とり急ぎ、第56回全日本吹奏楽コンクール中学の部の成績を入力しました。
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「結果一覧」ページを修正しました
全日本吹奏楽コンクール結果一覧のページで九州大会の結果が表示されてしまう不具合を修正しました(_0_)。最近、アクセスログでいやに九州大会だけアクセスが多いなあ、と思っていたら、きっとこれが原因だったんですね … 失礼しました。
そういえば明日から全国大会ですね。関係者の方がんばって下さい。
5金/3金/3出
そういうわけで、ちまちま吹奏楽コンクールのデータを入力している。いわゆる「お休み」についても入力しておこうと思ったので、ちょっと調べてみた。(むかーし、まとめたことがあったのだがちょっと見当たらないのであらためて。)
大昔のことはちょっと置いておいて、「金銀銅」による表彰制度になってからはいわゆる「5金制度」の時代である。全国大会で連続5回金賞を受賞すると翌年は全国大会の場で特別演奏を披露していた。
この制度が、いわゆる「3金制度」に変わったのが1991年である。1991年から3年連続で金賞を受賞すると、その翌年は吹奏楽コンクールに出場する資格がなくなった。最初にこの制度が適用された団体、すなわち1991年から1993年まで全国大会で金賞を受賞し、1994年の第42回大会でコンクール不出場となった団体は3団体、乗泉寺吹奏楽団、西宮市吹奏楽団、習志野市立習志野高等学校吹奏楽部である。
ただ、「5金制度」は、この新しい「3金制度」に優先した。すなわち1990年以前から金賞を連続受賞していた団体は「3金」によって出場資格がなくなることはなかった。1989年から1993年まで5年連続金賞を受賞した出雲市立第一中学校吹奏楽部と近畿大学吹奏楽部は1994年に、1990年から1994年まで5年連続金賞を受賞した北海道札幌白石高等学校吹奏楽部、神奈川大学吹奏楽部は1995年に特別演奏を行っている。これで最後の特別演奏が行われたのが1995年である理由がわかる。
その後、1996年(第44回大会)の全国大会プログラムで当時の今井誠一全日本吹奏楽連盟理事長が「全日本コンクールは3年連続出場したら1年休むことにしました。」と書いているように、この年から「3金制度」が「3出制度」に移行する。すなわち1996年~1998年にかけて3年連続全国大会に出場した団体は翌1999年の出場資格がなくなる、ということになった。
ということで、2003年(第51回大会)までの「お休み団体」は入力しましたが、それ以降の全国大会プログラムが見つからないので捜索してから入力します(_0_)。
あわせて、データベースの使い勝手や「こんな集計データを見たい」というご意見・ご感想も募集しています(_0_)(_0_)。
それから、だいたい1994~5年以前の支部大会のデータを提供してくださる方も募集しています(_0_)(_0_)(_0_)。
Japan’s Best for 2007
2007年の第55回全日本吹奏楽コンクールで金賞を取った団体の演奏を集めたDVD。中古がオークションで出ていたので落札してしまった … 睡魔と闘いつつ、ちょぼちょぼと摘まみ見。
いちばん聞きたかったのは、名演との評判が高かった柏市立酒井根中学校の《科戸の鵲巣》(中橋愛生)。噂通りの素晴らしい演奏。
あと、田村文生編曲によるリストの《バッハの名による幻想曲とフーガ》(光ヶ丘女子高等学校)とか、歌劇《ばらの騎士》(埼玉県立伊奈学園総合高等学校)とか、今年大流行の歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》(埼玉栄高等学校)とか、新登場の編曲モノもそこそこ楽しめた。ちょっと前の全国大会と比較すると、曲の多様さが増してみたのではないかな。「《ローマの祭り》何連発!」とか「《ダフニスとクロエ》何連発!!」とかだと、あまり聞く気が起きないので(笑)。
リヒャルト・シュトラウスはやはり吹奏楽で演奏すると「匂い立つもの」がないなあ。
意外に(といっては失礼だが)楽しめたのが、東京都立片倉高等学校の《交響三章》(三善晃)。前半と後半の静寂さ、中盤の強烈なリズム感の対比がおもしろかった。福島県立磐城高等学校の《中国の不思議な役人》(バルトーク)は期待してみたのだが、いまいち。カットが変だと感銘は受けないなあ。
