積志ウィンドアンサンブル」カテゴリーアーカイブ

なゆた・浜北 まちなかコンサート

浜松市の遠州鉄道浜北駅前でのコンサート。

昨年まではブログの中で「プロムナードコンサート」と言っていたが、正式は「なゆた・浜北 まちなかコンサート」というのだそうだ。積志ウィンドアンサンブルは一昨年、昨年に続き、3回目の出演となった。

演奏曲目は以下の通り。

  • 矢部政男/マーチ・エイプリル・メイ
  • 崖の上のポニョ
  • ヤッターマン Brass Rock
  • 歩み
  • We are all alone
  • 海雪
  • ジャパニーズ・グラフィティV~日本レコード大賞・栄光の昭和50年代~
  • サンダーバード

それなりに楽しいステージではあったのだが、やはり短い練習時間で全体のノリを合わせる効果的な方法を模索しないと。ただ楽譜にかじりついて演奏したりだとか、あるテンポに固執してしまったりすると、何度練習してもまとまってこないのでは?

しかし、《We are all alone》を振ると、この曲をアンコールで取り上げた演奏会(積志ウィンドアンサンブル第24回定期演奏会)のことが思い出されてしょうがない。

演奏終了後、最前列で見ていてくれた息子と記念撮影。去年は近くを通る電車ばかり気にしていたようだが、今年は「かっこよかったよ、おつかれさま」と声をかけてくれた。成長したものだ。この姿をいつまでも目に焼きつけておくように。

Finale on Mac

今日合奏する曲で、演奏者がいないパートを他のパートに振り分けたり、フルスコアのミスでパートが途中でなくなっている部分を補足したり、ということでパート譜を作る必要にかられたので、Mac環境にFinaleをインストールしてみた。

アプリケーションを終了するたびに「異常終了」のダイアログが出てしまうのは、いまだにFinale 2006を使っている(そろそろアップグレードしないと)からなのか?

私はほとんど、いわゆる「高速ステップ入力」で楽譜を作成している。WindowsとMacのショートカットが少し違うようなのだが、(例えば入力した音符を休符に変えたりとか、前後の音符とタイでつないだりとか)まあすぐに慣れるでしょう。

やっぱり、Macの方が見た目と印刷フォントが美しい。

今日の積志ウィンドアンサンブル

コードネーム「1-2」は初音出し。知名度の高い曲だと思うので、私も演奏者もある程度イメージができている。一回通して、細かい部分の要所をちょっと修正して通したらそこそこ形になった。構造はシンプル(合奏でも言ったけど、旋律、対旋律、伴奏に大別できる)なのだが、それぞれの声部間のバランスが難しそう。伴奏がいちばん鳴りやすい音域で吹いていて、旋律がちょっと低めの音域で吹いていたりすると旋律が埋もれてしまう。意外とこういう部分が多い。それから各声部も途中でオーケストレーションが変わったりする。ある楽器が途中でなくなって、別の楽器が途中から現われたりする場合もあるし、一つのリズムパターンが分割されて別々の楽器に割り当てられていたりすることもある。とりあえず整理する必要があるのはこのあたりかなあ?

コードネーム「1-3」も初音出し。部分的に難しい部分はあるが、全体的な難易度は低め。にも関わらず非常に味わい深い作品である。ほとんど資料がないので私も演奏者も手探りで曲を作っていくことになるのだが、長く付き合える作品だと思う。好きになりましょう。

コードネーム「2-3」は先週に引き続き2回目の合奏。とりあえず曲に慣れるためになるべく流してみる。これも合奏の時に言ったけど、吹けてくれば吹けてくるだけ合奏が楽しくなると思う。逆に言うとそれだけ譜読みは大変だと思う。臨時記号は多いわ、出るところはわかりにくいわ。

今日の積志ウィンドアンサンブル(Starting Over)

所属するバンドの役員会 → 合奏 → 選曲会議と、なかなか忙しい日であった。

諸事情により休団していたので、なんと3ヵ月半ぶりくらいで合奏を指揮する。基礎練習については私が休団している間に別のメニューを試してみることにしていたので、そこは他の方にお願いして、とりあえずは曲の初見大会だけを指揮した(リハビリ、リハビリ)。

実は振る前はものすごく緊張していたのだが、振り始めてしまえばそんな余計なことは考える暇もなく「まあ、いつもの通りかな」という感じで合奏が進む。「ひょっとして3ヵ月半前と全然違う手応えを感じるのではないか?」と半ば期待半ば不安で合奏を迎えたのであるが、いいのか悪いのか大きな違いはなかった。何かを変えたいんだけどね。

