マルタ・アルゲリッチのボックス第2弾「協奏曲編」がamazon.deのマーケットプレイスで安く売られていたので買ってみました。20ユーロちょっとくらい。
Collection 2: The Concerto Recordings
そもそもは第1弾の「ソロ編」が同様に安く売られていたのを見て買ってしまったので、「毒を食らわば …」ということで、こちらも買ってみたのでした。
(ソロ編はおそらく旅行で外出中に配達されたとみられ、現在お隣さんに預かっていただいている状況のようです。)
で、このボックスをつまみ食いで聞いてみました。まずはショパンのピアノ協奏曲第1番と、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番です。
ショパンは1968年の録音で、バックはアバド指揮のロンドンフィル。この時期のアバドはかなりすっきりとした響きを作り出すという印象がありますが、その印象通りの演奏です。アルゲリッチの演奏はかなり細かいところまで表現に気が配られてるといった印象。この曲は特に第1楽章の後半あたりが退屈だなあ、と思っていたのですが、今まで聞いてきた演奏に比べると面白く聞かせてくれます。
一方チャイコフスキーは1970年の録音で、バックはデュトワ/ロイヤル・フィルです。(当時、デュトワとアルゲリッチは夫婦だったのかな?)録音のせいかも知れませんが、上記の演奏とは正反対に、ソロ/伴奏ともに「力任せ」のような荒い音が好きになれません。