コンクールDVDを見る
ふと《交響曲》(矢代秋雄)とか《交響三章》(三善晃)とかを「見たく」なったので、吹奏楽コンクール全国大会のDVDを引っ張り出して見てみる。基本的にコンクール実況盤は買わないことにしているのだが、コンクールでしか聞けない作品も少なからずあるので、たしなみ程度には持っているのである。
《交響曲》は2006年(第54回大会)の福島県立磐城高等学校吹奏楽部の演奏を聞く。コンクール自由曲としての矢代の《交響曲》は、通常第4楽章すなわちホルンのペダルトーンから始まるのだが、この演奏は第1楽章のテーマの提示から始まって、いつの間にか第4楽章のピッコロのデュオに移るのである。アレグロのテンポが若干急ぎ気味のようにも思えるが、全般的には奇をてらわない好感の持てる演奏である。冒頭部、それから – ソナタ形式でいうところの第2主題にあたるのかな? – のピッコロとファゴット(あるいはコントラバスクラ)が印象に残る。
《交響三章》は1999年の神奈川大学の演奏を聴く。このバンドの研ぎ澄まされた音色はかなり好きなのだが、ちょっと端整過ぎる気がする。もうちょっと匂い立つような色気があってもいいように思う。また、多くの演奏がそうであるのだが、クライマックスがまとまらない。
ということで、コンクールシーズンもそろそろ終盤。支部大会での代表選出も佳境に入っているようだが、何とか全国大会までには「デーサイ」化されたホームページにリニューアルしたいものだ。(忘れてしまっているわけではありませんよー。裏では着々と準備してますよー。)
600こちら情報部
このタイトルに反応する人はどのくらいいるのだろう?
その昔、NHK 総合テレビで午後6時から「600こちら情報部」という子供向け情報番組をやっていた。この番組で「テクノポップって何?」という特集を見たのが、テクノポップとの出会いだったように記憶している。
なんと YouTube にその模様がアップロードされていた。
http://www.youtube.com/watch?v=vM9qs8KCkDg
P-MODEL、ヒカシュー、プラスチックスが出演して、それぞれ《美術館であった人だろ》《20世紀の終わりに》《コピー》を演奏している。
(ふだんは時間がいくらあっても足りないから YouTube を眺めるのは止めているのだが、やらなければいけないことがある時に限ってのぞいてしまう。すみません、定期演奏会の曲目紹介原稿はもうすぐできます …..)
当時は出演した3バンドの中ではプラスチックスがいちばん気に入ったのであるが、久しぶり(20数年ぶり)に聞き直してみると、P-MODEL もヒカシューもサウンドバランスが変。結局いちばんまとまっていたのがプラスチックスだったのか。
まあ、いいもの見せてもらいました。
そして、DVD はまだまだ届く。今なら amazon で半額。
吹奏楽コンクールのDVDなどなど
某ショップの改装在庫処分セール。在庫 DVD が全品半額ということなので開店時間を狙って行き、物色する。
第52回全日本吹奏楽コンクールライヴDVD Japan’s Best for 2004 (中学校編)
第52回全日本吹奏楽コンクールライヴDVD Japan’s Best for 2004 (高校編)
第52回全日本吹奏楽コンクールライヴDVD Japan’s Best for 2004 (大学職場一般編)
大学・職場・一般編は邦人作品が多く収められているし(本当に多くなりましたね、最近)、高校編ではバルトークのオケコンの終楽章が収められているというし、2枚買うんだったら中学編も買っておかなきゃ … ということで、悩んだ末に結局全部買ってしまった。
下手にこねくり回した解釈よりもストレートな演奏の方が楽しめるという意味で、大阪市立市岡中学校吹奏楽部の《呪文と踊り》(チャンス)は面白かった。
埼玉県立伊奈学園総合高等学校吹奏楽部の《管弦楽のための協奏曲》の終曲(バルトーク)は確かに超絶技巧を披露するにはもってこいの曲なのだろうが、編曲すると「ただそれだけ」という感じになってしまう。原曲の持つきらびやかさが薄れてしまってうまくアピールできなかったのではないかという気がする。