今日はコードネーム「2-2」とコードネーム「2-3」の音出しをしてみる。

幸い「指揮者の筋肉」の筋肉痛は出ていないが、一日置いて出るんだよな、きっと …

真夜中の動物園/Dream Fighter/細野晴臣/RC

まずこれ。

NHK クインテット「真夜中の動物園」

久しぶりの「クインテット」のアルバム。今まで溜め込まれていたレパートリーが「満を持して」という感じで詰め込まれている。表題の《真夜中の動物園》は、クルト・ヴァイルの《三文オペラ》を髣髴とさせる、ちょっとダークな曲調が面白い。ブルースっぽい《つまんないうた》、ムード歌謡風の《おわびのスキャット》もいい。いろいろなスタイルの作品を咀嚼して「現代の童謡」とも言うべき作品。ということで、息子もけっこう気に入っている。

本編とは関係ないが、スコット・ジョプリンの《エンターティナー》を演奏していて、入る場所がわからなくなってとんでもないところからクラリネットを演奏してしまうフラットさんに大笑い(気持ちはわかる)。

Dream Fighter(初回限定盤)

ああ … 右手が勝手に … ショップのCD 棚から取り出しているぅ … というわけで買っちゃいました。

妻「(息子に)欲しいって言われたの?」

私「… 半分くらい …」

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最近 commmons (m は3つ)の通販サイトが始まったようなので物色したところ、細野さんのトリビュートコンサートのプログラムがあったのでポチッ。本秀康さんによるコミックは先日買った作品集にも収録されていた。

RC サクセションの紙ジャケ全タイトル購入特典ボックスが届く。

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夜、定期演奏会の選曲会議。骨格が決まる。例の曲(ヒントその1:ギリシャ神話)を取り上げることになった。すごくうれしい。

やれる

定期演奏会の選曲作業中。

「あくまでも検討段階にある」ということをお伝えした上で、某作曲家の某作品の演奏可能性を問い合わせてみた。

もっと難儀するかと思っていたら、あっけなく「演奏許諾」をいただくことができた。

ここまで来たら、取り上げないわけにはいかないよなあ。

ジェイガーの交響曲

「Band Power」に、タッド・ウィンド・シンフォニーが演奏するジェイガーの《吹奏楽のための交響曲(第1番)》が収録されたCDが再入荷したとのこと。発売した時に買い損ねたら品切れになってしまい、ずっと悔しい思いをしていたのである。

好きな言葉は「とりあえず全部」なので、今まで出ている5枚をまとめて買ってみた。しかし、どう考えても今月は買い過ぎだな。怖くて購入枚数数えていないけど。(… と妻に言ったら「あなたの口から買い過ぎという言葉が出るとは思わなかった」と言われた。いいんです、もうじきボーナスだから。)

ジェイガーの《交響曲》は、今所属しているバンドで初めて乗った演奏会のメインだった。当時はまだオーボエがいなかったのでトランペットでオーボエソロを吹いた。また、一昨年の定期演奏会ではメインとして指揮をした。第1楽章と第2楽章(特に第1楽章)からは、ショスタコーヴィチの交響曲第5番(余談だが私は「革命」という副題で呼ぶのが大嫌い)の影がみてとれる。この、ほの暗いセンチメンタリズムはいかにもジェイガーらしくて好きである。鈴木孝佳さんの音楽作りも好きなので、どのような演奏になっているか楽しみである。

このシリーズの第5集に収録されているヴァン=デル=ローストの《カンタベリー・コラール》にはチャイムが追加されているらしいが、UNLV(ネヴァダ大学ラスヴェガス校)のバンドの演奏(CDはこちら)でも同じようなことをやっている。前者が本当に「チャイム」かどうかは未確認だが、後者は「鐘」の音である。おそらく別に録音したものを再生していると思われる。(前者は未確認だが後者は)クライマックスのコラールに重ねられているのだが、確かに効果的な使い方である。

さあて、いつ聞くかな …

定期演奏会選曲

ぼちぼち来年の定期演奏会向けの選曲が始まっている。

ぶっちゃけ、今回は邦人作品を集めた演奏会になりそうである。そう思って以前の演奏会記録を見返してみると、前回「邦人作品特集」を組んだのはもう6年も前のことなのだ。ちなみに以下のようなプログラム。

