月別アーカイブ: 2010年11月

ハンブルガーSV対シュトゥットガルト

今シーズン3回目のサッカー観戦。ホームでのシュトゥットガルト戦。

席は前回よりもさらに前で、ゴール裏の前から9列目。

ちなみにこの席の左側、コーナーポストの後ろあたりが相手サポーターの応援席ブロックになる。それなりに距離があるのでそんなに危険はないと思っていたのだが、お互いに挑発し合ったりしてけっこう緊張した空気が流れている。

試合の方は相手は格下だし、前半の早い時間に一人退場になったし、で、今まで見た試合の中ではいちばん安心して見られた試合だった。4-2で(一応)圧勝。後半から出てきたファンニステルローイのゴールも見られたし。

しかし、そろそろ時期的には限界ですな。午後3時30分の試合開始だったが、すでにその時点で気温は氷点下。防寒装備に加えて膝掛けのフリースまで持って行ったのだが、それでも足下から冷えて来る。しばらくはテレビ(インターネット)観戦になると思います。

マッケラス/イーノ

またまたjpc.deから。

Janacek & Martinu

先ごろ亡くなったイギリス人指揮者サー・チャールズ・マッケラスがチェコのスプラフォン・レーベルに残した全録音(ただしオペラを除く … らしい)が2つのボックスでリリースされた。一つ目はドヴォルザークとスメタナ、二つ目はヤナーチェクとマルチヌーということで、私は二つ目のボックスを買った。

ヤナーチェクについては先日、室内楽とオペラのボックスを買ったのだが、このボックスには管弦楽作品が多く収められている。マッケラスがウィーンフィルを振った《シンフォニエッタ》が今一つだったので、ここで演奏されているチェコ・フィルとの演奏がそれを超えるといいなあ、という期待と、DVDで収録されている《グラゴル・ミサ》の原典版を聴いて(見て?)みたかったのが大きな動機である。

《シンフォニエッタ》。ウィーンフィルとの演奏に比べると、オケが指揮者の言うことを聞いている感じがする。確かにまとまってはいるのだが、この演奏を聞くと、ウィーンフィルとの演奏で気に入らない点だった「オケが暴れている感じ」が逆に個性として聞こえてくる。今のところどっちもどっち、どちらの演奏も及第点だが気に入らないところもある、というところ。もう少し聞きこんでみますかね。

Small Craft On A Milk Sea (WARPCD207)

ブライアン・イーノの新譜。他のアーティストとのコラボレーションはいろいろ買ってきたが、ソロアルバムをリアルタイムで買うのは初めてではなかろうか?

短めの曲が多いので、目の前をさまざまな風景が通り過ぎていく感じ。イーノ自身の解説によると「コンポジションというよりはインプロヴィゼーション」「歌い手は存在せず、語り手も存在せず、聴く者が何を感じるべきかを指し示す案内人も存在しない」ということなので、昔から実践しているサウンド・インスタレーション的なコンセプトに基づいているのかな?

アンビエントっぽい雰囲気の作品から始まって、だんだんリズム的要素の強い曲になり、また最後は静かになっていくという曲構成。使う音の選択にものすごく気を使っていることを思わせる上品なサウンド、特にリズミカルな曲で聞こえるかっこよさがいい感じなのだが、もう少しパトスが欲しい。作品を通して見えるイーノの姿の距離感が中途半端なのがじれったい。以前の作品では、イーノはもうちょっと遠くにいてまったく姿が見えないか、あるいはもうちょっと近くにいてはっきりその思惑が見えていたりしたのだが …

教授の近作とかハービー・ハンコックの近作に感じた「ご隠居」的なソフトな感触(これは褒め言葉ではないです)が、ここでも感じられてしまった。

初雪

  • 日曜日(11/21)時点の長期予報では「週末くらいには降りそうかな?」
  • 月曜日(11/22)時点の長期予報では「予報ほど気温が下がっていないので今週中はもつかな?」

だったのだが、今朝の予報ではいきなり最高気温3℃の予想。そして、ついに午後くらいから粉雪が舞い始めた。

今年の秋は雨がちでなかなか気温が下がらなかったのだが、一気に気温が下がり始めて今週末には真冬日(日中最高気温が0℃以下)になるらしい。

夏タイヤから冬タイヤへの交換は今週の金曜日なんだけどそれまで道路は凍結しないよなあ …

それから、今週の土曜日はサッカー観戦なんだけど寒いだろうなあ …

ホームページ改良に勤しむ

ホームページのリニューアルをしたが、どうもパフォーマンスが気になる。

ローカルな開発環境ではあまり気にならなかったのだが、やはりアクセス数が増えるサーバー環境では少しでも負荷を下げないといけない。

ということで、PHP やら MySQL やらのリファレンスに目を通しながら検索エンジンのチューンアップを行う。

夜中までパソコンに向かいっぱなしで作業していると、そのあとなかなか寝付けない。プログラミングなどいわゆるVDT作業は脳が活性化されてしまうので寝付きにくくなるという話は本当なのだろうか。

