パッチギ

自伝大木金太郎 伝説のパッチギ王

年末年始の読書用にと思っていたのだが、どこにも売っておらず、amazon で購入。

力道山の弟子であり、アントニオ猪木やジャイアント馬場の先輩にあたる大木金太郎(本名:キム・イル)が韓国のスポーツ紙に連載していた自伝。残念ながら翻訳版の出版直前に亡くなってしまった。

私がプロレスを楽しんで見ていたのは猪木・馬場の全盛時代だったので、大木金太郎はすでにベテランの域も超えた年齢だったように思う。まさに「老体に鞭打つ」ような感じで一本足頭突きを繰り出すファイトスタイルはユーモラスでもあり哀しくもあった。

本 では、やはり力道山についての記述が多い。いまだに謎に包まれている力道山の死についても触れられている。なので、私がリアルタイムで体験した「その後」 の話はあまり登場しないし、韓国プロレスのための尽力した「さらにその後」も少ない。あまり話したくない時期なのかもしれないが、このあたりについてもう 少し突っ込んだ話が出てくればもっと面白くなったのだろう。全体的には少し淡白。でも読んでよかった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください