ええと、「届いたもの」ではなくて「買ったもの」です。
私がCDを物色しているうちに、息子がどこかの棚から見つけてみて「これ、ききたい」と言った。「クラオタ」かつ「鉄ちゃん」というニッチなニッチなマーケット向けの作品か?
クラシック作品(例えば、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタであったり《G線上のアリア》であったり、ベートーヴェンのピアノソナタ《月光》であったり、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲であったり)のフォーマットの中に鉄道に関連する楽曲(例えば《恋の片道切符》であったり《銀河鉄道999》であったり、駅の発着メロディであったり、新幹線の中で流れるチャイム音であったり)をはさみ込むという趣向。
おそらく元ネタを知らないと笑えないのであろうが、我が家ではそこそこ楽しめた。ピアノで弾いた大阪地下鉄御堂筋線の発着メロディで大爆笑している一家というのもどうよ(笑)?音楽だけだと息子も反応しないだろうと思ったが(案の定、無伴奏ヴァイオリンソナタは「つまんない」と言った)、適度に駅アナウンスなどの効果音が挿入されているので楽しめたようだ。
《G線上のアリア》ならぬ《山手線上のアリア》は、《G線上のアリア》の上に山手線上の各駅のメロディがうまく乗っかっている。ボーナストラックでは、そこにゲーム「電車でGo!」シリーズの車掌役でおなじみ(らしい)立川真司さんによるアナウンスが入っている。各駅のメロディがフラッシュバックされる構成が絶妙で、なんか感動してしまった。
ちなみに、息子はこの「電クラ」と一緒に、ちゃんと続編の「電クラ 2」も持って来ていた。買おうかどうしようか思案中。
国内アーティストによるビートルズ・カバー集。発売されるたびに買おうかどうしようか悩んでいたのだが、「赤盤」「青盤」「白盤」がボックス化されて、価格も安くなったし、ボーナスディスクもついたし、ということで買ってみた。ちなみにビートルズのように赤盤が前期、青盤が後期、というわけではなく、赤盤が女性、青盤が男性によるカバーである。白盤はビートルズ解散以降のソロ作品のカバー。
というわけで、ジョン・コリリアーノによる《ボブ・ディランによる7つの詩》が収録されているCD。当たり前であるが、詩が使われている以外にボブ・ディランとの接点は見出せない。コリリアーノの作品として聞かなければいけないのであるが、そんなに聞いているわけではないしなあ …