キヨシロー追悼ということで、このアルバムを買った。初期のアルバム「初期のRCサクセション」「楽しい夕に」、それから4枚のシングル盤からの編集盤である。ちなみに収録曲はというと、
- キミかわいいね(4枚目シングルのA面)
- シュー(「初期のRCサクセション」)
- 三番目に大事なもの(5枚目シングルのA面、このCDはバージョン違いらしい)
- けむり(5枚目シングルのB面)
- 去年の今頃(「楽しい夕に」)
- 日隈くんの自転車のうしろに乗りなよ(「楽しい夕に」)
- ぼくの自転車のうしろに乗りなよ(「楽しい夕に」)
- ぼくの好きな先生(「初期のRCサクセション」)
- 2時間35分(「初期のRCサクセション」)
- あの娘の悪い噂(「楽しい夕に」)
- 言論の自由(「初期のRCサクセション」)
- イエスタデイをうたって(2枚目シングルのB面)
- どろだらけの海(1枚目シングルのB面)
- あの歌が思い出せない(4枚目シングルのB面)
- エミちゃん おめでとう(「楽しい夕に」)
- メッセージ(「初期のRCサクセション」)
テレビのワイドショーでの報道だと、《スローバラード》《雨上がりの夜空に》《トランジスタ・ラジオ》あたりが代表作として挙げられていて、もちろんそれは否定しないが、個人的にいちばん衝撃を受けたRCのアルバムが、この「ハード・フォーク・サクセション」なのである。
高校時代に付き合っていたRCファンの女の子から借りたのがこのアルバム。(ちなみに、この女の子とは「2時間35分」の長電話をしました(苦笑)。)当時、上記のようなロック寄りのヒット曲しか知らなかった私にとって、このアルバムの1曲目《キミかわいいね》の、かき鳴らされるフォークギターと、少々気持ち悪いファルセットはかなりインパクトがあった。
今にして思えば、毒のある歌詞と純真な歌詞が同居する点と、ロックにもフォークにも属さない独特のスタイルに惹かれたのかなあ、という気がしている。