昨日の夜から今日の朝にかけて、かなり濃い霧が出ていました。
さすがに夜は暗かったし、朝はアウトバーンでほぼノンストップで出勤なので写真を撮る機会がありませんでしたが、日本で体験した霧に比べると、かなり密度が高いというか、ヴェールの厚い霧です。遠景はかすんで何も見えず、近くにある樹木が見えるだけなので、何か大きな灰色のテントの中で車を走らせているような気分になります。昼間はそんな幻想的なことも言っていられるのですが、夜は本当に視界が狭くなるのでかなり怖いです。まあ、アウトバーンに乗っていれば、人がいきなり横断することもないし、信号で停められることもないので、昨晩は前の車のテールランプを見ながら走っていました。
出勤の音楽は昨日届いたクラウス・フォアマンの「サイドマンズ・ジャーニー」。カバー集ということですが知っている曲より知らない曲の方が多いです。参加メンバーの傾向からか、ジョージ・ハリスンの「All Things Must Pass」に近いスワンプの雰囲気が強いです。このアルバムからの《All Things Must Pass》や《My Sweet Lord》が収録されているせいかもしれませんが。あとオールディーズの《Blue Suede Shoes》や《You’re Sixteen》あたりの演奏もいいです。リラックスした雰囲気がありつつも手堅い演奏、というのが聞いていて心地よいです。アフター・ビートルの、特にジョージが好きな人は聞いて損はしないと思います。
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そろそろ食材のストックが切れてきたし、久しぶりにヴァイツェンも飲みたかったので、歩いていける「Conrad’s」へ。お姉さんに挨拶したらいきなり「Hefeweizen?」と聞かれてしまいました。はい、確かにその通りです。やはり、アパートで飲む瓶ビールより、お店で飲むビールははるかにうまいです。
このお店は旬な特別メニューが出ることがあります。以前もイチゴやマチェス(にしんの酢漬け)やPfifferlinge(アンズダケ)をいただきました。今日のは「グリュンコール(Grünkohl)」。ふだん持ち歩いている iPhone の独英辞書で引いたら英語で kale というのだそうです。知らんっちゅーの。まあ Grün は green なので何かの野菜だと思って注文してみました。
帰ってきてウェブで調べたら Grünkohl は緑のキャベツだそうです。見ておわかりのように、離乳食かと思うくらいクタクタに煮てあります。味付けは細かく切ったベーコンで行っているようです。付け合わせ(あくまでもメインはこの緑キャベツ)はブレーゲンブルスト(Bregenburst)という粗挽きのソーセージ、それからカスラー(Kassler)と呼ばれる豚肉の燻製。ほとんど厚切りのハムのような感じです。少し皮付きです。あと、丸いのはジャガイモを軽く揚げたもの。一応、これは「小」です。「大」になるともう一品肉料理が追加されるようです。あらかじめ用意されているのか、注文してから出てくるまであまり時間がかかりませんでした。
まあ、量はドイツ基準なのでかなり多いですが、比較的脂っこいものが少ないので、そんなにお腹にくる感じではありません。ただ、全般的に塩味がきついのでビールが進みます。
musicabellaさん、こんにちは。
写真ので小ですか。やっぱり欧米は大きいですね。茶色に見えますが、緑キャベツなんですね。
見ているだけで、おなかいっぱいになりそうです(*^_^*)
ながぐつ様:
すみません、iPhone で撮っているのできれいに撮れていません …
やっぱり、手頃なデジカメ買おうかなあ …
最近、ドイツに来たばかりの頃のブログを見直したのですが「こんなに食べていたのか!」と唖然としました。体重が増えるわけです。
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