期せずして本を読む時間がたくさん取れたので …..
ビートルズの広報担当が書いた本。 内容は必然的にビートルズにとって「広報」が重要な位置を占めていた時期、つまりデビュー前後から人前でのコンサートを止めてしまう1966年あたりまでが多くなっている。
(余談ではあるが、ビートルズ最後のコンサートとなったキャンドルスティックパーク(サンフランシスコ)でのコンサートはポールの依頼でトニー・バーロウが録音したのだそうだ。テープが足りなくて最後の曲が途中で切れている。)
さすがに他ではなかなか出てこなかった情報が語られていて面白い。 特にエルヴィス・プレスリーとビートルズの対面(申し合わせによって記録は取られていない)や、情報の行き違いでイメルダ大統領夫人の招待を無視することになってさんざんだったフィリピン公演とか。
日本公演についても多くのページが割かれている。 ファンから聞いた「ビートルズがテロに狙われている」という情報に対してはかなり(必要以上に)神経質な反応だと思うのだが、当時の状況を考えるとしょうがないのかな、という気もする。