ホームページリニューアル

妻も息子も風邪のひきかけで体調が悪かったので、基本的に家の中でゴロゴロ。

昼過ぎに裏のガブリエルくんも遊びに来てくれたのだが、さすがに今日は息子が外遊びするのは無理そうなので「来週遊んでね」ということで遠慮してもらった。

*****

さて、見た目は全くと言っていいほど変わっていませんが、吹奏楽のページをリニューアルしました。データ構造の変更中なのですが、いろいろ提供していただいているデータを早く公開した方がいいと思ったので、折衷的な処理にして何とか動く程度まで作って公開してみました。主な変更点は、

  • 使っているフレームワーク(cakePHP)のバージョンアップ。実は1.2から1.3に移行するために少なからず変更が必要な箇所があるのです。
  • 内部的なデータベース構造の変更。データ量が多くなって来たため、手元のPCからサーバーへアップロードする際の容量制限に引っかかりそうです。そのためデータベースを分離(いわゆる正規化)して全体のサイズを減らせるようにしました。処理速度も少しは早くなっているんじゃないかなあ?
  • データベース構造の変更に伴って、各データについてのURLが変更されています。また今後も変更される可能性があります。大雑把に言うと、いままでテキストで処理していた曲名、作曲家名、団体名などをIDで処理しようとしています。

一部まだ動かない機能があると思いますが、日曜プログラマーゆえ、温かく見守っていただけるとありがたく思います。

今後ともよろしくお願いします。

アクサントゥス4枚組

アクサンチュス・スペシャル・ボックス (Transcriptions 1 & 2: Requiem Sacred Night) (4CD box) [Import from France]

古楽器関連のトピックをつらつらウェブを眺めていたら面白そうなCDボックスを見つけたので、ついポチッと。

フランスで活動している合唱団「アクサントゥス」の4枚のアルバムを集めたボックスである。それぞれに興味ある内容であるし、4枚で20ユーロという価格は万が一気に入らなかった場合にも諦めがつくレベルである。

まず1枚目。クラシックの名曲を無伴奏合唱に編曲したレパートリーである。

目玉はバーバーの《弦楽のためのアダージョ》を作曲者自身が無伴奏合唱に編曲した《アニュス・デイ》と、おそらくはマーラーの全作品の中でもっともロマンティックであろうマーラーの交響曲第5番の第4楽章(原曲はハープと弦楽合奏のみで演奏される)だろう。

前者は原曲も好きだし、この編曲版の存在も知っていたし、以前からちゃんとした演奏を聴いてみたかった作品である。実は吹奏楽選抜大会@浜松で聞いたことがあったのだが、あまり安定しない歌唱だったので …

上のアルバムのコンセプトを引き継いでいる第2弾。

多少はこちらの方が耳にしたことがある曲が多いのかな?いや、そんなことはないか …

バッハの曲に詩篇の言葉を載せるというのが興味深い。

フォーレの《レクイエム》。

レビューを見てみると、このアクサントゥスというグループの声は透明感があるとのことなので、そういった合唱でこの《レクイエム》を聞いてみたかった。伴奏も規模の小さい室内オーケストラ編成ということだし。

DG箱に入っているジュリーニ/フィルハーモニア管の演奏は、オケも合唱も重過ぎるし、独唱のキャサリーン・バトルがいかにもオペラチックで大仰に歌っているので、あまり好きではないのである。

これが古楽器演奏グループ「コンチェルト・ケルン」と共演しているクリスマス・アルバム。

パッヘルベルの《カノン》、バッハの《主よ、人の望みの喜びよ》、グノーの《アヴェ・マリア》、ヘンデルの《ハレルヤ・コーラス》、それから《きよしこの夜》など、いかにもクリスマスらしい作品が収録されている。

全般的には、解釈という名の表現付けは極力避けて、とにかくハーモニーの美しさを追求しようとしているように思える。(例外もある。《アヴェ・マリア》などは表現過多でちょっと聞いていて恥ずかしい)聞きようによっては物足りないのかも知れないが、個人的には音を磨き上げれば磨き上げるほど、音そのものが説得力を持ってくるのだと思う。

だから、これでいいのだ。

ひさびさのだめ

夜中というか明け方というか、そのへんの微妙な時間に目が覚めてしまい、なかなか寝付けなかったので独りでリビングに下りていってゴソゴソ。今さらながらに劇場版「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」の DVD を見ることにした。

