青い車

今の車(マツダ・ロードスター)の雨漏りがかなり深刻になってきたので、これをモチベーションにして買い替えを検討している。

雨漏りの原因としては、ドアを閉めたときに窓が当たるボディー側のゴムの部分が劣化してきていて窓とボディーの間に隙間ができ、そこから雨が浸入し てくるのが一つ、それから本来なら幌が窓の上にかぶさって屋根のような役割をするはずなのだが、これが劣化して縮んでいるために一つ目の原因である浸入を 助長しているのがもう一つ、と言われた。

第一の原因を解決するためのゴムの交換が2~3万円、これなら90%くらいの症状は直るはずだがそれでも完全ではないらしい。これで直らないとなると幌の全交換。これは20万円くらいかかるということなので、現在の車体評価額以上の出費になる。オープンカーの魅力も捨て難いのだが、ちょっと現実的で はないと思い、別の車を検討しているのである。(このロードスターをディーラーに持って行った時に見た新型ロードスターのハードトップも魅力的なのだが、 さすがにセカンドカーに300万円もかけるわけには …..)

そういうことで、毎週末ちょぼちょぼとディーラーを回って試乗していたわけなのだが、なかなか妻と意見の一致をみない。 それぞれの車について彼女が挙げる利点/欠点と、私が挙げる利点/欠点が全く噛み合わない。 一応の方向性は合わせてあるのだが、「譲れるところ」と「どこまで譲れるか」がそれぞれ違うのである。 車を選ぶということは結局スタイリングとか乗り心地とか性能とか価格とかについて「どこでどの程度妥協するか」ということだと思うのだが、お互いに別々の部分で大きく妥協しなければいけないというのは、所有しても面白くないだろうということで、なかなか結論が出なかったのである。

で、「まあ、今まで見てきた車種の競合車種だし、一応見ておくか」くらいの気持ちで、息子言うところの「青い車」を見に行った。 今のところ、この車がいちばん我々に合っているように思える。 国産車では我々の方向性に合う車がこれしかなかったのかな、というか、あっただけよかった、というか。 息子も結構気に入ったようで(きっと操作ボタンが多いから)「明日からこれ乗る」とか言っている。

さんざん悩んでいても、決まるときには簡単に決まってしまうものなのだなあ。 (まだ契約したわけじゃないけど)

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