土気シビックウィンドオーケストラは、そのゴージャスな音色が他の団体とは一線を画しているように思う。どうしてもこじんまりした感じやチマチマした感じが拭えない編曲作品よりも、シンプルにソノリティをアピールすることができるオリジナル作品の方がこの団体には向いているのだろう。
ライブ2004 [DVD]
須川展也さんと東京佼成ウィンドオーケストラのライヴ盤。買おうかどうしようか迷っていたところ、この半額セールになったので自信を持って買ったしだい。うちの団員によると須川ファンでなくても楽しめるとのこと。
1991年と1992年のモントルー・ジャズ・フェスティバルを収録したDVD。
1991年には亡くなる直前のマイルス・デイヴィスが出演しており、クインシー・ジョーンズが指揮するビッグ・バンドを従えて、「マイルス・アヘッド」などの再演を行った。
1992年には、その亡くなったマイルスを追悼するトリビュートバンドが出演している。いわゆる「黄金のクインテット」のメンバーであるウェイン・ショーター(サックス)、ハービー・ハンコック(ピアノ)、ロン・カーター(ベース)、トニー・ウィリアムス(ドラムス)に、トランペットのウォレス・ルーニーを加えたもの。このメンバーは同じ年に来日しており、読売ランドや万博公園で行われたジャズ・フェスティバルに出演した。(私は東京も大阪も見に行きました。)
レイ・チャールズやデヴィッド・サンボーンも登場するらしい。
JリーグオフィシャルDVD ジュビロ磐田2003シーズンレビュー 第38回天皇杯カップ・ウィナーズへの軌跡
ジュビロ磐田の2003年シーズンのハイライト。およそ1年前、最後に天皇杯を制してとりあえずタイトルを確保したものの、昨シーズンはついにタイトルなし … 今年こそ頼みますよ。
ちょっと前にわりとブレークしていた《キャラヴァンの到着》の作曲者であるミシェル・ルグランが豪華ミュージシャンを集めて作ったアレンジ作品集。
当時のマイルス・デイヴィスとその周辺のミュージシャン(例えばコルトレーンとかビル・エヴァンスとか)が参加しているセッションが興味深い。これより先にレギュラー・クインテットで発表されている《ラウンド・ミッドナイト》(同名アルバム収録)も違う編成で録音されているのだが、ヴィブラフォン、フルート、ハープなどが加わった少しゴージャスなアレンジになっている。
あと、ニューサウンズ・イン・ブラスの《チュニジアの夜》(真島俊夫編曲)はこのアルバムに収録されているアレンジが元ネタ。もともとのアフロ・キューバンではなく、疾走感あふれるテンポ設定になっている。
DVD BOOK「ELEPHANTISM」のサントラ盤。買いそびれていたのだが安かったので …
吹奏楽コンクール昔話
とりあえず今年の全日本吹奏楽コンクールの成績を入力したので、ちょっと昔話などを。
最近、全日本吹奏楽コンクールに足を運んでいない。数年前までは新幹線の始発に乗って聞きに行っていた。ダイヤ改正などで最近はどうなっているのか わからないが、新幹線→中央線快速→丸の内線を乗り継ぐとギリギリのタイミングで普門館に到着できるのであった。やはり昔に比べると自分の中で期待値と労 力のバランスが崩れてきておっくうになっているのだと思う。
そんなわけで、実は毎年知人からプログラムを譲っていただいて「全日本吹奏楽コンクールデータベース」を作成しているのである。今年もちょっと遅くなってしまったがとりあえず更新。誤字・内容の誤りなどご意見をいただければと思う。
そもそもこのデータベースを作り始めたのは高校生のときだから、かれこれ20年近く前である。高校の先輩から借りた実況録音盤のLPに入っていた成 績一覧表をシャープの「MZ-700」というコンピュータに入力し始めたのがそのきっかけである。その後、「NEC PC-9801 + 桐」→「Apple Macintosh + ファイルメーカー」→「Windows + Excel」とデータを持ち歩き、現在に至っている。
支部大会のデータも検索できるようにしたいと前から考えているのであるが、そうするととたんにデータ量が10倍になってしまうので、なかなか踏み切れないでいる。
まあ、今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします(_0_)。
(後日付記)最近は Mac + MySQL + ファイルメーカー Pro で管理しています。