくんを送り届けて今日はジ・エンド。

おいでませハンブルクへ(元上司編)

ハンブルクの向こう端の現地法人に私の元上司が出張に来られているということで夕食をご一緒させていただきました。

例によって弊社の日本人駐在員はローテーション(というか2名だから交替か)で車を出すことにしていたので、今回は私が「飲める番」になりました。会社関係の外食で酒を飲めるのは久しぶりだなあ。ということで、定番の日本料理屋「小紋」へ。

実は、その上司とはあまり話すことなく(ずっと難しい話をされていたため)、片隅でサッカー談議に盛り上がっていました。今年の秋にハンブルクでドイツ代表対オランダ代表の親善試合があるとか、ハンブルク市内に日本人のサッカーサークルがあるとか。

(帰宅して、サッカーサークルに誘われたという話を妻にしたら「まさか、酒に酔った勢いで参加するとか言っていないよね?」と言われました。しかし、だんだん息子の地下サッカーに付き合うのが辛くなってきた今日この頃。どこかで体力作りをしないといけないとは思っているのですが …)

チャリティコンサート in ハンブルク

ハンブルク日本人会から以下のような連絡をいただきました。

ちなみに指揮者のアラン・ギルバートは母親が日本人です。

なお、申し込みは24日の午後6時までとなっていますが、それ以降でも席があれば予約は可能だそうです。

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http://www.ndr.de/orchester_chor/sinfonieorchester/konzerte/sonderkonzerte/benefizkonzert103.html

このサイトにチャリティーコンサートの詳細がのっています。
日本人とドイツ人のメンバーを混ぜて、室内楽もします。

3月27日 日曜日 午後3時開演
場所 Laeiszhalle
住所 Johannes-Brahms-Platz 1, 20355 Hamburg

演奏:ハンブルク北ドイツ放送交響楽団
指揮 アラン・ギルバート
ヴァイオリン独奏 リサ・バティアシュヴィリ

弦楽六重奏
第一ヴァイオリン 石川素美
第二ヴァイオリン 徳田その
第一ヴィオラ Jan Larsen
第二ヴィオラ Aline Saniter
第一チェロ Christopher Franzius
第二チェロ Yuri Christiansen

曲目
武満徹 弦楽のためのレクイエム
ブラームス 弦楽六重奏曲第2番から1楽章
GIYA KANCHELI V&V
シューベルト 交響曲7番「未完成」

入場無料ですが、客席確保の為に電話かメールで3月24日の夕方6時までに申し込みをしてください。

電話番号 (01805) 637 222
(14 Cent/Minute aus dem deutschen Festnetz, maximal 42 Cent pro Minute aus Mobilfunknetzen.)

メールアドレス konzertfuerjapan@ndr.de

募金先は2つから選ぶことができます。
Deutsches Rotes Kreuz e.V.
Bank für Sozialwirtschaft
Kto 414141
BLZ 370 205 00
Stichwort: “NDR Konzert für Japan”

ChildFund Deutschland e.V.
Bank für Sozialwirtschaft
Kto 778 00 06
BLZ 601 205 00
Stichwort: “NDR Konzert für Japan”

皆様のお越しをお待ちしています。

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坂本龍一 NHK session

ototoyから「坂本龍一 NHK session」をダウンロード購入。

http://ototoy.jp/feature/index.php/20110322

今年の元旦にNHK-FMで放送された「坂本龍一ニューイヤー・スペシャル」での大友良英、大谷能生、ASA-CHANG、菊地成孔、やくしまるえつことのセッションを高音質でミックスし直したもの。

48kHz/24bitのWAVとDSD+mp3という2種類のパッケージがありますが、せっかくならより高音質のものにしようと思い、DSD+mp3版を購入しました。

出勤時に聞こうと思って朝食前にダウンロードを始めたら4時間かかると言われたのでそのままにして会社へ。帰ってきて夕食を食べながら聞こうと思ったら大友良英さんとのセッションは「うるさい」と言われ、やくしまるえつこさんとのセッションは「不気味だ」と言われ …

明日はちゃんと車の中で聞きます。

サンデーソングブックなどなど

ふと、こんなページを見つけました。

山下達郎さん サンデーソングブック 2011年03月20日「震災特別プログラム」

山下達郎さんは私と妻が共通でファンである数少ないアーティストなので(笑)、日本にいる頃はよくこのラジオ番組を聞いていました。

文字だけでも山下達郎さんの大いなる意思が伝わってくるような気がします。

久しぶりに《蒼氓》を聞きたくなりました。ドイツに来る際にリッピングしてきたかどうか心配でしたが、かろうじてベストアルバム「TREASURES」に収録されていたものがiPodに入っていました。

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また、日本時間午前5時(午後5時じゃないですよ)から行われた大友良英さんのUSTREAMでのソロパフォーマンスも見ました。開始直前に「ハンブルクから見ています。」というツイートを打ったのですが、画面の中でそれに反応していただいたのがうれしかったです。ドイツ時間では午後9時だったので風呂上がりの息子は「うるせー」とか言っていましたが(笑)。