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アキラ/斎藤高順
ブラスバンド・バラエティ 宮川彬良&大阪市音楽団 痛快ライヴ!マツケンサンバII!! 宮川彬良指揮による大阪市音楽団の演奏会のライヴ盤。レパートリーはご本人のニューサウンズブラスのための編曲モノ(サティの《ジュ・トゥ・ヴ》と か竹内まりやメドレーとか《マイ・フェイヴァリット・シングス》とか)や、パパである宮川泰の作品の編曲モノ(《ズームイン!朝》とか《ゲバゲバ90分》 とか《宇宙戦艦ヤマト》とか)や、ご本人のお仕事(《マツケンサンバII》とか大阪国体のための行進曲とか)などである。 こうやって聞くとニューサウンズのアレンジはかなり凝っていて、学生が取り上げるには結構大変だったのかなあという気がする。 ライヴだけあって演奏はかなりラフであるが、こういうノリのよいレパートリーはラフな雰囲気の方がよいだろう。アキラのお仕事をまとめて聞けるという意味でいい盤。 ブルー・インパルス/斉藤高順吹奏楽作品集 航空自衛隊音楽隊隊長、あるいは課題曲《オーバー・ザ・ギャラクシー》の作曲者として知られる斎藤高順の作品集。10年以上前に白樺録音企画によって録音 されたものがユニヴァーサルからリリースされたようである。いくつかの作品は以前DENONからリリースされていた作品集と重複するものもあるが、《自然 への回帰》、交響詩《オンリー・ワン・アース》など純音楽的なアプローチによる吹奏楽作品がまとめて聞けるのがいい。斎藤高順は小津安二郎の映画作品のた めの音楽でも知られているが、これらの作品を吹奏楽に編曲したものも収録されている。
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おいものたいそう
ピーマン村体操CDブック (ピーマン村の絵本たち) 息子を連れてタワーレコード(というか、タワーが入居しているショッピングセンター)に行ったのは、このCDブックを探していたから。ここに収録されている《おいものたいそう》という曲が保育園のお遊戯に使われていたので探していたのである。 当然タワーにはあるはずもなく、その隣りの書店にもなかった。息子が「おいものたいそうしーでぃーぶっく」と連呼するので、amazon に注文することにした。土曜日の深夜に注文して、日曜日に発送、月曜日に到着した。早いなあ。 本に載っている振り付けが保育園のものとは全然違うのであるが、まあいいか。
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ムーンライダーズなどなど
NEW DIRECTIONS OF MOONRIDERS 江口寿史さんも以前書いていたが、ムーンライダースではなくムーンライダー「ズ」が正しいのだそうで。 結成30周年だとか、それに合わせて過去のアルバムが大量にリイシューされるとかで何かと話題のムーンライダーズ。YMO 好きの友人が好きだと言っていたし、おそらく聞けば気に入るのだろうと長い間思っていたのだが、実は鈴木慶一さんの歌い方が合わなかったので、なかなかの めり込めずにいたのである。 とりあえず、ベスト盤から聞いてみようと思い、最近リリースされた2枚組を買ってみた。やっぱり細部にこだわった音作りは面白い。XTC あたりに通じるものがあるのかな? センチメンタル通り(紙ジャケット仕様) で、こちらは、そのムーンライダーズの前身であるはちみつぱいのアルバム。 当然中身はよく知らないのだが、名盤らしいし、アッコちゃんが歌っていた《塀の上で》が収録されているので聞いてみようと思ったしだい。 赤塚不二夫のまんがNo.1シングルズ・スペシャル・エディション ううん、これは何で買ったんだろう(笑)?山下洋輔とか佐藤充彦という名前に反応したのか?タワーレコード特典のトートバッグに目がくらんだのか? ピタゴラ装置DVDブック1 冷静に考えるとタワーで買うより amazon で買った方がずっと安いのだが、連れて行った息子が異常に反応したので買ってあげることにした。
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コルトレーンとコールマン
ええ、とりあえず今日買ったCDを ….. アトランティック・レーベルの紙ジャケリマスターから、ジョン・コルトレーンとオーネット・コールマンの代表作を。 マイ・フェイヴァリット・シングス(+2)(紙ジャケット仕様) ジャイアント・ステップス(+8)(紙ジャケット仕様) ジャズ来るべきもの(+2)(紙ジャケット仕様) フリー・ジャズ(+1)(紙ジャケット仕様)
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ビートルズの愛
さっそく買って来て聞いてみました。 LOVE (DVDオーディオ付) ラスヴェガスで今年から始まったシルク・ドゥ・ソレイユのショーのための音楽。 要するにジョージ・マーティン親子がビートルズの素材を使って作った作品なのである。これを「ビートルズの最新作」というのはやめて欲しいなあ。 シルク・ドゥ・ソレイユのステージを見てからこの「サントラ」を聞けば印象は変わるのかも知れないけど、ファンはこういうモノを「愛がない」と言うのである。 できれば、ジョージ・マーティンが生きているうちに、オリジナル・アルバムのちゃんとしたリマスターを聞きたい。 そっちの仕事の方が先なんじゃないの? あ、結局サディスティック・ミカ・バンドの新譜も買っちゃいました。
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帰国
うちに帰ってきて体重計にのったら 2kg 増えていました ….. オークションで落札した立花ハジメさんの「ビューティー&ハッピー」が到着していた。 これでハジメさんのオリジナルアルバムが揃った(はず)。 BEAUTY & HAPPY
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クパティーノ日記(その2)
ちょっとサンノゼまで足を延ばしてみる。 アメリカに来る前にウェブで探してあって、ぜひ行ってみたかった中古CD屋があるのである。 主たる目的はブルーノートレーベルのアメリカ版のRVGリマスターを買うこと。 ある時期から後にリリースされたRVGリマスターのEU盤はCCCDでリリースされており、日本国内ではEU盤が跋扈している。US盤はなかなか見つから ないし、あったとしてもEU盤より割高なので「何だかなあ」なのである。特にハービー・ハンコックの「スピーク・ライク・ア・チャイルド」や「インヴェン ションズ&ディメンションズ」あたりはぜひ買っておきたかった。 と思っていろいろ探していると「中古CD全品25%OFF」という張り紙があった。 中古といっても、ほとんどのCDは「新品同様」と言えるくらい状態がよい。 そんなCDが普段は$8〜$10くらい、25%OFFだと$6〜$8くらいで買える。 あまり優先度の高くない非CCCD盤を買うよりは、聞きたいと思っていた盤を安く買った方がいいのではないか、と方針変更。 ホレス・シルヴァーとかアート・ブレイキーとかデクスター・ゴードンとかの超有名盤を買い込む。 最近出たビョークのリマスター盤も中古だと$10以下。 「ホモジェニック」「ヴェスパタイン」「メダラ」を買う。 デュアル・ディスクで、DVD 面にはプロモーション・ビデオも収録されている。 あと、リマスタリングしてボーナストラックを追加したジョン・レノンの「ロックン・ロール」も確か国内では CCCD だったはず。これも買う。 などなど、楽しくお買い物できました。 夕食は近くのバーベキュー屋で。 これもネットで探してかなり評判がよかったので行ってみた。 もっとカジュアルなレストランのようなものをイメージしていたのであるが、かなり胡散臭いというかローカル色が強い店だった。 クアーズと一緒に食べたバーベキューサンドウィッチはなかなか美味しかったけど。 「タクシー呼んでくれ」と言ったら「電話貸してやるから自分で呼べ」とのこと。 サンノゼに来るときに乗ったタクシーのドライバーから名刺をもらっておいてよかった。 これがなければ、どこに電話すればいいかすら分からなかった。 電話だし、英語が訛っているし(お互い様だ)ほとんど会話にならない。 とりあえず通りの名前と番地は伝えたし、(たぶん)「行く」と言っていたし大丈夫なのだろう。 ほとんど閉店しかかっている店の中で「万が一タクシーが来なかったらどうやって帰ろう?」と不安で待っていたのだが、15分くらい経ってから来てくれた。 おお、何か感動。
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ミカエラ・バンド
買おうかどうしようか迷っていたら回覧が回ってきた。 素晴らしいぞ、音楽班。 NARKISSOS (初回限定盤)(DVD付) 統一感がないとか、サプライズがないとか、といったレビューも目にするが、私は素直に楽しめた。「昔取った杵柄」あるいは「老練」とも言える、いい 意味で力の入っていないグルーヴは聞いていてほっとする。ボブ・ディランの最新作「モダン・タイムス」でも似たようなことを感じた。 木村カエラのソロはちゃんと聞いたことがないのだが、初代ヴォーカルのミカを意識した歌い方なのではないかな?特にリメイクの《タイムマシンにおねがい》はそういう雰囲気がある。 幸宏さんが生ドラムを叩くのは何年ぶりなんだろう?記者会見では「もうこれが最後、と思うくらい叩かされた」と言っていた(笑)。 DVD 収録の《Big-Bang, Bang(愛的相対性理論)》での加藤和彦さんのブリティッシュないでたちがかっこいい。
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alva noto + ryuichi sakamoto -insen-
