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プラスチックスとか坂本龍一とか
[tmkm-amazon]B0009OASJA[/tmkm-amazon] プラスチックスの秘蔵ライブの CD + DVD。同時に発売された他の2枚(プラスチックスのベストと中西俊夫のニュープロジェクト)も買わなくては。 それから、坂本龍一の合唱曲《 CANTUS OMNIBUS UNUS》のスコアと CD も届く。かなり古典的なスタイル。こういうスタイルはアカデミックな教育を受けた人ならではという感じがする。なかなかよい。
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教授とフェネス
Sala Santa Cecilia 夏の坂本龍一ライブの予習第2弾。今回のツアーメンバーでもあるフェネスとのコラボレーションである。 2004年にローマで行われた「romaeuropa festival 2004」でのライブで、1曲19分のみ収録。 特に前半はかなり暴力的な音作りで心地よい。最近聞いたエレクトロニカなCDの中ではいちばん好きかも。
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ティン・パン・アレーとそのメンバーたち
先日購入した大瀧詠一の「ナイアガラ・ムーン」でティン・パン・アレーのメンバーたちの演奏にしびれた。 その「ナイアガラ・ムーン」を貸してくれた知人に「ティン・パン・アレー&メンバーズBOX」を薦められた。ティン・パン・アレーの2枚のアルバムに、メンバーである細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆、林立夫のソロ・アルバムを合わせた11枚組である。 このボックスは、以前ショップの店頭で見たことがあったのだが、ボックスに含まれている以下の4枚はバラで持っていたのでその時は購入しなかった。 限定生産なので、すでに購入は難しくなっているし、「ナイアガラ・ムーン」を気に入ったのであればきっと気に入るらしいし、11枚で15000円というのはけっこうお買い得だし、ということで購入を決め、以前見かけたショップに走った。無事見つけてゲット。
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バンドクリニックのCD/DVD
5月に参加したジャパン・バンド・クリニックで注文したCDとDVDが届く。そういえば、ブログでの報告は尻切れトンボになってしまっているなあ … CD はコンサートを中心に6枚購入。基本的には鑑賞というよりも記録という意味合いが強いので、そんなに聞き返すこともないと思うのであるが、ヴァン=デル=ローストが名古屋芸術大学ウィンドオーケストラを指揮した自作自演コンサートや、普段はなかなか耳にすることが出来ないバレンシア市吹奏楽団のコンサートなどはなかなか貴重である。 DVD は、そのバレンシア市吹奏楽団のコンサートのものだけを購入。アメリカのバンドの開放的な響きとは異なり、しっとりとした感じの芳醇なサウンドがよい。新旧取り混ぜたスペインのレパートリーを中心としたプログラムが楽しめた。 会場のアクトシティ浜松中ホールは室内楽向きなので残響が多く、吹奏楽で吹き過ぎるとたちまち飽和してしまうのであるが、このコンサートでは全くそんなことを感じなかった。無理せずに楽器本来のサウンドを鳴らしているのだろう。 吹奏楽の演奏会というと、うるさくサウンドで聴衆を圧倒しがちなので(だから私は「吹奏楽」=「迫力がある」というステレオタイプな見方は嫌い)、こういう艶やかなサウンドのアンサンブルを聴けるとほっとする。 ラファエル・タレンスの《シカニア》は最近のオリジナルらしいが重厚なサウンドがなかなか面白い。第1部の最後に演奏されたヒメネスの《ルイス・アロンソの結婚》もすばらしかった。 … あ、そうだ。このクリニックの模様は今月号の「バンドジャーナル」で紹介されていますが、「指揮法講座」に参加した私の後ろ頭も載っています(笑)。
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イームズ