第1部
・兼田敏 / 吹奏楽のためのパッサカリア
・伊藤康英 / 吹奏楽のための古典幻想曲
・鈴木英史 / ソング・アンド・ダンス
・保科洋 / 古祀
第2部
・小柴秀樹 / 吹奏楽のためのリリカル・エピソード
・小長谷宗一 / ウィンドアンサンブルのための幻想曲「不思議な旅」
・大栗裕 / 吹奏楽のための神話(天岩屋戸の物語による)

作風、編成、作曲年代にバランスが取れた素晴らしいプログラムだったと自画自賛している(加えて本番の出来もよかった)のだが、兼田敏さんの《パッサカリア》、保科洋さんの《古祀》、大栗裕さんの《神話》という王道中の王道である「切り札」を一気に3枚も使ってしまったので、なかなかネタ探しに苦労している。

全体的なバランスを取るために、あえて「他の選曲委員が出しそうにない曲」をリストアップしている(色鉛筆でなかなか減らない色をあえて使う … と同じ方法論ですね)のだが、「こいつはこういう曲ばかりをやりたがる」と思われてしまっているようで、ちょっと思案中。(さすがに私もこんな曲ばかり集めた演奏会は開きたくない …)

というわけでリクエスト募集中。

ちなみに中橋愛生さんの《科戸の鵲巣》は私を含めて複数の人がプッシュしていたのだが、「お家の事情」でどうも出来そうにないのが残念。

今日の積志ウィンドアンサンブル(吹奏楽トップコンサート)

第6回浜松市民文化フェスティバル 吹奏楽トップコンサート

2008年9月28日(日)アクトシティ浜松大ホール

  1. 浜松市中学校選抜吹奏楽団
  2. 浜松市立高等学校
  3. 浜松市立南部中学校
  4. 浜松市立高台中学校
  5. 石川県中学校選抜吹奏楽団
  6. 浜松市立篠原小学校
  7. 浜松日体中学校・高等学校
  8. 浜松市立与進中学校
  9. 積志ウインドアンサンブル
  10. 浜松海の星高等学校

うちのバンドが「トップコンサート」と銘打つ演奏会に出演するのもおこがましいのであるが、「出たい」と言って手を挙げたのであるし、実行委員会の推薦もいただいたので、やはり、それに恥じない演奏をしなければいけないのである。

  • チャールズ・カーター/ラプソディック・エピソード
  • モートン・グールド/アメリカン・サリュート
  • E.E.バーグレイ/行進曲「国民の象徴」

(確か斎藤秀雄さんが言っておられたと記憶しているが)アマチュア演奏の存在意義は「熱意」なのである。アマチュアの拙い演奏に対して時間とお金を差し出してくれる聴衆に応えることができるもの、プロフェッショナルにも決して引けを取らないものは「熱意」以外にないのではないかと思っている。そういった意味で聴衆を満足させる演奏ができたのか、同時に自分自身が満足する演奏ができたのか、できなかったのならそれがどうすればできるのか、をよく考えて欲しい。

他団体をゆっくり聞くことができなかったのだが、東海吹奏楽コンクールで銀賞を受賞したという与進中学校の《科戸の鵲巣》(中橋愛生)、トロンボーンソロをフィーチャーしたNHKテレビドラマ「瞳」のテーマ(中川英二郎)は素晴らしかった。

余談:今年もバンドジャーナル誌の自由曲集計記事を書かせていただくことになったのでデータを鋭意まとめているところなのであるが、《科戸の鵲巣》の爆発的人気はすごい。

今日の積志ウィンドアンサンブル(遠山先生合奏)

9月28日の吹奏楽トップコンサートで客演指揮をお願いしている、日本吹奏楽界の重鎮(と言っていいよな)遠山詠一先生による合奏。例によって話が長いのがアレであるが(笑)、指揮といい、話といい、参考になることが多い。

行進曲は指揮者によっていろいろな解釈があるので、下振りをしていてなかなか「色」をつけにくかったのであるが、遠山先生は短い時間の中にも「こう作りたい」という明確な意図を出されていた。ということで、克服すべき課題ははっきりしたのではないかな。

あと、「全国大会に出る」ということを目標にした上でいろいろな話をされていたので抵抗感を持つ人もいたかも知れない(うちのバンドは基本的に「コンクールに出たくない人」が入団してくる。浜松市内ではそういう住み分けができているのである)が、「自身を高める目標を設定して、それに向かうプロセス」として考えれば、「譜面を暗譜すれば周りの音が聞こえる」とか「全体的には何となくできて聞こえているが、一人一人が吹けていないともう一つ上の段階にはいけない」というのは至極真っ当なアプローチだと思うのである。

「10点満点で2点」らしいので、もうちょっとがんばらないとね。