のだめカンタービレ 最終楽章 前編 スペシャル・エディション [DVD]

これは「テレビドラマ(全11回)」→スペシャルドラマ「のだめカンタービレ 新春スペシャル in ヨーロッパ(全2回)」の続編ということでいいのか?そういえば「新春スペシャル」はちゃんと見ていないような気がする。前編は帰省のために予約録画ができずに後で友人に借りてダビング、後編は「前編を見てから …」ということで先送りになっていた。

テレビドラマ版は、全11回枠に収めるためか、原作と違う部分がかなりあって楽しめたのだが、この映画版は良くも悪くも原作通り。もちろん細部は省略があったり、多少の改変があったりするのだろうが(原作は日本に置いてきたので忘却の彼方)、大きな展開はほとんど先読み可能。原作を読んでいる私にとっては、登場する主人公が動いて、実際にパリやウィーンが舞台になっていて、実際に音が出てくる、つまり原作が多少リアルになったというだけの印象である。「メディアとしての映画」としてどうか?と言われると、正直映画館まで足を運ぶ気にはなれない。本質的にはコミック→映画とメディアを変えた意味がないと思う。

というわけで本筋とはあまり関係のない印象を。演技とはいえムジークフェラインザールで実際にオーケストラを振るのは気持ちいいだろうな。それからテレビドラマの頃に比べるとかなり指揮はうまくなっていると思う。3拍子の3拍目、あるいは4拍子の4拍目で、体で右腕を引っ張るようなクセ(つまり「指揮者の筋肉」での右上腕部の引き上げが弱いので体を使って引き上げているのかなあ)がちょっと気になりましたが。

使われている音楽について。エルガーの《NIMROD》(エニグマ変奏曲より)は個人的に涙腺が自動的に緩んでしまう曲なので、ああいう場面で使われるとちょっと弱い。それから、後半でドイツ国歌が弦楽で演奏されているのを耳にした。よくよく調べてみるとこのメロディーはハイドンが作曲した弦楽四重奏曲第77番《皇帝》の第2楽章の冒頭のものらしい。この発見が、このDVDを見てのいちばんの収穫かも知れない。

あ、当然のことながら上野樹里の演技力は素晴らしいと思います。

提灯行列

11月11日の聖マルティン祭の前後に行われる提灯行列(ラテルネンツーク)に参加。正確に言うと、隣町クルプンダーのビックバルゲン幼稚園の主催で行われる提灯行列に混ぜてもらうという形になる。この幼稚園と日本人学校の幼稚部は交流があって、お互いに遊びに行き来している。

今日は自宅から車でビックバルゲン幼稚園まで来て、近くに車を停めたのであるが、そういえば以前日本人学校の幼稚園の子供たちはここまで歩いてきたことがあるのだった。すごいなあ。

開始は午後6時。まずは広場のようなところで鼓笛隊の演奏が行われる。確か、ハルステンベックの秋祭りにも参加していた団体で、打楽器とフルート(ピッコロ)が主体の編成である。

その後、この鼓笛隊の先導で行列が行われる。子供たちは幼稚園で作った提灯(とはいっても光源は豆電球)を持って歩く。ドイツの道路は街灯が少ないので道中はかなり暗い。息子は途中で幼稚園の友達を見つけると、その子のところに向かって走り出すのだが、人はかなり多いし、一度見失うと確実に迷子になりそうだ。もっとも、行列のコースを知らないし(とにかく前を歩いている人についていくだけ)土地勘もないので、はぐれたら絶対開始地点に戻れないのは我々も同じなのだが。

そういうわけで、いつ終わるかわからない行列が開始地点に戻ってきたのはおよそ30分くらい経ってからか。いい運動になりました。

マイコーの Behind the Mask

(あ、すでにいろいろなところで公開されていますね …)

アメリカのYMOメーリングリストからの情報。マイケル・ジャクソンのニュー・アルバムに長い間お蔵入りだった《Behind the Mask》が収録される模様。

http://www.cnn.com/2010/SHOWBIZ/Music/11/12/michael.jackson.album/index.html?hpt=Sbin

聖マルティン祭

(やっとブログがまともに動作するようになったか? …)

体調が悪くて会社をお休み。昨日の朝、シャワーをしてからすぐに出社したのが原因かと。

今日が「聖マルティン祭」であるということを息子から教えてもらった。由来は調べていないが、この時期にガチョウを食べたり、例の提灯行列を行ったりするらしい。

ということで、明日は隣町クルプンダーの幼稚園と共同での提灯行列があるのだが、行けるかなあ?