EAMES FILMS:チャールズ&レイ・イームズの映像世界 [DVD] 最近薦められたDVD。工業デザイナーとしても知られるイームズ夫妻が制作した短編映画が集められている。で、何気なく見始めたのだが … 冒頭に収録されている「パワーズ・オブ・テン」(「10の力」じゃなくて「10のべき乗」という意味ね)は見たことがあった。かれこれ20年以上前にテレビ(確か「11PM」だったような気がするなあ)で見て強烈な印象を受けたことを思い出した。まだ、その時の内容を覚えていたということと、全く予想もしなかったシチュエーションでその映像の正体に出会えたことに驚いている。(貸してくれてありがとう。感謝感謝。) 映像は一辺が 10m の四角形で囲まれている視点から始まる。これは公園で寝ている男性を真上から覗き込んでいるショットである。この四角形の一辺を 100、1000、10000 …. m (つまり10のべき乗)と拡大しながら視点はどんどん遠ざかっていく。公園がシカゴの街になり、アメリカ大陸になり、地球になり、太陽系になり ….. というように。限界まで遠ざかると今度は逆にどんどん対象に近づいていき、視点は体内に入って炭素原子まで行き着く。 ランドフスカが弾く《ゴルトベルク変奏曲》に乗せて、アスファルトを洗う水と洗剤の流れを撮影し続ける「ブラップトップ」も「ぼーっ」と見ているとなかなか面白い。1952年(昭和27年)に製作されたとはちょっと信じ難い斬新な視点。(「ゴジラ」や「七人の侍」より前だ。)
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久しぶりに吹奏楽のCDを何枚か
[tmkm-amazon]B0007WFXSU[/tmkm-amazon] アルフレッド・リードが作曲したシェークスピアにまつわる吹奏楽作品を集めたCD。《「ハムレット」への音楽》や《オセロ》などの有名どころはもちろん、近作で比較的評価の高い《十二夜》や《アーデンの森のロザリンド》なども収録されている。 例によって、リード自らの指揮なのでテンポ設定には賛成できない。必要以上にテンポが遅いので、縦の線がばらついたり緊張感がなくなったりしている。もっとも、《オセロ》の第5楽章(そう、派手な第4楽章で終わるわけではないのですよ)などのもともとテンポが遅い部分についてはかなり充実した音楽が聞ける。 あと、トランペットのトップの音色がきつく突出しているので、それが全体のサウンドのバランスを崩しているように思える。このあたりはちょっと残念。 ミッドウェスト 2004(神奈川大学吹奏楽部) 昨年のミッドウェスト・クリニックに出演した神奈川大学吹奏楽部の演奏を収録した DVD。 同内容の CD も出ているのでどちらがいいのかはちょっと迷うところだが、ミッドウェスト・クリニックの雰囲気を味わえるという意味で DVD を見てみるのもいいだろう。司会者がいろいろ紹介しているのもわかるし、ミッドウェストのコンサートがいかに音楽に向かない会場で行われているのかもわかる(笑)。ちなみにシカゴのヒルトン・ホテルの宴会場に即席のステージと反響板をあつらえて行われている。 個人的には《三つのジャポニスム》(真島俊夫)を映像で見ることができたのが収穫。 空中都市「マチュピチュ」〜隠された太陽神殿の謎/川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団 近年の若手吹奏楽作曲家の中では比較的気に入っている八木澤教司。リベルテの委嘱作品である「マチュピチュ」は、氏お得意のシンフォニックなコラールに、ちょっと不思議な旋法のメロディなども組み合わされていて面白い。演奏難易度はかなり高そう。 リベルテのシャープな音色も私は好きなので演奏は申し分ない。必要以上に鳴らさないから聞いていて疲れないのかも知れない。 プログラム的にも、最近話題の《ミス・サイゴン》とかドアティの《ストコフスキーの鐘》とかチャイコフスキーの《花のワルツ》とかも収録されていてバランスが取れている。
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近所のタワーレコード
またまた近所に引っ越してきてくれたタワーレコードへ。 PHEW というわけで PHEW のファースト・ソロ・アルバム。「ジョンの魂」の姉妹盤であるヨーコ・オノの「ヨーコの心」あたりを連想していただけるといいのではないかと。かなり刺激的なバックトラックの上にのっかる不安定この上ないボーカル。 PHEW はシングル「終曲/うらはら」での坂本龍一のプロデュースを嫌って、コニー・プランクやホルガー・シューカイのもとでこのソロ・アルバムを制作したらしいが、感触は大きく変わらない。教授の方がオーバー・プロデュース気味ではあるが … CAN のホルガー・シューカイとジャキ・リーヴェツァイトが参加しているということで、サウンド・コンセプトは CAN に近い気もするのだが、それよりもずっと硬質。また、教授の「B-2 UNIT」や恒松正敏の作品とともに、このアルバムにも参加している後藤美孝の仕事が気になる。 ハチャトゥリアン・アルバム/ジェームズ・ゴールウェイ 近くにクラシックを扱うタワーレコードが出来たことで、こういう CD が簡単に手に入るようになったのもうれしい。タワー独占販売の「RCAプレシャス1000」シリーズ第2期の一枚。先日のヤマハ吹奏楽団定期演奏会で聞いたハチャトゥリアンのフルート協奏曲が聞きたくて買ってみた。税込み1050円。 やっぱりゴールウェイの音色は非常に明るい。クリアなのはいいのだが、もう少し重く湿った音色もいいかも知れない。
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吹奏楽とか万博とかナイアガラとか
J-Spirits [DVD] J.S.B. 吹奏楽団の演奏会を記録した DVD。天野正道の交響組曲第5番「NR」、J.S.B.吹奏楽団の委嘱作である「Alas de Hierro」を聞きたかったので。 公式長編記録映画 日本万国博 [DVD] 実は何を隠そう「太陽の塔」が大好きである。あの岡本太郎の意匠の見事さ。 そういうわけで大阪万国博の会場内の様子を記録した映画である。各国館の紹介が主で企業館にはほとんど触れられていないのが残念であるし、「満遍なく記録する」という点からそれほど面白くない映像も含まれている。 とはいえ、雰囲気をパッケージしているという意味では貴重な記録なのだろう。 開会式では若き日の岩城宏之さんが指揮をしている。音楽は間宮芳生。 不思議の壁(紙ジャケット仕様) 電子音楽の世界(紙ジャケット仕様) 最近、ビートルズが設立したアップル・レコードの音源が紙ジャケ化されている。そんな中でジョージ・ハリソンのソロアルバムが2枚リリースされた。当時注目され始めたシンセサイザーを使ったもの。 実はジョージは新し物好きで、ビートルズ最後のアルバムとなった「アビー・ロード」の中でも積極的にシンセサイザーを使っていたのである。 Niagara Moon 30th Anniversary Edition 最近、社内の「音楽班」(と我々は呼んでいる)の活動が盛んで、いろいろなジャンルの音楽を貸し借りしている。 先日 Rei Harakami がニューアルバム「Lust」でカバーした《終わりの季節》(オリジナルは細野晴臣)を聞かせてもらったのであるが、この話題からはっぴいえんどに話が飛んで、そこで貸してもらったのがこのCD。気に入ったので自分で買うことにした(正しい態度)。 私くらいの年代だと大滝詠一と言えば「A LONG VACATION」である。私も数年前にやっとはっぴいえんどにたどり着いた。このアルバムは「A LONG VACATION」のようなおしゃれなサウンドを期待すると肩透かしを食らうだろう。しかし、ティン・パン・アレーやその周辺のミュージシャンを使ったこのアルバムの演奏力の確かさは聞いていて爽快である。ポピュラー音楽を見事に消化しているし、大滝詠一のフィル・スペクターへの傾倒ぶりも聞くことができる。 大滝詠一本人が自分のスタジオでリマスタリングしているというのも凄い。
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新しいタワーレコード
浜松駅近くのアクトシティの中にあったタワーレコードが移転して、うちの近くの大規模ショッピングセンターに入ることになった。 フロアが広くなったということで行ってみた。 ほとんど国内盤だけであるがクラシックを置くようになったのは大きな進歩といえる。これから品揃えが充実すればいいのだが、私が買いたいようなモノがそんなに増える見込みはないよなあ … 現代音楽なんか両手両足で足りるくらいの枚数しかなかったし。 まあ、クラシックを置くことによって、フリーペーパーの「intoxicate」が置かれるようになったのはすごくうれしい。 その他はおしなべて3〜4割増といったところか。以前よりは行く機会が増えそうだ。 ということで買ったモノたち。 モンスター・ムーヴィー(紙ジャケット仕様) サウンドトラックス(紙ジャケット仕様) タゴ・マゴ(紙ジャケット仕様) エーゲ・バミヤージ(紙ジャケット仕様) 最近リリースされた CAN の紙ジャケ。