ヤマハ吹奏楽団委嘱作品アーカイヴス

ええと、このたび「ヤマハ吹奏楽団委嘱作品アーカイヴス」の企画制作に携わらせていただくことになりました。

これは、ヤマハ吹奏楽団からの委嘱によって作曲された吹奏楽作品を、後世に伝えるべくまとまった形にしておこうという動きから発案されました。 1970年の《ヤマハ・コンチェルト》(ヴァーツラフ・ネリベル)から、1999年の《アルプスの少女》(田村文生)までの35作品を CD 8 枚に収録する予定です。

音源は基本的に初演時の録音を採用します。 《メトセラ》(田中賢)、《かわいい女》(田村文生)などは現在流通している版は初演後に改訂されていますので、初演の録音は貴重な資料となるでしょう。 また、別冊の解説書には初演に寄せた作曲者自身のコメントを掲載するとともに、現代日本音楽に関してもっとも信頼のおける評論家である片山杜秀氏による詳細な解説も掲載します。

ボーナス CD の内容は検討中ですが、ヤマハ吹奏楽団と作曲家のコラボレーションから生まれた貴重なレパートリーを収録する予定です。 林光の編曲によるムソルグスキーの組曲《展覧会の絵》、田中賢が師である尹伊桑の管楽アンサンブル作品を編曲した《無窮動(ムグン・ドン)》、池辺晋一郎 の吹奏楽作品《アマデウスのピアノが聞こえる》、武満徹の《ガーデン・レイン》《デイ・シグナル》《ナイト・シグナル》などを収録予定です。 また、このアーカイヴスのために書き下ろされた新作も収録される予定です。

この CD は頒布という形を取るため、一般の CD ショップでは販売されません。 また事前予約による完全限定生産となります。 申し込み方法は後日このホームページでお知らせする予定ですので、チェックして下さい。

….. まあ、エイプリルフールということで …..

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