「alva noto + ryuichi sakamoto -insen-」を見に東京へ。 まずは同行者のかしくんおすすめの店で昼食を食べようということで神田神保町界隈へ。ちょうど「神田古本まつり」という催し物が行なわれていて、歩道などにも古書を売り出すお店が溢れている。出版社も露店を出していて、多少コンディションが悪い本を格安で売っている。とりあえず「第三帝国と音楽家たち―歪められた音楽 (叢書・20世紀の芸術と文学)」を半額で購入。 それから三省堂の8階で中古レコードフェアをやっていたのでのぞいてみる。ヒカシューの「そばでよければ」というピクチャーレコードを発見して購入。1985年にリリースされたアルバムらしいが存在すら知らなかった。 そのあとかしくんおすすめの某(あえて名を秘す)中古CDショップをのぞいてみる。価格も安いし(しかも最終土曜日は全品200円引き)品揃えも適度にマニアック。YMO 周辺を中心に今まで聞いていなかったものをまとめて購入。(それでも5000円でお釣りがくるんだもんなあ …..) La pensee THE SHOW Vol.4 yohji yamamoto collection music BTTB 非売品プロモ盤 Low Power(非売品プロモ盤) music for 陰陽師 ブライアン・イーノと雅楽のコラボレーションらしい。リリース当時は躊躇して買わなかった。 ストーカー 逃げきれぬ愛 Sister M(実は娘の坂本美雨ちゃん)が歌った《The Other Side of Love》は教授が作った屈指の名メロディだと思っています。確か買ってなかったよなあ ….. Tin Pan(Tin Pan) 松任谷正隆以外のティン・パン・アレーのメンバー(細野晴臣、林立夫、鈴木茂)で2000年に再結成された「ティン・パン」のアルバム。これも買いそびれていたらあっという間に廃盤になってしまったような気がする。レイドバックな感じとリアルタイムのデジタルな感じが交じり合っている。 その後は原宿へ移動。「ドゥファミリー美術館」で開催されていた「WORKSHOP MU!」の展覧会を見に行った。我々の世代だとやっぱり YMO 第2回ワールドツアーのポスターとか細野晴臣さんのソロアルバム「S・F・X」のポスターとかが印象的である。 一通り見た後で隣の「EX’REALM」でお茶(じゃないなあ ….. みんな酒飲んでたもんなあ …..)をしているところで grok さんと合流することになった。お店に入って来た grok さん曰く「さっき(立花)ハジメさんが(美術館に)入って行ったよ」とのこと。(注:立花ハジメさんは WORKSHOP […]
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NAXOS の WIND BAND CLASSICS
地味に快進撃を続ける NAXOS レーベルの WIND BAND CLASSICS シリーズ。 久しぶりにのぞいてみたら、以下のような CD がリリースされる(された)らしい。 Orff: Carmina Burana Suite; Bird: Serenade for Wind Instruments; Reed: La Fiesta Mexicana 過去に自主制作盤として制作されていた盤の再リリース。日本でも短い期間ではあるが購入することができた。 実は曲目といい演奏といい、あまり魅力的なものではない ….. Monumental Works for Winds 現在の音楽監督であるマイケル・コルバーン指揮ということなので全曲新録音かも知れないが、全ての作品は過去の自主制作盤に収録されているものなので、それらを集めた可能性もある。この盤での収録曲と過去の収録盤は以下の通り。 ジュゼッペ・ヴェルディ/歌劇「アイーダ」より凱旋行進曲 RECROSPECTIVE(USMB-CD-18)に収録。 イーゴル・ストラヴィンスキー/管楽器のシンフォニーズ Symphonies of Wind Instruments(USMB CD-17)に収録。この録音はストラヴィンスキーとも親交があったロバート・クラフトが2001年に校訂した版を使っているので貴重。 ヴィンセント・パーシケッティ/交響曲第6番 Emblems(USMB CD-20)に収録。 ヤロミール・ワインベルガー/「笛吹きシュワンダ」よりポルカとフーガ RECROSPECTIVE(USMB-CD-18)に収録。 アーロン・コープランド/エンブレムス Emblems(USMB CD-20)に収録。 パーシー・グレインジャー/子供のためのマーチ「丘を越えて彼方へ」 SHOWCASE VOLUME TWO(USMB-CD-4)に収録。 ウィリアム・ウォルトン/戴冠式行進曲「王冠」 RECROSPECTIVE(USMB-CD-18)に収録。 マッキーの《レッドライン・タンゴ》収録盤とか、ジャンニーニの作品集と比べるとちょっと地味な印象がある。他レーベルの焼き直しだけでなく、ああいった新録音をリリースして欲しいなあ …..