今年は覚えていたぞ

昼食時、会社の同期の友人の大学時代の友人が急性肺炎で亡くなったという話題になった。「こうなるとわかっていたら、もっと連絡を取っておけばよかったなあ」という話もしていた。

そんな話をしていたら、大学時代に亡くなった友人のことを思い出した。 命日ははっきり覚えていないのだが(ごめんな、もう20年近く前のことだから …..)、大学 4 年次のオリエンテーションで会話したのが最後だったから 4 月の中旬から下旬にかけてのことだ。

毎年、ことあるごとに思い出しては「あ、もう命日が過ぎちゃったなあ ….. まあ、また来年思い出せばいいや …..」と思って、また次の年も忘れてしまっている、という繰り返しばかりだった。(でも、今年はたぶん一週間ぐらいの誤差だから許してくれよ …..)

人の都合を考えずによく人の部屋に訪ねてきて、他愛もない話をしていた。 ちょうど私の母が私のアパートを訪ねて来ている時に遊びに来て(確か、私はその時不在だった)、「あいつの部屋に女がいたぞ」と振り撒いたこともあった。

そのマイペースぶりに腹が立つことも時々あったが、とても律儀だったし、彼なりに気も使っていてくれたようだった。だから、彼が突然亡くなってし まったときには、当時流行っていた「どうしてできるだけやさしくしなかったのだろう 二度と会えなくなるなら」という歌詞が妙に心に響いた。

自分が思っていた以上に、いろいろなことを覚えていた。 (じゃあ、また来年)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください