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ウォーリー
なぜ、うちの会社は今日出勤日なのだろう?というわけで有給休暇を取得。家族で、この間買った「ウォーリー」を見る。 ウォーリー 初回限定 2-Disc・スペシャル・エディション (初回限定) [DVD] ちょっとストーリーが飛躍し過ぎている点と、飛躍してからの設定が少々説教くさい点が気になる(予告編にあるようなウォーリーとイヴの話だけだと思っていたので)と言えば気になる。のだが、総合点としては大変満足。ほとんど言葉を使わないウォーリーとイヴのコミュニケーションを動作だけで表現しているのは、やはり凄い。 特に後半は映画「2001年宇宙の旅」からの影響というか、この映画へのオマージュが顕著。この映画を見てからの方が笑えるし、楽しめると思います。 あと、映画「ハロー・ドーリー」とか、サッチモが歌う《ラヴィアン・ローズ(バラ色の人生)》のようなクラシカルなアイテムをああいう形で引用するセンスもいい。
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ウォーリー/Perfume
リリースラッシュ(というか購入ラッシュ)のDVDがぼちぼちと。 ウォーリー 初回限定 2-Disc・スペシャル・エディション (初回限定) [DVD] 待望のピクサーの新作。最近、息子もピクサーが好きになってきたみたいで、ここ2週間くらいで「カーズ」「トイ・ストーリー」の1と2、「ピクサー・ショート・フィルム」を見ている(見せられている)。「モンスターズ・インク」や「Mr.インクレディブル」はちょっと大人向けでストーリーが難しいと思うのでまだ見せていないのだが、これはどんな感じなのだろう?予告編を見せた限りではかなり盛り上がっていたし、小さなフィギュア(「ピクサー・ショート・フィルム」についてきた)も気に入っていたみたいだが。 Perfume 『BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!』 さすがに勢いがなくなってきた感があるので「ワンルーム・ディスコ」は買っていないのだが、まだまだいきますよ。昨年ついにたどりついた武道館でのライヴ。全曲収録ということだが、ゆるいMCも全部入っているのか? ライヴ本体も、ライヴ前のドキュメンタリーもNHKで放送されたので、それらを拡大したものなのかな? ビョークとコーネリアスはまだかいな?
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ONCE ダブリンの街角で
ONCE ダブリンの街角で デラックス版 ということで、さっそく見てみることにした。1時間半と手頃な長さである。 ダブリンの街中で出会った男女が一緒に音楽を始めて、そして別れるまでの物語である。エンドロールで初めて気づいたのだが、彼らには名前が与えられていない。そして、彼らは電話(いわんやメールをや)で連絡を取ったりしない。(男は映画の最後の方で初めて女が電話を持っていないことに気付くのである)会いたいと思った時は街に出るのである。そんな牧歌的というか原始時代的なシチュエーションが、この映画のストーリーが刹那であることを際立たせている。 ストーリーとしてはシンプルだし、ラブストーリーといえばラブストーリーなのだが、微妙に距離を置いたまま揺れる(そして最終的には離れてしまう)主人公2人の感情がうまく描かれている。 主人公2人はもともと一緒に音楽活動を行っていたそうで、別の見方をすればこの2人を使ったちょっと長いプロモーションビデオとも考えることができる。映画の中でもかなり長く(必要以上に)主人公が歌う楽曲が使われているし、また、映画を見終わった後にサントラを聴いてみたいとも思う。音楽が素晴らしいからなのだろう。 楽器店(女が昼休みにピアノを弾かせてもらっている)で2人が初めて一緒に演奏するシーンでは、男が自分のオリジナル曲のコードを女に教えながら伴奏して欲しいと促すのだが、この曲の中でハモるシーンがとても印象的だった。
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カーズ
息子も私も風邪がちゃんと治っていない。屋内で安静に過ごす。 カーズ [DVD] というわけで、ずいぶん前に買ったきり見ていなかった「カーズ」を見る。 個人的には、この映画が持っている「古き良きアメリカへの憧憬の眼差し」だけでこの映画を愛することができる。ハイウェイができたことによって世の中の流れから取り残されてしまった町ラジエーター・スプリングスが舞台であるだけでいいのだ。60年代を思わせる過剰なデザインにドゥワップやらR&BがBGMでかかると、もうそれだけで幸せな気分になる。(「アメリカン・グラフィティ」は言わずもがな、ジム・ジャームッシュの初期作品にもこういう雰囲気がある。 イタリア系のタイヤショップ店主である(そして、もちろんフェラーリ・ファンである(笑))ルイジの吹き替えをやったパンツェッタ・ジローラモが存在感あり過ぎ。息子はメーターを気に入ったようだ。
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この日を待っていました(ビートルズ/ヘルプ)
ザ・ビートルズ ヘルプ!(デラックス・エディション) [DVD] (画像はスタンダード・エディションです。デラックス・エディションは画像がなかったので …) デラックス・エディションは2枚組のスタンダード・エディションに以下の特典がつく。 豪華ボックス仕様 オリジナル脚本の複製 ロビーカード×8枚 ポスター 貴重な写真と映画プロダクションノートを掲載した60Pブックレット入り!! リリースされた時に当然「デラックス・エディション」を買いたかったのだが、やはり内容に対して価格が高すぎるように思えた。おそらく、私のように考える人は多いはずで、それで在庫がだぶついて、いろいろなショップがディスカウントして叩き売るからその時買えばいいや、と思っていたら、タワーレコードがやってくれました。50%OFF。
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非国民ついにトトロを見る
