またまた「おっさんホイホイ」ですか …
昭和41(1966)年に放送された「ウルトラQ」がアメリカのレジェンドフィルムス社の技術でフルカラー化されるそうな。
決してリアルタイムに見た世代ではないのですが、ウルトラシリーズには心惹かれる世代です。「ウルトラQ」は確か中学生くらいの時に地元の放送局で再放送されたので、毎朝6時に早起きして見ました。あとは大学時代にTBSの深夜放送で再放送されたのを友人に頼んで録画してもらったりとか。
「ウルトラQ」に限らないしテレビ番組にも限らないのですが、自分がリアルタイムで見ることができなかった時代への羨望があります。厳密な意味での「ノスタルジー」ではないように思うのですが、何なんでしょうね。
閑話休題。もちろんフルカラー化とはいっても、どれだけ最新技術を駆使しても、そのリアリティーに限界があることは百も承知です。しかし、モノクロをカラーにすることによって、少なくとも私は、また一つ新しい夢を見られると思っています。
あの頃に受けた新鮮なショックを、人生経験を積み重ねたあとに(笑)また味わえるのではないかと、とても期待しています。いや、まじめな話、YouTube の「特報」を見て卒倒しそうになりました。
細かい話ですが … リリースされるボックスにはブルーレイ版とDVD版があって、それぞれモノクロ版とカラー版が両方含まれます。DVDのモノクロ版は以前から出ていた「デジタルウルトラシリーズ」と同じものが使われるようですが、ブルーレイのモノクロ版は新規にリマスターされたものが使われるようです。通常のテレビ放送番組は16mmフィルムで撮影されることが多かったのですが、ウルトラQは劇場用映画と同じ35mmフィルムで撮影されていたので、原盤の画質はかなり高品質です。「デジタルウルトラシリーズ」は16mmフィルムのデジタル化だったのですが、今回は35mm原盤からのデジタル化ということで、実はモノクロ版についてもかなりのグレードアップが期待されます。