以前「タゴ・マゴ」を聞いて興味を持っていた。輸入盤で徐々にリマスター&SACD化されているので、そのうち紙ジャケ化されたら買おうと思っていた。この4枚の中では最初の2枚「モンスター・ムービー」と「サウンドトラックス」が面白い。 アポロ(紙ジャケット仕様) サーズデイ・アフタヌーン(紙ジャケット仕様) ミュージック・フォー・フィルムズ(紙ジャケット仕様) モア・ミュージック・フォー・フィルムズ(紙ジャケット仕様) そろそろ紙ジャケの呪縛から抜け出せたかなと思っていたのであるが、やはりブライアン・イーノは外せない。今回は様子見だったので予約しなかったのであるが、やはり実物を見ると「あれも聞きたい」「これも聞きたい」ということになってしまう。 今回で打ち止めらしいのでまあいいか。 PASS NO PAST~EPシングルズ PASS レーベルのシングルを集めた2枚組 CD。教授がプロデュースしたというフリクションの「軋轢」とかは聞いてみたかったのだが、ちょっと手を出しあぐねていたのでこういうコンピレーションで確認したい。 そのフリクションよりも、そのメンバーだった恒松正敏のソロ作の方が面白かった。この作品は、PASS レコードの主催者でもある後藤美孝がプロデュースしているのであるが、この後藤美孝は教授のソロ作品「B-2 UNIT」でも共同プロデューサーとしてクレジットされている。そんなわけで恒松正敏もダブの処理の感覚が非常に「B2-UNIT」に近い。 同じく教授がプロデュースした PHEW の《終曲》《うらはら》はリアルタイム(1980年前後くらいかな?)に聞いて、そのダークさがけっこう好きだった。アルバムは全然雰囲気が違うらしいのだが、どうなのだろう?CAN のメンバーだったホルガー・シューカイなども参加しているらしい。微妙にシンクロニシティ。 PHEW や突然段ボールのアルバムはリリースされているのはずだと思って探したのだがなかった。7/2 に延期されたようですね。 Shostakovich: Jazz & Ballet Suites; Film Music ショスタコーヴィチの2つの《ジャズ組曲》、バレエ組曲(《ボルト》、《明るい小川》、《黄金時代》)、映画音楽(《ハムレット》、《馬あぶ》)を集めた3枚組。何と言っても《祝典序曲》のオリジナル管弦楽版を聞いてみたかったのである。クチャル指揮ウクライナ国立交響楽団の演奏。 世界遺産「THE COLOR OF MEMORIES」 [DVD] ふらっと買ってしまった。TBS の「世界遺産」の総集編という位置づけか。 disc 1 はテーマごとに編集されていて、音楽でいうところの「リミックス」のような感じ。異なる場所の同じような構図、例えば空撮であるとか、教会の中で天井を見上げるような構図であるとか、狭い路地を進んでいくような構図などを集めて編集している。ともすると1秒以下の単位で映像が切り替えられている部分もあるので、意図してダイナミックな映像を作ろうとしているのだろう。 […]
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断髪式
よくわからない飲み会。 会社の昼休みにオセロをやっていたのだが、髪の毛を賭けた(昨年の)新入社員くんが負けてしまって、飲み屋でその断髪式をやることになった。 一応、勝ち組であった私も参加。わりと疎結合な面子だったと思うのだが、それにしては盛り上がった。次回は某ビデオの鑑賞会を行なうという噂あり。 二次会では、前から行きたかったワインバーへ行ったのであるが、今から思い返してみると相当変な集団だったかも知れない。実は「出入り禁止」になっていたりしたらどうしよう … というわけで、街へ出たついでに買ったものたち。 あしたのジョーJAZZ 「あしたのジョー」の歴代主題歌をジャズにしたもの。意外に普通だった。もうちょっと「あしたのジョー」を選んだ必然性というかこだわりみたいなものを聞きたかった。 「ティーヴィー・ジャズ・セブン」のようなものを期待していたのだが … こちらは懐かしいアニメや子供番組の主題歌をジャズ編成で演奏したもので、スタイルの露骨なパクリなどもあってなかなか楽しい。ブレッカー・ブラザース風とかチック・コリア風とかキース・ジャレット風とかいろいろやっている。 OH!Mikey 7th. [DVD] 惰性で買っているような気がするのだが、やっぱり新作が出ると見たくなる。こまっしゃくれたローラや、トニーとチャールズの双子掛け合い漫才がよい。