ジブリ作品を見ていなくて「非国民」と呼ばれた私たちがついに「となりのトトロ」を見ましたよ。 息子の体調が悪くて外出できなかったので、本人の所望により「となりのトトロ」を見ることにした。途中1回のトイレ休憩をはさんで、1時間30分くらいの映画だったら集中して見れるようになったのは成長の証だろう。 となりのトトロ [DVD] 今さらな感想。面白いことは面白い。結末が中途半端な気がするが、上にも書いたように子供が見ることを考えると時間的にちょうどいいエピソードの量なのかも知れない。私くらいの世代だと、この映画にあるような辺鄙な農村という状況設定はさすがにリアルタイム体験していないが、「少し昔に確かにこういう風景があった」ということは認識できる。21世紀になってからこの映画を見た子供たちは、この映画に見られるような風景をどのくらいの距離として認識しているのだろう。 さすがに非国民の私でも「千と千尋の神隠し」はほぼリアルタイムで(DVDだけど)見た。「トトロ」は確かに「千と千尋」につながっている。
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トトロ/ピクサー
クリスマス・プレゼント用に買ったので、うちの息子には黙っていて下さい。 今さらながらの「となりのトトロ」(これを見ていないがために「非国民」と言われました。いまだに根に持っています。)と、ピクサーの短編を集めたDVD。 となりのトトロ [DVD] ピクサー・ショート・フィルム&ピクサー・ストーリー 完全保存版 [DVD] ピクサーの長編映画はほとんど持っているので、この短編集はかなりのダブリがあるのだが、DVDをとっかえひっかえする手間が省けるのでいいのかなと。ちなみに息子は「トイ・ストーリー」に特典映像として収録されている「ティン・トイ」や「ルクソーJr.」がお気に入り。
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(私と息子だけ)休日
連休の中日だというのに妻は仕事。息子と二人で過ごす。 「今日はカレーを作ります宣言」をしてしまったので材料の買い出しに。ついでに、最近お気に入りのパン屋さん「ラ・ブーランジェリー麻や」で昼食&明日の昼食用のパンを買い込む。 カレーを作るのは何年ぶりだろう(宣言だけしておいて履行しなかった回数も数知れず)。昼食が早かったおかげで、息子の昼寝までに大よその下ごしらえはできてしまった(自分で自分を褒めてあげたい)。 ルイスと未来泥棒 で、昼寝のあとに見始めた映画がこれ。息子がHMVのフリーペーパー(ちなみに表紙がPerfumeで裏表紙が綾波レイのやつ)で見つけて、えらく反応したので買ってあげたのはかなり前。何回か見たのだが、たいていは途中(タイムマシンが壊れてしまうところ)で息子が飽きてしまい、なかなか先へ進まなかった。今日はシアタールームに誘って見始めたのだが、やはり画面が大きかったり、音がよかったりすると食いつきが違う。ほとんど最初から最後まで食い入るように見ていた。見終わった後もレゴでタイムマシンとか記憶スキャナーとか作り始めているし。 で、映画だが期待以上に面白かった。真ん中あたりにあるロビンソン一家の場面なんてディズニー映画らしくなく、「未来世紀ブラジル」を思わせるようなどぎつさと奇天烈さだが、こういう訳の分からなさもいいなあ。本当に訳分からんけど。 タイムマシンもので避けては通れないタイム・パラドクスについては「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクが見たら卒倒しそうな設定だが、子供向けにそんなに厳密にやるのも野暮なのだろう。タイム・パラドクスを許容しているおかげでストーリーがより感動的になっている部分もあるのだから。 カレー、適当に作ったわりには好評(小さくガッツポーズ)。
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Stand By Me
昼間、テレビをつけたらちょうど放送が始まるところだった。 (スター・チャンネルの無料放送) 見始めたら見入ってしまい、最後まで見てしまった。 ちゃんと見るのは何年ぶりだろう。 こういう「大人の目から見たら他愛のない背伸び」だが「子供にとっては大冒険」は、女性とは絶対に共有できない感覚なのではないかと思っている。 特に私は廃屋で「秘密基地ごっこ」をやった世代なので。 大冒険から町に帰ってきた主人公4人たち。 (町に帰ってくるのが、まだ大人たちが活動を始めていない明け方という設定がまたいい) 大冒険を共有した4人は昨日までの子供ではない、でも、明日から大いなる自覚を持って生きられるほどの大人でもない。何かを達成したはずなのに、後に残ったのは大きな喪失感。 BGMのない、静かなラストシーケンスが好きな作品である。 そして、この映画を見るとリバー・フェニックスという名優がすでにこの世にいないことを再認識させられるのである。
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ポチョムキンを見る
ちょっと時間にゆとりができたので、先日買った「戦艦ポチョムキン」の DVD を見る。 (どうでもいい話ではあるが、この休みに大阪に行って来た。梅田の紀伊国屋書店では紀伊国屋書店が制作した DVD が 20% OFF で売られていて、当然この「戦艦ポチョムキン」もあった。ちょっと悔しい …..) 前回見た時はあまり面白いとは思わなかったし、ほとんど印象に残らなかったのであるが、今回はわりと面白く見ることができた。やはり、この映画はストーリーというよりも技巧を見る映画なのだ。それから、音楽が少なからず映画に対する印象に与している。 例えば、寄港しているポチョムキンにオデッサの人々が集まる場面のシーケンスとか、あまりにも有名なオデッサの階段での虐殺場面(階段を転がり落ち る乳母車)のシーケンスとか、確かにモンタージュ技法の祖であるという意味では画期的なのだが、現代の感覚で見るといささか冗長であるようにも思える。も ともと映像に合わせて作られたエドムント・マイゼルの音楽があると、こういうシーケンスも必然的な繰り返しに思えてくるのである。音楽に合わせて映像が作られているようにも思える。このあたりは、今まで決定版とみなされていたショスタコーヴィチの音楽伴奏版だと全く違う印象になるのではないかな。