原稿を書くのは今年で、実際に雑誌に載るのは来年の話なのですが、今回もバンドジャーナル誌の「コンクール自由曲集計」の記事(2010年2月号掲載予定)を書かせていただけることになったので、まずは集計データの整理と集計表の作成を行いました。「まずは」と言ってもデータはかなり以前にいただいていたのですが(すみません、すみません …)、今までの週末は演奏会ラッシュとか二日酔いとかがあったので本格的には手を付けられなかったのでした。
まずは考察を行う前の基礎データの整理ということで、自由曲の集計を行います。今年の支部大会で各団体が演奏した自由曲を「編曲作品」「オリジナル作品」「邦人作品(編曲/オリジナル含める)」に分類し、今年取り上げられた作品については部門、支部ごとの集計を行います。過去10年間の全国大会で取り上げられた作品については年ごとの集計を行っています。
どの作品が多く取り上げられたか、というランキング的な集計については、例の全日本吹奏楽コンクールデータベースから集計できるプログラムを組んであるので、かなりの部分を自動化できているのですが、上記のような部門ごと、支部ごとの集計となるとまだプログラムを作成していないので、集計一覧を見ながら手で入力していくことになっています。最初は集中力があるからいいのですが、時間が経ってくると必ず合計が合わなくなります。あとから「どこが間違っているのか」を探す方がはるかに大変なので、最初から慎重に入力していけばいいのですが、集中力が切れるとダメですね。
今年は職場の部と一般の部が統合されたということで、自由曲の集計という意味では節目の年になるかと思います。統合の是非については触れませんが、統合によって集計結果が昨年と比べてどう変わったか考察してみたいと思います … が、何せ資料の大半を日本に置いてきているのでどうなりますことやら。
正直な話、集計する立場としては部門が一つ減ったことで集計の手間が確実に減っているのはうれしいことですし(笑)、職場・一般という「大人の部」が大きな固まりになったことで、中学の部や高校の部との比較がしやすいし、比較の意味が出て来たと思います。