「めくらやなぎと眠る女」は村上春樹さんの初期の短編。 「蛍・納屋を焼く・その他の短編」という短編集に収録されている。私は長い間このタイトルを「めくらうなぎと踊る女」だと思い込んでいて、頭の中に妙なイメージが浮かんでいたのだった ….. という話はどうでもよくて …..
「Blind Willow, Sleeping Woman」というタイトルの短編集が今年の7月に英語圏の国々で発行された。日本版にはない独自の編集がされた短編集としては「The Elephant Vanishes(象の消滅)」に続いて2作目となる。(「象の消滅」はその後逆輸入されて日本語版が出た)
久しぶりにオークションサイトを眺めていると、この本にプレミアがついて大変な様子である。
まず、限定1000部の豪華装丁本がある。1冊ごとに著者である村上さんのサインが入っている。それだけならばまだいいが、通常の初版本でも85冊だけサインが入っているものがあって、そちらは豪華装丁本より高い値がついているようだ。
もうちょっと早く気付いていればもうちょっと安い値段で買えたのになあ …..